以前に
EDHの必須カードについて1~3までを書いた。
書いた時期から随分と時間が経ち、
ルールの変更や禁止改訂もいくつかあった。
EDH必須カードについて3を書いた時期は2015年。
今から2年前だ。
この2年の間でもお客様から、
「EDH必須カードについてさらに追記が欲しい。」
「EDHのデッキ作成で常に参考にしているので新しい情報が欲しい。」
というご要望もいただいた。
そこで、過去のカード達を全て見直した上で、
EDH必須カードについて4を書こうと思った。
今回はまず、前回までに紹介したカードを全て見直し、
現在の時点でも
「必須クラス」
「とても使える!」
「入れておいて損無し!」
「少しデッキは選ぶけど強い!」
と言えるもの、それから、
「クセはあるけれども強い。」
「必ずではないけれども強い。」
「デッキを選ぶ事もあるが汎用性は高い。」
等の表現をしたカード達をまとめてピックアップ。
これらはカード名だけの羅列にとどめたい。
ルール変更等で強さに明確な差が出たものを除いて、
大半のものは以前のこらむに書いた使い勝手の良さのままだ。
これらを羅列したのちに、
新カードをリストアップし、
どうして強いのか、使えるのかと書いてみたい。
—白—
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《流刑への道/Path to Exile》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《ハルマゲドン/Armageddon》
《戦の惨害/Ravages of War》(ハルマゲドンのPO3版)
《Moat》
《太陽のタイタン/Sun Titan》
《安らかなる眠り/Rest in Peace》
—青—
《渦まく知識/Brainstorm》
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
《意志の力/Force of Will》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《Mana Drain》
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
《差し戻し/Remand》
《遅延/Delay》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
《時のらせん/Time Spiral》
《Timetwister》
《Copy Artifact》
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《金粉のドレイク/Gilded Drake》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《時間のねじれ/Time Warp》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《誤った指図/Misdirection》
《意外な授かり物/Windfall》
《白鳥の歌/Swan Song》
《宝船の巡航/Treasure Cruise》
《時を越えた探索/Dig Through Time》
《賢いなりすまし/Clever Impersonator》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《幻影の像/Phantasmal Image》
—黒—
《Demonic Tutor》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
《四肢切断/Dismember》
《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
《無慈悲な処刑人/Merciless Executioner》
《死の雲/Death Cloud》
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
《夜の囁き/Night’s Whisper》
《毒の濁流/Toxic Deluge》
—赤—
《Wheel of Fortune》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《紅蓮破/Pyroblast》
《熱情/Fervor》
《汚損破/Vandalblast》
《混沌のねじれ/Chaos Warp》
《ギャンブル/Gamble》
《業火のタイタン/Inferno Titan》
《パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros》
《前哨地の包囲/Outpost Siege》
—緑—
《永遠の証人/Eternal Witness》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《新たな芽吹き/Regrowth》
《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
《森の知恵/Sylvan Library》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《調和の中心/Concordant Crossroads》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《内にいる獣/Beast Within》
《ケイラメトラの侍祭/Karametra’s Acolyte》
《開拓地の包囲/Frontier Siege》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《ドライアドの歌/Song of the Dryads》
—無色—
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《金属モックス/Chrome Mox》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
《友なる石/Fellwar Stone》
《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》
《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
《団結のタリスマン/Talisman of Unity》
《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
《グルールの印鑑/Gruul Signet》
《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》
《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
《ゴルガリの印鑑/Golgari Signet》
《ボロスの印鑑/Boros Signet》
《シミックの印鑑/Simic Signet》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
マルチカラーカードは色の合う合わないに加えて、
デッキのコンセプトに合う合わないもあるので、
必ずと言い切れない事を了承していただきたい。
—マルチカラー—
●青黒
《概念泥棒/Notion Thief》
●赤黒
《ラクドスの魔除け/Rakdos Charm》
《戦慄掘り/Dreadbore》
《終止/Terminate》
●赤緑
《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed》
《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》
《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》
●青赤
《ラル・ザレック/Ral Zarek》
《ダク・フェイデン/Dack Fayden》
●黒緑
《突然の衰微/Abrupt Decay》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
●青黒緑
《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
—土地—
《統率の塔/Command Tower》
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》
デュアルランド
《Tundra》
《Underground Sea》
《Badlands》
《Taiga》
《Savannah》
《Scrubland》
《Volcanic Island》
《Bayou》
《Plateau》
《Tropical Island》
ギルドランド
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《湿った墓/Watery Grave》
《血の墓所/Blood Crypt》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《寺院の庭/Temple Garden》
《神無き祭殿/Godless Shrine》
《蒸気孔/Steam Vents》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
《繁殖池/Breeding Pool》
フェッチランド
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
M10ランド
《氷河の城砦/Glacial Fortress》
《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
《硫黄の滝/Sulfur Falls》
《森林の墓地/Woodland Cemetery》
《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
《内陸の湾港/Hinterland Harbor》
ダメージランド
《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
《地底の大河/Underground River》
《硫黄泉/Sulfurous Springs》
《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
《低木林地/Brushland》
《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
フィルターランド
《広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse》
《ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs》
《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge》
《モスファイアの谷/Mossfire Valley》
《サングラスの大草原/Sungrass Prairie》
ハイブリッドランド
《秘教の門/Mystic Gate》
《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
《偶像の石塚/Graven Cairns》
《火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket》
《樹木茂る砦/Wooded Bastion》
《悪臭の荒野/Fetid Heath》
《滝の断崖/Cascade Bluffs》
《黄昏のぬかるみ/Twilight Mire》
《岩だらけの大草原/Rugged Prairie》
《溢れかえる果樹園/Flooded Grove》
ここまでは以前のこらむでカード名が出たものたち。
過去に必須クラスだと言った、
《森林の始源体/Sylvan Primordial》
《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》
《クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix》
の3種はEDHで禁止されてしまった。
正直なところ、
《クルフィックスの預言者》だけは何故?と思わなくはないが、
それでもこの3種のカードが強いからこそ禁止されてしまうわけで、
禁止されたカードを必須クラスと言った自身の判断は間違っていなかったのだろう。
また、《クローン/Clone》系の生物は大半は、
リストには残したものの評価が下がっている。
理由は言うまでもなく伝説ルールの変更。
以前のルールでは対戦相手のジェネラル対策になったものの、
今はそうでなくなってしまった。
それでも弱いカードにはならないのがコピー系カードだが、
必須クラスのカードにはならない。
ただし「他に入れるものが思いつかない」と思ったら、
とりあえず入れておいても損にはならない強さがある。
とりわけ《Copy Artifact》は個人的に評価が高い。
2ターン目に対戦相手のマナアーティファクトをコピーするだけでも、
相手に速度負けせずに済む。
それから、以前にも結構誤解されてしまったので、
重ねて書いておきたい。
このリストにあるカード達は、
100%必須!絶対にデッキに入れろ!
というものではない。
無色でどんなデッキにも採用出来るからと言って、
10個デッキを作って《精霊龍、ウギン》が全てに入るというものではない。
デッキのコンセプトに合ったカードを入れる事が大切であり、
この色を採用したら100%入れるという程のカードはとても少ない。
一例で言えば《渦まく知識》くらいであれば、
青ければ必ずと言っても良い。
あとはどんなデッキでもジェネラルの再プレイを考慮したら、
ほとんど無駄カードにならない《太陽の指輪》くらいだ。
100%必須なカードはごくごく限られている。
このリストに挙げられたカード達は、
あくまで、
・持っていたらとりあえず突っ込んでおいて損がない。
・へたなカードを採用するくらいなら入れておこう。
・高くて強いカードの場合はいつか手に入れようという目標に。
・セラの店主が強いカードだって言ってんだから入れてみよう。
くらいの軽い気持ちの認識でいてほしい。
さてさて、少し長くなってしまったので、
新カードの紹介は次から。
ではまた。
EDHの必須カードについて。-ルール改訂後その1
EDHデッキ紹介その106(The Locust God/蝗の神)
今回のデッキ紹介はイナゴの神様。
破滅の刻の多色の神3種の1人。
語呂の良さからイナゴッドの愛称で親しまれる神様。
ただ、青と赤という色はなんとなくイナゴのイメージがないし、
過去のイナゴのカードも黒か緑だ。
なんとも変わったカードである。
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《The Locust God/蝗の神》
コスト:4青赤
伝説のクリーチャー 神(God)
飛行
あなたがカードを1枚引くたび、飛行と速攻を持つ青であり赤である1/1の昆虫(Insect)クリーチャー・トークンを1体生成する。
(2)(青)(赤):カードを1枚引き、その後カード1枚を捨てる。
蝗の神が死亡したとき、次の終了ステップの開始時に、これをオーナーの手札に戻す。
4/4
神話レア
6マナ4/4という本体スペックはそれほど高くはないが、
カードを引くたびに1/1飛行速攻トークンが出るので、
攻撃力は決して低くない。
ジェネラルダメージ21点は狙いにくいものの、
ドロースペルの豊富な青いカードを駆使すると、
かなり簡単にトークンの数が並ぶ。
特にEDHでよく使用される7ドロー呪文を撃つと一気に7体並ぶのが面白い。
しかもトークンは速攻持ちなので、
戦闘前メインフェイズでドロー呪文を連打出来ると、
かなりの攻撃力になる。
自身の持つ起動型能力でもトークンが出るので、
マナが余っていればトークンが並べられる。
起動にタップが不要である事から、
無限マナの処理手段としてもなかなかに優秀。
色マナを含めた無限マナでなければならないが。
デッキは以下。
ジェネラル:《蝗の神/The Locust God》
-クリーチャー4枚-
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
-インスタント15枚-
《水没/Submerge》
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《否定の契約/Pact of Negation》
《渦まく知識/Brainstorm》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《猿術/Pongify》
《白鳥の歌/Swan Song》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《Mana Drain》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《発明品の唸り/Whir of Invention》
《意志の力/Force of Will》
《誤った指図/Misdirection》
《差し戻し/Remand》
《呪文貫き/Spell Pierce》
-ソーサリー16枚-
《ミジックスの熟達/Mizzix’s Mastery》
《親身の教示者/Personal Tutor》
《汚損破/Vandalblast》
《加工/Fabricate》
《Timetwister》
《Wheel of Fortune》
《意外な授かり物/Windfall》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《時間のねじれ/Time Warp》
