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【2019年12月08日】プレインズウォーカー・チャンピオンシップのおしらせ

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大会参加予約はこちら




■大会概要

カードショップセラ・プレインズウォーカー・チャンピオンシップ

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:12月8日(日)
参加費:1,000円
参加定員:50人
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:スタンダード(BO1)
※定例大会とルールが異なります。下記内容をよくご確認ください。

賞品:
参加賞:《プテラマンダー/Pteramander》PWCSプロモ
ベスト8賞:《実験の狂乱/Experimental Frenzy》PWCSプロモ
優勝:《ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen》PWCSプロモ


その他パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

Pteramander Experimental Frenzy Vraska, Golgari Queen


※ベスト8賞及び優勝賞品は、

参加人数が50人になった場合に配布します。



・本イベントのルール適用度は「一般」です。
・本イベントのPWP倍率は2倍です。
・本イベントはスタンダードで行われます。(ラヴニカのギルド、ラヴニカの献身、灯争大戦、基本セット2020、エルドレインの王権)
・各ラウンドでのマリガンの際、フリー・マリガンを行った後に通常のマリガンを行います。
・予選ラウンドはスイスドロー形式で最大6回戦行われます。
・予選ラウンドは各ラウンドとも制限時間25分間で、BO1(Best of One:1ゲーム先取したプレイヤーが勝利。サイドボーディングは行わない)で行われます。
・スイスラウンドがすべて終了したのち、上位8名によるシングルエリミネーション形式の決勝ラウンドが行われます。
・予選ラウンドの各試合は、ダイスやコイントスなど無作為の方法によって先攻か後攻かを選びます。決勝ラウンドについても同様です。
・決勝ラウンドは1ゲーム先取したプレイヤーの勝利となります。時間制限はありません。(ただし、プレイヤーはスイスラウンド同様に25分で終わるように試合を進める義務があります。)
・本イベントにおいては、このファクトシートに特に記載のない限り、Magic: The Gathering Tournament Rules(マジック:ザ・ギャザリング イベント規定)およびJudging at Regular Rules Enforcement Level (REL)(一般ルール適用度(REL)用ジャッジ法)が適用されます。 ルールの文書はマジック・ドキュメントセンターでご覧いただけます。
・イベント規定とファクトシートの間で矛盾が生じた場合、ファクトシートの内容が優先されます。
・プレイヤーはライフの総量を記録する方法や、カードスリーブ、および適切なカウンターやトークンをプレイヤー自身で用意する必要があります。

■その他
本イベントはPWCS認定申請中です。認定されましたら再度お知らせいたします。

ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com



■交通案内





静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。



■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。




その他の大会予定はこちら

店主のβのPSA10未所持リスト

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ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————

今日は!β版のPSA10で、まだお持ちでないカードは何でしょうか?
もしお持ちでないPSA10が私物にあったら、お譲りしようかと考えてる次第です。
コラムに持って無いpsa10を書くのも面白いのでは(笑)

———————

βのコンプリートを目指しているなんて、
言った事あっただろうか。
もちろん目指しているのだけれども。

リスト化しただけのこらむになってしまいそうなのだが、
これ、本当にどれか持っている人いるのだろうか。
そして、書き出して思った事は、
持っているPSA10リストを書いたほうが早い程に持っていない。
これだけあるから、
1枚や2枚誰かが持っている可能性はあるか。

誰かから譲っていただく、
または自力で入手する事があったら、
このリストを更新していこう。


—白レア—

動く壁/Animate Wall
ハルマゲドン/Armageddon
天秤/Balance
Blaze of Glory
祝福/Blessing
十字軍/Crusade
Farmstead
孤島の聖域/Island Sanctuary
北の聖騎士/Northern Paladin
現し身/Personal Incarnation
純粋の色/Purelace
ダメージ反転/Reverse Damage
高潔のあかし/Righteousness
サバンナ・ライオン/Savannah Lions
Veteran Bodyguard


—白アンコモン—

黒の護法印/Black Ward
青の護法印/Blue Ward
城壁/Castle
土地の聖別/Consecrate Land
変換/Conversion
緑の護法印/Green Ward
因果応報/Karma
Lance
蘇生/Resurrection
剣を鍬に/Swords to Plowshares
剣の壁/Wall of Swords
白騎士/White Knight
白の護法印/White Ward


—白コモン—

ベナリアの勇士/Benalish Hero
青の防御円/Circle of Protection: Blue
緑の防御円/Circle of Protection: Green
赤の防御円/Circle of Protection: Red
白の防御円/Circle of Protection: White
蘇生の印/Death Ward
解呪/Disenchant
治癒の軟膏/Healing Salve
聖なる鎧/Holy Armor
聖なる力/Holy Strength
メサ・ペガサス/Mesa Pegasus
真珠色の一角獣/Pearled Unicorn
サマイトの癒し手/Samite Healer


—青レア—

Ancestral Recall
Braingeyser
Copy Artifact
魔力奪取/Drain Power
アトランティスの王/Lord of Atlantis
魔法改竄/Magical Hack
マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn
枯渇/Mana Short
海賊船/Pirate Ship
臨機応変/Sleight of Mind
停滞/Stasis
Timetwister
Vesuvan Doppelganger
噴火/Volcanic Eruption


—青アンコモン—

動く秘宝/Animate Artifact
対抗呪文/Counterspell
フィードバック/Feedback
生命のタップ/Lifetap
幻影の軍団/Phantasmal Forces
幻影獣/Phantom Monster
心霊破/Psionic Blast
セイレーンの呼び声/Siren’s Call
秘宝奪取/Steal Artifact
大気の壁/Wall of Air
水の壁/Wall of Water


—青コモン—

青霊破/Blue Elemental Blast
魂の鎖/Creature Bond
飛行/Flight
不可視/Invisibility
ジャンプ/Jump
真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Trident
幻影の地/Phantasmal Terrain
魔力漏出/Power Leak
魔力消沈/Power Sink
放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer
地の毒/Psychic Venom
大海蛇/Sea Serpent
呪文破/Spell Blast
ぐるぐる/Twiddle
送還/Unsummon


—黒レア—

不吉の月/Bad Moon
Contract from Below
Darkpact
死の色/Deathlace
Demonic Attorney
奈落の王/Lord of the Pit
精神錯乱/Mind Twist
冥界の影/Nether Shadow
夢魔/Nightmare
凄腕の暗殺者/Royal Assassin
歪んだ秘宝/Warp Artifact
鬼火/Will-o’-the-Wisp
Word of Command
ゾンビ使い/Zombie Master


—黒アンコモン—

動く死体/Animate Dead
黒騎士/Black Knight
沼の悪霊/Bog Wraith
呪われた地/Cursed Land
死の掌握/Deathgrip
悪魔の教示者/Demonic Tutor
邪悪の気配/Evil Presence
憂鬱/Gloom
惑乱の死霊/Hypnotic Specter
Nettling Imp
食屍鬼/Scavenging Ghoul
身代わり/Simulacrum
骨の壁/Wall of Bone


—黒コモン—

蠢く骸骨/Drudge Skeletons
畏怖/Fear
凍てつく影/Frozen Shade
彼方からの雄叫び/Howl from Beyond
麻痺/Paralyze
黒死病/Pestilence
スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies
恐怖/Terror
邪悪なる力/Unholy Strength
衰弱/Weakness


—赤レア—

混沌の色/Chaoslace
地震/Earthquake
Fork
ゴブリンの王/Goblin King
Granite Gargoyle
魔力のとげ/Manabarbs
魔力の奔流/Power Surge
Raging River
Roc of Kher Ridges
Rock Hydra
Sedge Troll
煙幕/Smoke
Two-Headed Giant of Foriys


—赤アンコモン—

穴掘り/Burrowing
チビ・ドラゴン/Dragon Whelp
ドワーフ爆破作業班/Dwarven Demolition Team
大地の精霊/Earth Elemental
炎の精霊/Fire Elemental
野火/Flashfires
ゴブリン気球部隊/Goblin Balloon Brigade
ケルドの大将軍/Keldon Warlord
オーク弩弓隊/Orcish Artillery
オークの軍旗/Orcish Oriflamme
石巨人/Stone Giant
トンネル/Tunnel
ウスデン・トロール/Uthden Troll
炎の壁/Wall of Fire
石の壁/Wall of Stone


—赤コモン—

分解/Disintegrate
ドワーフ戦士団/Dwarven Warriors
Earthbind
False Orders
炎のブレス/Firebreathing
丘巨人/Hill Giant
ハールーン・ミノタウルス/Hurloon Minotaur
鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs
モンスのゴブリン略奪隊/Mons’s Goblin Raiders
粉砕/Shatter
石の雨/Stone Rain


—緑レア—

狼の血/Aspect of Wolf
極楽鳥/Birds of Paradise
コカトリス/Cockatrice
エルフの射手/Elvish Archers
Fastbond
キノコザウルス/Fungusaur
Kudzu
生命の色/Lifelace
生きている大地/Living Lands
Natural Selection
森林狼/Timber Wolves
新緑の女魔術師/Verduran Enchantress
蜘蛛の巣/Web


—緑アンコモン—

狂暴化/Berserk
Camouflage
チャネル/Channel
ハリケーン/Hurricane
Ice Storm
賦活/Instill Energy
草原のドルイド僧/Ley Druid
生の躍動/Lifeforce
寄せ餌/Lure
新たな芽吹き/Regrowth
茂みのバジリスク/Thicket Basilisk
津波/Tsunami
茨の壁/Wall of Brambles
氷の壁/Wall of Ice
放浪熱/Wanderlust


—緑コモン—

大喰らいのワーム/Craw Wurm
濃霧/Fog
大蜘蛛/Giant Spider
灰色熊/Grizzly Bears
鉄の根の樹人族/Ironroot Treefolk
シャノーディンのドライアド/Shanodin Dryads
平穏/Tranquility
木の壁/Wall of Wood
ウォー・マンモス/War Mammoth


—茶レア—

ミシュラのアンク/Ankh of Mishra
Black Lotus
Chaos Orb
機械仕掛けの獣/Clockwork Beast
不明の卵/Dingus Egg
破裂の王笏/Disrupting Scepter
Forcefield
Gauntlet of Might
チャザックの兜/Helm of Chatzuk
吠えたける鉱山/Howling Mine
Illusionary Mask
翡翠のモノリス/Jade Monolith
ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome
コーマスの鐘/Kormus Bell
魔力の櫃/Mana Vault
弱者の石/Meekstone
ウルザの色眼鏡/Sunglasses of Urza
蜂の巣/The Hive
冬の宝珠/Winter Orb


—茶アンコモン—

玄武岩のモノリス/Basalt Monolith
黒の万力/Black Vise
天界のプリズム/Celestial Prism
保護器/Conservator
銅のタブレット/Copper Tablet
水晶のロッド/Crystal Rod
ウルザの眼鏡/Glasses of Urza
氷の干渉器/Icy Manipulator
鉄の星/Iron Star
象牙の杯/Ivory Cup
翡翠像/Jade Statue
巨大戦車/Juggernaut
レンの書庫/Library of Leng
Living Wall
黒曜石のゴーレム/Obsianus Golem
破滅のロッド/Rod of Ruin
魂の網/Soul Net
骨の玉座/Throne of Bone
森の宝球/Wooden Sphere


