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へんてこデッキ紹介その12。

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今回はヴィンテージのデッキ紹介。

製作者は時折こらむに登場するT。
れっきとした常識人ではあるが、
以前にとても不思議なデッキを作成している。
これがそのデッキの1つ。

参考:へんてこデッキ紹介その11。

もしこの前回のデッキについてのこらむを読んでいない方は、
できればそちらを読んでから。

今回は上記の「ノンクリーチャーオースバーン」を改良したもの。
デッキは以下。

-クリーチャー1枚-
1《沸血の巨像/Bloodfire Colossus

-インスタント18枚-
1《Ancestral Recall
1《渦まく知識/Brainstorm
3《稲妻/Lightning Bolt
1《神秘の教示者/Mystical Tutor
3《もみ消し/Stifle
1《白鳥の歌/Swan Song
1《吸血の教示者/Vampiric Tutor
3《突然の衰微/Abrupt Decay
1《直観/Intuition
3《意志の力/Force of Will

-ソーサリー12枚-
1《思案/Ponder
1《悪魔の教示者/Demonic Tutor
2《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing
2《先読み/See Beyond
1《Time Walk
4《這い寄る恐怖/Creeping Chill
1《宝船の巡航/Treasure Cruise

-エンチャント4枚-
4《ドルイドの誓い/Oath of Druids

-アーティファクト7枚-
1《Black Lotus
1《魔力の墓所/Mana Crypt
1《Mox Emerald
1《Mox Jet
1《Mox Pearl
1《Mox Ruby
1《Mox Sapphire

-プレインズウォーカー4枚-
1《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils
2《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns
1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor

-土地14枚-
1《Bayou
1《Taiga
1《Tropical Island
1《Underground Sea
1《Volcanic Island
4《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard
1《霧深い雨林/Misty Rainforest
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn
1《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
1《森/Forest

-サイドボード-
1《力ずく/By Force
2《赤霊破/Red Elemental Blast
2《外科的摘出/Surgical Extraction
3《夏の帳/Veil of Summer
1《心なき召喚/Heartless Summoning
1《巧妙な偶像破壊者、ダレッティ/Daretti, Ingenious Iconoclast
2《活性の力/Force of Vigor
3《虚空の力線/Leyline of the Void

————————
前回のノンクリーチャーオースという一見意味不明なデッキ名と違い、
今回はしっかりクリーチャーが入っている。
入っているのだが、

引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
グリセルブランド/Griselbrand
パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun

などの、
昨今のオースデッキに採用される一般的なクリーチャーは採用されていない。
採用されている生物は《沸血の巨像》。

ナニソレ?という人が多いと思うので、テキストを記載しておこう。


沸血の巨像/Bloodfire Colossus
コスト:6赤赤
クリーチャー 巨人(Giant)
(赤),沸血の巨像を生け贄に捧げる:これは各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ6点のダメージを与える。
6/6
レア

アポカリプスで登場した巨人。
赤マナと生け贄で、すべてのクリーチャーとプレイヤーに6点のダメージ。
トーナメントで活躍したことは一切無い。
アポカリプスが出た当初からのガッカリ巨人さんだ。

起動型能力で自爆、
全体に6点という火力で《禁忌の果樹園》のトークンごと薙ぎ払い、
盤面のリセット+プレイヤーへのダメージを狙う。
その後、再度《禁忌の果樹園》でトークンを再生成することで、
次ターンに《ドルイドの誓い》により再び戦場に出すことができる。
(《ガイアの祝福》でライブラリーは修復可能。)

前回紹介した《這い寄る恐怖》は追放されてしまうため使い捨てだが、
沸血の巨像》は使い回しが可能。

だいたいの動きとしては、
沸血の巨像》の採用により

・《ドルイドの誓い》の能力1回での最大ダメージが18にアップ。
・その後も約2ターンに1回《インフェルノ/Inferno》可能。

という形に変化。
火力性能については十分になったため、
危険因子/Risk Factor》や《火+氷/Fire+Ice》をデッキから抜き、
妨害や除去、ドローサポートを採用。

極論で言えば、
ドルイドの誓い》と《禁忌の果樹園》を出したら、
おおむね相手のライフが0になる。

「《沸血の巨像》が捲れる前にどれだけ多くの《這い寄る恐怖》が捲れるか?」

が重要。

もし《這い寄る恐怖》が捲れる前に《沸血の巨像》が捲れた場合は、6点ダメージのみ。
次に《ドルイドの誓い》を起動した時は、
デッキ内の全ての《這い寄る恐怖》が公開され、
12点のドレインが発生する。
この時、ライブラリーのすべてのカードが墓地に置かれるため、
ガイアの祝福》により《這い寄る恐怖》以外のカードが元に戻る。
以降は毎ターン《沸血の巨像》の能力を起動していけば、
対戦相手が先に倒れる。

「《沸血の巨像》+《這い寄る恐怖》×4」の捲れ方の場合は、
沸血の巨像》の能力を起動することで、
対戦相手に18点。
ついでに自分は6点回復。
(12点回復と6点ダメージで差し引き6点回復。)
相手がフェッチランドを2回も起動していようものなら、
そのままゲームセットである。
そうでなくても相手のライフは2点まで落ち込む。
フェッチランドや《意志の力》などを使っているケースが多い世界なので、
実際には2以下になる事のほうが多い。

ゲーム中に引いてしまった《沸血の巨像》や《這い寄る恐怖》《ガイアの祝福》をライブラリーに戻すため、
先読み》まで採用している。

また、多種多様のレギュレーションでは定番となった《王冠泥棒、オーコ》を採用。


王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns
コスト:1緑青
伝説のプレインズウォーカー オーコ(Oko)
[+2]:食物(Food)トークンを1つ生成する。
(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
[+1]:アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。
それは能力をすべて失い、
基本のパワーとタフネスが3/3の緑の大鹿(Elk)クリーチャーになる。
[-5]:あなたがコントロールしているアーティファクト1つかクリーチャー1体と、
対戦相手がコントロールしていてパワーが3以下のクリーチャー1体を対象とし、
それらのコントロールを交換する。

神話レア

様々なレギュレーションで禁止化が進んでいる、
非常に強力なプレインズウォーカー。

オースデッキの場合、
対戦相手がクリーチャーを出し渋ることが多い。
それを回避するために《禁忌の果樹園》を投入するが、
さらに後押しする形で《王冠泥棒、オーコ》が活躍する。

対戦相手のMoxシリーズなどのアーティファクトを鹿クリーチャーに変えることで、
無理やり《ドルイドの誓い》の条件を満たすのである。
鹿と化したアーティファクトは《沸血の巨像》で破壊されるため一石二鳥。
この能力により、邪魔なアーティファクトにも対応出来ている点も評価が高い。

前回の「ノンクリーチャーオースバーン」を紹介した時は、
ついにKウィルスにでも感染したのか、と思ったものだが、
前回に比べてかなり強化されたデッキになっている。
今後の彼の活躍に期待したいところだ。

ではまた。


EDHデッキ紹介その126(Marwyn, the Nurturer/養育者、マーウィン)

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今回のEDHデッキ紹介は、ドミナリアに収録された伝説のエルフ・ドルイド。


養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer
コスト:2緑
伝説のクリーチャー エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
他のエルフ(Elf)が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、養育者、マーウィンの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(T):養育者、マーウィンのパワーに等しい点数の(緑)を加える。
1/1
レア

ただ場に出すだけでは3マナ1/1と貧弱。
マナ能力はパワーの数だけという成長するの能力と噛み合せ、
かなりの期待が出来る能力。

エルフクリーチャーは低マナのカードが数多く存在するため、
何も考えずにエルフでデッキを固めれば、
このジェネラルを苦も無く、
高パワー、高タフネスのクリーチャーに育てていける。

今回紹介するデッキは、多彩なエルフを軸に
デッキとしての強さを維持しつつ、可能な限りデッキの価格を抑えることを意識してデッキを組んでみた。
お安いデッキの理由がちょっと変わっていて、
店主がお店のカードを整理している時に、
「ホームページにアップされていない在庫」
で組んだものだ。
時々だが、店主はこういう事をする。
そしてそういうデッキを欲しいというお客様に、
デッキをまるごとお売りした事が何度もある。

今回のジェネラルは能力はかなり強い生物だったので、
構築そのものは非常に簡単だった。
「エルフは安く作れる」
という事を体現しているかのような能力だった事も大きい。

デッキは以下。

ジェネラル:《養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer

-クリーチャー 45枚-
嘲るエルフ/Taunting Elf
東屋のエルフ/Arbor Elf
Fyndhorn Elves
クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
エルフの開墾者/Elvish Reclaimer
ボリアルのドルイド/Boreal Druid
エルフの牧人/Elvish Herder
エルフの神秘家/Elvish Mystic
銅角笛の斥候/Copperhorn Scout
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist
心の管理人/Heart Warden
エルフの幻想家/Elvish Visionary
ティタニアの僧侶/Priest of Titania
培養ドルイド/Incubation Druid
森のレインジャー/Sylvan Ranger
ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald
獣呼びの学者/Beastcaller Savant
エルフの部族呼び/Elvish Clancaller
天光を求める者/Seeker of Skybreak
幸運を祈る者/Wellwisher
血統のシャーマン/Bloodline Shaman
花粉光のドルイド/Pollenbright Druid
クウィリーオンの歩哨/Quirion Sentinel
ウッド・エルフ/Wood Elves
森林守りのエルフ/Timberwatch Elf
エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid
進化の賢者/Evolution Sage
ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade
エルフのチャンピオン/Elvish Champion
ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
ラノワールの部族/Llanowar Tribe
再利用の賢者/Reclamation Sage
傲慢な完全者/Imperious Perfect
ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter
刻み角/Manglehorn
生類の侍臣/Vizier of the Menagerie
狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller
リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster
清廉潔白な判事/Immaculate Magistrate
光り葉の将帥、ドゥイネン/Dwynen, Gilt-Leaf Daen
ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth
獣に囁く者/Beast Whisperer
収穫の魂/Soul of the Harvest
始原の賢者/Primordial Sage

-インスタント 5枚-
自然の要求/Nature’s Claim
エメラルドの魔除け/Emerald Charm
石のような強さ/Stony Strength
みなぎる活力/Vitalize
野生語りの帰還/Return of the Wildspeaker

-ソーサリー 5枚-
起源の波/Genesis Wave
調和/Harmonize
巫師の天啓/Shamanic Revelation
集団潜在意識/Collective Unconscious
リシュカーの巧技/Rishkar’s Expertise