《水の帳の分離/Part the Waterveil》
《時のらせん/Time Spiral》
《永劫での歩み/Walk the Aeons》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
《宝船の巡航/Treasure Cruise》
《思案/Ponder》
-エンチャント4枚-
《気流の言葉/Words of Wind》
《リスティックの研究/Rhystic Study》
《沿岸の海賊行為/Coastal Piracy》
《タッサの二叉槍/Bident of Thassa》
-アーティファクト23枚-
《Jeweled Amulet》
《金属モックス/Chrome Mox》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《通電式キー/Voltaic Key》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《友なる石/Fellwar Stone》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
《精神石/Mind Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》
《思考の器/Thought Vessel》
《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
《ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
-プレインズウォーカー4枚-
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
《ダク・フェイデン/Dack Fayden》
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
-土地32枚-
《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》
《大焼炉/Great Furnace》
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
《Volcanic Island》
《蒸気孔/Steam Vents》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《教議会の座席/Seat of the Synod》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《滝の断崖/Cascade Bluffs》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《統率の塔/Command Tower》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
《産業の塔/Spire of Industry》
《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
《硫黄の滝/Sulfur Falls》
《発明博覧会/Inventors’ Fair》
7《島/Island》
2《山/Mountain》
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——————————
基本はイナゴの神様を着地させて、
あとはドロー呪文や能力、ドロー・ステップでトークンを出して殴る。
《沿岸の海賊行為》か《タッサの二叉槍》があれば、
トークンが倍々計算で増え、
そこからの追加ターンでおおむね殴り切れる、
という流れだ。
一度動き出せばトークンが倍(攻撃力倍)で、
ドローも一気に増え、追加ターンを高確率で引けるので、
そのまま追加ターン連打で押し切れる事は多い。
そして、このジェネラル特有の無限が1つ。
ジェネラルが出ている事が前提で、
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《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》or《ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar》
これが揃えば無限。
1/1のトークン(最低でもドロー・ステップで出ている)を
《頭蓋骨絞め》でドロー2枚に変える。
ジェネラルの能力が誘発して1/1が2体出る。
そのうちの1体を《ファイレクシアの供犠台》で生贄に捧げて好きな色1マナ、
そのマナでもう1体に《頭蓋骨絞め》を装備させてドローに。
この場合だとマナは増えないが、無限ドロー。
《アシュノッドの供犠台》のほうだと無色1マナずつ余る。
《ファイレクシアの供犠台》での無限ドローが成立した時点で、
残りのライブラリーは全部引けるので、
ライブラリーの中のドロー手段やマナアーティファクトから、
《アシュノッドの供犠台》までつなげればマナも自由になる。
もっともこのコンボは無限と書いてはいるものの、
残りのライブラリー枚数分のトークンしか出せない。
マナを余らせるにしてもライブラリー枚数に影響してしまう。
ただし、コンボの性質上、
ライブラリーを全部引き切る事が出来るので、
途中でマナアーティファクトや軽いドロースペルでトークンを出して、
《時のらせん》や《Timetwister》につながれば、
ライブラリーの回復まで持っていける。
一度ライブラリーが回復してしまえば、
殴り勝てるだけの数のトークンは出るだろう。
《気流の言葉》が組み合わさるとさらに強い。
今回は不採用にしてあるものの、
ライブラリーアウトを防ぐ手段+別ルート勝ち手段ならば、
《精神力/Mind Over Matter》
《寺院の鐘/Temple Bell》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
または《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
の採用も悪くない。
特に《寺院の鐘》はジェネラル+追加ターンとの相性も良い。
この構成で《無限に廻るもの、ウラモグ》を採用しておくと、
どうしても困ったパーマネントを出された際の保険にもなる。
困ったら《無限に廻るもの、ウラモグ》で殴るという勝ちパターンをとれる事が魅力。
他の手段でライブラリーを切らせたくないのなら、
《思い起こし/Call to Mind》の採用だけでもOK。
コンボが成立してしまえばライブラリーを引き続けられるので、
《Timetwister》を引くまでドローして撃つ。
《思い起こし》を引くまでドローする。
《思い起こし》で《Timetwister》を回収。
《Timetwister》を撃つ。
あとはぐるぐるとこれを繰り返せばいいのである。
このルートで作った場合だと、
無限ドロー、無限マナ、無限トークンが成立。
これだけの無限が成立する=無限ターンでもある。
この構築の場合、
《Timetwister》と《思い起こし》のどちらかが追放されない限り、
墓地、ライブラリー、手札のどこにあっても必ず成立するうえに、
《思い起こし》は追加ターン連打用にもなるので、
全く無駄にならないので個人的にはお薦めだ。
あれこれと詰め込んでいると、
バランスが崩れてしまうものの、
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
《旗印/Coat of Arms》
なども一考の価値がある。
《旗印》は7ドローからのトークン強化が非常に面白いが、
それ以外の時に他者のクリーチャーを強化しかねない事と、
単品で全く仕事をしない事が欠点。
この蝗の神様は発売してすぐに構築した事もあり、
まだまだ研究する箇所が相当にある。
色々なカードを試してみて、
より強いものが出来た時は再度紹介したい。
ではまた。
EDHの必須カードについて。-ルール改訂後その2
EDHの必須カードについて。
今回の選定では統率者2017までのセットのカード。
—白—
《命運の掌握/Grasp of Fate》
対戦相手全員に《払拭の光/Banishing Light》。
多人数戦ならではの強さを持つカード。
《ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation》
白版の《ドライアドの歌》だと思えばよし。
単純除去よりも戦場で無効化はかなり強い事が多く、
速度重視のジェネラルをこれで止められると、
相当な時間そのまま何も出来なくなる人もいる。
《アカデミーの学長/Academy Rector》
デッキは選ぶが強い1枚。
持っている人は限られているが、
これ経由で《Moat》が飛び出してくる事も。
白青系だと《全知/Omniscience》がありえる点でも恐ろしい。
《大変動/Cataclysm》
デッキを選ぶ・・・と言いたいが、
白なら保険で突っ込んでおいても良いと思う1枚。
プレインズウォーカーは何枚並んでいようとも0に出来る。
あとはコンボを決めかけているプレイヤーの場を台無しに出来る事が多い。
白はもともと受けの色なのでこのくらい対抗策があったほうが良い。
《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
上に同じ。
土地は壊せないし、
プレインズウォーカーも1枚は残ってしまうが、
全プレイヤーの残るパーマネントをこちらが選べる点は優秀。
《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
白の珍しいチューターカード。
サーチ先の幅が広いので使い勝手が良い。
—青—
《猿術/Pongify》
《急速混成/Rapid Hybridization》
どちらも1マナでクリーチャーを潰せる青の貴重なカード。
出て来る3/3トークンはEDHでは気にならない事も多い。
序盤のジェネラルに対応出来る事が大きい。
《月への封印/Imprisoned in the Moon》
青版の《ドライアドの歌》。
コスト3が重たいという人もいるが、
ジェネラルを除去するのではなく、
戦場にとどめて無効化させる事が大きい。
除去するカードと違って再プレイ出来ない点は高評価。
《思案/Ponder》
99枚のライブラリーからお目当ての1枚を引く事はとても難しいEDH。
その1枚を引く確率を少しでも高められる1枚。
ライブラリーの先の3枚まで見られる事と、
シャッフルの選択は決して馬鹿にできない。
《大あわての捜索/Frantic Search》
店主イチオシの1枚。
土地3枚アンタップがあるので実質は0マナ。
使ってみるとわかる使い勝手の良さ。
時には捨てる事も有効活用出来る優秀な1枚。
《応じ返し/Snapback》
地味だがかなり強い。
コモンでお安く入手出来る事もポイントが高い。
—黒—
《無垢の血/Innocent Blood》
自分が何も出していなければ、
対戦相手にだけ効果があるので、
状況次第ではクリーチャー3体を1マナのカード1枚で葬る事が出来る。
何よりも1マナで動ける軽さが重要。
1~2ターン目の相手の動きを潰すための1枚。
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
黒と言えばこれ。
昔は不要と言われたものの、
ジェネラルありきのデッキが増えた昨今では需要アップ。
《殺し/Snuff Out》
ジェネラルありきのデッキが増えた昨今では、
このカードのようにマナを払わずに撃てる事は重要。
黒の生物を倒せない事に注意。
《殺戮の契約/Slaughter Pact》
上に同じ。
このカードも黒の生物を倒せない。
契約死には気をつけて。
—赤—
《力ずく/By Force》
アーティファクト破壊呪文の中でも、
トップクラスの使い勝手の良さ。
1枚で複数個破壊出来る上に、
指定コストは1つ。
赤いデッキならどんなデッキにも邪魔になる事無く入る素晴らしい1枚。
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
赤色専用の《水蓮の花びら/Lotus Petal》みたいなもの。
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
赤にしては珍しいほど柔軟性の高いプレインズウォーカー。
特にマナが出せる点は大きい。
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
赤でライブラリーを進ませられる数少ないカード。
フラッシュバック付きなのがありがたい。
《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
一瞬でかなりのマナを出せるので相当使える。
見たら除去しないと危ないカードと認識して良し。
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
少しだけ書いてある事が違うが、赤の《護衛募集員》。
といっても元祖はこっちで《護衛募集員》が後に出ている。
白同様にサーチ先の幅が広いので使い勝手が良い。
《紅蓮操作/Pyrokinesis》
ジェネラルありきのデッキが増えた昨今では、
このカードは活躍の場は結構ある。
対戦相手に7ドロー呪文を撃たれた時に、
少しでも動ける点は大きい。
—緑—
《刻み角/Manglehorn》
アーティファクトを破壊出来るだけでなく、
その後出て来る対戦相手のアーティファクトだけタップ状態にするので、
タイムアドバンテージも得られる優秀カード。
《Elvish Spirit Guide》
緑色専用の《水蓮の花びら/Lotus Petal》みたいなもの。
《異界の進化/Eldritch Evolution》
多少デッキは選ぶものの、
サーチ&インプレイ(ライブラリーを探して場に出す)は強い。
《調和/Harmonize》
入れるものに迷ったら採用しておこう。
損をする事だけは無い1枚なので。
青緑のデッキなら不要。
《有毒の蘇生/Noxious Revival》
これは思っている以上に使い道がある。
基本的にはアドバンテージを失うカードなのだが、
いざ使ってみるとそれを感じさせない強さがある。
《繁茂/Wild Growth》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
役目は一緒。
単純なスピードアップ要員。
クリーチャーでない事はメリットでありデメリットだが、
破壊されるおそれがあまりないエンチャントであるため、
安定性はかなり高い。
—アーティファクト—
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
最速でジェネラルを着地させるための手段。
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
過去にどうして書かなかったのかというくらいのカード。
他の手段でいくらでもマナが出せる方法のある緑は別としても、
それ以外の色選択の場合に高確率で採用出来る。
《Jeweled Amulet》
こらむでも紹介している優秀な0マナカード。
価格も高くなくイチオシの1枚。
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone》
《思考の器/Thought Vessel》
どれも基本的には2ターン目に置いて加速する役目。
緑のデッキ以外のマナ加速としては重要。
アンタップインしてくれるマナアーティファクトなので、
状況次第ではスピード落ちせずに動ける事もある点が大きい。
タップインのマナアーティファクトも悪いわけではない。
—マルチカラー—
《巧妙な偶像破壊者、ダレッティ/Daretti, Ingenious Iconoclast》
コストは軽め、柔軟性は高め。
黒赤のデッキならば入れておいて損無しのプレインズウォーカー。
これ1枚でアーティファクトとクリーチャーに対処出来る点が大きい。
《狂気の種父/Sire of Insanity》
全員の手札を徹底的に潰す1枚。
しかも継続的である事が強い。
パワー6もあなどれない。
黒赤デッキならとりあえず入れておいても損無し。
《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger》
上2つの能力だけで十分に仕事をする。
奥義はおそらく使わない。
—土地—
《家路/Homeward Path》
コントロールを奪われた時用の保険。
必須という程ではないが、
1枚くらい積んでおいても損無し。
他の無色マナの土地が多い場合は外してしまおう。
《山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord》
タップインする土地だが、速攻付与が大きい。
ジェネラルが速攻を得て意味のあるものでないといけないので、
必ずという程にはならないが弱いカードではない。
《家路》もこれも、
「1枚持っておいて損無し。」
くらいの認識でOK。
今回のお薦めカードたちの選定では、
一部のカードは少々評価を甘めにつけているというべきか、
色ごとの特色と強さの影響もあり、
マルチカラーや白などは
「こんなカードが選ばれてしまうの?」
と思う人もいるかもしれない。
このあたりの選定は非常に難しい。
例えば、
《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》
というカードは、
コストが1白青緑だ。
つまり、
最低でも3色以上のデッキにしか入らない。
決して弱いカードではない事は間違いないが、
ではどんなデッキに入る?
と言われると、
《魂の歌姫ルビニア/Rubinia Soulsinger》
《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》
あたりの白青緑のデッキに入るか?