—土地レア—

Badlands
Bayou
Plateau
Scrubland
Tropical Island
Volcanic Island


—土地コモン—

平地/Plains》 (Light)
平地/Plains》 (Little Trees)
平地/Plains》 (Dark)
島/Island》 (Blue)
島/Island》 (Yellow)
島/Island》 (Red)
沼/Swamp》 (Brown)
沼/Swamp》 (A branch)
沼/Swamp》 (Two branches)
山/Mountain》 (BlueMt)
山/Mountain》 (RedMt)
山/Mountain》 (GrayMt)
森/Forest》 (Flowers and Path)
森/Forest》 (Dark Tree)
森/Forest》 (Green Rocks)

———————

Karma Darkpact

このリストの中で、
調べた限りでは

β《因果応報
β《Darkpact


は世界にPSA10が存在しない。
PSA9はある。
因果応報》は印刷のズレがひどく、
おそらくPSA10がつかないのだと思う。
Darkpact》はそれほど多く見たことがないのでわからない。
が、PSA10がついていないカードには、
おおむね初期の状態での問題でPSA10がつかない。

他のカードは最低1枚はPSA10が存在している。
世界にPSA10が1枚しか存在しないカードもある。

β《水晶のロッド
β《ケルドの大将軍
β《緑の護法印
β《黒の護法印
β《魔法改竄
β《放浪熱
β《Sedge Troll
β《石巨人


は世界に1枚らしい。
トーナメントカードではないからみんなあまり鑑定しないからなのか、
それともこいつらは全然PSA10がつかないカードなのかはわからない。
PSA9さえ入手が難しいものもある。

金額的難易度で言えば、

Black Lotus
Ancestral Recall
Timetwister


の3枚。
β《Black Lotus》PSA10はいつか欲しいとは思うものの、
果たして手に入れる機会なんてあるのだろうか。
β《Timetwister》PSA10は世界に5枚らしいので、
これも入手が難しそうだ。
多分日本に1枚も無い。

言うまでも無いけれども、
セラの天使/Serra Angel》はPSA10が何枚あっても構わない。
いやPSA9でもPSA8でも喜んで。

というわけで、
この無謀なコレクションの道のり、
店主、βでPSAコンプリートを目指して頑張ります!
PSA10の品を譲ってくれる方いましたら是非ご連絡を!

因果応報
Darkpact
の2枚はPSA9を募集!

ついでにPSA鑑定されていなくても構わない・・・というか、
アルファ・フォーティ用に欲しいので、

α《天秤
α《Wheel of Fortune
α《太陽の指輪/Sol Ring
α《稲妻/Lightning Bolt
α《Plateau


の5種も同時募集!
αは状態問わず!

ではまた。

EDHリストのみ紹介その110(Emry, Lurker of the Loch/湖に潜む者、エムリー-投稿デッキ)

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今回のEDHリストのみ紹介は、EDHデッキ投稿より寄稿されたリストをご紹介。
今回のジェネラルはこちら。

湖に潜む者、エムリー
湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch
コスト:2青
伝説のクリーチャー マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
この呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールしているアーティファクト1つにつき(1)少なくなる。
湖に潜む者、エムリーが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚、あなたの墓地に置く。
(T):あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。このターン、あなたはそのカードを唱えてもよい。(そのコストは支払う必要がある。タイミングのルールも依然として適用される。)
1/2
レア

・製作者様ハンドルネーム:「Catwill」様

・製作者様コメント:
特殊勝利がメインの勝ち手段になるように組んでみました。
・勝ち手段① 《機械化製法
適当なアーティファクトに機械化製法を貼った上で8ターンも待っていられないので、他のトークンで条件を満たして特殊勝利します。
飛行機械の諜報網》や《効率的構築》、《召喚基地》などでトークンを揃えましょう。
 ・勝ち手段①’ 殴打
 大量に出てくるトークンで、危険な相手を速攻で倒します。自分以外の青使いは絶滅させましょう。
・勝ち手段② 《ミラディン包囲戦
包囲戦のファイレクシア側の効果で特殊勝利を狙います。
エムリーや《写本裁断機》、《終わりなき時計》などで墓地を肥やすだけなので、最も安定して勝利を狙えます。
・勝ち手段③ 《研究室の偏執狂
包囲戦と同じ要領で自分のライブラリーを削りきってください。主に《虚空の力線》・《安らかなる眠り》などの墓地対策を張られたときに狙います。

エムリーと裁断機で墓地から何度でも勝ち手段を回収できるため、全力でライブラリーを削れます。

特殊勝利の快感を味わったことがない方へ捧げます。


デッキは以下。

ジェネラル: 《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch

-クリーチャー 25枚-
メムナイト/Memnite
羽ばたき飛行機械/Ornithopter
主任技師/Chief Engineer
通路の監視者/Corridor Monitor
エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor
マイアの回収者/Myr Retriever
謎鍛冶/Riddlesmith
銀のマイア/Silver Myr
陰極器/Cathodion
ガラクタ潜り/Junk Diver
研究室の偏執狂/Laboratory Maniac
ミラディン人のスパイ/Mirran Spy
パラジウムのマイア/Palladium Myr
やっかい児/Pestermite
練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist
屑鉄さらい/Scrap Trawler
捧げ物の魔道士/Tribute Mage
粗石の魔道士/Trinket Mage
戦利品の魔道士/Trophy Mage
賢いなりすまし/Clever Impersonator
ドロスの蠍/Dross Scorpion
ジョイラの使い魔/Jhoira’s Familiar
チャクラムの受け手/Chakram Retriever
鋼のヘルカイト/Steel Hellkite
金属製の巨像/Metalwork Colossus

-インスタント 9枚-
渦まく知識/Brainstorm
対抗呪文/Counterspell
軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
劇的な逆転/Dramatic Reversal
否認/Negate
冷静な反論/Stoic Rebuttal
知識の渇望/Thirst for Knowledge
嘘か真か/Fact or Fiction
手慣れた複製/Masterful Replication

-ソーサリー 2枚-
機械と共に/One with the Machine
物読み/Thoughtcast

-エンチャント 7枚-
水没した秘密/Drowned Secrets
ミラディン包囲戦/Mirrodin Besieged
鏡細工/Mirrormade
効率的構築/Efficient Construction
予期の力線/Leyline of Anticipation
機械化製法/Mechanized Production
飛行機械の諜報網/Thopter Spy Network

-アーティファクト 22枚-
ギックスのかぎ爪/Claws of Gix
上天の呪文爆弾/Aether Spellbomb
アシュノッドの人体改造器/Ashnod’s Transmogrant
写本裁断機/Codex Shredder
多用途の鍵/Manifold Key
改革派の地図/Renegade Map
太陽の指輪/Sol Ring
テラリオン/Terrarion
背骨のワンド/Wand of Vertebrae
旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble
魔法の井戸/Witching Well
胆液の水源/Ichor Wellspring
終わりなき時計/Perpetual Timepiece
空色のダイアモンド/Sky Diamond
速足のブーツ/Swiftfoot Boots
世界のるつぼ/Crucible of Worlds
ゴーレムの鋳造所/Golem Foundry
迷惑エンジン/Nuisance Engine
前兆の時計/Clock of Omens
神秘の炉/Mystic Forge
ゴンティの霊気心臓/Gonti’s Aether Heart
召喚基地/Summoning Station

-プレインズウォーカー 1枚-
工匠の達人、テゼレット/Tezzeret, Artifice Master

-土地 33枚-
ヴァントレス城/Castle Vantress
ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
ハリマーの深み/Halimar Depths
発明博覧会/Inventors’ Fair
孤立した砂州/Lonely Sandbar
水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge
Mishra’s Workshop
雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds
聖遺の塔/Reliquary Tower
教議会の座席/Seat of the Synod
見捨てられた神々の神殿/Shrine of the Forsaken Gods
露天鉱床/Strip Mine
邪神の寺院/Temple of the False God
ウルザの鉱山/Urza’s Mine
ウルザの塔/Urza’s Power Plant
ウルザの魔力炉/Urza’s Tower
17《島/Island

コレクター道21

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今回は、既に知っている人もいるお話。

【TCG】時価100万円!? 社長同士が本気でトレードしてみた CEO vs CEO MTG Trading
(リンク先はYouTubeです)


この動画について。

なんだかんだでこの1年で、
随分とトモハッピー動画に出演している店主。

定期的にお互いにちょいちょいと連絡をして、
日が合うと撮影しましょうという話になってきたこの1年。

今回の入手品はこれ。

Icy Manipulator
β版の《氷の干渉器/Icy Manipulator》PSA10。

以前の動画で、
友晴さんがβの開封をした際に出たカード。
見た時に、
「これはPSA10期待出来るのでは?」
と思った1枚だった。
加えて自分が持っていない品だったので、
「これ、もしPSA鑑定して、
 良い結果だったら一報いただけますか?」
と言っておいたら、
見事にPSA10がついて、
友晴さんが来店してくれたという次第。

友晴さんがせっかくなので、
譲るところを撮りたいという事で、
二人のやりとりを。

ベータ版《氷の干渉器》PSA10を確認した店主。
そのまま懐に入れる。

友「あれ どこ行くんですか・・・?」


英「お疲れ様です!お疲れ様です!」


友「え、何なんですか・・・?(笑)」

英「これ、誕生日プレゼントですか?」

友「違います!誕生日プレゼントはこの間あげました。」


英「誕生日プレゼントですか!?」


友「英宝さんが」


英「誕生日プレゼントですか!?」


友「違います!オウムみたいになるのやめてください!(笑)」



とこんな感じ。

β《氷の干渉器》は

PSA10:世界に7枚
PSA9:世界に24枚
PSA8.5:世界に1枚
PSA8:世界に19枚

上位はこんな分布になっている。
かなりの年月は経っているとはいえ、
開封したてのカードにはPSA10チャンスがある。
世界に6枚だったものが7枚になったのは素晴らしい。
そして、
これでまた「PSA10でβコンプリート」に一歩近づいた。
道が長すぎるけれども。

実際には、
お店の在庫であったアライアンスを店主が実費で支払い、
友晴さんのβ《氷の干渉器》PSA10と交換した形。
間違ってもお店の在庫を勝手にトレードしたわけではないので、
そこは誤解しないように。
自分のコレクションと仕事は別でございます。

この最初の《氷の干渉器》は、
セラの天使/Serra Angel》を描いているDouglas Shulerさんの絵。
そういう理由からもこのカードのPSA10が入手出来たのは非常に嬉しかった。

譲ってくださった友晴さんには、
この場でもお礼を言いたいと思います。
友晴さん、ありがとうございます!