-エンチャント 6枚-
賦活/Instill Energy
硬化した鱗/Hardened Scales
繁茂/Wild Growth
エルフの案内/Elvish Guidance
豊穣の力線/Leyline of Abundance
守護者計画/Guardian Project

-アーティファクト 8枚-
頭蓋骨絞め/Skullclamp
太陽の指輪/Sol Ring
エメラルドの大メダル/Emerald Medallion
稲妻のすね当て/Lightning Greaves
速足のブーツ/Swiftfoot Boots
ロナスの碑/Rhonas’s Monument
千年霊薬/Thousand-Year Elixir
パルンズの剣/Sword of the Paruns

-土地 30枚-
ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig
ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium
カーンの拠点/Karn’s Bastion
ワイアウッドの番小屋/Wirewood Lodge
ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx
25《森/Forest
———-

デッキの大部分を占めるクリーチャーのうち、
さらにその大部分をエルフが占めている。
その数なんと40体
(ジェネラル含む。)
ジェネラルのパワー参照で出るマナが変わるので、
エルフのロード系は見つかれば全て採用。

低コストのマナエルフを1ターン目に置ければ、
2ターン目にはジェネラルを出して、
3ターン目からはジェネラルの育成ゲーム。
実際に大展開をしやすいのは4ターン目からで、
状況次第ではジェネラルがパンチ。

花粉光のドルイド/Pollenbright Druid
森林守りのエルフ/Timberwatch Elf
進化の賢者/Evolution Sage

の3枚は思った以上にいい仕事をするのでオススメ。
同様にして《カーンの拠点》も時々面白い仕事をしてくれる。

簡単に構築してあるだけあって、
コンボのような事はあまり出来ないが、
攻撃力はそこそこにあるので全員を素直に殴りに行く。

とはいえ、全くコンボ無しというわけではなく、
アンタップ状態でパワー2以上の《養育者、マーウィン》に
パルンズの剣》が装備されていると無限マナ。


パルンズの剣/Sword of the Paruns
コスト:4
アーティファクト 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーがタップ状態であるかぎり、あなたがコントロールするタップ状態のクリーチャーは+2/+0の修整を受ける。
装備しているクリーチャーがアンタップ状態であるかぎり、あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャーは+0/+2の修整を受ける。
(3):あなたは装備しているクリーチャーをタップまたはアンタップしてもよい。
装備(3)
レア

アンタップを補助する呪文や能力を持ったカードもデッキに入っているので、
上記の条件は、実際に動かしてみると、より容易に満たすことができる。
さすがに緑単では装備品をサーチする方法は無いので、
そこだけはどうにも出来ないが。
無限マナを決めた後は、
起源の波》を大量のマナで撃つでも行けるが、
豊穣の力線》で全クリーチャーを無限強化してパンチでもOK。

このお安いデッキ、EDHを始めるには気楽にスタート出来るデッキでもあり、
ご希望とあらばお売りする事も可能なので、
興味を持った方はお問い合わせを。

ではまた。

【2020年03月15日】パイオニア大会のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・パイオニアトーナメント

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:3月15日(日)
参加費:1,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:パイオニア
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

大会終了後にEDH(統率者戦)の無料参加イベントもあります。
初心者の方にはデッキの貸し出しもしておりますので、ぜひお気軽にご参加ください!

ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com


■交通案内



静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。


■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。


その他の大会予定はこちら

各セット最高のカード・後編

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今回も前編中編に引き続き、
ツイッター質問箱でいただいた下記の質問に答えていく。

——————-

各エキスパンションの最高のカードを教えてください。
α版、β版、アンリミテッドはBlack Lotus
アラビアンナイトはBazaar of Baghdad
アンティキティはMishra’s Workshop
といったところでしょうが、他はいかがでしょうか?

——————-

今回は基本セットやマスターズシリーズや特殊セット。
α版、β版、Unlimitedは前編を参照。


Revised:《Underground Sea
4th:《森の知恵/Sylvan Library
5th:《ネクロポーテンス/Necropotence
6th:《吸血の教示者/Vampiric Tutor

7th:《罠の橋/Ensnaring Bridge
8th:《血染めの月/Blood Moon
9th:《血染めの月/Blood Moon
10th:《世界のるつぼ/Crucible of Worlds

このあたりは再録組。
単純にその基本セット内で一番評価が高そうな1枚を選んだ。
ヴィンテージ、またはレガシーで活躍しているカードがほとんど。
森の知恵》と《血染めの月》は、
昔よりも今の方が評価されている感じだ。


基本セット2010:《悪斬の天使/Baneslayer Angel
基本セット2011:《原始のタイタン/Primeval Titan
基本セット2012:《幻影の像/Phantasmal Image

基本セット2013:《全知/Omniscience
基本セット2014:《若き紅蓮術士/Young Pyromancer
基本セット2015:《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster

マジック・オリジン:《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy
基本セット2019:《破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager
基本セット2020:《死者の原野/Field of the Dead

原始のタイタン》や《全知》は何故作った?と思った。
サーチアンドインプレイ(探して場に出す)と、
コスト踏み倒しは基本的に悪さばかりする。


統率者:《狼狽の嵐/Flusterstorm
統率者2013:《真の名の宿敵/True-Name Nemesis
統率者2014:《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage
統率者2015:《焦熱の合流点/Fiery Confluence

統率者2016:《悪意の大梟/Baleful Strix
統率者2017:《反体制魔道士、ケス/Kess, Dissident Mage
統率者2018:《虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger’s Shadow
統率者2019:《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist

統率者シリーズはレガシー、ヴィンテージを意識しているカードが出るのが面白い。
EDHは大好きでも、レガシー、ヴィンテージで活躍するカードが出る方が嬉しい。
この中だと《悪意の大梟》が一番好き。


モダンマスターズ:《虚空の杯/Chalice of the Void
モダンマスターズ2015:《オパールのモックス/Mox Opal
エターナルマスターズ:《魔力の墓所/Mana Crypt
モダンマスターズ2017:《沸騰する小湖/Scalding Tarn

アイコニックマスターズ:《マナ吸収/Mana Drain
マスターズ25th:《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
アルティメットマスターズ:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil

マスターズシリーズは基本セット同様に再録組。
単純に「ああ、強いねぇ。」というカードが並ぶ。
そしてそういうカードは、
青、黒、アーティファクトに寄りがち。


ポータル:《壊滅/Devastation
ポータル・セカンドエイジ:《時間操作/Temporal Manipulation
ポータル三国志:《伝国の玉璽/Imperial Seal
スターター:《Grim Tutor

壊滅》は独特な1枚。他のカードで同様の効果が一切無い。
ポータルシリーズはカードパワーを抑えめになっているものが多いが、
案外と強いカードが1~2枚転がっているのが面白い。
Grim Tutor》はいまだ和訳されていない強カードの1つ。


コンスピラシー:《ダク・フェイデン/Dack Fayden
コンスピラシー王位争奪:《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest

2つともヴィンテージのエース。
出されただけで投了の「と」の字くらいまでが出そうになる。
どちらか片方が3ターン生きているだけでおおむね大勢が決まる。


バトルボンド:《呪文探求者/Spellseeker
モダンホライゾン:《レンと六番/Wrenn and Six

片方は青いパワー9のうち2枚をサーチ可能で、
片方は2マナ圏最強のプレインズウォーカーの称号。
文句無しに最高クラスのカードだ。

以上、おしまい。
書いているだけで案外と楽しい。
昔のカードから今のカードまでを見直す感じがとても楽しい。
ああ、このセット強かったなぁと思ったり、
やっぱりこのセットは弱いなぁと思ったり。

ではまた。

ヴィンテージデッキ紹介その15。

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ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————

俺はティボルトって者だけど俺も構築戦できればビンテージ辺りに出たいんだけどなんとかなりませんか?

———————

ようし、わかった。
ミスターティボルトよ、お主の願い、
しかと聞き届けた。
このデッキで行くが良い。

-クリーチャー0枚-

-インスタント3枚-
3《輪作/Crop Rotation

-ソーサリー3枚-
3《壌土からの生命/Life from the Loam

-エンチャント4枚-
4《Fastbond

-アーティファクト17枚-
1《Black Lotus
1《Mox Emerald
1《Mox Ruby
2《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
1《三なる宝球/Trinisphere
3《Zuran Orb
4《世界のるつぼ/Crucible of Worlds
4《抵抗の宝球/Sphere of Resistance

-プレインズウォーカー4枚-
4《悪鬼の血脈、ティボルト/Tibalt, the Fiend-Blooded

-土地29枚-
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills
4《Mishra’s Workshop
4《不毛の大地/Wasteland
4《Taiga
2《蛮族のリング/Barbarian Ring
1《Glacial Chasm
1《The Tabernacle at Pendrell Vale

1《Bazaar of Baghdad
1《露天鉱床/Strip Mine
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog

1《地平線の梢/Horizon Canopy
1《裂け岩の扉/Riftstone Portal
1《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire

1《埋没した廃墟/Buried Ruin
1《森/Forest
1《山/Mountain

-サイドボード15枚-
1《カラカス/Karakas
1《イス卿の迷路/Maze of Ith
1《幽霊街/Ghost Quarter
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog
3《暗黒の深部/Dark Depths
4《演劇の舞台/Thespian’s Stage
2《貪欲な罠/Ravenous Trap
2《精神壊しの罠/Mindbreak Trap

デッキの解説に入る前に、
まずは今回質問いただいたミスターティボルトのご紹介させていただこう。

彼は、アヴァシンの帰還にて、マジック初の2マナプレインズウォーカーとして名を馳せ、
灯争大戦にて、満を持して再登場を果たしたナイスガイだ。

そして今回のデッキにて
彼に行使していただく能力は、アヴァシンの帰還にて登場した時のもの。


悪鬼の血脈、ティボルト/Tibalt, the Fiend-Blooded
コスト:赤赤
伝説のプレインズウォーカー ティボルト(Tibalt)
[+1]:カードを1枚引き、その後カードを1枚無作為に選んで捨てる。
[-4]:プレイヤー1人を対象とする。悪鬼の血脈、ティボルトはそのプレイヤーに、
そのプレイヤーの手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
[-6]:ターン終了時まですべてのクリーチャーのコントロールを得る。
それらをアンタップする。それらはターン終了時まで速攻を得る。

神話レア

デッキの動きはこうだ。
まず、
Fastbond》や《Mishra’s Workshop》での軽い展開でスタートを決め、
素早く赤赤を揃え、《悪鬼の血脈、ティボルト》をプレイ。