と言われて必須、お薦め!という程でもない。
青や緑にはもっと優秀なカードがごろごろしていて、
使えないとは言わないものの、ランク外になってしまう。
(それでも奥義はかなり強い部類。)
反面、
上記で名前の挙がった《先駆ける者、ナヒリ》。
これは白赤のカードで、
基本としては白赤で使う事を考慮して強さを見ている。
もちろん白赤緑、白青赤に入る可能性もある。
白赤のデッキとして見たら、
この《先駆ける者、ナヒリ》は戦力として申し分無い。
この細かい選定基準は、
全てを文章だけで伝えきれるかどうかわからない。
加えてこれで全部!というわけでもない。
そのため、
賛否両論は色々な箇所にあるだろうけれども、
「これも1つの考え方」
として読んで頂ければ幸いである。
ではまた。
Words of Wind/気流の言葉
今回のお題は《気流の言葉/Words of Wind》。
オンスロートのお安いレア。
ほとんどトーナメントカードになった事がないが、
個人的にとても好きなカード。
(全くトーナメントカードにならなかったわけではない。)
今回はこのカードのEDHでの立ち位置と使い方。
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《Words of Wind/気流の言葉》
コスト:2青
エンチャント
(1):このターン、次にあなたがカードを引く代わりに、
プレイヤーはそれぞれ自分がコントロールするパーマネントを1つ、オーナーの手札に戻す。
レア
能力は1マナ+自分のドローを置換して、
全プレイヤー(自分を含む)はパーマネントを1枚戻す。
単純にこれだけを見るとアドバンテージは全く得られない。
一見使い方がサッパリなカードだが、
結構な能力の高さでもあり、
組み合わせでかなりの強さを発揮するカード。
と言ってもオンスロート発売から15年も経っている。
使えるレギュレーションはヴィンテージ、レガシー、EDH。
このカードの主戦場はヴィンテージやレガシーではなくEDH。
もうEDH以外では使われないんじゃないか?というくらい。
まず、使い方というよりもルール。
このカードの1マナ起動はいつでも出来るが、
ドローが発生しない限りはパーマネントを戻す効果は起きない。
つまりは
5マナ払って5回起動したとする。
このターンにドローが発生すると、
最大5回まではそのドローが
「全プレイヤーはパーマネントを1枚戻す。」
に置き換えする事になる。
(置換効果が5回予定される。)
しかし、ドローが発生しないなら何も起きない。
2回だけドローが発生したら全員2枚パーマネントを戻す事になる。
当然の事ながら、
「このターン」と文頭に書いてあるので、
ターンを跨いだたら置換効果の予定も消える。
シンプルかつ最高なのは、
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》との組み合わせ。
過去にもこらむで説明を書いた事があるが、
ここでも再度書いておこう。
両方のカードを場に出してあるところから。
まず、《気流の言葉》を1マナで起動。
次に《師範の占い独楽》をタップ起動。
《師範の占い独楽》タップのドローが《気流の言葉》で置換される。
全プレイヤーはパーマネントを戻す。
この時、自分は戻すパーマネントに《師範の占い独楽》を選択。
《師範の占い独楽》のタップしてドローする能力は、
最後に《師範の占い独楽》をライブラリーの上に置くとあるが、
《気流の言葉》の戻すパーマネントで《師範の占い独楽》を選択すると、
《師範の占い独楽》をライブラリーの上に置くという部分は無視される。
もちろん上記の起動で戻すパーマネントに《師範の占い独楽》以外を選択すると、
《師範の占い独楽》はライブラリーの上に行くので注意。
上記の手順の後は、
手札に戻った《師範の占い独楽》を1マナでプレイ。
《気流の言葉》を起動、《師範の占い独楽》をタップ・・・
以下繰り返し。
必要なマナは、
《気流の言葉》の起動に1マナ
《師範の占い独楽》のプレイに1マナ
たったの2マナだ。
2マナで自分以外の全プレイヤーにパーマネントを戻せと言えるという事。
4マナあれば2枚、8マナあれば4枚である。
EDHで序盤には活躍しにくいものの、
マナ数がある程度自由になる後半では猛威を振るう。
特に指定コストもない無色2マナで良いので、
兇悪な組み合わせだ。
しかも、このコンボの厄介なところは、
なんらかのドロー手段があると止める事も難しい。
どういう事なのかと言うと、
《気流の言葉》と《師範の占い独楽》が置いてある状況で、
数マナを余らせてあるとしよう。
このどちらかのパーマネントを壊す事は出来るだろうか。
条件が揃えば別だが、
普通では壊せないのである。
破壊する呪文や能力に対応して、
《気流の言葉》起動とドロー手段で、
破壊の対象となったパーマネントを戻してしまえばよいのである。
正確な言い方では、
《気流の言葉》や《師範の占い独楽》だけでなく、
どのパーマネントであろうと破壊する事が難しい状況になる。
そもそも《師範の占い独楽》がドロー手段なので、
単純にこの2種が並んでいるだけでも破壊は難しい。
これが《気流の言葉》の基本中の基本。
EDHでは他のカードとの組み合わせがさらにある。
《寺院の鐘/Temple Bell》
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
《精神力/Mind Over Matter》
各種の無限ドロー、無限マナコンボとの組み合わせ
あまりにも数が多すぎるので、
これらの説明は後述を除いて省いてしまうが、
一言で片付けると
「デッキに入れるものに困ったらとりあえずに突っ込め」
と言っても良い程に《気流の言葉》は強い。
どうして強いのか、という一面だけ説明しておきたい。
まず、青の特色として、
パーマネントを戻す以外に戦場のカードへ干渉出来るものがとても少ない。
《気流の言葉》のようにパーマネントでパーマネントに干渉出来るカードは稀である。
EDHでは基本、対戦相手が3人であり、
その都度、相手が何をしてくるかなどわかったものではない。
99枚+ジェネラル1の100枚のデッキ×3人分、
合計300枚からは何が飛んでくるのか予想もつかない事もある。
MTGのデッキで何にでも対処出来るデッキはとても難しい。
何にでも対処出来るカードもない。
対戦相手が3人いたら、なおのこと対処の難易度は上がる。
しかし、《気流の言葉》は一定量まで対処可能だ。
EDHの戦いにおいて、
困った時の頼れる1枚として、
これ程のカードはなかなか無い。
このカードの強みであり弱みは、
「プレイヤーはそれぞれ自分がコントロールするパーマネントを1つ、オーナーの手札に戻す。」
この一文。
戻すパーマネントは各プレイヤーが選ぶ。
この効果は対象をとらない。
対象をとらないという事は、
プロテクション、呪禁、被覆を無視して戻せる事は強み。
望んだパーマネントを戻せるとは限らない事が弱み。
そして、複数回起動で複数枚のパーマネントを戻せる事は強み。
自分のパーマネントを戻す場合は、
セットランドしていないなら1枚は土地、
あとは0マナアーティファクトや、
自身のコストよりもマナを出せるマナアーティファクトなら、
そのまま展開し直せるだけに無駄がない。
あとはドロー手段次第での連続起動で、
対戦相手だけ困る状況は案外と作れる。
連続起動で自分は土地、マナアーティファクトを戻し、
展開し直した時に《Wheel of Fortune》や《Timetwister》も強い。
マナに余裕があればさらにこの《Wheel of Fortune》や《Timetwister》の7ドローも、
何回かはドローを止める選択肢も面白い。
状況次第では対戦相手だけ場をリセットされた状態になる。
使い方は少々難しいが、
使っていてかなり戦略的なカードである事は間違いない。
EDHでは連続起動で
「ああ、もうこれは勝てない。」
という状況に全員を追い込む事で、
全員を倒せないものの、全員を投了させる事がある。
ダメージを与えるわけでもなく、
ライブラリーアウトをさせるわけでもないが、
このカードはフィニッシャーになる。
・困った時の対応手段。
・特定カードとのコンボも含めてフィニッシャーになる。
という2点は採用するに十分なカードだ。
この2点はどちらもEDHならではの強さと言っていい。
当たり前の話だが、
レガシーやヴィンテージよりも長期戦になりやすい環境なので、
こういった戦い方や手段が有効になる。
おまけで言っておくと、
条件を満たせば一応フィニッシャーにはなる。
例えば、
色マナ無限状態
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
があれば即座に勝てる。
色マナ無限なので、
《気流の言葉》を1000回ほど起動しておく。
《ジェイス・ベレレン》を-1で起動。
対戦相手はパーマネントを何か戻し、
自分は《ジェイス・ベレレン》を戻す。
《ジェイス・ベレレン》をプレイして、
対戦相手のパーマネントが0になるまでは-1起動と戻すを繰り返す。
対戦相手のパーマネントが0になったら+2起動に変更。
すると途中で全員のライブラリーだけが0になるので勝ち。
ただし、対戦相手がピッチ系のカウンターを撃つ事もあるので、
それだけは警戒する必要がある。
また、
《永遠の証人/Eternal Witness》+追加ターン呪文
で簡単に無限が出来るのも魅力的だ。
ドローステップのドローを飛ばして、
自分は《永遠の証人》を手札に戻して、
出し直して墓地にある追加ターンを回収。
これを繰り返すだけで対戦相手の全パーマネントは戻せる。
他に勝ち手段が無い状況でも、
全パーマネントを戻すところまでやる価値は十分にあるし、
それだけで普通は負けないだろう。
ただし、最低でも
《永遠の証人》で1緑緑
追加ターン呪文で3青青
《気流の言葉》起動で1
合計:5青青緑緑が必要。
これだけ揃うには序盤は少々難しい。
さらにコストは重たくなるが、
《古術師/Archaeomancer》
《記憶の壁/Mnemonic Wall》
のどちらかで青単のままでも出来る。
そしてこれまた青緑だが、
《森の知恵/Sylvan Library》とも相性が良い。
《森の知恵》の能力は
《Sylvan Library/森の知恵》
コスト:1緑
エンチャント
あなたのドロー・ステップの開始時に、あなたは追加のカードを2枚引いてもよい。
そうした場合、あなたの手札にあるこのターン引いたカードを2枚選ぶ。
それらのカードそれぞれについて、
4点のライフを支払うか、そのカードをあなたのライブラリーの一番上に置く。
レア
となっている。
《気流の言葉》を3度起動しておくと、
ドローステップの1枚+《森の知恵》の追加2枚
が全て飛ばされてパーマネントを3枚戻す事になる。
《森の知恵》のテキストの後半部分はそもそもカードを引いていないので、
「あなたの手札にあるこのターン引いたカード」が無い。
そのため、1枚につき4点ライフを払うか戻すかという選択も無い。
単純に言って3マナ払って全員がパーマネントを3枚戻して終わりである。
この時の3マナの払いが《魔力の櫃/Mana Vault》だと、
タップ状態になっている《魔力の櫃》を戻せば良い。
自分の動きにも無駄が少なく相手だけを困らせられるだろう。
EDHでの《永遠の証人》と《森の知恵》は、
かなりの確率で採用される優秀カードなので、
これらとの組み合わせを考えても、
《気流の言葉》はノータイムで採用しても良いほどだ。
この《気流の言葉》というカード、
これだけEDHで優秀な一面を持つものの、
採用している人の数は案外と多くない。
単純に知られていないだけだろうか。
青いデッキならば一度くらいお試しあれ。
少なくとも「使い物にならない」という結論にはならないはずだ。
ではまた。
EDHデッキ紹介その107(オケチラ&ヘリオッド)
今回のEDHデッキ紹介は白の神様。
気になるデッキ内容はこちら!
《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》
《信義の神オケチラ/Oketra the True》
98《平地/Plains》
好きなほうをジェネラルにして、
もう片方はデッキの中へ!
ではまた。
などと手抜きをしたいところだけれども、
さすがにそんな事は許されまい。
《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》
《信義の神オケチラ/Oketra the True》
98《平地/Plains》
このリストでも一応ゲームになるし、
デッキとしても成り立つ事は成り立つし、
7回もマリガンしてスタートしても戦える。
けれども、
もうちょっと練り込んでみようと思い、
《平地》の枚数を少々削りつつ構築。
あれ?こんな事最近も一度書いたような。
何はともあれ2種のどっちでもかまわないジェネラルのご紹介。
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《Heliod, God of the Sun/太陽の神、ヘリオッド》
コスト:3白
伝説のクリーチャー エンチャント 神(God)
破壊不能
あなたの白への信心が5未満であるかぎり、太陽の神、ヘリオッドはクリーチャーではない。
(あなたの白への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(白)の数に等しい。)
あなたがコントロールする他のクリーチャーは警戒を持つ。
(2)(白)(白):白の2/1のクレリック(Cleric)・クリーチャー・エンチャント・トークンを1体生成する。
5/6
神話レア
元祖の白い神様。
信心が足りないと動き出さないが、動き出せばそれなりのパワーの生物に。
動き出さないほうが除去されにくくて強いかもしれない。
出て来るトークンのパワーがオケチラさんより強い。
放って置いて信心達成さえしなければ、
除去されるおそれが少ない分、
面倒を見なくて済む気楽さがある。
ジェネラルダメージを狙いたい場合は、
オケチラさんのほうが殴る条件を満たしやすく、
しかも二段攻撃がある分だけオケチラさんのほうが強い。
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《Oketra the True/信義の神オケチラ》
コスト:3白
伝説のクリーチャー 神(God)
二段攻撃、破壊不能
あなたが他のクリーチャーを少なくとも3体コントロールしていないかぎり、
信義の神オケチラでは攻撃したりブロックしたりできない。
(3)(白):警戒を持つ白の1/1の戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1体生成する。
3/6
神話レア
こっちはエンチャントでなくなり、殴れる条件は自力で満たせる。
2人して破壊不能は変わらず。
ただ、オケチラさんは素のままでクリーチャーなので、
追放系の除去をくらってしまう。
自身の能力で自身が殴れる条件を満たせるからなのか、
出て来るトークンのパワーがヘリオッドさんより1下がる。
指定コストも違うが、
白単で組んだらどちらもそれほど変わらない。
————————–
ジェネラル:《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》
-クリーチャー9枚-
《信義の神オケチラ/Oketra the True》
《サリアの槍騎兵/Thalia’s Lancers》
《太陽のタイタン/Sun Titan》
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
《宮殿の歩哨/Palace Sentinels》
《コーの地図作り/Kor Cartographer》
《宮殿の看守/Palace Jailer》
《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
-インスタント6枚-
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《流刑への道/Path to Exile》
《荒野の確保/Secure the Wastes》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《白の太陽の頂点/White Sun’s Zenith》
《塵への帰結/Return to Dust》
-ソーサリー12枚-
《ハルマゲドン/Armageddon》
《戦の惨害/Ravages of War》
《カタストロフィ/Catastrophe》
《大変動/Cataclysm》
《神の怒り/Wrath of God》
《審判の日/Day of Judgment》
《軍部政変/Martial Coup》
《対立の終結/End Hostilities》
《正義の命令/Decree of Justice》
《啓示の刻/Hour of Revelation》
《総くずれ/Rout》
《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
-エンチャント11枚-
《土地税/Land Tax》
《盲従/Blind Obedience》
《法の定め/Rule of Law》
《選定された行進/Anointed Procession》
《命運の掌握/Grasp of Fate》
《領事の権限/Authority of the Consuls》
《浄化の印章/Seal of Cleansing》
《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
《城塞の包囲/Citadel Siege》
《ヘリオッドの指図/Dictate of Heliod》
《ヘリオッドの槍/Spear of Heliod》
-アーティファクト28枚-
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《Jeweled Amulet》
《通電式キー/Voltaic Key》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《乳白色のダイアモンド/Marble Diamond》
《友なる石/Fellwar Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《星のコンパス/Star Compass》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《思考の器/Thought Vessel》
《精神石/Mind Stone》
《守護像/Guardian Idol》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《真珠の大メダル/Pearl Medallion》
《巻物棚/Scroll Rack》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《かごの中の太陽/Caged Sun》
《ニンの杖/Staff of Nin》
《魔力の篭手/Gauntlet of Power》
-プレインズウォーカー1枚-
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
-土地33枚-
25《平地/Plains》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
《高層都市の玉座/Throne of the High City》
《セラの聖域/Serra’s Sanctum》
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——————————
基本は
トークン並べて殴れ!
ジェネラルで殴れ!
土地は全破壊だ!
気に入らなかったら生物全破壊!
リセットしても神は滅多に死なないからトークン並べ直せ!