ではまた。

アルファ・フォーティデッキ紹介その1。

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今回のデッキ紹介はなんとアルファ・フォーティ。

MTGのルールの中でも狂気の沙汰としか思えない遊び方。

詳しいルールを知りたい方は以下へ。

note:α40(アルファフォーティ)について


店主のデッキを知りたい方は以下へ。

note:アルファ・フォーティをやってみた。


遊び方をシンプルに書くと、

・禁止も枚数制限も無い(4枚制限すらない。)40枚デッキ作れ。
・ただし全部のカードはα版だけだ、それ以外は許さん。


これでおしまい。
MTGプレイヤーの99.9%がやりそうに無い遊び方。

「せっかくの狂気の世界を楽しまない理由はない!」
と考える狂気の店主なので、
周囲の友人にやろうと言ってみたら、


「無理。」


の二文字で帰ってきた。
当たり前だと思ったので、

「俺は全部αで組む。
 みんなはハンディをつける。
 みんなはUnlimited版までOKにしたらどう?」


と言ってみた。
そしたらかなりの人がOKを出してくれた。
気合の入っている人は次の日にはデッキを用意していた。

オールドスクールにCFBルールがあるように、
アルファ・フォーティはCardshop Serraルールという事で、

「アルファ・フォーティのデッキをUnlimited版まで許可。
 当然、α版には存在しない、
 《黒の防御円/Circle of Protection: Black》
 《Volcanic Island》
 の2枚は禁止。」

で大会をやる事にした。
Card Shop Serra
の頭文字をとって「CSSルール」と仮名をつけた。
たぶんこのくらいまで解禁すれば、
MTGプレイヤーの99.9%がやらない遊びから、
99%くらいにはなる・・・はず・・・。
なる・・・といいな・・・。

そして、大会当日。
店主以外でアルファ・フォーティのデッキを、
本当にα版だけで組んできた猛者がいた。
基本土地まで完全純正である。

今回はその人のデッキを紹介したい。

Alpha40_Psychic Venom

-クリーチャー1枚-
1《マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn

-インスタント10枚-
2《送還/Unsummon
3《ぐるぐる/Twiddle
4《魔力消沈/Power Sink
1《対抗呪文/Counterspell

-エンチャント9枚-
7《地の毒/Psychic Venom
2《支配魔法/Control Magic

-アーティファクト5枚-
1《太陽の指輪/Sol Ring
4《氷の干渉器/Icy Manipulator

-土地15枚-
15《島/Island

なんと、青単。
デッキも驚きの内容だ。

メインのダメージソースがすごい。
地の毒》だ。
ナニコレ?という人が多そうなので、
説明を入れよう。

Psychic Venom
Psychic Venom/地の毒
コスト:1青
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(土地)
エンチャントされている土地がタップ状態になるたび、
地の毒はその土地のコントローラーに2点のダメージを与える。
コモン

相手の土地にくっつけて嫌がらせをするカードだ。
基本セットに結構長い間再録されたカードだが、
使われる事はほとんど無かったカード。
それがなんと、
メインに7枚。
40枚中の7枚なので、
期待値で言えば初手に1枚くらい当たり前。

この《地の毒》を相手の土地に何枚もつける。
もちろん同じ土地にだ。
1枚の土地にこのカードを2枚つければ、
当然2回誘発するので4点ダメージ。
3枚つければ6点。
4枚つければ8点。

対戦相手は《地の毒》をつけられた土地をタップしたくない。
それでもカードをプレイしたい時は使うだろうけれども、
なるべくタップせずゲームを進めるだろう。
しかし、
氷の干渉器》でタップして、
無理やりダメージを与える。
さらに、カウンター呪文である、
魔力消沈》も土地を無理やりタップさせるので、
これもダメージを稼ぐ方法になっている。
あとは、タップとアンタップのどちらも出来るので、
ぐるぐる》を使う事も。
一気に勝負を詰める時は、
氷の干渉器》1枚目で土地をタップ。
ぐるぐる》でその土地をアンタップ。
氷の干渉器》2枚目で土地をタップ。
という挙動でダメージを稼ぐ。
仮に《地の毒》がその土地に2枚ついていたら、
これだけで8点ダメージ。
案外と削れるカードだ。
面白い方向に理にかなったデッキだ。

デッキを見た瞬間に、
「そう来たか!」
と思った。
2019年、店主が選ぶデッキ大賞1位決定と言ってもいいくらい。

このデッキの他のダメージソースは、
支配魔法》で奪った生物か、
1枚だけ入っている《マハモティ・ジン》だけ。
これらで勝つよりも、
地の毒》で勝つ事のほうが多いだろう。

皆が気になる、
「これ強いの?」
というところだが、
デッキとしては強くない。
が、
参加者は皆このくらいのデッキばかりだ。
いくら
「Unlimited版まで解禁する。」
と言っても、
わざわざUnlimited版のデュアルランドを買っている人、
β版のデュアルランドを買っている人、
どちらもそうそういない。
Unlimited版までのデュアルランドが無いのなら、
デッキは基本土地しか入らない。
デッキに土地を入れなくても戦える人は、
今大会には一人もいなかった。
いや、日本全国でもそんなデッキを組める人は、
CSSルールでもおそらく一桁のはず。

そういえばこのデッキは、
対戦相手の場に土地が出なかったらまず勝てないデッキになるなぁ。
デッキの7枚が無駄カードになってしまう。

なお、デッキ製作者本人はパワー9はUnlimited版では持っているらしい。
βのカードもいくつかあるらしいが、
アルファ・フォーティをCSSルールではなく、
純正ルールで組んでみたくてそうしたのだそうだ。
その心意気にも驚いたが、
それ以上にデッキの内容に驚かされた。
こんなデッキを見ることができただけでも、
アルファ・フォーティの大会を開催して良かった。
惜しむらくは店主と当たらなかった事。

次にアルファ・フォーティを開催するなら、
また来てくださるような事を言っていたので、
このデッキがどう進化するか、
それとも別のデッキを持ってくるのか、
非常に楽しみだ。

ではまた。

もしもコレクションを手放すなら?その2

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今回のお話は、
もしもコレクションを手放すなら?
の続きではなく、
全く立場が逆のお話。

この話を始める前に。
店主が持っている原画については以下の動画を参照。
どちらもトモハッピーとのコラボ動画。

【仰天】EIHO MAGIC COLLECTION 2018 【MTG】
(リンク先はYouTubeです)


【至高】 EIHO MAGIC COLLECTION 2019 【MTG】
(リンク先はYouTubeです)



ある方Nさんから今年、連絡をいただいた。
コレクションを手放したい、と。

最初にお話をした際、
Nさんとは会った事も無ければ、お話をした事がある人でもないと思っていた。
ところが、
お話を聞いていたら、
大昔にネットの掲示板で情報交換をした事のある一人だった。
そこからは話がおおいに盛り上がり、
全くコレクションを手放すという話をせずに、
2時間近くコレクションの話をしてしまう程だった。

この方とのお話は衝撃的だった。
衝撃的な事は良いお話でもそうでないお話のどちらにも。

良いお話のほうからお話をしていこう。

このコレクターさんは

オーグ/Orgg
ラシーダ・スケイルベイン/Rashida Scalebane

の原画を持っていた。
写真で見せていただいたが、圧巻だった。
特に《ラシーダ・スケイルベイン》のほう。
普通の人はこのカードって何?
と思うだろう。

Rashida Scalebane
ラシーダ・スケイルベイン/Rashida Scalebane
コスト:3白白
伝説のクリーチャー 人間(Human) 兵士(Soldier)
(T):攻撃かブロックしているドラゴン(Dragon)1体を対象とし、それを破壊する。
それは再生できない。
あなたは、そのパワーに等しい点数のライフを得る。
3/4
レア

ミラージュの白のレアで、
トーナメントカードになった事もないようなカードだ。
ミラージュのストーリーには出てくるのだが、
こんなカード覚えていない人のほうが多いカードである事は間違いない。
この絵は原画とカードで結構違いがある。
原画ではラシーダさんの足の先まで全て描かれている。
原画からトリミング(切り取り)されてカード化しているカードがある事は知っていたが、
原画とカードを比べてこんなにも違うのかと驚いた。

このコレクターさんはこの2枚は手放すつもりは無いらしい。
今回手放すつもりの品は別の原画だった。
これがまた随分と面白い品だった。

《Rainbow Knights》
《Orcish Catapult》
《Gem Bazaar》

という3枚だ。
この3枚のカードの効果を一瞬で言える!と言ったら、
店主がMTG博士の称号をあげてもいいくらいのカードだ。
普通わかるわけがない。

なにせこの3種のカードは、
カード化されていないのだから。

原画があるのにカード化されていないのだ。
何言ってんの?
と思うのも無理はない。

アストラルセットというものをご存知だろうか。
以前にこらむで紹介しているので知っている人もいるだろう。

参考:シャンダラープレイ日記4。

このPC版MTGの中にしか存在しないカードなのだ。
カード化されているカードは《Aswan Jaguar》1枚のみで、
それもオーバーサイズドカードで作られただけ。
アストラルセットは全12種。

Rainbow Knights Orcish Catapult Gem Bazaar

《Prismatic Dragon》イラスト:Amy Weber
《Rainbow Knights》イラスト:Douglas Shuler
《Power Struggle》イラスト:Mark Tedin
《Whimsy》 イラスト:Anson Maddocks
《Call from the Grave》 イラスト:Quinton Hoover

《Necropolis of Azar》 イラスト:Rob Alexander
《Goblin Polka Band》イラスト:Quinton Hoover
《Orcish Catapult》イラスト:Melissa Benson
《Aswan Jaguar》イラスト:Pat Morrissey
《Faerie Dragon》 イラスト:NeNe Thomas

《Pandora’s Box》イラスト:Amy Weber
《Gem Bazaar》イラスト:Liz Danforth

この12種類は原画が存在するものの、
普通のサイズのカード化はされていない。
イラストレーターを見るだけでも、
そうそうたるメンバーである事がわかる。

この12種類のカードは
ヴィンテージでも禁止で構わないので、
普通のサイズでカード化してほしい。
アンシリーズならカード化も難しくないような気もするのだが。
(やるならこのカード達だけは旧枠で作って欲しい。)

自分のMTG人生でまさかこの中のカードの原画を入手する機会があるとは思わなかった。
ちなみに、この中で一番欲しい原画は《Pandora’s Box》。
二番目は《Faerie Dragon》。
この2つはどこにあるのかすらわからない。
大昔に聞いた話では《Pandora’s Box》は日本にあるという話だったが。

しかし、ここで事件が1つ発生。
《Rainbow Knights》の原画はこのNさんが手放そうとした少し前に、
Nさんの親によって棄てられてしまったらしい。
この絵は《セラの天使》を描いているDouglas Shulerさんの絵。
入手出来たら非常に嬉しかった1枚だっただけに非常に残念だった。
この数年の間でも、

・婚約者が勝手にカードを棄てて婚約破談。
・息子のカードを母親が勝手にヤフオクに出品。
・友人のデッキを借りて、そのままカードショップに売り払った。


といった人間性を疑いたくなる話はいくつもあった。
(一部の話はガセではないかという噂もあったが。)
今回のものは衝撃が大きい。
世界に1枚の原画なのだ。
何枚も刷られているカードなら失っても構わないとは言わないし言えないが、
原画の重みはとても大きい。
絵画、彫刻品、陶芸品、果ては楽譜まで、
この世から失われてしまったものは歴史の中にいくつもあるのだろう。
その1つがここで消えてしまった事は本当に残念だった。
前述の「そうでないお話」とはこの事。
コレクターさんも

「まさか棄てられると思わなかった。
 セラさんに託したかった。」


と言っていた。
失われてしまったものはどうする事もできないので、
《Gem Bazaar》
《Orcish Catapult》
の2枚をお譲りいただき、取引を終えた。

今回のこらむの本筋はここから。
もしも、これを読んでいる方がコレクションを手放す事を考えたらのなら、
その時はCardshop Serraの事を思い出して欲しい。
特に原画がこのような形で失われていく事は避けたい。
自分も100%の自信があるわけではないけれども、
可能な限りの管理と保守をしたい。
これを読んでいる方も、
一緒に考えて欲しい。
100年先、200年先でも、
このMTGの文化とカードと原画を残す事を。
今、この地球上にいる人間は200年後には誰も生きていないだろう。
そのくらい未来の人にMTGの文化を残したい。
それに、
MTGのカードや原画が200年以上先の未来に、
美術館や博物館に並んでいたら素晴らしいと思うのは自分だけではないはず。
夢物語かもしれないけれども、
自分はそういう未来を描いて今の仕事をしている。