悪鬼の血脈、ティボルト》の+能力を起動。
デッキの半分は土地、
そして墓地に落ちても構わない《壌土からの生命》が3枚。
墓地の土地は
世界のるつぼ
壌土からの生命
で拾えるので気にしなくて良い。
世界のるつぼ》か《壌土からの生命》どちらかが来れば、
あとは簡単にアドバンテージを稼いでいける。
不毛の大地》や《露天鉱床》と組み合わせるだけで相手がピタリと止まる事もある。

そしてティボルトがさらなる活躍に期待を出来るのが、
Fastbond》の2枚目以降を引いてしまった時だ。
いらないのならティボルト起動で《Fastbond》が落ちれば問題ない。
しっかりとルーティング出来たアドバンテージになる!・・・かもしれない。

加えて、無限コンボもある。

無限コンボのパーツは以下。


世界のるつぼ
Fastbond
Zuran Orb

これだけ揃えれば、
無限マナ、無限ライフが確定。
あとは土地の能力で余裕だ。
蛮族のリング》がスレッショルドしていれば無限ダメージモード。
露天鉱床》があれば土地を全破壊。
露天鉱床》+《三なる宝球》で完全ロック。
地平線の梢》で無限ドロー。
それらを全て揃えるために《悪鬼の血脈、ティボルト》が活躍。
ヴィンテージでこれほどティボルトを活かすデッキは早々作れないと自負する。
ティボルトの+1能力で《壌土からの生命》を発掘出来る点も大きい。
ランダムディスカードで《壌土からの生命》落ちる可能性など気にしてはいけない。
最悪手札1枚からの起動でも50%の確率で《壌土からの生命》が残れば、
そこからは土地3枚回収できっちりアドバンテージがとれる。
一度アドバンテージを稼げれば、
後は楽々。
ティボルトの+1能力やドローステップで《壌土からの生命》発掘。
いくらでもアドバンテージを稼いでいける。
一度や二度《壌土からの生命》が手札から落ちても気にしてはいけない。

また、上述の
世界のるつぼ
Fastbond
に加えて

蛮族のリング
Glacial Chasm
不毛の大地
スレッショルド

の条件でも無限ダメージ。
Glacial Chasm》の能力でダメージは軽減されるので、
蛮族のリング》から赤マナを出して《不毛の大地》で割り、
世界のるつぼ》でセットランドし直す。
この手順で無限マナ。
その後はスレッショルドしているので、
蛮族のリング》を何度も投げつけて無限ダメージ。

それから、デッキに1枚ではあるが、
埋没した廃墟》を採用しているので、
デッキのコンボパーツのアーティファクトは、
墓地に落ちても拾う事が出来る。
Zuran Orb》や《三なる宝球》など、
必要に応じたカードを拾う最後の手段だ。

そして、フィニッシャーとしてティボルトという事も可能だ。
露天鉱床》+《三なる宝球》で完全ロックが決まった場合、
相手は土地を置いたら即割られるうえに、
呪文は唱える事が出来ない。
つまり、手札は増え続けてしまう。
そこでティボルトの-4能力。

[-4]:プレイヤー1人を対象とする。悪鬼の血脈、ティボルトはそのプレイヤーに、
そのプレイヤーの手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。

これを相手に起動し続ければフィニッシュ。
普通は完全ロックが決まったら投了されるけれども。

そして、サイドボードが入る2戦目からは、
ちょっと入れ替えをするだけで、
演劇の舞台》+《暗黒の深部》のコンボが炸裂。
相手が油断しようものなら、
即20/20の一撃必殺パンチ。

なお、このデッキは本当に店主が作り、
しっかりとヴィンテージの対戦をしたデッキだ。
いくつかのヴィンテージと対戦してみたが、
勝率もそれほど悪くはなく、
しっかりとティボルトの能力も活用出来ていた。
というわけで、
質問者様は是非このデッキを使って大会に出るように!

ではまた。

マスク

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今回のお題は《Illusionary Mask》というカード。

アルファから存在し、
Unlimited版までしか刷られていない希少なカードだ。
そして能力は唯一無二。
あまりにその能力が面白く、
これを使いたいと思って購入したほど店主大好きカード。


Illusionary Mask
コスト:2
アーティファクト
(X):あなたはあなたの手札にある、あなたが(X)で支払ったマナのすべてかその一部で、
そのマナ・コストを支払うことができるクリーチャー・カードを選んでもよい。
そうした場合、あなたはそのカードを裏向きの2/2のクリーチャー呪文として、
そのマナ・コスト支払うことなく唱えてもよい。
その呪文が解決することでなったそのクリーチャーは、
それが表向きになっていない状態でそれがダメージを割り振ったり、ダメージを与えたり、
ダメージを与えられたり、タップ状態になる場合、
代わりにそれを表向きにしてダメージを割り振ったり、
ダメージを与えたり、ダメージを与えたり、タップ状態になる。
この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
レア

一見何を書いてあるのかさっぱりわからないカード。
MTGのカードの中で、
「いくら読んでもオリジナルのテキスト部分が、
 一切役に立たないカードランキング」
でおそらく堂々の一位だ。
カードのテキスト欄に書いてある効果と、
現在のルールにおけるこのカードの効果が全く違うのだ。

このカードの印刷時のテキストは以下の通り。

Illusionary Mask
コスト:2
ポリィ・アーティファクト
(X):あなたは対戦相手がそれが何か分からないように
裏向きで召喚呪文(アーティファクトでないクリーチャー呪文)を唱えてもよい。
Xは0を含む任意のマナの量にしてもよい。
クリーチャーの実際の唱えるために必要なコスト(casting cost)を隠して出す。
そのコストは依然と支払わなければいけない。
裏向きのクリーチャーにダメージが与えられる、
もしくはダメージを与える、もしくはタップされると同時に、
あなたはそれを表向きにしなければいけない。

ポリィ・アーティファクトは、
1ターンで何度も起動できる能力を持つアーティファクトのこと。
MTGの最初期にはタップシンボルがなく、
その後タップシンボルが登場したこととルールの改正により、
ポリィ・アーティファクトは「アーティファクト」に統一されている。

この当時のルールでは、
クリーチャーをそのクリーチャーのコスト以上のマナを支払うことで、
他プレイヤーにクリーチャーの情報を隠した状態で唱えることができる。
そのクリーチャーは裏向きで戦場に出る。
そのクリーチャーはダメージ計算やタップの動作を行う際に表向きになる。
裏向きの状態でも、そのクリーチャーは表向きの状態と同じ特性を持つ。
この頃のルールでは、
「場に出たら○○する。」
という能力は誘発していた。
誘発していたから厄介だった。
例えば、《大クラゲ/Man-o’-War》を出して、
対象のクリーチャーをオーナーの手札に戻す場合、
この《Illusionary Mask》で裏向きで出すと、
「そのクリーチャーを対象にします。手札に戻ってください。」
「どうして?」
「どうしてもです。」
となってしまう。
この場合、第三者(ジャッジ)が判断をする事になっていた。

その後、
2007年4月のオラクル更新で、
Illusionary Mask》は以下のテキストに変更されている。

Illusionary Mask
コスト:2
アーティファクト
(X):あなたは、あなたの手札にある点数で見たマナ・コストがX以下である
クリーチャー・カードを1枚、0/1のクリーチャーとして裏向きに戦場に出してもよい。
そのクリーチャーの上に仮面(mask)カウンターをX個置く。
この能力は、あなたがソーサリーをプレイできるときにのみ起動できる。
そのクリーチャーのコントローラーは、
そのクリーチャーを、自分がインスタントを唱えられるときならいつでも、
それからすべての仮面カウンターを取り除くことで表向きにしてもよい。
この効果は、そのクリーチャーが表向きになった場合終了する。

この時点で、「クリーチャー呪文を唱える」のではなく、
「クリーチャーを戦場に出す」に変更されている。
また、それに伴い、能力の起動がソーサリータイミングに定められている。
さらに、裏向きで出たクリーチャーは0/1のクリーチャーとして扱われる。

能力の起動に使用したコストは仮面カウンターで記憶し、
インスタントタイミングでいつでも表向きにできるようになった。
もうこの時点で完全に元のカードのテキストは役に立たない程の改正が行われた。

ところで、このルールの場合、
魔力の導管/Power Conduit》で仮面カウンターを移動させたらどうなるのだろう。
ルール上は問題は無いだろうが、混乱を招く元になる事は間違いない。

そして、現在はこのこらむの冒頭の通りに変更されている。
このルールは約10年程前に変更されて以来、
大きく変更されずに現在に至る。
現在のテキストを以下に再び記載しておこう。

Illusionary Mask
コスト:2
アーティファクト
(X):あなたはあなたの手札にある、あなたが(X)で支払ったマナのすべてかその一部で、
そのマナ・コストを支払うことができるクリーチャー・カードを選んでもよい。
そうした場合、あなたはそのカードを裏向きの2/2のクリーチャー呪文として、そのマナ・コスト支払うことなく唱えてもよい。
その呪文が解決することでなったそのクリーチャーは、
それが表向きになっていない状態でそれがダメージを割り振ったり、ダメージを与えたり、
ダメージを与えられたり、タップ状態になる場合、
代わりにそれを表向きにしてダメージを割り振ったり、
ダメージを与えたり、ダメージを与えたり、タップ状態になる。
この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。

「クリーチャー呪文を唱える」という扱いに戻っているため、打消しが可能になっている。
インスタントタイミングで表向きにできる形から、
ダメージ計算やタップを行う際に表向きになる形に戻っている。
裏向きで出されるクリーチャーは、2/2という扱いに変更されている。
基本的なルールが変異クリーチャーと同じにするための変更なのだろう。
このカードで裏向きにしてプレイしたクリーチャーが変異を持っている場合、
変異をコストを支払って表向きにする事も可能。
その際に変異誘発型能力を持つ場合はその能力は誘発する。

ダメージ計算の際に強制的に表になるので、
2/2とはいえダメージを与える事はまず無い。
ただし、-1/-1カウンターが置かれる場合などは、
以前のように0/1の時との変化がある。

それから、《Illusionary Mask》が戦場を離れたとしても、
裏向きになっているクリーチャーを表向きにする事などは全て問題なく出来る。
このあたりのルールも変異と同じようにしてルールを整頓したかったのだろう。
そして変異クリーチャーと同じく、
ゲーム終了時に裏向きのままだった場合は、
ゲーム終了時に公開する事も義務付けられている。

最初期との違いとしては、以下の通り。
・裏向きの間は、表向きの特性を持たず、裏向きのパーマネントの特性に従う。
・アーティファクトクリーチャーに対しても能力を起動できるようになった。

こうしたルール変更により、

「マスクドレッド」

というコンボが成立するようになった。

1マナ12/12という驚異的な能力を持つ有名なクリーチャー、
ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》を、
このマスクでデメリット無しで出すという方法。