土地破壊系リセットはジェネラルと相性的には良くないが、
対戦相手に何かされるよりはマシなので採用。
対戦相手の足止めはとても大切。
土地破壊大好きな人には下記の採用までお薦めする。
《Global Ruin/世界の荒廃》
コスト:4白
ソーサリー
各プレイヤーは、自分がコントロールする土地の中から、
各基本土地タイプの土地を1つずつ選ぶ。その後残りを生け贄に捧げる。
レア
このカードは結構特徴的で、
デュアルランドが壊れない事がある。
各タイプを1つずつ選ぶ、という書き方なので、
5色デッキがデュアルランド等を並べまくっていると最大5枚まで土地が残る。
反面、単色は土地が1枚になる。
ただし、誰かが《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》を置いていると、
1枚を平地として扱い、もう1枚の平地を沼として扱い、
合計2枚残るという選択になる事がある。
逆に言えば、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》のように、
土地に別のタイプを付加出来るものが置いていないなら、
基本土地タイプを持たない土地は全て生け贄に捧げなくてはならない。
強みの1つとしては、
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》のような、
破壊不能の土地であろうと全て消し飛ぶ事。
能力が「生け贄に捧げる」なので破壊不能でもサヨウナラ。
《ハルマゲドン》に比べて1コスト重たいものの、
1枚でも多く土地破壊を入れたい人は是非。
思った以上に強い1枚である。
また、追加で土地破壊を狙うのであれば、
《煙突/Smokestack》の採用もお薦めしたい。
自分はジェネラルのトークン生成機能で耐えられるので、
アドバンテージを稼ぎやすい。
土地破壊とは相性の良いカードで1枚お薦めもある。
《Gift of Estates/土地の寄進》
コスト:1白
ソーサリー
対戦相手1人があなたより多くの土地をコントロールしている場合、
あなたはあなたのライブラリーから平地(Plains)カードを最大3枚まで探し、
それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
アンコモン
白い《Ancestral Recall》!と言うにはさすがに無理があるが、
白でアドバンテージを得られる貴重な1枚。
1回だけ《土地税》するソーサリー。
《土地税》との違いは、平地を探すだけなので、
デュアルランドやギルドランドを持ってきてもOK。
白単では関係ないけれども。
このカードと《税収》は基本土地でなくても平地ならOK。
案外と柔軟性が高い。
そして、
《税収》
《土地税》
《土地の寄進》
で持ってきた土地を、
《巻物棚》で入れ替えて、フェッチランドを切る・・・と動ければ、
かなりライブラリーを回す事も出来る。
どれもなかなかに有用なカードだ。
土地破壊を大量に放り込んでも、
こういった方法でライブラリーを回したり土地を手に入れられるので、
それほど心配がない他にも、
《世界のるつぼ》
《太陽のタイタン》
での復帰も狙えるので、
土地破壊はバンバン撃ってしまおう。
特に速度重視のデッキに対して、
・生物全破壊
・土地全破壊
を決めれば、かなりの足止めになる。
速度重視のデッキはこれらを食らってしまうと、
途端に足が遅くなる事が多い。
理由は、そういうデッキはマナをギリギリに切り詰めていたり、
一発芸以外に能がないデッキ構成だったりするので、
リセット系に耐性が無いデッキに仕上がっている事が多いから。
もう少し具体的に書くと
生物全破壊というよりもジェネラルを消し飛ばして、
土地を全て破壊でかなり足止めになる。
土地破壊について自身だけ多少の保険をかけたいのであれば、
《大瀑布/Cascading Cataracts》
《ダークスティールの城塞》
という破壊不能の土地2種の採用も1つ。
これを採用しても白単なので滅多に色事故も起きないはず。
《大変動》
《世界の荒廃》
《煙突》
では「生け贄」なのでダメだが、
《ハルマゲドン》
《戦の惨害》
《カタストロフィ》
では壊れずに残る。
最近の白いカードのデザインは本当にダメダメで、
土地破壊の特色をとにかく消し飛ばしてしまっているが、
過去にデザインされた白の本来の特色である「破壊」は、
こうしてEDHで使うべきだと思っている。
白といえば土地を破壊!というところを非常に推したい。
「破壊の白」こそが白の真骨頂。
店主は「脳筋の白」は好きになれないが、
「破壊の白」は大好きである。
最近のカードデザインには無い「破壊の白」の良さを、
EDHで使ってみて知っていただきたい。
ではまた。
EDHをはじめよう! その12
今回も店員Tがお相手を務めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
今回は少し予定を変更して、
黒のライブラリーサーチ呪文を紹介します。
黒のライブラリーサーチ呪文は、
『その9』で紹介した《Demonic Tutor》をはじめとして
サーチ対象に制限がかかっていないことが多いです。
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《Demonic Tutor》
コスト:1黒
ソーサリー
あなたのライブラリーからカードを1枚探し、そのカードをあなたの手札に加える。
その後あなたのライブラリーを切り直す。
アンコモン
ライブラリーサーチ呪文にはチューターとも呼ばれるカードがあります。
《Demonic Tutor》をはじめとする代表的なライブラリーサーチ呪文に、
カード名に「教示者/Tutor」(英語でチューターと発音)が含まれていることが由来です。
チューターと呼ばれるカードは、赤を除く各色に存在します。
そんな中でも、チューターを含め、
ライブラリーサーチ呪文は黒に最も種類が多く、
黒が最もライブラリーサーチが得意な色だといえるでしょう。
それでは、黒のライブラリーサーチ呪文を紹介していきましょう。
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《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
コスト:2黒黒
ソーサリー
あなたのライブラリーからカード1枚を探し、それをあなたの手札に加える。
その後あなたのライブラリーを切り直す。
アンコモン
マナコストが2倍になった《Demonic Tutor》です。
サーチ呪文の中では最も手に入れやすいカードでしょう。
《Demonic Tutor》と唱えたときの効果も完全に同じで、
サーチ呪文の中では最も単純ですので、
デッキに黒が含まれるのであれば、
まずはこのカードでサーチの練習をしてみてはいかがでしょうか。
《魔性の教示者》の呪文の亜種として下記のカードが挙げられます。
《闇の誓願/Dark Petition》
《ラザケシュの儀式/Razaketh’s Rite》
両者ともに《魔性の教示者》より1マナ重い代わりに
おまけの能力がついています。
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《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
コスト:黒
インスタント
あなたのライブラリーからカードを1枚探す。
その後あなたのライブラリーを切り直し、そのカードをその一番上に置く。あなたは2点のライフを失う。
レア
2点のライフルーズがありますが、
初期ライフが多いEDHにおいては大したデメリットにはなりません。
サーチしたカードはライブラリーのトップに置かれます。
黒マナ1つで、どんなカードであろうとも、
しかもインスタントタイミングでサーチ可能なのは非常に強力です。
《吸血の教示者》と同じく、
ライフを失うという効果を持ったライブラリーサーチ呪文には
以下のカードがあります。
《残酷な教示者/Cruel Tutor》
《Grim Tutor》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《吸血の教示者》とはマナコストやインスタント、ソーサリーの違いはあれど
《Grim Tutor》と《伝国の玉璽》の2種類の呪文はともに強力なサーチ呪文です。
ただし、この2種類のカードは高額でもあり、入手性は非常に悪いです。
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《悪魔の意図/Diabolic Intent》
コスト:1黒
ソーサリー
悪魔の意図を唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる
あなたのライブラリーからカードを1枚探し、それをあなたの手札に加える。
その後あなたのライブラリーを切り直す。
レア
この呪文も《Demonic Tutor》の亜種です。
マナコストは《Demonic Tutor》と同じですが、
追加コストとしてクリーチャー1体を生け贄に捧げる必要があります。
コストの軽さは魅力ですが、生け贄のクリーチャーを用意しなければならないことが厄介です。
できれば死亡誘発の能力を持ったクリーチャーを生贄に捧げて
さらにアドバンテージを伸ばしたいところです。
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《法務官の掌握/Praetor’s Grasp》
コスト:1黒黒
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。
そのプレイヤーのライブラリーからカードを1枚探し、裏向きで追放する。
その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを見てもよいしプレイしてもよい。
レア
対戦相手のライブラリーをサーチする、変わり種のサーチ呪文です。
サーチした呪文はコストを払えなければ唱えることができません。
ただし、こちらが唱えられないとしても
対戦相手に唱えさせたくない呪文を対象にとって、
ライブラリーから追放してしまうことも可能です。
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《来世の警告/Behold the Beyond》
コスト:5黒黒
ソーサリー
あなたの手札を捨てる。あなたのライブラリーからカードを3枚探し、
それらのカードをあなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
神話レア
7マナという重さに加え、手札をすべて捨てる必要がありますが、
ライブラリーから3枚ものカードをサーチ可能な呪文です。
これを唱えられたなら、その勢いで試合を決めてしまいたいところです。
プレインズウォーカーにもライブラリーサーチを行う忠誠度能力を持つ者がいます。
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《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》
コスト:3黒黒
プレインズウォーカー リリアナ(Liliana)
[+1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
[-2]:あなたのライブラリーからカードを1枚探し、
その後あなたのライブラリーを切り直し、そのカードをその一番上に置く。
[-8]:すべての墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを、あなたのコントロール下で戦場に出す。
5
神話レア
-2の能力でライブラリーサーチ。
初期忠誠度で2回使用可能である点も魅力です。
+1能力は対戦相手が多いEDHでは効果が小さいですが、
まったく意味のない能力ではありません。
-8能力はうまく決まれば、その試合を決めてしまうことができる、非常に強力な能力です。
また、《闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms》も
+1能力でライブラリーから沼(Swamp)カードをサーチすることが可能です。
戦場に出たときの能力誘発でライブラリーサーチを行うクリーチャー呪文も存在します。
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《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
コスト:3黒黒
伝説のクリーチャー ゾンビ(Zombie) ナーガ(Naga)
接死
濫用(このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。)
アンデッドの大臣、シディシがクリーチャーを1体濫用したとき、
あなたはあなたのライブラリーからカードを1枚探してもよい。
そうしたなら、それをあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。
4/6
神話レア
伝説のクリーチャーであるため、このクリーチャーをジェネラルにしてEDHデッキを組むことが可能です。
《アンデッドの大臣、シディシ》自身を生け贄に捧げることでも、濫用の条件を達成することができます。
《アンデッドの大臣、シディシ》をジェネラルとしている場合でも、
あえて《アンデッドの大臣、シディシ》を墓地に落とし、リアニメイトと濫用を繰り返すことで
ライブラリーから何度もカードをサーチする、といった動きが可能です。
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《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》
コスト:5黒黒
クリーチャー デーモン(Demon)
飛行
ルーン傷の悪魔が戦場に出たとき、あなたのライブラリーからカードを1枚探し、
それをあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。
6/6
レア
6/6の大型飛行クリーチャーを戦場に出すとともにライブラリーサーチを行う、
7マナという重さに見合った強力なクリーチャー呪文です。
重いコストも、リアニメイトなどの手段を使って踏み倒すこともできます。
EDHであれば、マナコストを払って素出しできることもあるでしょう。
また、クリーチャーであるがゆえに明滅などで能力を使いまわすことも容易です。
最後に紹介するのは、墓地に関連したライブラリーサーチです。
黒といえば墓地、ということで、
ライブラリーサーチ呪文にも墓地を活用させる呪文が存在します。
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《納墓/Entomb》
コスト:黒
インスタント
あなたのライブラリーからカードを1枚探し、それをあなたの墓地に置く。
その後あなたのライブラリーを切り直す。
レア
《納墓》もサーチ対象はライブラリー内の全てのカードですが、
サーチしたカードは墓地に置かれます。
墓地に落としたカードは
黒お得意のリアニメイト呪文を使って
クリーチャーを直接戦場に出したり、
墓地からでも唱えられるフラッシュバック呪文や回顧呪文などを使ったり
といった動きに使われます。
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《生き埋め/Buried Alive》
コスト:2黒
あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを最大3枚まで探し、
それらをあなたの墓地に置く。その後あなたのライブラリーを切り直す。
アンコモン
クリーチャー限定ですが、3枚までカードを墓地に落とすことができます。
上述の《リリアナ・ヴェス》の-8能力などの大量リアニメイト手段があれば、
それで一気に試合を決めてしまうことも可能でしょう。
黒のライブラリーサーチは、
まずはマナコストが軽い《Demonic Tutor》と《吸血の教示者》を揃えることを目指しましょう。
デッキによっては、この2枚で十分なこともあります。
また、黒のライブラリーサーチ呪文は、今回紹介したカードですべてではありません。
EDHでは使いづらいであろうカードは除外していますが、
もしかしたらそういった呪文でなら可能なコンボというものもあるかもしれません。
そういったコンボを探すことも、マジック、そしてEDHの楽しみの一つと言えるでしょう。
次回、”EDHをはじめよう! その13”は
青のライブラリーサーチ呪文をご紹介する予定です。
では、よろしければ、次回もよろしくお願いします。
店員Tでした。
おとまりマジック2017冬 開催のおしらせ
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毎年恒例、冬のおとまりマジックを今年も開催します!
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会場についた時から帰る時間まで、常にマジック漬けの3日間!
主催者側で随時イベントを用意いたしますが、参加は強制いたしません。
色々な方とデュエルを行うも良し、トレードを行うのもの良し、適度に休憩を入れるのも良し。すべて参加者の皆様の自由です。
おとまりマジック名物の、すべてがレアカードだけで構成されたパックを使った「レアドラフト」。
主催者イチ押しのフォーマット「EDH(統率者戦)」での交流イベントや最強決定戦。
夕飯は小学校の林間学校の思い出がよみがえる、かまどと薪で作るカレー作り。
夜は、お酒を飲みながら徹夜で対戦に耽るも良し。主催者側で用意したお酒は、すべて飲み放題!