今回、この1枚の原画が失われた事を知り、
自分は1つでも多くの原画や貴重なカードを守れたらと、
より考えるようになった。
今これを読んでいる方達、
自分達よりももっと先の未来を生きる人達のために、
このMTGを1つでも多く未来に残す事を一緒に考えたい。
この考えに一人でも共感してくれる人が増えてくれたら嬉しい。

ではまた。

Wizzとは。

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ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————

WIZZ の新刊予定と聞きましたが、
どのような本か分からないので買いたくなるような宣伝をお願いします

———————

Wizz No.087

Wizzという本は、
日本のMtG黎明期に刊行されたMtGの同人誌。
まだインターネットが普及していない時代で、
携帯電話も
「学生が持っていて当たり前。」
なんて言えない程の時代。
その頃にMtGの情報を仕入れるのは難しい中、
MtGの楽しみ方を教えてくれる数少ない方法の1つがWizzだった。
この頃はMtGの取り扱いは、
ホビージャパンという会社が販売代理店をやっていて、
このホビージャパンがRPGマガジンという雑誌でMtGを紹介していた。
RPGマガジンはその後雑誌名をゲームぎゃざに変える程に、
MtGをメインに扱っていく事になる。
このRPGマガジン以外では、
MtGの情報を得る術があまり無かった中、
有志が集まって作られたのがWizzだった。

このWizzを店主が知ったのはいつだっただろう。
東京に行ってMtGのショップに行った時だった事は間違いない。
何号から買ったかも覚えていないけれども、
新宿のトライソフトというお店でよくWizzを買っていた。
最初に読んだ時からこのWizzが好きになり、
見つかる限りのバックナンバーを買っていたが、
今をもって全号は揃わなかった。
(お客様の中で全号を持っている猛者が一人だけいた。
 あれはすごいと思った。)
ただ、
Wizzは続き物の漫画のような記事は無いので、
どの号から読んでも全く問題無しだったおかげで、
持っていない号から買って楽しんでいた。
東京でその本を買って、
電車の中で読めばいいのだが、
なんだかもったいなくて電車の中では読まず、
家に帰ってじっくり読む程にWizzが大好きだった。
MtG仲間にもWizzはかなり広めて、
その当時のMtG仲間のかなりの割合がWizzを読んでいた。

中には
「お前が東京行くなら俺の分も買ってきて。」
という人もいた程だ。


とにかく、
公式のRPGマガジン以外でMtG情報を得られる事が大きく、
また、インターネット以外での情報という意味でも、
Wizzの存在は当時のプレイヤーにとって重要な存在だった。

後で知った事だったが、
Wizzは取扱店舗が50を超え、
結構全国展開をしていたのだそうだ。
同人誌とは思えない異例の人気があったという事だろう。
インターネットの普及がまだまだの時代に、
一同人誌が全国に売られるという事は結構すごい事だ。
さらに、
時折、地方のMtG大会に賞品を提供したり、
イベントを開催したりと、
MtGへの貢献度は想像以上のものだった。
Wizz無くして、現在の日本のMtGは無いのではというくらいに、
Wizzは黎明期のMtGに貢献したと言えるだろう。

そんなWizzは85号が出た所で一時休刊。
この背景には、

・当時のMtGが低迷してしまった。
・その低迷のあおりを受けて取扱店が減った。
・海外からの輸入ボックスに制限がかかり、
 その影響でいくつかのショップがMtGから手を引いた。


といった事があった。
特に輸入に関する事は影響が大きかったはず。
これは当時を知らない人が多いかもしれない。

このWizzが最初に刊行されていた頃、
海外からボックスを輸入する業者、個人が多かった。
なにせ海外からボックスを仕入れると、
当時は間違いなく日本の問屋さんより安かったのだ。
言語は英語版に限定されていたが、
安さは重要だった。
そのため、安さに飛びついたこの頃のプレイヤーは、
ほとんどの人が英語版が読める人に成長していった。
しかし、あまりにも個人輸入や業者の輸入が横行したため、
Wizards of the Coast社はこれに制限をかけた。
ボックスについているバーコードで、
「このボックスはどこから流れてきたか。」
がわかるようにしたそうだ。
そして、下手に海外へ輸出した事がバレると、
そのショップはWizards of the Coast社との取引を停止させると言い出した。
当然、取引停止をされたくないショップは、
軒並み海外への輸出をストップした。
個人も業者もほとんど自力でボックスを輸入出来なくなった。
英語版が日本で廃れる(売れなくっていく)原因の1つになった。

これの一番の打撃は、
「英語版が読めないプレイヤーが増える。」
だった。

実際に案外と日本人で英語版が読めないユーザーは増えた。
英語版が読めなくてもそれほどに支障は無くなってきている世界だが、
ある時にレベル1ジャッジ試験を受けようとしている人が英語版のカードを読めず、
「英語版なんて別に読めなくてもいいでしょ。
 わかんなきゃスマホで調べりゃいいんだし。」
と堂々と言った時には衝撃を受けた。
さすがにジャッジを目指す人の発言ではないなと思った。
もちろん商売を考えれば、
Wizards of the Coast社の判断は間違っていなかったと思うものの、
ユーザー視点ではコミュニケーションツールに制限がかかってしまった感はあった。

そういえば当時、ショップでボックスを買った時に、
別のボックスに入れ替えてブースターを受け取った事もあったし、
箱のバーコードだけが切られているボックスを買った事もあった。
とにかくバレないために業者も色々な工夫をしたのが感じとれる。
危ない橋を渡るショップもあったが、
それよりは撤退を選択するショップのほうが多かった。
さもありなんと言ったところだ。

それから少しの時間が経過したところで、
Wizzの編集者であった方達は、
Cardshop Serra主催のお泊りまじっくで店主と出会った。
出会った時はこの方達がWizzの編集をしていたなんて、
全く考えもしないというか、
想像の範囲の外だった。
2度目だったか3度目だったか、
お泊りまじっくに何度か来てくださった時にそれを聞き、
とても驚いたのを今でも覚えている。

その出会いからさらに10年、
その編集の方達はWizzを復活させる事になった。
どうして10年もの時間から復活させる事になったか、
その理由を聞いてみたら、


「天野喜孝先生のリリアナ見たら、

 なんか降ってきた。」



と。
灯争大戦のあのリリアナが、
「やれ!」
と言ったような気がしたんだそうだ(笑)
恐るべし、天野リリアナパワー。
こんな所でも人の心を動かしてしまうとは。

加えて、
「英宝さんの記事を本にしたい。」
という事も言ってもらえた。

この一言はとても嬉しかった。
MtG歴一桁年の時代の頃、
友達と回し読みをした本の編集者から、
「記事を書いて欲しい。」
なんて言われるとは思わなかった。
店主にとってWizzは憧れと尊敬の本だったので、
まさか自分がその本のライターのところに名を連ねるなんて想像もしなかった。
しかも記事を2本以上書いてくれと頼まれた。
「もうこちらとしては5本でも10本でも!」
と思う気持ちで大喜びで記事を書く事に。
編集者の方に、
「原稿料いらないから書かせて下さい!」
と言った程だ。
MtGで長年こらむを書き続けて来た事は
こんなところでも役に立ったのかな?と思った瞬間だった。

Wizzは競技的な記事よりも、
「MtGをどれだけ楽しめるか。」
という事に重点を置いている。
各ライターさんの色々な視点でMtGを語ってくれているものなので、
知らなかった事を沢山知るツールの1つと考えて差し支えない。
そして、
MtG黎明期から存在しているという、
由緒正しいと言っても過言ではない本。
自分がライター側にいるからこの本を推すのではなく、
Wizzは純粋に大好きだったから推したい一冊。

たとえ、加藤英宝の記事なんぞ興味がないと思っていても、
(そもそもそう思っている人はこのこらむ読んでいない気もするが。)
他のライターさんの記事を読む価値は十分にある。
Wizzを昔から知っているよ!という人も、
Wizzなんて全く知らなかったという人も、
是非とも復活Wizzを読んでいただきたい。

なお、Wizzの最新刊、87巻は当店でも販売中。

購入はこちら。


ではまた。

EDH脳筋ジェネラルズ前編。

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ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————

EDHで脳筋プレイをするのにオススメのジェネラルを全色(多色も)教えてください!

———————

こういう質問大好き!
全力で回答していこう!

条件を1つ。

・必ずジェネラルダメージで倒す気がある生物である事。

つまり、
殴り倒すにしても、
トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest
悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master
のようなコンボ開始したら、
みんなが片付けてしまうジェネラルは選定外。

「殴り合いこそEDHの華じゃあ!」

というような生物どもこそが選ばれる。
この選定条件なので、
悲しいかな、店主の好きな
荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon
は選定外。
ジェネラルダメージ以前に此奴は毒で倒してしまうゆえ。

今回は前編という事で、

単色5種
2色10種

の合計15種を選定。

さあ1つ1つ書いていこう。

Evra, Halcyon Witness

白:《ハルシオンの目撃者、エヴラ/Evra, Halcyon Witness

 ライフ21以上あれば能力起動で一撃必殺。
 特に他のカードも必要とせずに、
 自身の力だけで全員倒すだけの威力がある出来る子。
 次点は《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》。
 こちらは《神の怒り/Wrath of God》や《ハルマゲドン/Armageddon》との相性良し。
 チャレンジャーは《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》でGO。

 
Nezahal, Primal Tide

青:《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide

 7マナ7/7と重たいが、
 カードを引く能力と自身を守る手段を持っている。
 青にしては3パンチで倒せるのも魅力。
 次点は《潮汐を作るもの、ロートス/Lorthos, the Tidemaker》。
 《トロモクラティス/Tromokratis》もアリか。


Yargle, Glutton of Urborg

黒:《アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg

 5マナ9/3、能力無し!
 脳筋を絵に描いたようなカエルちゃん。
 何故かこのカードは人気があり、
 当店でもPSA鑑定品が入荷→即日完売した事まである。
 通常使用なら、
 《飢饉の具現、トルガール/Torgaar, Famine Incarnate
 《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade
 あたりが無難。


Etali, Primal Storm

赤:《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm

 殴ったらあとは坊主めくり。
 何が出るかはお楽しみ。
 3パンチ出来ないのは痛いが、坊主めくりの楽しさ故に選定。
 3パンチ狙いの
 《炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames
 殴り合いとダメージだけの戦いの
 《巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim
 の2種が次点と言ったところ。


Ghalta, Primal Hunger

緑:《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger

 無限が出来なくもないが、パワー12で簡単に出る事から、
 文句無しのランクイン。2パンチで決められる事も大きい。
 《狂暴化/Berserk》での一撃必殺も熱い。
 次点は《孤独な王、グラン/Grunn, the Lonely King》と
 《ヤヴィマヤの化身、ムルタニ/Multani, Yavimaya’s Avatar
 どうでもいいけれども、
 《孤独な王、グラン》は、
 鋼の錬金術師好きからは「グラン准将」と呼ばれる。

続いて2色の組み合わせ10種。

Bruna, Light of Alabaster

白青:《雪花石を率いる者、ブルーナ/Bruna, Light of Alabaster

 エンチャント次第で一撃で相手を葬り去る事も。
 文句無しに脳筋ジェネラルランクイン。
 ジェネラルダメージなのに21点以上を一撃で叩き出せる、
 白の《ハルシオンの目撃者、エヴラ》と並ぶロマン砲。