Phyrexian Dreadnought/ファイレクシアン・ドレッドノート
コスト:1
アーティファクト クリーチャー — ドレッドノート(Dreadnought)
トランプル
ファイレクシアン・ドレッドノートが戦場に出たとき、
パワーの合計が12以上になるように好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げないかぎり、
これを生け贄に捧げる。
12/12
レア

ファイレクシアン・ドレッドノートは、
今月のKでおなじみのKが大好きな生物だ。
現在の《Illusionary Mask》のルールならば、
一切のデメリット無しでプレイ可能だ。
裏向きでプレイした際には
「戦場に出たとき」を誘発しないので、
同様にコストが低くて、パワータフネスが大きい、
狩り立てられた恐怖/Hunted Horror》などもこれに適用される。

ちなみに、普通にプレイしようと《Illusionary Mask》で出そうとOKな生物もある。

死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death’s Hunger
というテーロス還魂記のカード。


死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death’s Hunger
コスト:黒赤
伝説のクリーチャー エルダー(Elder) 巨人(Giant)
死の飢えのタイタン、クロクサが戦場に出たとき、
これが脱出していないかぎり、これを生け贄に捧げる。
死の飢えのタイタン、クロクサが戦場に出るか攻撃するたび、
各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨てる。
その後、これにより土地でないカードを捨てなかった各対戦相手はそれぞれ3点のライフを失う。
脱出 – (黒)(黒)(赤)(赤),あなたの墓地から他のカード5枚を追放する。
(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれの脱出コストで唱えてもよい。)
6/6
神話レア

裏向きで出せば場に出た時のメリット部分は消えるが、
脱出で出ていない事での生け贄が発生しない。
普通にプレイした場合はその逆になる。
必要に応じて《Illusionary Mask》で使い分けが出来る珍しいカードだ。

こんな不思議なカードだが、
紆余曲折を経て、
トーナメントでも時々見られるくらいのカードに出世したという事だ。
実際のところは持っている人が少なくて、
滅多に見られないカードではあるが。
注意点としては、

1ターン目、《Mishra’s Workshop》セット、
 タップ、アーティファクトプレイ専用の3マナから《Illusionary Mask》プレイ。
ここまでは問題無いが、
 残ったアーティファクトプレイ専用1マナで
 《Illusionary Mask》の能力で《ファイレクシアン・ドレッドノート》プレイは出来ない。

これは説明不要かもしれないが、
Illusionary Mask》は起動でマナを要求されるため、
アーティファクトプレイ専用マナの《Mishra’s Workshop》のマナでは支払えない。
これが出来たらヴィンテージでも相当強くて面白いのだが、
ルール改正で可能になる事はないだろう。

なお、レガシーのルールが制定された2004年9月20日の時点では禁止、
その後、2010年7月1日に解禁されている。
そのため、ヴィンテージとレガシーの両方でマスクドレッドは構築可能だ。
レガシー制定前、レガシーに相当するレギュレーションがType1.5と呼ばれた頃、

「全員、《Illusionary Mask》を代用で構わないから、
 デッキに4枚投入し、大会をやろう。」

と言って、非公式大会で8人で《Illusionary Mask》祭りをした事がある。
悔やまれる事はこの大会をお酒を飲みながらやらなかった事だけだ。
みんな大笑いしながら色々な生物を裏向きでプレイしていた。
よくもこんな思いつきに8人も集まったものだ。
正確には9人。
ルールが2007年よりも前だったので、
第三者が裏向きカードを確認しなければいけなかったため、
参加者8人+ジャッジ1人の9人が集まったのだった。
世界中でもこんなしょうもない思いつきを実行する人は滅多にいないだろう。

それから、今回このカードでこらむを書く事にはきっかけがあった。

このカード、決して安くはないカードなのだが、
先日とあるお客様から1枚いただいた。
カードの買取を申し込んできて、
「《Illusionary Mask》だけは英宝さんにプレゼントしてください。」
と言ってくださった。

この2020年春、
世界中がコロナウィルスで大騒ぎし、
世界中がマスク不足に陥っている中、
Illusionary Mask》というマスクをプレゼント、
なんと素晴らしいセンスだろうと思った。
もちろんこのカードが大好きな事もあり、
機知に富んだプレゼントである事と合わせて非常に嬉しかった。

そして、この《Illusionary Mask》の絵を描いている人は、
これまた店主大好きカードの最高峰、
Time Walk》を描いているAmy Weberさんだ。

プレゼントしてくださったお客様、
この場にて再度お礼申し上げます。
ありがとうございます!
このカード、言うまでもありませんが、
一生大切にいたします!

ではまた。

再録禁止カードの今後の入手難度

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ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————

再録禁止カードは今後手に入れる難易度が上がってくるでしょうか?

———————

回答だけならシンプルに「YES」で終わりだったのだけれども、
せっかくなので理由をいくつか書いたほうが良いと思った。
今回はその理由と補足説明をのんびりと書いていこう。

もしお時間ある人は、
一度読んだ人でも、

もしもコレクションを手放すなら?その2

も読んでいただければありがたい。

上述のこらむにも書いてあるけれども、

・婚約者が勝手にカードを棄てて婚約破談。
・息子のカードを母親が勝手にヤフオクに出品。
・友人のデッキを借りて、そのままカードショップに売り払った。

といったような事は、
どれも100%本当にあった事と確認はとれていないものの、
実際に話題にならないものが山とあるだろうし、
このこらむの時の原画を棄てられてしまった話からも、
この世に残っている芸術品は結構失われているものは多いだろう。

今を生きる人達は、
「過去の天才が残して失われた芸術品」
が何であったかを知る術なんてほとんど残されていない。
美術の世界では、
「レゾネ」
と呼ばれるものがある。
これはその芸術家だった人の作品集でもあり、
真作と贋作を見分けるための資料として作られている。
しかし、レゾネには人知れず失われた作品は掲載されていない。
当然の事ながら、
一度も見つかっていないものをレゾネに載せられないから。

個人が所有するコレクションというものは、
個人の家族によって失われる場合があるのは、
MtGも美術品も全く変わらない。
そして個人も法人も関係なく、
火災、地震、津波等の災害により失われる事もある。

MtGのカードも全く同じで、
再録禁止カードにだけ目が行ってしまう人が多いのだけれども、
再録禁止カードだけではなく、どんなカードでもそれは同じ。

例えば、高額カードで有名な
精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
というカードは、
これを読んでいる大半の人が知っているはず。

このカードは最初にワールドウェイクで登場。
その後、再録をされているけれども、
ワールドウェイクが再度刷られるわけではないので、
ワールドウェイク版という初版は当然「絶版」になっている。

プロモーションカードに至っても同じ理屈で、
これまた多くの人が知るカードでいこう。

ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》のプロモ版。
これは多くの人に馴染みのあるカードだが、
このプロモ版は当然ながら、
このプロモが発行された時に刷られただけで、
これもまた絶版の扱いだ。

再録禁止カードにはどうしても目がいってしまうけれども、
どんなカードも
「最初にそのセットで登場した」
「限定版のプロモやFoilがある。」
という条件に照らすと、
再録禁止以外のカードでも十分に入手難度が上がってくる。

ましてこれが、
10年、20年という歳月を超えてきたら、
なおさらに入手は難しくなる。

とは言うものの、
再録禁止で入手難度が!
という話題になるものは、
おおむね、トーナメントカードに限った話題と言ってもいい。

これは芸術品とて同じ事。
無名の人の作品がどれだけ失われても誰も気にしない。
ところが、
ひとたび有名になった人や、
既に芸術家の称号を持っている人のものであれば、
多くの人がそれを軽々しくは扱わない。
無名の天才が歴史の中にいただろうけれども、
その作品とその名が後になって掘り起こされるケースは稀だ。

再録禁止の入手難度の話では、
やはりα版、β版、Unlimited版のカードが最も話題となる。
デュアルランドの事まで加えればRevised版も入る。
MtGのα版、β版、Unlimited版の各レアカードは、
3種類のセットを合わせて約2万枚ずつ刷られたと言われている。
仮にこの2万枚が本当であったとして、
そのうちの何割かが既に失われていると考えたほうが良いだろう。
家族に棄てられるケースだけではない。

考えられる事は以前に挙げた事以外でも結構沢山ある。

・価値がわからないままMtGを辞めてしまい、棄ててしまった。
・所有者が死亡して、遺族は価値がわからず棄ててしまった。
・災害に遭って失われた。
・結婚して子供が出来て、子供が破ってしまった。

ここでは多くを触れないでおくけれども、
拡張アートと称してカードの上にインクを乗せる事も、
カードをこの世から失わせる行為である。
あれこれと拡張をやっている人の理屈はあるものの、
そもそも、
「カードに対して人為的にインクを乗せて、
 カードの重さや厚さが変化する事。」
というのはイカサマを疑われる行為になる。


少し話はそれるけれども、
運命のきずな/Nexus of Fate》というカードは、
現状、Foil版しか存在せず、
グランプリ等の大きなトーナメントではジャッジ発行の代用カードが使われている。
大きなトーナメントで通常発行のカードに対して代用カードが発行される事が異常なのだが、
偽物でもなければ手を加えてもいないただのFoilカードがこの状況なので、
大量にインクを乗せたカードなどでトーナメントに出る事は、
十分にイカサマを疑われるリスクになる。
それに、2019年にイカサマを疑われて失格になったプレイヤーは、
スリーブに細工をしたという疑いをかけられていた。
こういう事からも、
自分がそうなりたくないのであれば、
MtGに対して真摯でいたいのであれば、

「瓜田に履を納れず
 李下に冠を正さず」

という諺の意味くらいは知っておくべきだ。
誤解されている方がいるので書いておくが、
自分の好き嫌いで拡張は駄目だと言っているのではない。

さて、お話を戻そう。
様々な理由でカードも芸術品も、
失われてしまう恐れがある事は理解出来たと思う。
α版やβ版、Unlimited版の各レアは現存は何枚なのだろう。
特にこれといった根拠が無いのは申し訳ないのだが、
1割、つまり2000枚程は既に失われているのでは?と思っている。
下手をすれば2割、4000枚程がこの世から消えている可能性もある。

自分が知っている限りで言えば、
友人が所有していた《Mox Ruby》は、
友人の住んでいた家の火災によって1枚失われている。

こういう事がどこかでも起きていると考えたら、
1割ないしは2割は既に消滅していると考えるのは、
何も不思議な事ではないように思える。
今後もこういった事故が起きる事は間違いない。