寝る方のためには、きちんと寝室も用意されております。(女性の参加者用に、女性専用のスペースもご用意いたしております)
途中参加、途中抜けも問題ありません。
ガチガチとした競技志向ではなく、『マジックのお祭り』という感じの、誰でも楽しめるイベントです!
初心者から上級者まで、幅広い参加をお待ちしております。
★主催: Cardshop Serra ★日時: 12/15(金)~12/17(日) ★会場: 桃沢野外活動センター 〒411-0936 静岡県駿東郡長泉町元長窪895-108 MAP(別窓で開きます) ★参加費: 参加費(全日):¥13,000 参加費(2日):¥9,000 ・宿泊費、昼食、夕食、夜のお酒飲み放題、レアドラフト参加費を含む。 ・ドラフト・シールド等を行う場合、別途料金がかかります。) ★集合場所:12/15の午前11:00に沼津駅近くの当店にお集まりください。 MAP(別窓で開きます) 当店にて最初のイベント(レアドラフト)を開催した後、16:00から今回の会場である桃沢野外活動センターへ移動します。 到着が遅れる場合や途中参加の方はご連絡下さい。 イベント開催場所の都合上、当日に送迎が必要な方はお早めのご予約とご連絡をお願いいたします。 ※12月1日以降にご予約いただいた場合、当日の送迎についてご希望に沿えない可能性があります。 また、上記日程の都合上、16:00より前にお車でお越しの方は一度当店までお越しください。 なお、当店には専用の駐車場がないため、お手数ですが近くのコインパーキングをご利用ください。 ※16:00以降にお車でお越しの方は、直接桃沢野外活動センターにお向かい下さい。 ★連絡先:イベントの前日以前であれば、当店メールアドレスまでご連絡ください。 電話などでもOKです。 イベント当日以降はお店のメール、電話は繋がりません。 その際には以下の電話番号に連絡をお願いします。 090-5853-6435 (スタッフ塩谷) 090-1280-8334 (スタッフ井上) ★持ってくるもの:健康な身体とデッキ、泊まり用の着替え、スリッパ、お風呂用のタオル それと無限大の遊び心。 |
イベントの参加予約は、商品購入ページより以下のチケットをご購入ください!
現在、早期予約キャンペーンを実施中! 11月15日までに予約いただいた方には、 当日のイベント中にシングルカードやパック購入に使用できるクーポン券を 500円分プレゼント! ◯ キャンセルについて。 参加キャンセルをご希望の場合には、イベント開催日の前日までにご連絡ください。 イベント開催日より10日以上前であれば、お支払い済みの参加費の70%をご返金いたします。 それ以降のキャンセルの場合には、ご返金額はお支払い済みの参加費の50%となります。 なお、誠におそれいりますが、当日キャンセルの場合にはご返金はできませんことをご了承ください。 |
毎年たくさんの方に参加いただいておりますおとまりマジック。 過去のおとまりは下記こらむのような雰囲気でした。 おとまりマジック 2017夏・前編・後編 おとまりマジック 2016冬・前編・後編 おとまりマジック 2015夏・前編・後編 おとまりマジック 2014冬 おとまりマジック 2014夏 おとまりマジック 2013冬・前編・後編 おとまりマジック 2013夏・前編・後編 おとまりマジック 2012冬・前編・後編 おとまりマジック 2012夏・前編・後編 おとまりマジック 2011冬 おとまりマジック 2011夏 おとまりマジック 2010夏 2006お泊りまじっく |
レアドラフト(一日目 11:30~16:00 開催場所:Cardshop Serra) 参加費:無料 (あなたのいらないレア30枚をお持ちいただけた場合にはスタンダードのパックを3パック進呈します) 内容:持ち寄ったカスレアと呼ばれるカードたちでドラフトをします。 ピックしたカードは終了後に返却していただきます。 イクサランドラフト(一日目 夜 開催場所:桃沢野外活動センター) 参加費:無料 内容:イクサラン3パックを使ってドラフトを行います。 ピックしたカードは取り切りです。 EDH最強決定戦(二日目 8:30~15:00 開催場所 桃沢野外活動センター) 参加費:無料 今回のメインイベントです。 賞品:ブースター、プレイマットなど。 ・禁止カードは通常のEDHルールに準拠します。 ・紳士的にプレイしてください。 ・1試合は40分間です。 ・プロキシは使用できません。また、拡張アートが施されたカードも使用できません。 ・4人対戦を参加者の人数に応じて何度か行いますが、対戦毎にジェネラルの変更が可能です。 ただし、ジェネラルは4人で一斉に公開し、公開後に変更はできません。 ・サイドボード(10枚)はウィッシュボードの形でのみ使用可能です。ゲーム開始前のサイドボーディングはできません。 ・マリガンはバンクーバー形式を採用しますが、時間短縮のため、マリガン前の手札を裏向きに追放する形(シャッフルしない)で行います。 マリガン終了後、裏向きに追放したカードをライブラリーに加えて切り直します。 ★勝ち負けについて ●順位に応じて点数が与えれらます。 ・1位:3ポイント ・2位:2ポイント ・3位:1ポイント ・4位:0ポイント ●上記順位点に下記の加点が入ります。 ・誰かにとどめをさした場合:+1ポイント。 ・勝利条件、敗北条件を成立させた場合:+1ポイント。 ●時間切れの場合、その時点での残りライフが多い順に順位を決定します。 ライフが同点のプレイヤーが複数いる場合、ゲーム開始時の先行順に上位とします。 ●投了について ・プレイヤー一人に対して残りのプレイヤー全員が、 「我々は投了をする。順位決定戦を行うため、勝利するプレイヤーをゲームから追放する。」 を選択した場合、勝利するプレイヤーのカード、及びそのプレイヤーがコントロールするスタック上の全ての呪文や能力を追放し、 残りのプレイヤーはゲームを続行します。 これにより勝利したプレイヤーは順位ポイントと、(誰かにとどめをさす等していれば)加点ポイントを得ます。 例:プレイヤーAのジェネラルが《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》で、それを唱えました。 続唱の1回目で《ジョークルホープス/Jokulhaups》がめくれ、これを誰も打ち消せないことが分かったとき、 対戦しているプレイヤーB、C、Dが 「これは勝てないだろうから投了する。」 と宣言した場合、Aは勝利します。 勝利者Aのすべてのパーマネントとスタック上の呪文や能力 (この場合は「ジョークルホープス」「もう1回の続唱」「大渦の放浪者」)を追放し、 順位ポイントの3ポイントを得ます。 ジョークルホープスは解決前に追放されたので、勝利者A以外のパーマネントはそのままで2位以降を決定するゲームを続けます。 上記ポイント計算で参加人数に応じた回数の試合を行い、ポイント上位の4人で決勝戦を行います。 決勝戦まで勝ち上がった4人全員には賞品が贈られます。 2日目の午後以降はドラフトやシールド、参加されない方はフリーEDHの形を予定しています。 また、15:00から夕飯のカレーを作りますが、 ・料理ができる方 ・かまどと薪を使った火おこしが得意な方 は、お手伝いをしていただけると大変助かります。 3日目の昼前に桃沢野外活動センターを出て、Cardshop Serra店舗に行きます。 その後は閉店まで参加者の貸切となります。 |
沢山の方の参加をお待ちしております!
※イベントの追加や内容の変更などがあった場合、
当ページやTwitterなどでお知らせします。
今月のKその14
今月のK。
「年内に(2017年)、ヴィンテージデビューする。」
の宣言通り、
先日のCardshop Serraのヴィンテージ大会でデビュー。
有言実行の男である。
デッキの内容。
-クリーチャー13枚-
4《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
4《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic》
2《静翼のグリフ/Hushwing Gryff》
2《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
-インスタント19枚-
4《もみ消し/Stifle》
4《意志の力/Force of Will》
3《精神的つまづき/Mental Misstep》
2《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1《誤った指図/Misdirection》
1《渦まく知識/Brainstorm》
1《神秘の教示者/Mystical Tutor》
1《時を越えた探索/Dig Through Time》
1《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
1《Ancestral Recall》
-ソーサリー6枚-
1《天秤/Balance》
1《宝船の巡航/Treasure Cruise》
1《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
1《思案/Ponder》
1《Demonic Tutor》
1《Time Walk》
-エンチャント1枚-
1《石のような静寂/Stony Silence》
-プレインズウォーカー1枚-
1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
-土地20枚-
3《Tundra》
2《Underground Sea》
3《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《島/Island》
1《平地/Plains》
1《沼/Swamp》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《露天鉱床/Strip Mine》
-サイド15枚-
2《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
2《思考囲い/Thoughtseize》
1《解呪/Disenchant》
1《水流破/Hydroblast》
1《無効/Annul》
1《外科的摘出/Surgical Extraction》
1《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1《石のような静寂/Stony Silence》
1《毒の濁流/Toxic Deluge》
1《悪魔の布告/Diabolic Edict》
1《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1《夜の戦慄/Dread of Night》
1《侵襲手術/Invasive Surgery》
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——————————
彼は今回のヴィンテージデビューにあたり、
《Ancestral Recall》
《Time Walk》
の2枚を購入。
初のパワー9購入だったそうだ。
「高い買い物だとは思ったが、
ヴィンテージデビューするのに何も買わないのもつまらない。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで決断。」
とコメント。
モックスシリーズよりこの2枚を使ってみたかったそうだ。
そしてKらしく、
いや、もはやトレードマークとさえ言えるドレッドノート。
ヴィンテージデビューもドレッドノートは欠かせないのだろう。
1戦目:茶単
ヴィンテージならではのデッキ、
ヴィンテージの代表的なデッキとも言えるアーティファクト単。
ここ数年で1枚制限を食らってしまったカードは数種に及ぶが、
それでもなお環境トップに食い込む力のあるデッキ。
ただし、ヴィンテージデッキの中でもかなりお金のかかるデッキで、フルで作れる人は多くない。
Kのヴィンテージデビューはこの茶単の洗礼を受けた。
Kは《不毛の大地》で《Mishra’s Workshop》を壊す、
《天秤》でリセットをかける等善戦はしたものの、
やはり展開力の差はどうにもならず。
《天秤》ではアーティファクトを潰す事が出来ず、
マナアーティファクトが残ってしまい、
《天秤》後の展開が後手にまわってしまったようだ。
加えて《もみ消し》+《ファイレクシアン・ドレッドノート》をするにも
《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》で釘を刺されて、
思うように動けずに2本とも取られてKの負け。
2戦目:青赤
レガシーでも見られる、
《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》や《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》で攻めるデッキ。
1本目はお互い様子見のような感じだったが、
《Library of Alexandria》でアドバンテージ差をつけられ、
ちまちまと殴られてKの負け。
2本目は相手の《思案》を《精神的つまづき》で叩き潰す等して、
何も出来なくなったところを《ファイレクシアン・ドレッドノート》が蹂躙。
3本目はKの撃った《Ancestral Recall》がカウンターされ、
逆に相手の撃った《Ancestral Recall》は通ってしまい、
そのアドバンテージ差が勝負の分かれ目となり、Kの負け。
3戦目:親和
1本目は親和の展開力に押し切られる。
2本目は大展開されるも、《剣を鍬に》で捌きつつ
《エルドラージのミミック》2体と《ファイレクシアン・ドレッドノート》を並べ、
2枚目の《ファイレクシアン・ドレッドノート》をプレイして、
《エルドラージのミミック》が12/12に化けて、36パンチに成功して勝ち。
3本目は残りライフ2まで追い込まれるが、
《剣を鍬に》+《瞬唱の魔道士》で耐えきり、
《瞬唱の魔道士》2体でそのまま殴りきって勝ち。
最終戦績:1勝2敗。
勝ち越しはできなかったものの、
初のヴィンテージという事もあってか、
レガシー大会以上に楽しそうなKだった。
大会が終わった後にサイドボードを店主が見て、
店主「《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》は不採用?」
K「勿論考えたんだが、アーティーファクトは《石のような静寂》で対応可能なのと、
自分のドレッドノートが戻っちゃう可能性があるって考えて最終的に抜けた。」
店主「《石のような静寂》だと『常に能力を発揮するアーティファクト』が止まらない。
それにハーキルは『対象のプレイヤーのアーティファクト全部戻す』だよ。」
K「え?」
店主「うん。対象のプレイヤー。
全部戻すのは《再建/Rebuild》だよ。」
K「そうか、俺の勘違いによるミスだったなぁ。」
というイージーミスも。
正確な言い方では上記の店主の言い方でも、
百点満点ではないので、
誤解が無いようにハーキルのテキストを載せておこう。
《Hurkyl’s Recall/ハーキルの召還術》
コスト:1青
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。
そのプレイヤーがオーナーであるすべてのアーティファクトを、そのプレイヤーの手札に戻す。
レア
このカードの特殊なところは、
「対象となったプレイヤーがオーナーであるアーティファクトを全て戻す。」
というところ。
注意すべきはコントロールではなくてオーナー。
ヴィンテージでありえそうな一例では、
自分が《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》を出した。
対戦相手が《ダク・フェイデン/Dack Fayden》で《荒廃鋼の巨像》のコントロールを奪った。
この時に《ハーキルの召還術》を対戦相手を対象に撃ったら、
《荒廃鋼の巨像》は手札に戻らない。
自分を対象に撃てば《荒廃鋼の巨像》は戻る。
もちろん自分がコントロールしていて、かつ自分がオーナーのアーティファクトも戻る。
気をつけないとこのミスだけで負ける事もある。
《ダク・フェイデン》はヴィンテージで使われるカードなので、
この点は知っておかないと危ない。
しかも《ダク・フェイデン》を使っている場合でもミスをする事もある。
自分が《ダク・フェイデン》で相手のアーティファクトを奪い、
自分が《ハーキルの召還術》を撃って、対戦相手を対象にした場合だ。
その奪ったアーティファクトが戻ってしまうので、
奪った意味がなくなってしまう事もある。
カードのテキストはよく読んで使わないとワンミスが敗北へ一直線という事も。
さて、お話をKのほうへ戻そう。
大会終了の後に、いつもの如く数人で食事とお酒。
食事の最中では、
K「今日は電車の中でお酒飲まずに来たんだよね。」
友人「Kさん今日は酒飲まなかったから勝てなかったんじゃないですか?」
K「今日はヴィンテだし、真面目に行かなきゃいけないと思って電車の中でも飲まなかったんだ。」
店主「飲んでも飲まなくても変わらない無いくせに(笑)」
K「だまれ。」
K「それにしても《Mishra’s Workshop》と《Library of Alexandria》まじ糞だわ。
あれ禁止だろ、禁止!あと今日は当たってないけど《Bazaar of Baghdad》も!」
店主「それ、自分が持っていないカードだから糞だと言っているんじゃ?」
K「当たり前だろ!」
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と、いつもの画像を使いながらも、
ここまで堂々と言い切ると、すがすがしささえ覚える。
そんなヴィンテージデビューを果たしたKから、
ヴィンテージをまだやった事無い人へのメッセージ。
店主個人としてはデビューしてくれた事も嬉しかったが、
こんなメッセージをくれた事も嬉しかった。
K「ヴィンテージやレガシーはカード資産の問題などで、
どうしても参入に踏み切れない人の気持ちはとてもわかる。
けれどもまず1回やってみて欲しい。
やってみて面白い(負けて悔しいからリベンジしたい)と感じたらそのままやればいいし、
合わない・無理だと感じたらやらなければいい。
まずはやってみて欲しい!