Karlov of the Ghost Council

白黒:《幽霊議員カルロフ/Karlov of the Ghost Council

 2マナ2/2だが、ライフを得るたびに+1/+1カウンターが2個。
 構成次第で3パンチで倒す事は余裕で見えてくる。
 1ターン目《セラの高位僧/Serra Ascendant》から、
 2ターン目《幽霊議員カルロフ》での殴り合い上等の動きが楽しい。
 能力も無限ライフ決めてもクリーチャーを潰せるだけで、
 全くコンボらしくない生物なのでGOOD。
 

Iroas, God of Victory

白赤:《勝利の神、イロアス/Iroas, God of Victory

 パワー7があり、破壊不能もある。
 破壊不能持ちは出したらあまり面倒を見なくても良いのがいいところ。
 白赤ならエンチャントを色々置けば、
 そのまま動き出してくれるうえに、
 倍ダメージエンチャントもあるので2パンチも可能性がある。


Krond the Dawn-Clad

白緑:《暁まといのクロンド/Krond the Dawn-Clad

 あまり他に候補が無かった。
 とはいえ、エンチャントでパワーを上げれば3パンチが狙える。
 条件付きとはいえ、
 殴るたびにパーマネント対策出来る点を評価してあげたい。
 そういえば使っている人を見たことが無いジェネラル。
 白緑に最強クラスのジェネラルが数人君臨しているからなのだが。


Wrexial, the Risen Deep

青黒:《目覚めし深海、レクシャル/Wrexial, the Risen Deep

 能力が島渡り、沼渡りと攻撃を通す気満々。
 攻撃が通ったらレクシャル・ハラスメント。
 何が出来るかは相手次第。
 EDHで悪い色と言われる青や黒にばんばんハラスメントしよう。
 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》さえあれば、
 誰相手であろうとブロックされなくなる強みもGOOD。


Keranos, God of Storms

青赤:《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms

 イゼットカラーには脳筋があまりにも少なかった。
 鼻血出そうな程コンボ寄りな方々か、
 頭痛がするほど弱い方々ばかり。
 その中で唯一素直に殴れそうな生物だった。
 白赤の神様同様に、破壊不能は面倒を見なくて良いのが楽。


Arixmethes, Slumbering Isle

青緑:《まどろむ島、アリクスメテス/Arixmethes, Slumbering Isle

 選んでおいて言うのもなんだけれども、
 こいつはコンボ野郎だ。
 自分で使ったので間違いない。
 けれども2パンチで人が倒せるのも事実。
 構成次第でコンボじゃなくても行けるのでランクイン。
 使った時の楽しさは店主お墨付きの生物。

Rakdos, Lord of Riots

黒赤:《暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots

 他の生物のコストを下げて怪獣大決戦をする生物だが、
 本体も6/6と十分に殴る気がある生物。
 他の生物が大きすぎてジェネラルダメージにならない事があるが、
 本体は十分に強さがある。


Varolz, the Scar-Striped

黒緑:《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped

 《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》でドカン!
 《死の影/Death’s Shadow》でドカン!
 とにかく活性して殴れというまさに脳筋ちゃん。
 ちょっとだけ《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》が、
 頭をよぎったが、EDHでは難しそうだ。


Ruric Thar, the Unbowed

赤緑:《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed

 能力が、
 「ああ?クリーチャーじゃない呪文だと?
 通行税を頂こうか・・・。
 払えない?ならば死ぬんだな!」
 と言いたそうな彼が最高。
 コンボ系の首を締めながら殴れる出来る子。
 何よりも「あと何回呪文使ったら死ぬか。」を理解させる圧力が良い。


以上、まずは15種。

ここまでに挙がった生物の半分以上は使った事がある。
個人的に大好きなのは、

目覚めし深海、レクシャル
まどろむ島、アリクスメテス
自由なる者ルーリク・サー
原初の飢え、ガルタ
原初の潮流、ネザール

の5つ。
使った事がないのなら是非とも推したい5つ。
使った事がなくて使ってみたいのは、
原初の嵐、エターリ
飢饉の具現、トルガール
の2つ。
久しぶりに黒単を作ってみたいので、
飢饉の具現、トルガール》を今度作ってみよう。

後編では

・無色
・3色
・5色


を挙げる予定。

こういう質問は書いている側も本当に楽しい。
他にも「こんなランキング書いて!」というものがあったら是非!

ではまた。


EDH脳筋ジェネラルズ後編。

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前編はこちら。

EDHでこういう質問をいただける事は本当に楽しい。
そしてこういうデッキを好きな方がいてくれる事も嬉しい。

条件は前編と同じ。

・必ずジェネラルダメージで倒す気がある生物である事。

無色、3色、5色の順に書いていこう。

Traxos, Scourge of Kroog

無色:《クルーグの災い魔、トラクソス/Traxos, Scourge of Kroog

 4マナで7/7、アンタップ・ステップにアンタップしないが、
 デッキはアーティファクトだらけになるので、
 それほどデメリットは気にならないはず。
 トランプル持ちというところも大きい。
 次点は《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth
 こちらは2パンチで沈められる事と、
 滅殺4が文句無しに強い。
 同じコジレックの《大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion》も、
 12/12なのでこちらもパンチ力は同じ。


3色に行こう。

Dakkon Blackblade

白青黒:《黒き剣のダッコン/Dakkon Blackblade

 自分の土地の数だけのパワーとタフネス。
 《ハルマゲドン/Armageddon》を撃てないのが痛いうえに、
 この3色では土地サーチに乏しいが、
 殴り始めるターンから土地が6枚、7枚、8枚となれば、
 合計で21点には到達可能なので期待は出来る。
 古いカードなので少々カードパワーが足りない感はあるが、
 面白さはある1枚。
 今作られたらプロテクション(赤)(緑)と警戒くらいはもらえそうだ。


Thraximundar

青黒赤:《スラクジムンダール/Thraximundar

 MTG正確な名前を覚えてもらえないカード名ランキング1位。
 なんと日本語版のカードテキストですら名前を間違えている。
 そんな彼だが速攻持ちで対戦相手のブロッカーを排除する能力もあり、
 しっかりと殴れる優秀なジェネラル。
 除去能力と強化能力が噛み合っているため、
 うまく行けば、殴って強化されて7/7から3回攻撃で相手を倒せる。


Karrthus, Tyrant of Jund

黒赤緑:《ジャンドの暴君、カーサス/Karrthus, Tyrant of Jund

 飛行、速攻7/7、さらに対戦相手のドラゴンも奪える。
 コンボらしさなど皆無に等しいナイスアタッカー。
 デッキに《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》まで採用して、
 ドラゴンだらけで襲いかかる構築も大味で面白い。
 色からも大味デッキを構築しやすい色なので、
 ドラゴン好きなら是非推したい1枚。


Zacama, Primal Calamity

赤緑白:《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity

 9マナもかかるとはいえ、フリースペルで、
 3つの起動型能力に加えて、警戒、到達、トランプル。
 9マナはきついけれども、
 フリースペルである事を考えれば頑張って出せさえすれば、
 あとはそれなりに盤面に対しての影響力がある。
 脳筋には欲しいトランプルがあるところもポイントが高い。


Rafiq of the Many

緑白青:《数多のラフィーク/Rafiq of the Many

 自身の能力で一撃8点ダメージを出せるので、
 十分な性能を持っている。
 《最高の時/Finest Hour》があれば完全に一撃。
 4マナの生物でこの性能なので、
 脳筋ジェネラルの中でもトップクラス。


Anafenza, the Foremost

白黒緑:《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost

 他のカードでも脳筋ジェネラル候補はあったものの、
 3マナ4/4と出しやすく、
 墓地を使ってくる事も多々ある環境なので、
 多少でも墓地を対策出来る優秀さも考えてこの1枚。
 《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》も同コストだが、
 使いやすさと墓地対策を考えてこちらに軍配が上がった。


Ruhan of the Fomori

青赤白:《フォモーリのルーハン/Ruhan of the Fomori

 どこを殴るか全然選べないが、
 4マナ7/7というハイスペック。
 どこを殴るか選べないところ脳筋らしい。
 パワー7があるので3回同じ相手を殴れれば倒せる。
 追加ターン呪文や追加戦闘フェイズ呪文で戦闘を増やし、
 全員を殴り倒す構成が基本。


Volrath, the Shapestealer

黒緑青:《姿奪い、ヴォルラス/Volrath, the Shapestealer

 タフネス1に生存権を許さず、
 特殊な能力も持ちつつパワーも7。
 タフネス2以上も時間をかければ倒せる。
 青、黒、緑と悪さをするには十分な色構成もポイントが高い。
 この3色だとコンボ色が強いが、
 殴り倒すにも十分なデッキも作れる。


Zurgo Helmsmasher

赤白黒:《兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasher

 脳筋を絵に描いたような存在、ズルゴさん。
 パワーも7、速攻持ちと文句無し。
 自分のターン限定で大量破壊呪文にも耐性あり。
 《The Abyss》とも相性が良い。


Omnath, Locus of the Roil

緑青赤:《乱動の座、オムナス/Omnath, Locus of the Roil

 上陸能力で+1/+1カウンターが乗るので、
 元は3/3だが、フェッチランドセット→土地を出す、とやれば5/5。
 土地サーチ系呪文とフェッチを駆使して、
 殴るターン5/5、次で7/7、その次で9/9と行ければ、
 3回パンチで21点に到達。なかなかの攻撃力だ。


最後に5色。

Karona, False God

5色:《邪神カローナ/Karona, False God

 速攻5/5の生物だが、
 戦闘時にアバターを選択すれば8/8。
 各プレイヤーにコントロールがどんどん移るが、
 それを利用すれば一周回ってくる間に1人沈む事もある。
 自分にさえ殴ってくるリスクはエンチャントカードで対応可能。
 次点は《大祖始/Progenitus》。
 パワーを1上げられれば2発で相手が沈む。
 出すのがとても大変だが。


以上、

白:《ハルシオンの目撃者、エヴラ/Evra, Halcyon Witness
次点《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope
  《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda

青:《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide
次点《潮汐を作るもの、ロートス/Lorthos, the Tidemaker
  《トロモクラティス/Tromokratis

黒:《アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg
次点《飢饉の具現、トルガール/Torgaar, Famine Incarnate
  《黒き剣の継承者コーラシュ

赤:《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm
次点《炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames
  《巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim

緑:《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger
次点《孤独な王、グラン/Grunn, the Lonely King》と
  《ヤヴィマヤの化身、ムルタニ/Multani, Yavimaya’s Avatar

白青:《雪花石を率いる者、ブルーナ/Bruna, Light of Alabaster
白黒:《幽霊議員カルロフ/Karlov of the Ghost Council
白赤:《勝利の神、イロアス/Iroas, God of Victory
白緑:《暁まといのクロンド/Krond the Dawn-Clad
青黒:《目覚めし深海、レクシャル/Wrexial, the Risen Deep
青赤:《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms
青緑:《まどろむ島、アリクスメテス/Arixmethes, Slumbering Isle
黒赤:《暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots
黒緑:《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped
赤緑:《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed


無色:《クルーグの災い魔、トラクソス
 次点《真実の解体者、コジレック
   《大いなる歪み、コジレック

白青黒:《黒き剣のダッコン
青黒赤:《スラクジムンダール
黒赤緑:《ジャンドの暴君、カーサス
赤緑白:《原初の災厄、ザカマ
緑白青:《数多のラフィーク
白黒緑:《先頭に立つもの、アナフェンザ
青赤白:《フォモーリのルーハン
黒緑青:《姿奪い、ヴォルラス
赤白黒:《兜砕きのズルゴ
緑青赤:《乱動の座、オムナス

5色:《邪神カローナ
 次点《大祖始


単色は全て次点を2つ書いたので、(5色+無色)×3種で18種。
2色は10種。
3色も10種。
5色が次点1つ書いたので2種。
合計で40種。

仲間内でこの40種からデッキを組んで遊ぼう!
とやってみたら面白いかもしれない。

ではまた。

【2019年12月01日】パイオニア大会のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・パイオニアトーナメント

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:12月01日(日)
参加費:1,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:パイオニア
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

大会終了後にEDH(統率者戦)の無料参加イベントもあります。
初心者の方にはデッキの貸し出しもしておりますので、ぜひお気軽にご参加ください!

ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com



■交通案内





静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。



■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。



その他の大会予定はこちら

【2019年12月15日】ヴィンテージ大会のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・ヴィンテージトーナメント

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:12月15日(日)
参加費:2,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:ヴィンテージ
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

大会終了後にEDH(統率者戦)の無料参加イベントもあります。
初心者の方にはデッキの貸し出しもしておりますので、ぜひお気軽にご参加ください!

ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com



■交通案内





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JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。



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・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。




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【2019年12月22日】レガシー大会のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・レガシートーナメント

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:12月22日(日)
参加費:1,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:レガシー
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

大会終了後にEDH(統率者戦)の無料参加イベントもあります。
初心者の方にはデッキの貸し出しもしておりますので、ぜひお気軽にご参加ください!

ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com



■交通案内





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JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。



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・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。




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【2019年12月29日】スタンダード大会のおしらせ

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■大会概要

カードショップセラ・スタンダードトーナメント

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:12月29日(日)
参加費:1,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:スタンダード
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

大会終了後にEDH(統率者戦)の無料参加イベントもあります。
初心者の方にはデッキの貸し出しもしておりますので、ぜひお気軽にご参加ください!

ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com



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・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

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ヴィンテージデッキ紹介その13。

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今回のヴィンテージデッキ紹介は、
Cardshop Serraのヴィンテージ大会で使用されたドレッジ。

-クリーチャー30枚-
4《恐血鬼/Bloodghast
3《命運縫い/Fatestitcher
4《臭い草のインプ/Stinkweed Imp
4《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug
4《よろめく殻/Shambling Shell
4《ナルコメーバ/Narcomoeba
3《イチョリッド/Ichorid
1《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot
1《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
1《太陽のタイタン/Sun Titan
1《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite

-インスタント6枚-
1《精神的つまづき/Mental Misstep
1《否定の力/Force of Negation
4《意志の力/Force of Will

-ソーサリー7枚-
4《陰謀団式療法/Cabal Therapy
3《戦慄の復活/Dread Return

-エンチャント4枚-
4《黄泉からの橋/Bridge from Below

-アーティファクト5枚-
1《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond
4《血清の粉末/Serum Powder

-土地8枚-
4《Bazaar of Baghdad
4《知られざる楽園/Undiscovered Paradise

-サイドボード-
4《虚ろな者/Hollow One
3《不快な群れ/Sickening Shoal
4《活性の力/Force of Vigor
4《石化した原野/Petrified Field


————————

Bazaar of Baghdad Serum Powder

昔ながらのヴィンテージ版ドレッジデッキ。

このデッキは、
Bazaar of Baghdad》を1ターン目にセットできないと厳しい、
という弱点を持つ。

しかし、
基本セット2020の発売と同時に、
マリガンルールが変更された。

マリガンをするごとに7枚のカードの引き直しを行うが、
新たに引き直した7枚から、
マリガンした回数分だけのカードを手札からライブラリーの一番下に置く。


というもの。
「ロンドン・マリガン」と呼ばれるこのマリガンは、
「ある特定のカードさえあればいい」というタイプのデッキと特に相性がいい。
マリガンのたびに、
新たに7枚のカードを引き直せるからだ。

さらに、ドレッジデッキのお約束カード、
マリガンをサポートする《血清の粉末》を4枚投入している。
これまで合わせれば、よほど運が悪くなければ、
初手に《Bazaar of Baghdad》を引き込めるだろう。

このデッキの基本的な動きは、
Bazaar of Baghdad》で発掘カードを捨てていき、
連鎖的にライブラリーのカードを墓地に送り込んでいく。
1回目の起動では発掘カードを捨てるだけに留まるが、
2回目の起動からは1回目に捨てたカードを発掘できる。

Bazaar of Baghdad》は1枚ずつ2回ドローするので、
1枚目のドローを発掘に置換したとき、
この発掘で《ゴルガリの墓トロール》が墓地に落ちたら、
2枚目のドローを《ゴルガリの墓トロール》の発掘に充てることができる。

動きによっては、
1ターンに20枚以上のカードをライブラリーから墓地に置くこともある。

Dread Return Flame-Kin Zealot

そうして墓地にカードを高速でためて、
戦慄の復活》で《炎の血族の盲信者》を戦場に出す。
フラッシュバックコストで《恐血鬼》や《ナルコメーバ》などの3体を生け贄に捧げれば、
墓地にある《黄泉からの橋》の枚数×3体のゾンビトークンが戦場に出る。
それらのトークンが《炎の血族の盲信者》によって、
+1/+1の修整と速攻を得てすぐに殴りかかってくる。
この動きを早いターンから繰り出すのがこのデッキの戦術。

状況によっては、
大修道士、エリシュ・ノーン》を戦場に戻して相手のクリーチャーを封殺したり、
太陽のタイタン》で《Bazaar of Baghdad》を戦場に戻し、
更に発掘を進める動きも可能。

墓地に強く依存しているので、
相手の墓地対策カードは非常に辛い。
ドレッジデッキはメインでの勝率は高いが、
サイドボード後は大抵のデッキが墓地対策を施してくるので、
2戦目以降が本番となる。
(一応メインから《意志の力》や《否定の力》を搭載しているため、
対策されたら即敗北、というわけではないが。)

墓地対策は

虚空の力線/Leyline of the Void
安らかなる眠り/Rest in Peace
墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage
トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
外科的摘出/Surgical Extraction


あたりが一般的だが、
それらにある程度対応するために《活性の力》を4枚サイドボードに入れている。
黒でも緑でもある《よろめく殻》などを手札から追放し、
代替コストで唱えることを狙う。

Force of Vigor
活性の力/Force of Vigor
コスト:2緑緑
インスタント
あなたのターンでないなら、
あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、
あなたの手札から緑のカード1枚を追放してもよい。
アーティファクトやエンチャントを最大2つ対象とし、
それらを破壊する。
レア

モダンホライゾンで登場した《活性の力》は、
代替コストで唱えた場合、
自分と相手が2枚ずつアドバンテージを失う形となり、
カード枚数の点で損をしないという面白いカード。
(この手のピッチスペルは通常、
マナの代わりに手札という代替コストを支払うので、
本来は打った側が1枚損をするデザインになっている。)

モダン向けに新しく印刷されたカードだが、
Moxシリーズなどの的がいくらでもあるヴィンテージで活躍している。

また《虚ろな者》は墓地対策されても有効に使えるカード。
虚空の力線》で墓地を封じられていても、
Bazaar of Baghdad》で手札を捨てることはできるため、
0マナで唱えることができる。
(捨てたカードは墓地へ置かれる代わりに追放はされるが。)

ちなみにこのデッキは相手がドレッジを使う事を想定していなかったらしく、
サイドボードに墓地対策が0枚で、
その想定していなかったドレッジデッキと決勝戦で当たり、
ドレッジVSドレッジの戦いで、
墓地対策の有無だけで勝負が決まっていた。

なおこのデッキは、
ヴィンテージの高額カード代表であるパワー9を搭載していない。
Bazaar of Baghdad》は高額ではあるが、
それさえ4枚集めることができれば、
他のカードは比較的安価だ。

パワー9がなくても作成できるこのデッキで、
ヴィンテージにデビューする人も少なくない。
年ごとに多様な変化を遂げつつ、
それなりの勝率をあげている。
もしヴィンテージにデビューするなら、
こんなデッキから入ってみるのも1つの手かもしれない。

ではまた。

アルファ・フォーティデッキ紹介その2。

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今回のデッキ紹介は、
先日のヴィンテージ大会後に行われた、
アルファ・フォーティの大会の優勝デッキ。

デッキは純正ではなく、
Unlimited版までの再録は認めるCSSルール

-クリーチャー7枚-
7《大気の精霊/Air Elemental

-インスタント9枚-
1《Ancestral Recall
4《稲妻/Lightning Bolt
4《心霊破/Psionic Blast

-ソーサリー4枚-
1《分解/Disintegrate
1《火の玉/Fireball
1《Time Walk
1《Timetwister

-アーティファクト10枚-
1《Black Lotus
1《Mox Pearl
1《Mox Sapphire
1《Mox Jet
1《Mox Ruby
1《Mox Emerald
4《太陽の指輪/Sol Ring

-土地10枚-
7《島/Island
3《山/Mountain

シンプルに青赤で殴って焼くデッキ。
カウンターも一切無し。
そして説明不要だけれども、
Volcanic Island》のα版はミスにより収録されておらず、
仮にUnlimited版を持っていても使用不可なので、
土地は基本土地のみ。

デッキの動きはとてもシンプルで、
高速で《大気の精霊》を出して殴る事と火力。
Black Lotus》経由でなくても、
早ければ2ターン目に《大気の精霊》が着地だ。
一例では、
1ターン目《》セットから《太陽の指輪》でエンド。
2ターン目《太陽の指輪》から《太陽の指輪》を出し、
 《》セットで合計5マナから《大気の精霊》を出す。

3青青のコストが2ターン目に揃えば良いので、
2ターン目までにどれかのモックス1枚が手札に来るでも良し。

優勝時には
大気の精霊》を2体並べて《Time Walk》からの、
フルアタック&フルタップX火力といった激しい動きで勝利していた。

ちなみにこのデッキの製作者は、
大気の精霊》が大好きで、
大気の精霊》だけはα版。
しかも、
α版の《大気の精霊》を14枚持っている。

Air Elementals

本人は、
「やろうと思えば、
 14《大気の精霊
 26《
 という純正デッキなら、
 αの《》さえ買えば出来た。」
と言っている。
もっともこのデッキの場合、
5ターン目に《大気の精霊》が出る以外の動きが出来ないので、
相当に弱くなるが。
デッキの面白さだけで言えばこっちのほうが面白い。

また、CSSルールでなら、

-クリーチャー10枚-
10《大気の精霊/Air Elemental

インスタント8枚
1《Ancestral Recall
3《送還/Unsummon
4《心霊破/Psionic Blast

-ソーサリー2枚-
1《Time Walk
1《Timetwister

-アーティファクト10枚-
1《Black Lotus
1《Mox Pearl
1《Mox Sapphire
1《Mox Jet
1《Mox Ruby
1《Mox Emerald
4《太陽の指輪/Sol Ring

-土地10枚-
10《島/Island

青単のこの形も出来たと言っている。

なお、この男、
Summer版《大気の精霊》PSA9も持っている。

Summer Air Elemental PSA9

Summer版《大気の精霊》は、世界に

PSA9:1枚
PSA8:1枚
PSA5:1枚


しかない。
そんなにいるとは思っていないが、
大気の精霊》コレクションでは世界一である。
これを超えるとしたらあとは原画しかない。
原画はどこにあるのだろう。

それにしても、
「Unlimited版まで解禁。」
のCSSルールでアルファ・フォーティをやってみて、
みんなデッキ組めない、
または同じようなデッキになる心配をしていたが、
全然そんな事はなく、
個性溢れるデッキが飛んできて、
非常に面白い1日になった。