ついでに言えば、
今MtGをプレイしている人の99%は100年後にだいたいは死んでいる。
残り1%で生き残っている人も100歳超えになるのだから、
いつお迎えが来てもおかしくない年齢だ。
その年齢でMtGをプレイしているのだろうかも疑問だ。
100歳になってもMtGが出来る元気なご老人になれればそれは素晴らしい。
けれども、
200年後なら100%誰も残らない。
余程医学が発達して人間の寿命が200歳以上になれば話は別だが、
普通なら200年後に今の人間は死んでいる。
今、MtGを楽しんでいる全て人達、
自分が死んだ時の事を考えた事があるだろうか?
これは案外と少ないはずだ。
当たり前なのだ。
普通の人は
「どう生きるか?」
を考えている。
店主みたいに
「どう死ぬか?」
と考えている人のほうが少ない。
人というやつは、だいたいなのだが、
生まれてから60歳くらいまでは、
「どう生きるか?」
のほうに目が行く。
死ぬ寸前や定年退職くらいにならないと死について考えない。

あの世にカードを持って行けるのなら話は別だ。
多くのMtGプレイヤーは喜んで持って行くだろう。
最もそれが出来たらこの世にある再録禁止カードが減っていくので、
入手難度はさらに上がる事になるが。
あの世にカードを持っていけるのなら、
この世にある《セラの天使/Serra Angel》の枚数を激減させてやるのだが、
現実問題、あの世にカードは持って行く事は出来ない。

「貴方が死んだ時、
 貴方の所有していた全ての物の所有権が
 貴方以外の誰かに移る。
 もしかしたら棄てられてこの世から消滅する。」

これを考えた事があるだろうか?
実際に誰かが死に、
誰かがそのカード資産を受け取り、
また誰かのもとへ行く。

店主の知っているお客様であり、
友人でもある方に、

「私は既に遺書を書いてある。
 私のカード資産は遺族にどのように分配するかを書いた。
 もし困ったらCardshop Serraに相談する事も伝えてある。」

と言っている人がいる。
これを聞いた時に
この人はすごい!
先々の事を考えている!
と非常に驚いた。

他にも数人、

「(店主よりも)俺の方が先に死んだ場合、
 加藤英宝のもとに全て(カード)を持っていけ。
 悪いようにはしないだろう。」

という旨を家族に伝えている人を知っている。

MtGが生まれて最初の数年、
多分誰もが思わなかった事を、
こうして思うようになっている人が出始めている。
MtG黎明期と言えば、
「MtGはいつまで続くのか?」
が話題の1つだった。

参考:お客様からの質問:MtGはいつまで続くか?
参考:MtGはいつまで続くか?(あれから5年後)

昔はこの文章の意味は、
「いつ終わるんだろう?」
という意味だけだった。
今は同じ文章でも意味が違う。
「MtGは少なくとも自分が生きている間は続くだろう。
 その後どのくらい続くのだろう?」
という意味に変わった。
だからこそ、
自身の死後のMtGを考える人があらわれた。

陳腐な言葉を使わせてもらうと、
「もし絶対という言葉があるのなら、
 それは人間の死亡率だ。」
という言葉がある。
現在地球上で200歳の人はいない。
200年前の人はもう地球上に1人もいない。
200年後でも多分そうだろう。
つまり、現在地球に生存しているMtGプレイヤーは、
いつかの未来で、自分の全てのカード資産の所有権を失う。
(カード資産だけではなく全ての所有権を失うのだが。)
嫌だと言っても、
それが人間の寿命というものだ。
貴方ではない誰かが、
貴方のカードを持つ日が来る時、
貴方と価値観が違う誰かがカードを持つかもしれない。
そうなる時、
カード達はしっかりと誰かに相続されていくのだろうか。
これを考えていくと、
再録禁止カードもそれ以外のカードも、
結構入手難度は上がっていくだろうと思う。

棄てられる事なく、MtGは生き続けて欲しい。
そのためにも皆様、
今、自分の手元にあるカードを大切に!
そして手放す際にも、
未来の人に託す気持ちを忘れずに!
MtGを100年後の未来、200年後の未来に残そう!

ではまた。

PSAとBGSその3。

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PSAとBGSその2。を書いたのは、
今から4年前、2016年の4月だった。

あの時と同じく、
BGS鑑定されたものをPSA鑑定のものにする。
今回は自分の所有しているカードを含めた計10枚。

以前にも書いたが、
BGSの品をPSAの品に鑑定しなおす際に、
かためられたBGSのケースを自分の手で割る必要はない。
鑑定時にPSA社側で変更してくれる。

また、
BGSからPSAにする際に、

「このカードの評価がPSAで○点よりも下になるのなら、
 BGSのまま返却をしてほしい。」

という要望も可能だ。
(何点を下回るのであればBGSのまま返却、の点数は自由に決められる。
ただし、BGSのまま返却することになったとしても、
鑑定したという事実は変わらないので、
費用はそのままかかる)

PSA大好き人間の店主はそんな要望はもちろん出さない。
どんな数字になってもPSAにして、
自分のコレクターとしての知識を深めるほうが良いし、
カードを取り扱うプロとして、
このような変換の結果も勉強の1つだ。

今回PSA鑑定に出した品は以下の通り。

β《Gauntlet of Might》BGS8.5
β《Timetwister》BGS8
β《Underground Sea》BGS8.5
β《Badlands》BGS9
β《弱者の石/Meekstone》BGS9
β《コカトリス/Cockatrice》BGS9
β《Veteran Bodyguard》BGS9
β《狼の血/Aspect of Wolf》BGS8.5
β《Granite Gargoyle》BGS9
ATQ《Candelabra of Tawnos》BGS8

PSA鑑定品でβコンプリートを目指している一部のカードだ。
PSA品が見つからないので仕方なくBGS品を購入して、
それをPSAにかけるというもの。

結果はこのように。

BGS TT and Gauntlet

β《Gauntlet of Might》PSA8
β《Timetwister》PSA6
β《Underground Sea》PSA7
β《Badlands》PSA9
β《弱者の石/Meekstone》PSA8
β《コカトリス/Cockatrice》PSA9
β《Veteran Bodyguard》PSA8
β《狼の血/Aspect of Wolf》PSA8
β《Granite Gargoyle》PSA8
ATQ《Candelabra of Tawnos》PSA7

となった。

BGSを前、PSAを後として、
加点減点を書いてみると、

β《Gauntlet of Might》-0.5点
β《Timetwister》-2点
β《Underground Sea》-1点
β《Badlands》±0点
β《弱者の石/Meekstone》-1点
β《コカトリス/Cockatrice》±0点
β《Veteran Bodyguard》-1点
β《狼の血/Aspect of Wolf》-0.5点
β《Granite Gargoyle》-1点
ATQ《Candelabra of Tawnos》-1点

10枚の合計で8点減点されている。
平均で言えば1枚につき0.8点。
BGS8.5がPSA8になるような0.5点は誤差範囲かもしれないが、
どれを見ても加点が1つも無いという点、
そして、
Timetwister》BGS8にいたってはPSA6。
2点も減点されている。
このβ《Timetwister》BGSをPSAにする際に、
自分の目で確認した時に予想した数字もPSA6だった。
PSA7がついたら御の字?くらいに思っていた。
さすがはPSA、そんなに甘い事は無い。
この結果を見て、
さらにPSAへの信用度は高まった。

とても変な言い方かもしれないが、
自分はこのβ《Timetwister》にPSA6をつけられて、
むしろホッとした。
PSAならその数字をつけてくるだろうと思っていたからだ。

前回のこらむを書いた時から3年、
当然このMTGにたずさわって仕事をしてきて、
何枚ものBGSのカードも見てきたが、
あまりにもBGSの鑑定は不安定だ。
数枚のBGS8のカードを並べると、
明らかにおかしい。
状態があまりにも悪いものがある。
これでどうして8になるのだろう?
と思うものがあるのだ。

3年前の時も2枚のカードが、

BGS8.5→PSA8

と下がっていた。

BGSはケースだけを見れば、
PSAよりも強固に見えるケースに入れてくれる。
けれども、
その鑑定基準は非常に曖昧で、
少々信用性に欠ける。
PSAの数字は少なくとも自分は納得する。
PSAで鑑定されたカードは、
「え?これ8もつくの?」
なんて事を思った事はない。
むしろ逆だ。
「え?なんでこれ7なの?8くらい期待していたのに。」
という事はある。
PSAの鑑定数値はコレクションの厳しさを教えてくれる。
現状、自分の目で確認してきたカード達で、
BGS→PSAにして、
加点された経験は無かったと思う。
こういう点では、PSAのグレーダー(鑑定士)は隙がない。
さすがだなぁと感じている。

時折BGS9.5がPSA10になるという話はあるけれども、
必ずと言えるものではないし、
何よりも大半のBGSはPSAにした場合に下がる事を鑑みると、
この話というより、
全体的にBGSの鑑定の甘さを感じる。

人によっては

・BGSのほうが数値が高くつきやすいから嬉しい。
・BGSのほうがケースが強固な感じで好き。

という人もいるが、
一番大切にすべきは厳しい鑑定眼とその信用だ。
個人的な見解だが、PSAの厳しさこそ世界基準であってほしい。
だいたいにおいて、
「BGSのほうが数値が高くつきやすいから嬉しい。」
なんてものは論外だ。
コレクターをやるならそんな甘いものにすがってどうするのだろう。
厳しい鑑定を乗り越えてきた逸品を求めるのならわかるが、
鑑定基準が曖昧なものはコレクションとしては二流ではないだろか。
それに、
問題なのは数値が高くつく事ではなく、
正確に状態を判別してもらう事と、
正確に真贋を判別してもらう事だ。

今後もBGSを入手する事があったら、
PSAにかけて結果を報告していこうと思う。
ちなみにこれを書いている間に1枚程BGS品を入手した。
何枚かたまった所でPSA鑑定に出す予定だ。

このPSAの、
「他社で鑑定されたものを、
 PSAで鑑定しなおす。」
というサービスはクロスオーバーという。
もしやってみたい方は当店にお問い合わせを。

ではまた。


ヴィンテージのススメ2020

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ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————

最近復帰してスタンダード、モダン、レガシーと楽しく遊んでおり、
これはヴィンテージに手を出そうと決心したのですが
ヴィンテージ参入に際してオススメのデッキ等ありますでしょうか。