そのくらいヴィンテージもレガシーも面白い!
自分は今日、
ヴィンテージをやって良かった!と思えた。」
とのこと。
実際に、今回の大会でパワー9を1枚も持っていない人もいた。
また、大会終了後に聞いてみたら、
パワー9を全て1枚ずつ
《Mishra’s Workshop》4枚
《Bazaar of Baghdad》4枚
《Library of Alexandria》
《Time Vault》
《The Tabernacle at Pendrell Vale》
これを全て持っている人はいなかった。
どんなデッキでも組めるという人はヴィンテージプレイヤーでもほとんどいない。
多くの人が無いなら無いなりでヴィンテージをプレイしている。
誰もが高額カードを持ってどんなデッキでも組めるわけではないので、
まだヴィンテージをやった事がない人も、
気持ちを軽くしてヴィンテージの世界に飛び込んでみよう。
ではまた。
探し物依頼について
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「昔から探しているカードがある」
「P9の鑑定品が欲しい」
「絶版のパックを手に入れたい」
そんなお悩みはありませんか?
Cardshop Serraでは、お客様の探し物のお手伝いをします。
カード、未開封品、珍品などなど、何でもご相談ください!
当店では、過去に以下のようなレアアイテムを依頼され、探し出しました。
・《Fraternal Exaltation》
・《Splendid Genesis》
・ベータ版《Fork》PSA10
・Summer版《ハリケーン/Hurricane》(通称ブルーハリケーン)
etc…
探し物を依頼される際には、お問い合わせフォームに必要事項を入力のうえ、
「お問い合わせ内容」に以下の記入をお願いします。
・「探し物依頼」であることの明記
・探しているもの(カード、未開封品、珍品etc)
・ご予算
・探し出すための期限
必ず探し出せるとは限りませんが、ご予算と期限の範囲で精一杯ご尽力させていただきます。
Balance/天秤
今回のこらむは《天秤/Balance》。
またセラの店主は変なカードでこらむ書いてるなと思っている人は正解。
安心?していただきたい。
内容もまともではない。
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《Balance/天秤》
コスト:1白
ソーサリー
各プレイヤーは、
コントロールする土地の数が最も少ないプレイヤーがコントロールする土地の数に等しい数だけ、
自分がコントロールする土地を選ぶ。その後、残りを生け贄に捧げる。
同じ方法で、各プレイヤーはカードを捨て、クリーチャーを生け贄に捧げる。
レア
MTG初版から第四版までに存在した、
白の最強のリセット呪文である。
たった2コストで
土地、手札、クリーチャーに影響を及ぼすとんでもないカードである。
白がクリーチャーを全破壊する事は珍しくないが、
白で手札破壊まで出来るカードは相当に珍しい。
もう今は昔の物語・・・と語ってしまうくらいの時代のお話。
この《天秤》というカードは
1995年4月19日、
ヴィンテージ(この頃はタイプ1と呼ばれた)で1枚制限
レガシー(この頃はタイプ1.5と呼ばれた)で禁止
スタンダード(この頃はタイプ2と呼ばれた)で1枚制限
という裁定を下された。
今のプレイヤーには何がなんだかわからない裁定だろう。
スタンダードで1枚制限って何?!
スタンダードで1枚制限なのにレガシーで禁止?!
と思うだろう。
この頃のスタンダードにはデッキに1枚制限というルールが本当にあったのだ。
他にも何枚かのカードがこの1枚制限を食らっている。
この頃のレガシーであるタイプ1.5のルールは、
「ヴィンテージ(タイプ1)で1枚制限のカードは全て禁止。
それ以外は何使っても良い。」
だったので、こんな不思議な状態だった。
2004年9月20日にタイプ1.5から名称とルールが変更されたレガシーで当然禁止。
さらにEDHという遊び方が生まれてここでも《天秤》禁止。
このカードは知っている人はそれなりにいても、
これだけのレギュレーションで制限や禁止をされているので、
撃った事のある人は相当少ないカードだろう。
制限、禁止ばかりの《天秤》だが、
これほど白らしいカードも無いというくらい白らしいカードなのだ。
白の本来の特色の1つは平等。
キリスト教の教えのように、
「神の前では平等」
みたいなものだ。
《天秤》を撃つと平等になる。
他のカードでもそうなのだ。
《ハルマゲドン/Armageddon》→土地を0で均等にする。
《神の怒り/Wrath of God》→クリーチャーを0で均等にする。
どちらも白の特色がある。
他のカードでもその特色があるものは多い。
白はコントロールにおいて青の最高のパートナーであるべきなのに、
最近はそういったカードデザインが減ってしまっている。
古参のプレイヤーとしてはこれが残念でたまらない。
さて、このお題になっている《天秤》、
店主の知っている人でこんなぶっとんだデッキを組んだ人がいた。
内容の全てがぶっとんでいて、
まず、
友人「よし!何でもありのデッキで一本勝負だ!
負けた奴は大会のヘッドジャッジやれ!
俺はヘッドジャッジやりたくねえからな!」
と、提案。
これを受けた“ヘッドジャッジをやりたくない”友人達がこぞってデッキを作った。
単純に言ってこの当時のカードプールで、
(せいぜいテンペストくらいまで)
しかも誰もパワー9なんて持っていない人達の「何でもあり」だ。
頑張って作るかわいいかわいいヴィンテージのデッキが出来上がる。
ウルザズ・サーガも出ていない時代なので、
それはもうカードプールの狭いこと狭いこと。
しかもMTG歴もそれほど無いプレイヤー達だ。
頑張ってもそんなに強いデッキなんて組めるわけがなかった。
はずだった。
この「何でもあり」でこんなデッキを作った人がいたのだ。
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12《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》
12《水蓮の花びら/Lotus Petal》
6《天秤/Balance》
6《Zuran Orb》
8《拷問台/The Rack》
8《平地/Plains》
4《Lodestone Bauble》
4《Elvish Spirit Guide》
4枚制限すら守っていない。
「デッキに同じカード5枚以上はずるいですよ!」
「悪辣さが足りんな。何でもありだと言っただろう。」
という会話がなされたとか。
ちなみに枚数についてはバランスもくそもあったものではなく、
(バランス(《天秤/Balance》)は入っているのだが。)
持っているカードを持っている限りで突っ込んだ構築だったそうだ。
もちろんこのデッキを作った人は負けなかった。
疑われる前に言っておこう。
このデッキを作ったのは店主ではない。
この「負けたらヘッドジャッジをやらされる」という賭けをしていたのは、
店主の友人達である。
このお話を思い出話のように話した際、
デッキを作った人から
「この条件かつ、現在のカードプールで、
お前の力と資産で構築したらどうなる?」
とお題をいただいた。
以下、
このなんでもあり条件、
《天秤》+《拷問台》で勝負するデッキを店主が作ったら2017年バージョン。
12《天秤/Balance》
10《水蓮の花びら/Lotus Petal》
8《拷問台/The Rack》
6《Gustha’s Scepter》
6《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》
4《オパールのモックス/Mox Opal》
2《Ancestral Recall》
2《Mox Pearl》
2《Mox Jet》
2《Mox Sapphire》
2《Mox Emerald》
2《Mox Ruby》
2《Black Lotus》
————————–
土地をデッキに入れる事すらしなかったので、
《天秤》+《Zuran Orb》という往年のコンボも無視。
とはいえさすがにパワー9の枚数は限界があったので、
残念ながらこの枚数。
いずれ増やして再度構築してやろうかという野望が芽生えた。
このデッキの基本の動きは、
1ターン目に《天秤》を撃つ事。
可能な限り手札を0にして。
構成上よほどの事が無い限り、《天秤》を撃った時は手札0だ。
こちらが先手なら相手は《天秤》が通ったら手札0スタート。
《拷問台》を置いてあったらいきなり3点ダメージも追加。
この状態で対戦相手は、一定手札を貯めないと拷問され続けてしまうので、
手札を貯めてダメージを防がなければならないが、
同時に攻めも考えなければならない。
と、相手が考えているうちに、
2発目、3発目の《天秤》。
あとは《拷問台》をべたべた置いておけば相手が勝手に沈んでくれる。
《天秤》は相手の手札、土地、クリーチャーを、
少ないほうにあわせて生け贄に捧げさせるカードだ。
このデッキにはクリーチャーも土地も入っていない。
つまり、《天秤》は、
《ハルマゲドン/Armageddon》
《神の怒り/Wrath of God》
《精神錯乱/Mind Twist》
を同時に撃つようなものである。たった2マナで。
さすが、制限されるだけの事はある威力だ。
ふと思ったが、
このデッキは今のマリガンルールだとかなり強い。
とにかく1ターン目に《天秤》撃てるまでマリガンすれば良い。
理想→《拷問台》と《天秤》があり、3マナ出せる事。
ギリギリ→《天秤》+2マナ。
ちなみにデッキのキーカードはこれだ。
《Gustha’s Scepter》。
《Gustha’s Scepter》なんて知らない人のほうが多いカードだろう。
使われた事もほとんど無いはず。
こういうデッキを組む際に、
こんなカードが頭に思いつく奴のほうがどうかしているレベルのカード。
でも、このデッキのキーカードだ。
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《Gustha’s Scepter》
コスト:0
アーティファクト
(T):あなたの手札にあるカードを1枚、裏向きで追放する。
それが追放され続けているかぎり、あなたはそれを見てもよい。
(T):Gustha’s Scepterによって追放された、
あなたがオーナーであるカードを1枚、あなたの手札に戻す。
あなたがGustha’s Scepterのコントロールを失ったとき、
Gustha’s Scepterによって追放されたすべてのカードをオーナーの墓地に置く。
レア
カードのテキストを読んでも、
「で、これ何に使うの?」
と思う人が多そうだ。
ちなみに今までの間使われた事がほとんど無いので、
「で、これ何に使うの?」
と店主も思っているくらいだが、
このデッキでは必須なのである。
このデッキでは《天秤》をとにかくぶっ放したい。
ぶっ放した時に手札が少ないほうが良い。
デッキに12枚も《天秤》が入っているので、
2枚以上手札に来る事もある。
《天秤》を撃った時に手札に《天秤》がもう1枚あると、
その分だけ相手の手札を削れない。
そんな時に“このわけのわからん棒っきれ”をタップして、
自分の手札をそこに1枚隠しておけばいい。
《天秤》を処理するときには手札は実質少なくなっているので、
相手は手札を捨てる枚数が増える。
自分は、次ターン以降にタップして手札に戻せるので、
実質は減っていない。
隠したカードは相手は見られない。
おおむね隠すカードは《天秤》。
隠してあっていつでも撃てる状態を保ちつつ、
相手の行動をゆっくりと見て、
必要を感じたら手札に戻して《天秤》。
これでほとんど動かなくなる。
なお、対戦相手に《意志の力/Force of Will》を撃たれても、
全く意に介す必要はない。
《天秤》を連発していればいいわけで、
全部カウンター出来るわけがないのでいつかは通る。
ピッチでカウンターされ続けても別に構わない。
相手の手札は減らせるのだから、気にせず《天秤》連打。
むしろ危険なのは《外科的摘出/Surgical Extraction》のほう。
あと《虚空の杯/Chalice of the Void》X=0もアウト。
《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》などもってのほか。
もっとも、
なんでもありのデッキを作る場合、
大半の人は「自分がやりたい攻めのデッキ」を組むので、
こういったカードの採用率は減るのだが。
・・・と、古参は面白いと思ってくれるかもしれないこんなお話を書いたものの、
MTG歴一桁年数の人にはなんの事やらな文章かもしれない。
店主が言いたい事としては、
《天秤》というカードは古き良きカードで、
白の特色を最も持っている魅力的な1枚であるという事。
白の本来の特色は、
・なんにでも対応可能。
・破壊出来ないものはない。
・柔軟性最強。
というものだった。
《神の怒り》や《剣を鍬に/Swords to Plowshares》でクリーチャーを、
《ハルマゲドン》で土地を、
《解呪/Disenchant》でエンチャントとアーティファクトを対処できたことから、
そう言われていた。
しかし、
「環境にあるだけで存在できないデッキが生まれてしまうからダメ」
という理由で《ハルマゲドン》が消え、
「色の役割の変更」
という理由で《解呪》が消えてしまった。
だが、本来の白の良さは破壊にある。
《天秤》のように名前とは裏腹にバランスを崩すカードを作れとは言わない。
けれども昔ながらの白らしさや立場は復活して欲しいものである。
ではまた。
【2017年11月05日】スタンダード大会のおしらせ
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■大会概要
カードショップセラ・スタンダードトーナメント
場所:Cardshop Serra (店舗案内)
日程:11月05日(日)
参加費:1,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:スタンダード
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。
大会終了後にEDH(統率者戦)の無料参加イベントもあります。
初心者の方にはデッキの貸し出しもしておりますので、ぜひお気軽にご参加ください!
ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-955-9447
メール:customer@cardshop-serra.com
■交通案内
静岡県沼津市平町9-1 松本ビル 2Fです。
JR沼津駅南口から沼津警察署に向かう途中にあるJA南駿手前の信号の右手側になります。
■お知らせ
・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。
・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。
その他の大会予定はこちら
【2017年11月12日】PPTQリッチモンド(プロツアー2018リッチモンド 予備予選)開催のおしらせ
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PPTQリッチモンド(プロツアー2018リッチモンド 予備予選)参加予約はこちらから
■大会概要
カードショップセラ・PPTQリッチモンド(プロツアー2018リッチモンド 予備予選)
場所:Cardshop Serra (店舗案内)
日程:11月12日(日)
参加費:2,500円
定員:32名
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:スタンダード
試合形式:スイスドロー+シングルエリミネーション(参加人数によって変動します)
ルール適用度:競技レベル
賞品:優勝者にはRPTQリッチモンド(プロツアー2018リッチモンド 地域予選)に参加する権利が与えられます。
RPTQリッチモンド出場時、会場にてプロモカードが配布されます。
その他:BOX、パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。
競技レベルの大会となりますので、デッキリストの提出が必要です。
お早めのご来店をお薦めいたします。
※デッキリストはあらかじめ記入の上、持参していただいても構いません。
その際にはWizards公式のデッキリストをお使いください。
下記リンクのpdfファイルを印刷し、記入をお願いします。
Wizards公式デッキリスト記入用紙のダウンロード
ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-955-9447
メール:customer@cardshop-serra.com
■交通案内
静岡県沼津市平町9-1 松本ビル 2Fです。
JR沼津駅南口から沼津警察署に向かう途中にあるJA南駿手前の信号の右手側になります。
■お知らせ
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【2017年11月19日】アイコニックマスターズ ブースタードラフトのおしらせ
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■大会概要
カードショップセラ・ドラフトトーナメント
場所:Cardshop Serra (店舗案内)
日程:11月19日(日)
参加費:4,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:ドラフト(モダンマスターズ 2017年版)
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。
大会終了後にEDH(統率者戦)の無料参加イベントもあります。
初心者の方にはデッキの貸し出しもしておりますので、ぜひお気軽にご参加ください!
ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-955-9447
メール:customer@cardshop-serra.com
■交通案内
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■お知らせ
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【2017年11月26日】レガシー大会のおしらせ
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■大会概要
カードショップセラ・レガシートーナメント
場所:Cardshop Serra (店舗案内)
日程:11月26日(日)
参加費:1,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:レガシー
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。
大会終了後にEDH(統率者戦)の無料参加イベントもあります。
初心者の方にはデッキの貸し出しもしておりますので、ぜひお気軽にご参加ください!
ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-955-9447
メール:customer@cardshop-serra.com
■交通案内
静岡県沼津市平町9-1 松本ビル 2Fです。
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■お知らせ
・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。
・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。
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Noxious Revival/有毒の蘇生
今回のお題はこのカード、《有毒の蘇生/Noxious Revival》。
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《Noxious Revival/有毒の蘇生》
コスト:(緑/Φ)
インスタント
((緑/Φ)は(緑)でも2点のライフでも支払うことができる。)
いずれかの墓地にあるカード1枚を対象とし、
それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。
アンコモン
《回収/Reclaim》の完全上位カード。
先日、EDHの必須カードについて。-ルール改訂後その2
のこらむでも名前の挙がったカード。
このカードはどうしてEDHで強いのか。
単純に見たらこのカードはディスアドバンテージのカードだ。
墓地にあるカード1枚がライブラリーのトップに行くだけで、
状況には変化が無い。
他のカードと組み合わせない限りは、
100%1枚損のカードである。
パッと見では、
「全て1枚制限のEDHで使ったカードをもう1回使える事がメリット。」
というくらいにしか思えない。
EDHでは同じ手は二度使えない事が多いので、
こういうカードそのものは重要であり貴重だが、
基本、1枚損である事には変わりがない。
回収するカードがアドバンテージを得られるものでないと意味がないカードだ。
ただ、このカードはそういう使い道だけではないのが面白いところ。
《回収》とは明らかに違うところがある。
まず《回収》の正確なテキストを見てみよう。
《Reclaim/回収》
コスト:緑
インスタント
あなたの墓地にあるカード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番上に置く。
コモン
コストがファイレクシアマナと通常コストである違いの他にも、
《回収》は自分の墓地のカードしか対象にとれないが、
《有毒の蘇生》は他人の墓地でも構わない。
この違いは実はかなり大きい。
EDHでは対戦相手は基本3人。
《有毒の蘇生》の対象の選択肢も随分と多いわけだ。
普段通りの使い方であれば、
《有毒の蘇生》で自分の墓地にあるアドバンテージを得られるカードを戻すのだが、
そうではない使い方がある。
例えば、対戦相手が墓地からクリーチャーを釣るカードをプレイした場合。
その釣られる対象をライブラリーの一番上にしてしまうだけで、
その釣り呪文を回避出来る。
《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》コンボのように、
一発で全員即死を狙ってくる場合でも、
1枚のコンボパーツをライブラリーの一番上に戻すだけで、
コンボは不成立になる。
しかもタップアウトしていても、
ファイレクシアマナなので2ライフで撃てる。
ピッチスペル全般に言える事だが、
対戦相手が
「あいつはタップアウトしているから何もしてこないな。」
と思っているところに刺さるというのも強みだ。
ちなみによくある《壊死のウーズ》コンボでは、
《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
無限ダメージ。
《Phyrexian Devourer》
《トリスケリオン/Triskelion》or《歩行バリスタ/Walking Ballista》
残りライブラリーのカードの合計コスト分のダメージ。
《つまみ食い貯め/Morselhoarder》
《献身のドルイド/Devoted Druid》
無限マナ。
などがある。
このコンボの強みは、
・決まると止める方法が限られている。
・《生き埋め/Buried Alive》+墓地から釣るカードで一発で決まる。
の2点。
比較的難しくないコンボなだけに未然に防げる事が望ましい。
「《有毒の蘇生》で一度防いだとしても、
次のターン引かれるor即時ドロー手段があれば、
もう1回コンボを決められるだろ。」
と言う人がいるのはわかる。
たった1ターンでも防げないよりはマシであり、
その1ターンがあれば、
全員でその対戦相手を倒す、
対応策を模索する、
自分が全員を倒す、
様々に選択は生まれる。
チャンスがもらえる事はとても大きい。
たった1ターンが勝負を分ける、
これはEDHでも通常構築でもよくある。
確率が薄くともチャンスがもらえる一手は相当に重要だ。
あくまで《壊死のウーズ》コンボは一例で、
《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》
《動く死体/Animate Dead》
といったコンボも《有毒の蘇生》で止められる。
対戦相手が追加ターン呪文を手札に回収しようとした際に、
ライブラリーのトップに戻すだけでも意味がある状況もある。
とにかくEDHの強いデッキの大半は墓地を活用してくる。
これはヴィンテージにも共通している。
ヴィンテージやEDHで、
「強いデッキだけれども、墓地は一切使わない。」
というデッキのほうが少ない。
墓地を活用してくる多くのデッキに対して、
《有毒の蘇生》は100%の回答ではないにせよ、
一定量の対応手段になる事は間違いない。
それから、
対戦相手がチューター系のカードで、
ライブラリーの上に危険なカードを積んだとする。
当然その危険なカードは次のドローで手に入ってしまう。
しかし《有毒の蘇生》で相手の墓地から、
現状脅威ではないカードをライブラリーの一番上に置けば、
1ターンの猶予が得られる。
この使い方は稀ではあるが1つの使い方だ。
これらの使い方に加えて、自分のデッキの使い終わったカードに対して、
必要に迫られたら再度活用出来るという保険にもなる。
《有毒の蘇生》は使い道が豊富にある1枚であり、
十分に採用の価値がある。
使った事がない人はちょっと採用してみてはいかがだろう。
新しい発見がいくつもあるはずだ。
ではまた。
EDHデッキ紹介その108(Seton, Krosan Protector/クローサの庇護者シートン)
今回のデッキ紹介は動物記でも書いてそうなお名前の人。
MTGのカードでも比較的珍しいドルイドを参照するカード。
ストーリーではブレイズに殺されるらしい。
しかも串刺しで。
MTGの世界によくいる
「畳の上で死ねない人」
の1人である。
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《Seton, Krosan Protector/クローサの庇護者シートン》
コスト:緑緑緑
伝説のクリーチャー ケンタウルス(Centaur) ドルイド(Druid)
あなたがコントロールする、アンタップ状態のドルイド(Druid)1つをタップする:
あなたのマナ・プールに(緑)を加える。
2/2
レア
指定コスト緑緑緑で2/2と、
及第点もあげられない。
能力はあれども、
パワー&タフネスは《灰色熊/Grizzly Bears》よりコストパフォーマンスが悪い。
このパワーとタフネスではジェネラルダメージ21点も難しい。
能力は緑によくあるマナを出すタイプの生物だが、
条件が「ドルイドをタップ」なだけなので、
召喚酔い等は一切関係がない。
つまりは自身タップで緑が1つ出せるので、
緑緑緑でプレイして、即緑1つは出せるため、
実質は緑緑で出すようなものと言えなくもない。
能力を活かして構築をするとなると、
1マナのドルイドがどれだけ入るかも重要になる。
今回はデッキをわかりやすくするためにも、
ドルイドとそうでないクリーチャーを分けて紹介。
特にルール改正で後付でドルイドになったものがあるので、
このように紹介しないとデッキの概要をつかみにくい。
ジェネラル:《クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protector》
-ドルイド28枚-
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《アルゴスの古老/Argothian Elder》
《精励する農場労働者/Diligent Farmhand》
《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid 》
《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》
《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
《光り葉の大ドルイド/Gilt-Leaf Archdruid》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《Fyndhorn Elves》
《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》
《遺産のドルイド/Heritage Druid》
《クローサの拳カマール/Kamahl, Fist of Krosa》
《ラノワールのドルイド/Llanowar Druid》
《ケイラメトラの侍祭/Karametra’s Acolyte》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《石蒔きの秘儀司祭/Stone-Seeder Hierophant》
《ソンバーワルドの賢者/Somberwald Sage》
《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》
《土地守/Groundskeeper》
《ドルイドの抒情詩人/Druid Lyrist》
《クローサの旅人/Krosan Wayfarer》
《ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger》
《エルフの開拓者/Elvish Pioneer》
《ワイアウッドの媒介者/Wirewood Channeler》
《村の古老/Village Elder》
《オアシュラの耕作者/Oashra Cultivator》
《確約の神主/Promised Kannushi》
-ドルイド以外のクリーチャー15枚-
《生類の侍臣/Vizier of the Menagerie》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《威厳の魔力/Regal Force》
《大樫の守護者/Great Oak Guardian》
《収穫の魂/Soul of the Harvest》
《始原の賢者/Primordial Sage》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
《Elvish Spirit Guide》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
-インスタント5枚-
《輪作/Crop Rotation》
《みなぎる活力/Vitalize》
《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《自然の要求/Nature’s Claim》
-ソーサリー7枚-
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《垣間見る自然/Glimpse of Nature》
《動員/Mobilize》
《森の占術/Sylvan Scrying》
《自然の秩序/Natural Order》
《起源の波/Genesis Wave》
《巫師の天啓/Shamanic Revelation》
-エンチャント5枚-
《森の知恵/Sylvan Library》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《繁茂/Wild Growth》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《調和の中心/Concordant Crossroads》
-アーティファクト9枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《雲石の工芸品/Cloudstone Curio》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《探検の地図/Expedition Map》