なかなかこんなデッキにチャレンジできる人は少ないだろうけれども、
いつかはアルファ・フォーティの世界も試していただきたい。
世界最高のTCGのであるMTGの
ヴィンテージ、オールドスクールと並ぶの最高峰の遊び方を、
自身の手で感じてみてほしい。

ではまた。


アルファ・フォーティデッキ紹介その3。

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今回のデッキ紹介は、
以前に開催されたアルファ・フォーティ大会の時のデッキの1つ。
このデッキもUnlimitedまでは使ってOKのCSSルール

A40_Earth Elemental

-クリーチャー11枚-
4《鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs
4《オーク弩弓隊/Orcish Artillery
3《大地の精霊/Earth Elemental

-インスタント6枚-
4《稲妻/Lightning Bolt
1《心霊破/Psionic Blast
1《Ancestral Recall

-ソーサリー4枚-
1《Time Walk
1《Wheel of Fortune
2《火の玉/Fireball

-アーティファクト4枚-
1《Black Lotus
1《Mox Ruby
1《Mox Sapphire
1《Gauntlet of Might

-土地15枚-
4《島/Island
11《山/Mountain

以前に紹介したデッキとは少し違って、
赤が強め、青が弱めの構成。
フィニッシャーは《大地の精霊》3枚。

大地の精霊》が入っているのは、
アルファの世界にいる「しっかりとフィニッシャーになりそうな5マナ生物」の中で、
珍しいパワーとタフネスを持っている点を評価しているため。

Earth Elemental
大地の精霊/Earth Elemental
コスト:3赤赤
クリーチャー エレメンタル(Elemental)
4/5
アンコモン

書いてみるとわかりやすい。

大地の精霊/Earth Elemental》4/5

セラの天使/Serra Angel》4/4 飛行、警戒
水の精霊/Water Elemental》5/4
大気の精霊/Air Elemental》4/4 飛行
センギアの吸血鬼/Sengir Vampire》4/4 飛行
炎の精霊/Fire Elemental》5/4

このメンツの中で、
最も使われるであろうトップ3は、
セラの天使
センギアの吸血鬼
大気の精霊
の飛行3種。
この3種に一方的に勝てるカードが《大地の精霊》だ。
殴り合いでのダメージレースは一緒なので、
飛行3種を出した相手とは、
単純にブロックせずの殴り合いになるか、
相手が《稲妻》や《巨大化》込みで対処する事になる。
単体除去では、
麻痺/Paralyze
恐怖/Terror
剣を鍬に/Swords to Plowshares
などがあるが、
それ以外ではX火力を5点で撃つなど、
案外と対処が困難だ。

なお《大地の精霊》は、
我々の中では『どすこい』というニックネームで呼ばれている。
理由は見たままだ。

6マナ域になると、
マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn
シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon
が入ってくるが、この2体は例外にしても、
5マナ域同士であれば《大地の精霊》は中々の強さという事になる。
心霊破》で焼かれない点も大きい。

デッキを使った感想は、

「膠着して押し切れずに負けることがあったので、
シヴ山のドラゴン》はぜひ試してみたい。
Gauntlet of Might》が入っているので、
大量の赤マナからの火吹き能力が決まれば、
場合によっては一撃で相手を倒せるかもしれない。」


とのこと。

また、

「Unlimitedが使用できるCSSルールということもあって、
 すぐに用意できるカードをベースに組んでみたが、
 思っていたよりはずっと戦えた。

 『最初期のカードだけで組んだデッキの大会がどういうものになるか』
 の感触が掴めただけでも大きな収穫だった。

 もし無限の資産でデッキを組むことができる場合、
 ほぼ100%先行が勝つゲームになってしまうが、
 純正ルールでそこまでできる人はいないし、
 古き良きMtGの楽しさがわかる楽しい大会だった。
 まずはCSSルールで、
 多くの人がこの世界に触れてみて欲しい。」


と。

こんなふうに始めてみてくれた人が想像以上に楽しんでくれている。
もし興味を持った方がいたら始めてみるのも一興だと思う。

ではまた。

第75回 EDHデッキ投稿大募集!(11月17日~11月23日)

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当店では「EDHデッキ紹介」及び「EDHリストのみ紹介」にて、多数のEDHデッキを公開しております。
この度、お客様から多数のご要望をいただき、
より多様なデッキの紹介とお客様サービス向上のため、
当店で紹介するEDHデッキリストをお客様より募集することになりました。
採用された方はデッキリストを公開し、当店の会員ポイントを付与させていただきます。

●応募要項
・当店が指定するジェネラルのEDHデッキをメールにて投稿してください。

・メールのタイトルは「EDHデッキ投稿」としてください。

・ご面倒でしたら、土地配分は「土地33枚」などの記述でも構いません。当店で補完いたします。

・カードは略称でも構いませんが、
略称が複数のカードを指す可能性がある場合、区別がつくようにしてください。
例:「テフェリー」では《時間の大魔道士、テフェリー》か《ザルファーの魔道士、テフェリー》かわからないため、
「ジェネラルにできるテフェリー」「クリーチャーのテフェリー」等と記述。

・投稿期間は一週間です。今回の締切は「11月23日 12時」です。

・締切後、当店スタッフが投稿されたデッキを確認します。
見事採用された場合、当店の「EDHリストのみ紹介」にてご紹介させていただきます。

・採用されたデッキの内容を公開前に多少変更する可能性があります。
(採用カードに完全上位互換カードが存在する場合など)
変更を希望されない場合はご連絡ください。

・採用者には当店の会員ポイントを「500ポイント」付与させていただきます。
※ポイントの受け取りには会員登録が必要です。ポイントが不要な方はご連絡ください。

・ご希望であればリストの紹介時に制作者のお名前(ハンドルネーム可)を掲載させていただきます。
希望される場合、掲載するお名前をご連絡ください。

●今回募集するジェネラル

帰還した王、ケンリス悪ふざけの名人、ランクル


帰還した王、ケンリス/Kenrith, the Returned King
悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks
の2体です。
投稿はこちらから

日本中のEDHプレイヤーの皆さん、デッキを投稿してEDHのすそ野を広げていきましょう!
皆さんの投稿をお待ちしております!

EDH脳筋ジェネラルズ前編。

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ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————

EDHで脳筋プレイをするのにオススメのジェネラルを全色(多色も)教えてください!

———————

こういう質問大好き!
全力で回答していこう!

条件を1つ。

・必ずジェネラルダメージで倒す気がある生物である事。

つまり、
殴り倒すにしても、
トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest
悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master
のようなコンボ開始したら、
みんなが片付けてしまうジェネラルは選定外。

「殴り合いこそEDHの華じゃあ!」

というような生物どもこそが選ばれる。
この選定条件なので、
悲しいかな、店主の好きな
荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon
は選定外。
ジェネラルダメージ以前に此奴は毒で倒してしまうゆえ。

今回は前編という事で、

単色5種
2色10種

の合計15種を選定。

さあ1つ1つ書いていこう。

Evra, Halcyon Witness

白:《ハルシオンの目撃者、エヴラ/Evra, Halcyon Witness

 ライフ21以上あれば能力起動で一撃必殺。
 特に他のカードも必要とせずに、
 自身の力だけで全員倒すだけの威力がある出来る子。
 次点は《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》。
 こちらは《神の怒り/Wrath of God》や《ハルマゲドン/Armageddon》との相性良し。
 チャレンジャーは《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》でGO。

 
Nezahal, Primal Tide

青:《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide

 7マナ7/7と重たいが、
 カードを引く能力と自身を守る手段を持っている。
 青にしては3パンチで倒せるのも魅力。
 次点は《潮汐を作るもの、ロートス/Lorthos, the Tidemaker》。
 《トロモクラティス/Tromokratis》もアリか。


Yargle, Glutton of Urborg

黒:《アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg

 5マナ9/3、能力無し!
 脳筋を絵に描いたようなカエルちゃん。
 何故かこのカードは人気があり、
 当店でもPSA鑑定品が入荷→即日完売した事まである。
 通常使用なら、
 《飢饉の具現、トルガール/Torgaar, Famine Incarnate
 《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade
 あたりが無難。


Etali, Primal Storm

赤:《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm

 殴ったらあとは坊主めくり。
 何が出るかはお楽しみ。
 3パンチ出来ないのは痛いが、坊主めくりの楽しさ故に選定。
 3パンチ狙いの
 《炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames
 殴り合いとダメージだけの戦いの
 《巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim
 の2種が次点と言ったところ。


Ghalta, Primal Hunger

緑:《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger

 無限が出来なくもないが、パワー12で簡単に出る事から、
 文句無しのランクイン。2パンチで決められる事も大きい。
 《狂暴化/Berserk》での一撃必殺も熱い。
 次点は《孤独な王、グラン/Grunn, the Lonely King》と
 《ヤヴィマヤの化身、ムルタニ/Multani, Yavimaya’s Avatar
 どうでもいいけれども、
 《孤独な王、グラン》は、
 鋼の錬金術師好きからは「グラン准将」と呼ばれる。

続いて2色の組み合わせ10種。

Bruna, Light of Alabaster

白青:《雪花石を率いる者、ブルーナ/Bruna, Light of Alabaster

 エンチャント次第で一撃で相手を葬り去る事も。
 文句無しに脳筋ジェネラルランクイン。
 ジェネラルダメージなのに21点以上を一撃で叩き出せる、
 白の《ハルシオンの目撃者、エヴラ》と並ぶロマン砲。


Karlov of the Ghost Council

白黒:《幽霊議員カルロフ/Karlov of the Ghost Council

 2マナ2/2だが、ライフを得るたびに+1/+1カウンターが2個。
 構成次第で3パンチで倒す事は余裕で見えてくる。
 1ターン目《セラの高位僧/Serra Ascendant》から、
 2ターン目《幽霊議員カルロフ》での殴り合い上等の動きが楽しい。
 能力も無限ライフ決めてもクリーチャーを潰せるだけで、
 全くコンボらしくない生物なのでGOOD。
 

Iroas, God of Victory

白赤:《勝利の神、イロアス/Iroas, God of Victory

 パワー7があり、破壊不能もある。
 破壊不能持ちは出したらあまり面倒を見なくても良いのがいいところ。
 白赤ならエンチャントを色々置けば、
 そのまま動き出してくれるうえに、
 倍ダメージエンチャントもあるので2パンチも可能性がある。


Krond the Dawn-Clad

白緑:《暁まといのクロンド/Krond the Dawn-Clad

 あまり他に候補が無かった。
 とはいえ、エンチャントでパワーを上げれば3パンチが狙える。
 条件付きとはいえ、
 殴るたびにパーマネント対策出来る点を評価してあげたい。
 そういえば使っている人を見たことが無いジェネラル。
 白緑に最強クラスのジェネラルが数人君臨しているからなのだが。


Wrexial, the Risen Deep

青黒:《目覚めし深海、レクシャル/Wrexial, the Risen Deep

 能力が島渡り、沼渡りと攻撃を通す気満々。
 攻撃が通ったらレクシャル・ハラスメント。
 何が出来るかは相手次第。
 EDHで悪い色と言われる青や黒にばんばんハラスメントしよう。
 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》さえあれば、
 誰相手であろうとブロックされなくなる強みもGOOD。