———————

素晴らしい。
この質問者の方、
各あるレギュレーションを網羅しそうな勢いでプレイされている。

ヴィンテージはレガシー同様に、
持っている資産次第でどのように参入していくかが、
ある程度が決まる難しいレギュレーション。

この質問者の方が何を持っているかで参入出来るものが決まる。
ある程度持っているのなら、
「好きな色でGO!」
の一言で済むのだけれども。

ひとまず質問者の方の資産はわからないので、
店主の考えを勝手気ままに書いていく事にする。

これからヴィンテージをと思う人は自分がどこに該当する見てみるのもいいかもしれない。

●レガシーは出来るけど、ヴィンテージ特有カードはほぼ持っていない。

レガシーのデッキをちょっと工夫して作ろう。
ちょっと1枚制限のデッキを加えて見るだけでも、
思った以上に戦えるので心配はいらない。
困ったら《意志の力/Force of Will》があればどうにかなる。
困ったら《不毛の大地/Wasteland》があればどうにかなる。

この2つはヴィンテージでも大活躍出来る。
もっと言うとこの2種が4枚あればあとは工夫次第で戦える。

●《Bazaar of Baghdad》を4枚持っている。


とりあえず発掘と書いてあるカードを探して、
ナルコメーバ/Narcomoeba》やら、
黄泉からの橋/Bridge from Below》やら、
血清の粉末/Serum Powder》やらを4枚入れて、
適当に60枚にして、
Bazaar of Baghdad》が来るまでマリガンしよう。
Bazaar of Baghdad》の良いところは、
これさえ4枚買えばヴィンテージに参入出来る事。
最近では土地単のようなデッキを含め、活躍の場が多いのも魅力的。
そしてドレッジデッキもタイプが多いので色々なデッキタイプを試せる事もポイントが高い。

●《Mishra’s Workshop》を4枚とMoxシリーズ5枚は持っている。



制限されているアーティファクトを片っ端からデッキに採用し、
MUDと呼ばれるデッキを作ろう。
別に《Black Lotus》なんて無くてもOK。
Mishra’s Workshop》というカードは、
毎ターン使える《Black Lotus》みたいなものなので、
Black Lotus》が1枚無いだけで作れないようなデッキではない。
モックスが1枚くらい足りなくてもOK。
毎ターン《Mishra’s Workshop》を使う快感に目覚めよ。
このアーティファクト単のデッキも多種多様な作り方があるのでなかなか飽きない事がとにかく大きい。
かけたお金の分だけ楽しめるとも言える店主イチオシのデッキタイプ。
このワクショと略される土地の素晴らしいところは、
「新エキスパンションが出るたびにアーティファクトが増えて、
 その分だけこのカードの可能性に期待出来ること。」
に尽きる。

●パワー9を持っているが上記2種の土地が無い。



修繕/Tinker》と《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》を採用したり、
Time Vault》や《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》を採用したり。
僧院の導師/Monastery Mentor》や《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》を採用したり。
結構なんでもやりたい放題に近い。
お好きな方向にどうぞ。
上記2種の土地が無くとも大会での優勝を狙える資産。
ドルイドの誓い/Oath of Druids》を使ったデッキもアリ。
江村さん(《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》)
Mr.セブンペイ(《グリセルブランド/Griselbrand》)
で相手を圧倒しよう。
このあたりまで資産があると相当な自由度がある。
最近では
「パワー9+デュアルランド+フェッチランド+1枚制限カード+適当にプレインズウォーカー入れて60枚」
という適当構築でもおっそろしく強い。

●パワー9も上記2種の土地もある。





宝石も土地も花も時間も知恵もあるあなた。
(上記の単語が何の事なのかはもうわかるはず。)
あなたは俗に言うブルジョワ層。
好きなだけ好きなデッキを組んで!
れっつえんじょい、まじっく!
適者生存/Survival of the Fittest》を使い、
Bazaar of Baghdad》+パワー9を投入した、
相当にお金のかかるデッキすら組めるのであれば、
最早言う事はない。
デッキという名の札束で人を殴る権利がある層。
同じ層の方々とコレクションの品評会をやるもよし!
ただただ眺めてにやにやするもよし!

●上記で挙げた全てのデッキを構築可能で、
 デッキを作るのに迷う程にカード資産がある。

よし、わかった。
オールドスクールとアルファ40もやろう。

どちらも純正でも良いし、
オールドスクールはCFBルール、
アルファ40ならUnlimitedまで解禁したCSSルールでも良い。
ここまで来られた人なら迷う事はない。
MTG人生を全力で謳歌していただきたい。
この資産を持てる人はおそらく
「MTGアクティブプレイヤー数の上位5%」
の立ち位置までいると思われる。
ここまで来られたのなら、
貴方のMTG人生はほぼ勝ち組だ。
だから
オールドスクールとアルファ40もやろう。

カモン、クレイジー(褒め言葉)な世界へ。

と、ここまで書いて、
読んでいる人達にまず知っておいて欲しい事が1つ。

ヴィンテージやレガシーのプレイヤーの人達は、
誰も彼もがデュアルランドを40枚持っていたり、
意志の力/Force of Will》を4枚持っていたりするわけではない。
何もかも余裕でデッキ構築可能なんて人は、
全体の1割もいない。
ほぼ全てのカードを持っている人というのはまずいない。
それ程にカードの種類がある。
限りなくそれに近い人は全体の0.1%くらいはいるかもしれない。
そういう貴族な人はたぶんこんな条件。

・デュアルランドは10種40枚揃っている。
・レガシーorヴィンテージの主要パーツの大半はある。
・それほどお財布が困窮していないので、
 欲しいと思った足りないカードを買い足す事が可能。

これを満たせる人が全レガシーorヴィンテージプレイヤーの0.1%程度だと思う。
「買い足したいと思ったら買える財力。」
というのは案外と難しい条件だ。
Cardshop Serraのレガシーに来る人や、
各地のレガシーの方に質問をした事があるのだが、
デュアルランドを40枚綺麗に持っている人は案外いなかった。
他のカードでも同様で、

・白単(デス&タックス系)しか持っていない。
・ジャンドしか組めない。
・赤単しか持っていない。
・ショーテルか青赤デルバーしか組めない。
・グリクシスしか組めない。

など、様々だ。

何が言いたいかと言えば、
「みんなそんなもんだから、
 気楽にレガシーやヴィンテージの世界に飛び込んでみよう!」

という事。

レガシーやヴィンテージをやった事の無い人へもう1つ。
スタンダードやモダンしかやった事が無い人、
当然にMTGが好きなはず。
当然にMTGを楽しんでいるはず。
そのMTGの一番広くて深い世界がレガシーとヴィンテージ。
好きで、楽しんでいるMTGの、
一番広くて深い世界がつまらない世界なわけがない。
確かに広くて深い世界に飛び込むには、
お金と勇気が足りない人は多いだろうけれども、
それでも貴方の好きなMTGの世界なのだから、
意を決して飛び込んでみてほしい。
必ずそこには後悔しない世界が待っているはず。

ではまた。

EDHリストのみ紹介その111(Kenrith, the Returned King/帰還した王、ケンリス-投稿デッキ)

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今回のEDHリストのみ紹介は、EDHデッキ投稿より寄稿されたリストをご紹介。

なお、今回寄稿いただいたデッキは、2019年11月に当店が募集を行ったものですが、
当店ウェブページの新カートへの移行などが重なり、公開が遅れておりました。

そのため、デッキリストの大部分はご投稿いただいた当時のものですが、
投稿者であるに「ケーシン」様ご確認いただき、デッキリストの内容を一部変更しております。

「ケーシン」様、この度は大変お待たせしてしまい、申し訳ございません。
また、公開にご協力いただき、誠にありがとうございます。
この場を借りて、お詫びとお礼を申し上げます。

今回のジェネラルはこちら。

帰還した王、ケンリス
帰還した王、ケンリス/Kenrith, the Returned King
コスト:4白
伝説のクリーチャー 人間(Human) 貴族(Noble)
(赤):ターン終了時まで、すべてのクリーチャーはトランプルと速攻を得る。
(1)(緑):クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(2)(白):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは5点のライフを得る。
(3)(青):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚引く。
(4)(黒):墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをオーナーのコントロール下で戦場に出す。
5/5
神話レア

・製作者様ハンドルネーム:「ケーシン」様

・製作者様コメント:
20年振りにマジックの世界に戻りました。
EDHを始めて約半年、色々と手探りで調べ
特殊勝利&無限ターン&無限ライフ&天使増殖して主に回復なデッキです。

デッキは以下。

ジェネラル: 《帰還した王、ケンリス/Kenrith, the Returned King

-クリーチャー 29枚-
極楽鳥/Birds of Paradise
エルフの神秘家/Elvish Mystic
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
領域大工/Realmwright
翼の司教/Bishop of Wings
僧帽地帯のドルイド/Druid of the Cowl
楽園のドルイド/Paradise Druid
時の賢者/Sage of Hours
桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
スカイシュラウドのエルフ/Skyshroud Elf
生命力の天使/Angel of Vitality
護民官の道探し/Civic Wayfinder
エルフの再生者/Elvish Rejuvenator
輝かしい天使/Resplendent Angel
無私の従者/Selfless Squire
豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty
賞罰の天使/Angel of Sanctions
夜明けの天使/Dawning Angel
神盾の天使/Aegis Angel
天使の散兵/Angelic Skirmisher
合成ゴーレム/Composite Golem
フェリダーの君主/Felidar Sovereign
太陽破の天使/Sunblast Angel
勝利の伝令/Victory’s Herald
ノールリッジの裁き人/Arbiter of Knollridge
エメリアの番人/Emeria Shepherd
毅然たる大天使/Resolute Archangel
天空の刃、セファラ/Sephara, Sky’s Blade
セラのアバター/Serra Avatar

-インスタント 8枚-
解呪/Disenchant
悟りの教示者/Enlightened Tutor
神秘の教示者/Mystical Tutor
剣を鍬に/Swords to Plowshares
俗世の教示者/Worldly Tutor
予期/Anticipate
テフェリーの防御/Teferi’s Protection
不死の標/Beacon of Immortality

-ソーサリー 5枚-
遥か見/Farseek
森の占術/Sylvan Scrying
断片の収斂/Shard Convergence
神の怒り/Wrath of God
副陽の接近/Approach of the Second Sun

-エンチャント 4枚-
訓練場/Training Grounds
穢れた療法/Tainted Remedy
天使の協定/Angelic Accord
息詰まる徴税/Smothering Tithe

-アーティファクト 13枚-
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
太陽の指輪/Sol Ring
ディミーアの印鑑/Dimir Signet
オルゾフの印鑑/Orzhov Signet
セレズニアの印鑑/Selesnya Signet
シミックの印鑑/Simic Signet
星のコンパス/Star Compass
彩色の灯籠/Chromatic Lantern
統率者の宝球/Commander’s Sphere
マナ晶洞石/Mana Geode
月銀の槍/Moonsilver Spear
魔力の篭手/Gauntlet of Power
かごの中の太陽/Caged Sun

-プレインズウォーカー 1枚-
群れの力、アジャニ/Ajani, Strength of the Pride

-土地 39枚-
秘儀の聖域/Arcane Sanctum
すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All
統率の塔/Command Tower
崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis
インダサのトライオーム/Indatha Triome
ジャングルの祭殿/Jungle Shrine
ケトリアのトライオーム/Ketria Triome
ラウグリンのトライオーム/Raugrin Triome
断ち割る尖塔/Rupture Spire
野蛮な地/Savage Lands
サヴァイのトライオーム/Savai Triome
海辺の城塞/Seaside Citadel
熾天使の聖域/Seraph Sanctuary
ギルド渡りの遊歩道/Transguild Promenade
ゼイゴスのトライオーム/Zagoth Triome
10《平地/Plains
3《島/Island
2《沼/Swamp
2《山/Mountain
7《森/Forest

《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》 二重ホログラム

EDHリストのみ紹介その112(Rankle, Master of Pranks/悪ふざけの名人、ランクル-投稿デッキ)

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今回のEDHリストのみ紹介は、EDHデッキ投稿より寄稿されたリストをご紹介。

なお、今回寄稿いただいたデッキは、2019年11月に当店が募集を行ったものですが、
当店ウェブページの新カートへの移行などが重なり、公開が遅れておりました。

ご投稿者「今月のK楽しみにしております」様、この度は大変お待たせしてしまい、申し訳ございません。
また、公開にご協力いただき、誠にありがとうございます。
この場を借りて、お詫びとお礼を申し上げます。

今回のジェネラルはこちら。


悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks
コスト:2黒黒
伝説のクリーチャー フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue)
飛行、速攻
悪ふざけの名人、ランクルがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、以下から望む数だけ選ぶ。
・各プレイヤーはそれぞれカード1枚を捨てる。
・各プレイヤーはそれぞれ1点のライフを失いカードを1枚引く。
・各プレイヤーはそれぞれクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
3/3
神話レア

・製作者様ハンドルネーム:「今月のK楽しみにしております」様

・製作者様コメント:
低コストで組める悪ふざけの名人、ランクルの統率者デッキになります。
悪ふざけの名人、ランクルをいかに早くだせるかで盤面制圧力が変わるため、悪ふざけの名人、ランクルを早く出せる作りにしています。
もちろん除去されても回収可能なように、リアニメイトと墓地回収カードも多めに採用しています。

理想は2ターン目までに悪ふざけの名人、ランクルを出し、殴る、能力起動を繰り返します。
変成カードで、地獄界の夢やストリオン共鳴体を探し、より盤面制圧力を高めて殴りきって下さい。
統率者依存のデッキには生け贄能力が刺さりますのでそのまま殴り倒してしまうのもありです。
血なまぐさい結合+極上の血によるお気軽皆殺しコンボも搭載していますのでチャンスがあれば狙ってみて下さい。

本格的に作るなら、マナ加速アーティファクトを増やして、悪ふざけの名人、ランクルをいかに早く出すことを考えればいいと思います。
その次に悪魔の教示者などのサーチカードを増やしてみて下さい。

それではよい統率者ライフを!

デッキは以下。

ジェネラル: 《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks

-クリーチャー 22枚-
ブラッド・ペット/Blood Pet
どぶ骨/Gutterbones
療養所の骸骨/Sanitarium Skeleton
Basal Thrull
ゴキブリの大群/Brood of Cockroaches
悪運尽きた造反者/Doomed Dissenter
真夜中の騎士団/Order of Midnight
組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton
Soldevi Adnate
執拗な死者/Tenacious Dead
ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain
血の臣下/Blood Vassal
無数のゴキブリ/Endless Cockroaches
害毒のヒキガエル/Noxious Toad
ギックスの僧侶/Priest of Gix
ディミーア家の護衛/Dimir House Guard
運命をほぐす者/Fate Unraveler
墓いらずのゾンビ/Gravebane Zombie
精神を刻むもの/Mindslicer
苦心の魔女/Bitterheart Witch
厳格な者、コンラッド卿/Syr Konrad, the Grim
冥界生まれの密集軍/Netherborn Phalanx

-インスタント 8枚-
弱者選別/Culling the Weak
暗黒の儀式/Dark Ritual
汚物の雨/Rain of Filth
忌むべき者の歌/Songs of the Damned
血の戦利品/Spoils of Blood
陰謀団の儀式/Cabal Ritual
引き裂かれた記憶/Shred Memory
その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin

-ソーサリー 12枚-
沸き立つ汚泥/Bubbling Muck
黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith
縫合/Stitch Together
女王への懇願/Beseech the Queen
ディミーアの策謀/Dimir Machinations
骨への血/Blood for Bones
戦慄の復活/Dread Return
時間の恐喝/Temporal Extortion
ゾンビ化/Zombify
脳崩し/Brainspoil
屍術的召喚/Necromantic Summons
悪夢的消滅/Nightmare Unmaking

-エンチャント 10枚-
血の長の昇天/Bloodchief Ascension
死の見張り/Death Watch
動く死体/Animate Dead
死に際の願い/Dying Wish
骨投げ/Casting of Bones
地獄界の夢/Underworld Dreams
墓穴までの契約/Grave Pact
極上の血/Exquisite Blood
血なまぐさい結合/Sanguine Bond
愚者の知恵の呪い/Curse of Fool’s Wisdom

-プレインズウォーカー 1枚-
憎悪に歪む者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Hate-Twisted

-アーティファクト 11枚-
永遠溢れの杯/Everflowing Chalice
太陽の指輪/Sol Ring
炭色のダイアモンド/Charcoal Diamond
呪われたトーテム像/Cursed Totem
友なる石/Fellwar Stone
精神石/Mind Stone
虹色のレンズ/Prismatic Lens
ストリオン共鳴体/Strionic Resonator
アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar
陰極器/Cathodion
テフェリーの細工箱/Teferi’s Puzzle Box

-土地 35枚-
ロークスワイン城/Castle Locthwain
魔女の小屋/Witch’s Cottage
33《沼/Swamp

【2020年06月07日】スタンダード大会のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・スタンダードトーナメント

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:6月7日(日)
参加費:1,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:スタンダード
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染対策の一環として、
大会参加者数をあらかじめ把握するため、
参加をご希望の方は、下記URLより参加予約をお願いいたします。
https://cardshop-serra.com/mtg/products/detail/93581
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ご質問は、担当・張替 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com


■交通案内



静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。


■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。


その他の大会予定はこちら

【2020年06月14日】ヴィンテージ大会のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・ヴィンテージトーナメント

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:6月14日(日)
参加費:2,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:ヴィンテージ
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染対策の一環として、
大会参加者数をあらかじめ把握するため、
参加をご希望の方は、下記URLより参加予約をお願いいたします。
https://cardshop-serra.com/mtg/products/detail/102328
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ご質問は、担当・張替 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com


■交通案内



静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。


■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。


その他の大会予定はこちら

【2020年06月21日】スタンダード大会のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・スタンダードトーナメント

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:6月21日(日)
参加費:1,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:スタンダード
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染対策の一環として、
大会参加者数をあらかじめ把握するため、
参加をご希望の方は、下記URLより参加予約をお願いいたします。
https://cardshop-serra.com/mtg/products/detail/130403
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ご質問は、担当・張替 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com


■交通案内



静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。


■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。


その他の大会予定はこちら

【2020年06月】Friday Night Magic(FNM)のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・Friday Night Magic

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:6月5日(金)
   6月12日(金)
   6月19日(金)
参加費:300円
受付時間:16時30分~19時30分
開始時間:19時30分~
レギュレーション:スタンダード
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染対策の一環として、
大会参加者数をあらかじめ把握するため、
参加をご希望の方は、下記URLより参加予約をお願いいたします。

6月5日(金)
https://cardshop-serra.com/mtg/products/detail/130557

6月12日(金)
https://cardshop-serra.com/mtg/products/detail/130559

6月19日(金)
https://cardshop-serra.com/mtg/products/detail/130560
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ご質問は、担当・張替 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com


■交通案内



静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。


■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。


その他の大会予定はこちら

【2020年06月】EDH交流会のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・EDH交流会

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:6月6日(土)
   6月13日(金)
   6月20日(金)
参加費:無料
レギュレーション:EDH

※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染対策の一環として、
大会参加者数をあらかじめ把握するため、
参加をご希望の方は、下記URLより参加予約をお願いいたします。

6月6日(土)
https://cardshop-serra.com/mtg/products/detail/130562

6月13日(土)
https://cardshop-serra.com/mtg/products/detail/130563

6月20日(土)
https://cardshop-serra.com/mtg/products/detail/130564
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ご質問は、担当・張替 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com


■交通案内



静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。


■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。


その他の大会予定はこちら

【2020年06月】デュエマ 非公認殿堂デュエルのおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・デュエマ 非公認殿堂デュエル

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:6月6日(土)
6月13日(土)
6月20日(土)
6月27日(土)
参加費:無料

※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染対策の一環として、
大会参加者数をあらかじめ把握するため、
参加をご希望の方は、下記URLより参加予約をお願いいたします。

6月6日(土)
https://cardshop-serra.com/dm/products/detail/130566

6月13日(土)
https://cardshop-serra.com/dm/products/detail/130567

6月20日(土)
https://cardshop-serra.com/dm/products/detail/130568

6月27日(土)
https://cardshop-serra.com/dm/products/detail/130569
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ご質問は、担当・張替 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com


■交通案内



静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。


■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。


その他の大会予定はこちら

【2020年06月26日~28日】基本セット2021 プレリリースのおしらせ

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プレリリース参加予約はこちらから

■大会概要

カードショップセラ・基本セット2021 プレリリース

場所:Cardshop Serra (店舗案内

日程:
1回目:6月26日(金) 19:30(18:30 受付開始)
2回目:6月27日(土) 00:00(6月26日(金) 23:00 受付開始)
3回目:6月27日(土) 13:00(12:00 受付開始)
4回目:6月28日(日) 13:00(12:00 受付開始)

参加費:各3,000円

定員:各27名程度(合計108名)

レギュレーション:シールド

試合形式:スイスドロー(最大で3回戦とさせていただきます)

内容:
基本セット2021 ブースターパック×6
日付が印刷されたFoilプロモカード×1
スピンダウン・ライフカウンター×1

賞品:参加者全員に基本セット2021 2パックを進呈します!

日程1回目は、6月26日(金)の19:30から開催いたします!
また、日程2回目は深夜プレリリースです!
当日は深夜営業を行いますので、皆様お誘い合わせの上ご来店ください!