Keranos, God of Storms

青赤:《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms

 イゼットカラーには脳筋があまりにも少なかった。
 鼻血出そうな程コンボ寄りな方々か、
 頭痛がするほど弱い方々ばかり。
 その中で唯一素直に殴れそうな生物だった。
 白赤の神様同様に、破壊不能は面倒を見なくて良いのが楽。


Arixmethes, Slumbering Isle

青緑:《まどろむ島、アリクスメテス/Arixmethes, Slumbering Isle

 選んでおいて言うのもなんだけれども、
 こいつはコンボ野郎だ。
 自分で使ったので間違いない。
 けれども2パンチで人が倒せるのも事実。
 構成次第でコンボじゃなくても行けるのでランクイン。
 使った時の楽しさは店主お墨付きの生物。

Rakdos, Lord of Riots

黒赤:《暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots

 他の生物のコストを下げて怪獣大決戦をする生物だが、
 本体も6/6と十分に殴る気がある生物。
 他の生物が大きすぎてジェネラルダメージにならない事があるが、
 本体は十分に強さがある。


Varolz, the Scar-Striped

黒緑:《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped

 《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》でドカン!
 《死の影/Death’s Shadow》でドカン!
 とにかく活性して殴れというまさに脳筋ちゃん。
 ちょっとだけ《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》が、
 頭をよぎったが、EDHでは難しそうだ。


Ruric Thar, the Unbowed

赤緑:《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed

 能力が、
 「ああ?クリーチャーじゃない呪文だと?
 通行税を頂こうか・・・。
 払えない?ならば死ぬんだな!」
 と言いたそうな彼が最高。
 コンボ系の首を締めながら殴れる出来る子。
 何よりも「あと何回呪文使ったら死ぬか。」を理解させる圧力が良い。


以上、まずは15種。

ここまでに挙がった生物の半分以上は使った事がある。
個人的に大好きなのは、

目覚めし深海、レクシャル
まどろむ島、アリクスメテス
自由なる者ルーリク・サー
原初の飢え、ガルタ
原初の潮流、ネザール

の5つ。
使った事がないのなら是非とも推したい5つ。
使った事がなくて使ってみたいのは、
原初の嵐、エターリ
飢饉の具現、トルガール
の2つ。
久しぶりに黒単を作ってみたいので、
飢饉の具現、トルガール》を今度作ってみよう。

後編では

・無色
・3色
・5色


を挙げる予定。

こういう質問は書いている側も本当に楽しい。
他にも「こんなランキング書いて!」というものがあったら是非!

ではまた。

【2020年01月12日】プレインズウォーカー・チャンピオンシップのおしらせ

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大会参加予約はこちら

■大会概要

カードショップセラ・プレインズウォーカー・チャンピオンシップ

場所:Cardshop Serra (店舗案内
日程:1月12日(日)
参加費:1,000円
参加定員:50人
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:スタンダード(BO1)
※定例大会とルールが異なります。下記内容をよくご確認ください。

賞品:
参加賞:《プテラマンダー/Pteramander》PWCSプロモ
ベスト8賞:《実験の狂乱/Experimental Frenzy》PWCSプロモ
優勝:《ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen》PWCSプロモ

その他パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。

Pteramander Experimental Frenzy Vraska, Golgari Queen

※ベスト8賞及び優勝賞品は、

参加人数が50人になった場合に配布します。

・本イベントのルール適用度は「一般」です。
・本イベントのPWP倍率は2倍です。
・本イベントはスタンダードで行われます。(ラヴニカのギルド、ラヴニカの献身、灯争大戦、基本セット2020、エルドレインの王権)
・各ラウンドでのマリガンの際、フリー・マリガンを行った後に通常のマリガンを行います。
・予選ラウンドはスイスドロー形式で最大6回戦行われます。
・予選ラウンドは各ラウンドとも制限時間25分間で、BO1(Best of One:1ゲーム先取したプレイヤーが勝利。サイドボーディングは行わない)で行われます。
・サイドボーディングは行いませんが、ゲームの外部を参照するカード(《願いのフェイ/Fae of Wishes》や《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》など)のためにサイドボードを用意しても構いません。
・スイスラウンドがすべて終了したのち、上位8名によるシングルエリミネーション形式の決勝ラウンドが行われます。
・予選ラウンドの各試合は、ダイスやコイントスなど無作為の方法によって先攻か後攻かを選びます。決勝ラウンドについても同様です。
・決勝ラウンドは1ゲーム先取したプレイヤーの勝利となります。時間制限はありません。(ただし、プレイヤーはスイスラウンド同様に25分で終わるように試合を進める義務があります。)
・本イベントにおいては、このファクトシートに特に記載のない限り、Magic: The Gathering Tournament Rules(マジック:ザ・ギャザリング イベント規定)およびJudging at Regular Rules Enforcement Level (REL)(一般ルール適用度(REL)用ジャッジ法)が適用されます。 ルールの文書はマジック・ドキュメントセンターでご覧いただけます。
・イベント規定とファクトシートの間で矛盾が生じた場合、ファクトシートの内容が優先されます。
・プレイヤーはライフの総量を記録する方法や、カードスリーブ、および適切なカウンターやトークンをプレイヤー自身で用意する必要があります。

■その他
本イベントはPWCS認定申請中です。認定されましたら再度お知らせいたします。

ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-963-2750
メール:customer@cardshop-serra.com


■交通案内



静岡県沼津市大手町5-7-5 つるかめ仲見世ビル 4Fです。
JR沼津駅南口から仲見世商店街に入り、しばらく進んだ先の右手側のビルです。


■お知らせ

・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。

・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。


その他の大会予定はこちら

アルファ・フォーティデッキ紹介その1。

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今回のデッキ紹介はなんとアルファ・フォーティ。

MTGのルールの中でも狂気の沙汰としか思えない遊び方。

詳しいルールを知りたい方は以下へ。

note:α40(アルファフォーティ)について

店主のデッキを知りたい方は以下へ。

note:アルファ・フォーティをやってみた。

遊び方をシンプルに書くと、

・禁止も枚数制限も無い(4枚制限すらない。)40枚デッキ作れ。
・ただし全部のカードはα版だけだ、それ以外は許さん。

これでおしまい。
MTGプレイヤーの99.9%がやりそうに無い遊び方。

「せっかくの狂気の世界を楽しまない理由はない!」
と考える狂気の店主なので、
周囲の友人にやろうと言ってみたら、

「無理。」

の二文字で帰ってきた。
当たり前だと思ったので、

「俺は全部αで組む。
 みんなはハンディをつける。
 みんなはUnlimited版までOKにしたらどう?」

と言ってみた。
そしたらかなりの人がOKを出してくれた。
気合の入っている人は次の日にはデッキを用意していた。

オールドスクールにCFBルールがあるように、
アルファ・フォーティはCardshop Serraルールという事で、

「アルファ・フォーティのデッキをUnlimited版まで許可。
 当然、α版には存在しない、
 《黒の防御円/Circle of Protection: Black》
 《Volcanic Island》
 の2枚は禁止。」

で大会をやる事にした。
Card Shop Serra
の頭文字をとって「CSSルール」と仮名をつけた。
たぶんこのくらいまで解禁すれば、
MTGプレイヤーの99.9%がやらない遊びから、
99%くらいにはなる・・・はず・・・。
なる・・・といいな・・・。

そして、大会当日。
店主以外でアルファ・フォーティのデッキを、
本当にα版だけで組んできた猛者がいた。
基本土地まで完全純正である。

今回はその人のデッキを紹介したい。

Alpha40_Psychic Venom

-クリーチャー1枚-
1《マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn

-インスタント10枚-
2《送還/Unsummon
3《ぐるぐる/Twiddle
4《魔力消沈/Power Sink
1《対抗呪文/Counterspell

-エンチャント9枚-
7《地の毒/Psychic Venom
2《支配魔法/Control Magic

-アーティファクト5枚-
1《太陽の指輪/Sol Ring
4《氷の干渉器/Icy Manipulator

-土地15枚-
15《島/Island

なんと、青単。
デッキも驚きの内容だ。

メインのダメージソースがすごい。
地の毒》だ。
ナニコレ?という人が多そうなので、
説明を入れよう。

Psychic Venom
Psychic Venom/地の毒
コスト:1青
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(土地)
エンチャントされている土地がタップ状態になるたび、
地の毒はその土地のコントローラーに2点のダメージを与える。
コモン

相手の土地にくっつけて嫌がらせをするカードだ。
基本セットに結構長い間再録されたカードだが、
使われる事はほとんど無かったカード。
それがなんと、
メインに7枚。
40枚中の7枚なので、
期待値で言えば初手に1枚くらい当たり前。

この《地の毒》を相手の土地に何枚もつける。
もちろん同じ土地にだ。
1枚の土地にこのカードを2枚つければ、
当然2回誘発するので4点ダメージ。
3枚つければ6点。
4枚つければ8点。

対戦相手は《地の毒》をつけられた土地をタップしたくない。
それでもカードをプレイしたい時は使うだろうけれども、
なるべくタップせずゲームを進めるだろう。
しかし、
氷の干渉器》でタップして、
無理やりダメージを与える。
さらに、カウンター呪文である、
魔力消沈》も土地を無理やりタップさせるので、
これもダメージを稼ぐ方法になっている。
あとは、タップとアンタップのどちらも出来るので、
ぐるぐる》を使う事も。
一気に勝負を詰める時は、
氷の干渉器》1枚目で土地をタップ。
ぐるぐる》でその土地をアンタップ。
氷の干渉器》2枚目で土地をタップ。
という挙動でダメージを稼ぐ。
仮に《地の毒》がその土地に2枚ついていたら、
これだけで8点ダメージ。
案外と削れるカードだ。
面白い方向に理にかなったデッキだ。

デッキを見た瞬間に、
「そう来たか!」
と思った。
2019年、店主が選ぶデッキ大賞1位決定と言ってもいいくらい。

このデッキの他のダメージソースは、
支配魔法》で奪った生物か、
1枚だけ入っている《マハモティ・ジン》だけ。
これらで勝つよりも、
地の毒》で勝つ事のほうが多いだろう。

皆が気になる、
「これ強いの?」
というところだが、
デッキとしては強くない。
が、
参加者は皆このくらいのデッキばかりだ。
いくら
「Unlimited版まで解禁する。」
と言っても、
わざわざUnlimited版のデュアルランドを買っている人、
β版のデュアルランドを買っている人、
どちらもそうそういない。
Unlimited版までのデュアルランドが無いのなら、
デッキは基本土地しか入らない。
デッキに土地を入れなくても戦える人は、
今大会には一人もいなかった。
いや、日本全国でもそんなデッキを組める人は、
CSSルールでもおそらく一桁のはず。

そういえばこのデッキは、
対戦相手の場に土地が出なかったらまず勝てないデッキになるなぁ。
デッキの7枚が無駄カードになってしまう。

なお、デッキ製作者本人はパワー9はUnlimited版では持っているらしい。
βのカードもいくつかあるらしいが、
アルファ・フォーティをCSSルールではなく、
純正ルールで組んでみたくてそうしたのだそうだ。
その心意気にも驚いたが、
それ以上にデッキの内容に驚かされた。
こんなデッキを見ることができただけでも、
アルファ・フォーティの大会を開催して良かった。
惜しむらくは店主と当たらなかった事。

次にアルファ・フォーティを開催するなら、
また来てくださるような事を言っていたので、
このデッキがどう進化するか、
それとも別のデッキを持ってくるのか、
非常に楽しみだ。

ではまた。

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