ご質問は、担当・張替 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com


■交通案内



静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。


■お知らせ

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。


初心者向けオススメジェネラル2020

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ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————

初心者におすすめの統率者を5つくらい教えて下さい。
コロナ明けやオンライン対戦で始めようと思ってます。

———————

ということで、

EDH初心者オススメジェネラル2020年版。

まずは第一号。


Marwyn, the Nurturer/養育者、マーウィン
コスト:2緑
伝説のクリーチャー エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
他のエルフ(Elf)が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、
養育者、マーウィンの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(T):養育者、マーウィンのパワーに等しい点数の(緑)を加える。
1/1
レア

デッキの構築方法は簡単。
カード検索エンジンを使えるのがベスト。
指定は、

コスト1~3
クリーチャータイプ:エルフ
色:緑のみ

で検索。
これで引っかかったエルフの中から、
強そうなエルフを適当に放り込み、
森を30枚くらい入れるとデッキ完成!
雑過ぎだろ!
と言われそうなのだが、
本当にこれで結構戦えてしまうのも事実だ。
コスト4以上のエルフでのオススメでは、
獣に囁く者/Beast Whisperer
光り葉の将帥、ドゥイネン/Dwynen, Gilt-Leaf Daen
清廉潔白な判事/Immaculate Magistrate
リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster
トレストの随員/Entourage of Trest
ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya
森の伝書使/Sylvan Messenger
ワイアウッドの媒介者/Wirewood Channeler
自然の伝令、イェヴァ/Yeva, Nature’s Herald
などがあるが、
獣に囁く者》以外はそれほど無理しなくてもOK。
ただ、《清廉潔白な判事》はジェネラルを強化して、
莫大なマナを出す事が出来るので面白さ倍増。
採用して損無しの1枚。
このジェネラルについてはHPでもお安いデッキを紹介しているのでそちらも参考に。

EDHデッキ紹介その126(Marwyn, the Nurturer/養育者、マーウィン)

第二号。


Krenko, Mob Boss/群衆の親分、クレンコ
コスト:2赤赤
伝説のクリーチャー ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)
(T):赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンをX体生成する。
Xは、あなたがコントロールするゴブリンの総数である。
3/3
レア

エルフと並ぶMTG伝統・・・というより、
ファンタジーの世界のお約束生物。
エルフ同様、新セットが出るごとに結構な比率で新しいゴブリンが出る事が多いので、
複数の種類のゴブリンを集めやすいところが利点。
そして何より能力のシンプルさが良い。
「ゴブリン並べて能力を起動しろ!」
と書いてあるようなもの。

山33枚
ゴブリン66枚

でも戦いになるんじゃないかと思うくらい。
さすがにこの比率は試した事が無いけれども。

こちらも検索エンジンで、

コスト1~3
クリーチャータイプ:ゴブリン
色:赤のみ

で検索するだけで相当な数が出てくる。
とはいえ、全体的な性能はエルフのほうが上。
これはエルフの方が各種類のエルフ同士の組み合わせが強いという意味で、
ゴブリンがエルフに劣るという意味ではない。
ゴブリンにはゴブリンの良さと強さがある。
ゴブリンの強さは攻撃力とジェネラルの能力。
とにかく横に並ぶ強さはジェネラルの起動数回で一気に桁違いの数字が並び、
赤の攻撃力強化カードは緑に引けを取らない。
そしてもう1つ。
緑のエルフデッキを揃えるよりも、
赤のゴブリンデッキを揃えるほうが安い。
これも初心者が入る時に十分に大切なところ。
まずやってみようかな?
と思った時にゴブリンは本当に入りやすい程安い。
使いやすさと安定力ならエルフ。
値段と攻撃力で見たらゴブリン。

ここ数年で伝説のゴブリンも数体出ていて、

騒乱の発端、グレンゾ/Grenzo, Havoc Raiser
ブリキ通りの重鎮、クレンコ/Krenko, Tin Street Kingpin
パシャリク・モンス/Pashalik Mons

などはそのまま採用して十分に機能する。

第三号


Djeru, With Eyes Open/目を開いた者、デジェル
コスト:3白白
伝説のクリーチャー 人間(Human) 戦士(Warrior)
警戒
目を開いた者、デジェルが戦場に出たとき、
あなたはあなたのライブラリーからプレインズウォーカー・カード1枚を探してもよい。
そうしたなら、それを公開してあなたの手札に加え、
その後あなたのライブラリーを切り直す。
発生源1つがあなたがコントロールするプレインズウォーカーにダメージを与えるなら、
そのダメージを1点軽減する。
4/3
レア

突然変な生物を選んできたと思った人がいるかもしれない。
いや、自分でもちょっと変な生物選んだかもと思っている。
が、
使った事もあるし、
面白いのだ、この生物。
白単で構築するとなると、
サーチ可能なプレインズウォーカーは白と無色に限られてしまうが、
それでも面白いは面白い。
構築方法も簡単。

・とりあえず白の大破壊呪文を適当に採用!
・マナ加速はとにかくマナアーティファクトに頼ろう!
・持っている白と無色のプレインズウォーカーを全種採用!

これでOK。
必然的にレアカードが増えるところがちょっぴり難点だが、
極端なほど高額なカードは多くないので安心してOK。
ついで程度に《ギデオンの誓い/Oath of Gideon》も採用もアリ。
地味だがゆっくりとアドバンテージをもらえる1枚だ。

ちなみに、
石のような静寂/Stony Silence
安らかなる眠り/Rest in Peace
謙虚/Humility
Moat
法の定め/Rule of Law
盲従/Blind Obedience
などの嫌がらせエンチャントで片っ端から封殺しつつ、
プレインズウォーカーで戦うという方法も面白い。

特にルール変更によって、
同タイププレインズウォーカーでも横に並ぶルールになってからは、
プレインズウォーカーを並べるデッキは面白みが増えている。
神の怒り/Wrath of God》系のカードでクリーチャーをぶっ飛ばし、
何種類ものギデオンやアジャニを並べて戦えるようになった。
白のプレインズウォーカーはスタンダード落ちしているカードに安いものが多いし、
レアは多めになるとはいえ、
神の怒り》系の大破壊呪文も高くない。
気楽に遊ぶなら《目を開いた者、デジェル》も一興と思って使ってみて欲しい。

第四号


Jegantha, the Wellspring/湧き出る源、ジェガンサ
コスト:4(赤/緑)
伝説のクリーチャー エレメンタル(Elemental) 大鹿(Elk)
相棒 ― あなたの開始時のデッキに、マナ・コストに同じマナ・シンボルを2つ以上含むカードが入っていないこと。
(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、あなたは1回のみゲームの外部からこれを唱えてもよい。)
(T):(白)(青)(黒)(赤)(緑)を加える。
このマナは、不特定マナのコストを支払うために使用することはできない。
5/5
レア

初心者さんのために一応説明。
タップして5色1つずつの合計5マナが出せる能力により、
マナシンボルが5種とも存在しているので、
このカードは赤と緑のハイブリッドカードだが、
デッキとしては5色全てが使える。
そしてこのカードを相棒として指定ではなく、
ジェネラルとして使う。
ジェネラルに選ぶ分には相棒の条件など全く関係がない。

この生物のデッキの作り方はある意味では一番簡単。

持っている全てのカードから強いと思うものを片っ端から採用!

というやり方でも問題ない。
いや、実際は多少なりカード相性もあるので、
これだけで言い切るわけにはいかないのだが、
なにせジェネラルの能力で5色全部出せるのだから、
適当に突っ込んでおくだけでも結構戦える。

多少ネタじみているが、
白の夜明けの運び手/Bringer of the White Dawn
青の夜明けの運び手/Bringer of the Blue Dawn
黒の夜明けの運び手/Bringer of the Black Dawn
の3種を採用するのも面白いし、
5色のカードだけではなく、
別に5色の出したマナを必ず使い切らなくてもいいので、
マルチカラーカードをいっぱい採用するだけでも結構面白いデッキになる。
あと何枚ヒットするかはデッキ次第とはいえ、
ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn》を採用するのも1つ。

また、《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》は、
プレイのためのマナコストは無色5だが、
能力の起動コストが2白青黒赤緑なので、
ジェネラルのマナを活かしやすい。

このジェネラルの良いところは、
いくら使用制限のあるマナとはいえ、
出した次のターンには相当なマナ加速になるので、
夢いっぱいのデッキが作れるところ。
やりたい放題のデッキを作ろう。

第五号


Kaalia of the Vast/巨大なるカーリア
コスト:1赤白黒
伝説のクリーチャー 人間(Human) クレリック(Cleric)
飛行
巨大なるカーリアが対戦相手1人に攻撃するたび、
あなたはあなたの手札にある天使(Angel)クリーチャー・カード1枚か
デーモン(Demon)・クリーチャー・カード1枚か
ドラゴン(Dragon)・クリーチャー・カード1枚を、
タップ状態で、その対戦相手を攻撃している状態で戦場に出してもよい。
2/2

コスト踏み倒し系女子。

個人的に一番のオススメはこのカード。
何よりも派手で楽しい。
デッキの作り方も簡単。
お好きな天使、デーモン、ドラゴンを用意して、
あとはマナアーティファクトと土地を入れ、
余った枠は除去系かドロー系をちょいと入れたらデッキ完成。
ジェネラルの能力がコストを踏み倒すので、
とにかく気楽に作れる点は初心者には大きい。
上級者が作っても機能的で面白いデッキを組めるので、
長く長く研究し続けられるデッキでもある。
そして、エルフやゴブリン同様に、
新セットが出るたびに天使、デーモン、ドラゴンも出やすい。
新しい天使達が出るたびにデッキをいじるチャンスがもらえるのが楽しい。

そして、作り方も多彩な方向に出来る。
・天使、デーモン、ドラゴンとにかく強いのを入れる。
・天使だけ。
・デーモンだけ。
・ドラゴンだけ。
・コンボ狙い。
多種多様に考えられる。

注意点はこのジェネラルの能力で生物を出した時、
「カーリアが殴っているプレイヤーを一緒に殴る。」
という事なので、
そのターンだけ、その出した生物は殴る相手を固定される事。
プレインズウォーカーを殴ったり、別のプレイヤーを殴る事は出来ない。
そしてカーリア自身が
「対戦相手を攻撃するたび」
が誘発条件なので、
カーリアがプレインズウォーカーを殴ってしまうと誘発しない。

以上5種のオススメジェネラル2020年版。

EDHをまだプレイした事がない人、
もし良かったらこの5種からEDHデビューを!

ではまた。

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