《造命師の動物記/Lifecrafter’s Bestiary》
-土地30枚-
《Thawing Glaciers》
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《さびれた寺院/Deserted Temple》
《ワイアウッドの番小屋/Wirewood Lodge》
20《森/Forest》
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——————————
プレイ中に最も気をつけるべきは、
「どのカードがドルイドであるか。」
という事。
非常にこれが問題で、
「昔はクリーチャータイプ・ドルイドではなかったが、
ルール変更でドルイドが追加され、
さらにそのカードは再録されていない。」
というカードになると、
パッと見でドルイドであるかどうかわからない。
(自分は覚えていても対戦相手がわからない事のほうが多そうだ。)
忘れていたりわからなかったりだと、
勝てる勝負を捨ててしまう事もある。
結構な回数再録されていて昔からある《ラノワールのエルフ》さん。
これがドルイドになっている知っている人、
どれだけいるのだろうか。
「ラノエル?ああ、タイプエルフだけでしょ。」
なんて思う人のほうが多いはずだ。
同型である
《エルフの神秘家》
《Fyndhorn Elves》
この2種を含めて3人ともドルイドである。
デッキにはエルフの数を参照するカードもあれば、
ドルイドの数を参照するカードもある。
この2つの種族の事をよく理解してプレイしなければならない。
「どのカードがエルフであるか。」
もかなり重要。
エルフが関係する代表的なカードでは、
《ティタニアの僧侶》
《エルフの大ドルイド》
《遺産のドルイド》
《ワイアウッドの共生虫》
など。
ドルイドを参照するカードであり、
一応の勝ちパターンでもあるカードでも注意が必要な1枚がこれ。
《Gilt-Leaf Archdruid/光り葉の大ドルイド》
コスト:3緑緑
クリーチャー エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
あなたがドルイド(Druid)呪文を唱えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
あなたがコントロールするアンタップ状態のドルイドを7つタップする:
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするすべての土地のコントロールを得る。
3/3
レア
ドルイド呪文なら1ドローが出来て、
ドルイド7体タップで対象プレイヤーの土地を全て奪える。
100%な勝ち手段にはならないが、
土地を奪ってしまえばかなり状況は傾く。
うまくすれば対戦相手3人の土地全てを奪う事も。
土地を全部取られてゲームを続ける人は少ないはずなので、
勝ち手段となりえるカードだ。
とはいえ、ドルイド7体は並べるのは楽ではないし、
なかなか決まらない。
しかし、必ず採用しておきたい1枚。
数少ないドローソースでもあるので、
重たくても採用されるドルイド。
あと、このカードはエルフでもある。
《ティタニアの僧侶》でのマナの数にも影響するので忘れないように。
ちなみに、
何度も対戦した人ならともかく、そうでない人からは、
「そのカード何ですか?」
というお言葉をよくいただけるカードだ。
このデッキは基本の動きはジェネラル着地からの大展開なのだが、
これが案外と難しい。
ジェネラル着地後、
1マナドルイドプレイ→そのドルイドタップして緑マナ→1マナドルイドプレイ
と連続的にプレイ出来る事はあれども、
息切れをしてしまうかどうかを考えながらプレイしなければならない。
手札にドローエンジンがあれば良いが、
失敗すると大展開するだけして手札0で何も出来ず、なんて事も。
そのタイミングにリセット系を撃たれてしまうと、
そこからの復帰が難しい。
出来る事なら、
《垣間見る自然》や《始原の賢者》からの展開が望ましい。
対戦相手のリセット呪文からの復帰、
または大展開したは良いもののトドメまで行きつけない、
といった事に陥ると、
そこから止まったまま相手にきっちり対応されてしまう事がある。
完璧なデッキや最強のデッキは無いので、
全てのデッキに言える事ではあるけれども、
このデッキは息切れをしてしまうとそこからの復帰はどうしても力が弱い。
これは大半のクリーチャー展開をする緑デッキの宿命なので、
このデッキに限ったわけでもないが。
現状採用していないが、
ドローエンジンの候補に
《系図の石版/Slate of Ancestry》もある。
大展開時にこれがあると心強いが、
リセット後だと目も当てられないカードになる。
プレイに4、起動に4の合計8マナなので、
決して軽いカードではない事も難点の1つ。
大展開をしても1ターン後でないと起動出来ない可能性も多々あり、
100%入るカードと言い切れないが、
弱いというわけでもないラインの難しい1枚。
緑の種族デッキと言えばエルフが代表である事は疑いようもないが、
エルフ以外の種族デッキの中でもドルイドはかなりに出来る種族だ。
時にはドルイドをお試ししてみてはいかがだろう。
ではまた。
《病めるもの》
2017年9月9日、
その日は朝から《偏頭痛》がしていた。
これは持病でもあるので、
いつもの事だと思っていた。
しかし、他の人からは顔が《やつれ》ているとも言われた。
自分の顔など気にしていないので全くわからなかったが、
相当に《疲労困憊》の様相だったそうだ。
ただし、頭の回転はいつもと変わらずだったので、
《無気力》という事もなく、
また、《疲れ切った反応》という事も無かった。
その日の夕方、突然《めまい》がして倒れた。
自分の感覚に過ぎないが、
意識を失ったのは数秒から十数秒。
倒れたのはCardshop Serraの店内。
立っている事も出来ない程の《めまい》など人生初に近い。
一度だけ学生時に全校集会の校長先生のお話中に《めまい》がした事はあったが、
その時よりもひどい《めまい》だった。
そのまま倒れたまま約1時間、
起き上がる事も出来ないまま横になっていた。
《窒息》とまではいかないが、少し苦しい。
お店の照明が《眩しい光》に感じ、
《消灯》して欲しいと思いながらも、
うまく話す事も出来ない。
身体は《麻痺》までは行かないものの、手にだけ痺れを感じる。
《麻痺の感触》と言えばいいのだろうか。
どこかに《献身的な世話人》はいないものか。
《冥府の世話人》はノーサンキュー。
まだこの世に《未練ある魂》である。
結局、倒れたまま自分で父に電話して車で迎えに来てもらい、
そのまま夜間救急センターへ。
当番医のところに《名医 華佗》と書いてないかチェックしたが、
そんな事があるわけもなく。
《鬱外科医》や《陰謀団の外科医》じゃなくて良かったが。
《ディミーアの脳外科医、シアクー》と書いてあったら何をされるかわかったものではない。
《民間療法》ならギリギリだが、
《蛆虫療法》と《陰謀団式療法》は勘弁してもらいたい。
夜間救急センターでは熱を測ったが熱は無し。
《熱病のけいれん》や《熱病の幻視》を見るおそれは無いようだ。
《黒死病》でも無ければ《悪性の疫病》でも無い。
《治療》してくれた病院の先生曰く、
「働きすぎだね。しっかりと休みをとって《療養》すべき。」
「あまり無理をすると《生命の危機》もありえるよ。」
と言われた。
医者からの《停止命令》である。
仕事は数日《稼働停止》するしかないようだ。
このまま《命知らず》に働いていたら《命取り》になりかねない。
誰だ、《悪人に休息なし》なんて言ってる奴は。
さすがにこの年齢で《安らかに旅立つ者》になって、
《霊安室》に置かれた後に《火葬》は《早すぎる埋葬》というものだ。
《祝福された転生》が出来るのなら考えるところだが、
そうでないなら《安全な道》を歩みたいところだ。
誰だ、《適切な埋葬》だなんて言ってる奴は。
《応急手当》として《純白の秘薬》・・・じゃなかった、点滴をしてもらった。
《偽りの治療》ではないはずだ。
《万能薬》でも処方してくれないかなと思っても、
そんなものがあるわけもなく、
適当なお薬をもらった。
《霊気の薬瓶》より高かった。
《毒の薬瓶》じゃないだけ良しとせねばならぬであろう。
《熟練の薬剤師》から《薬袋》をもらい、
《家路》につき、《今夜を生き延びる》事ができた。
これを書いている2017年10月、
《生命の終焉》を迎える事も無く、
しぶとく《今を生きる》事が出来ております。
これを読んでいる方、これからも《人生は続く》ので、
皆様、健康には気をつけて。
店主のように身体を壊してしまうと、
マジックできなくなっちゃいます。
以上、近況報告のような《病的な出来事》でした。
さて、このこらむには何種類のカード名が出たでしょう?
ではまた。
質問の正解はこの↓にあります。
答:タイトルを含めて55種。
でした。
【2017年10月22日】The Finals 2017 店舗予選(スタンダード)大会結果
2017年10月22日に当店にて開催されたThe Finals 2017 店舗予選(スタンダード)の1位と2位の方のデッキをご紹介します。
多数の方のご参加誠にありがとうございました。
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1位 ティムールエネルギー R.T 様
4 《牙長獣の仔/Longtusk Cub》
4 《導路の召使い/Servant of the Conduit》
1 《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》
4 《ならず者の精製屋/Rogue Refiner》
4 《つむじ風の巨匠/Whirler Virtuoso》
3 《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》
3 《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
1 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
呪文 (14)
4 《霊気との調和/Attune with Aether》
1 《マグマのしぶき/Magma Spray》
2 《削剥/Abrade》
1 《本質の散乱/Essence Scatter》
4 《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》
1 《至高の意志/Supreme Will》
1 《慮外な押収/Confiscation Coup》
土地 (22)
4 《霊気拠点/Aether Hub》
4 《植物の聖域/Botanical Sanctum》
3 《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
3 《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
1 《隠れた茂み/Sheltered Thicket》
1 《島/Island》
2 《山/Mountain》
4 《森/Forest》
サイドボード
1 《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
1 《削剥/Abrade》
1 《本質の散乱/Essence Scatter》
4 《否認/Negate》
1 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
1 《人工物への興味/Appetite for the Unnatural》
1 《至高の意志/Supreme Will》
2 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
1 《真っ二つ/Slice in Twain》
1 《慮外な押収/Confiscation Coup》
1 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
2位 トリココントロール(タッチニコル・ボーラス) R.K 様
4 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
呪文 (30)
3 《マグマのしぶき/Magma Spray》
2 《検閲/Censor》
3 《本質の散乱/Essence Scatter》
4 《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》
3 《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
1 《至高の意志/Supreme Will》
4 《不許可/Disallow》
4 《天才の片鱗/Glimmer of Genius》
3 《排斥/Cast Out》
2 《燻蒸/Fumigate》
1 《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh》
土地 (26)
4 《灌漑農地/Irrigated Farmland》
4 《感動的な眺望所/Inspiring Vantage》
4 《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
4 《霊気拠点/Aether Hub》
3 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
3 《進化する未開地/Evolving Wilds》
1 《平地/Plains》
2 《島/Island》
1 《山/Mountain》
サイドボード
1 《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《領事の権限/Authority of the Consuls》
3 《否認/Negate》
1 《周到の神ケフネト/Kefnet the Mindful》
1 《排斥/Cast Out》
1 《多面相の侍臣/Vizier of Many Faces》
1 《慮外な押収/Confiscation Coup》
1 《燻蒸/Fumigate》
3 《威厳あるカラカル/Regal Caracal》
EDHデッキ紹介その109(Neheb, the Eternal/永遠衆、ネヘブ)
今回のデッキ紹介は《永遠衆、ネヘブ/Neheb, the Eternal》。
《蓋世の英雄、ネヘブ/Neheb, the Worthy》がアモンケットの試練を達成し、
ニコル・ボーラスに仕えるゾンビ「永遠衆」となった姿。
史上4体目の伝説のミノタウルスである。
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《永遠衆、ネヘブ/Neheb, the Eternal》
コスト:3赤赤
伝説のクリーチャー ゾンビ(Zombie)・ミノタウルス(Minotaur)・戦士(Warrior)
加虐3(このクリーチャーがブロックされた状態になるたび、防御プレイヤーは3点のライフを失う。)
あなたの戦闘後メイン・フェイズの開始時に、あなたのマナ・プールに、このターンに対戦相手が失ったライフ1点につき(赤)を加える。
4/6
神話レア
5マナでパワー4は少々心もとないが、
ブロックされてもライフを失わせる加虐能力と高いタフネスが噛み合って、
攻撃すれば比較的安定してマナを出すことができる。
《永遠衆、ネヘブ》の攻撃が通っていれば4マナ、
ブロックされていても加虐で3マナは出る。
マナが出る能力は《永遠衆、ネヘブ》自身の加虐や戦闘ダメージに限らず、
あらゆるダメージやライフロスで計算される。
テキストには「対戦相手が失ったライフ1点につき」とあるが、
ダメージはライフを失わせるため、
赤お得意のダメージ呪文でOK。
戦闘後メインより前に呪文で対戦相手にダメージを与えていれば、
それらも加算されて強烈なマナ加速が可能。
デッキは以下。
ジェネラル:《永遠衆、ネヘブ/Neheb, the Eternal》
-クリーチャー9枚-
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
《ルーン角のヘルカイト/Runehorn Hellkite》
《山背骨のドラゴン/Knollspine Dragon》
《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion》
《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
-インスタント7枚-
《炎の嵐/Firestorm》
《紅蓮破/Pyroblast》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《溶岩との融和/Commune with Lava》
《発展の代価/Price of Progress》
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《火山の流弾/Volcanic Fallout》
-ソーサリー22枚-
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《ギャンブル/Gamble》
《マグマの洞察力/Magmatic Insight》
《横揺れの地震/Rolling Earthquake》
《安堵の再会/Cathartic Reunion》
《埋め合わせ/Recoup》
《苦しめる声/Tormenting Voice》
《野生の勘/Wild Guess》
《衝動的な行動/Act on Impulse》
《溶鉄の精神/Molten Psyche》
《金屑の嵐/Slagstorm》
《Wheel of Fortune》
《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
《ミジックスの熟達/Mizzix’s Mastery》
《炎の中の過去/Past in Flames》
《連続突撃/Relentless Assault》
《今を生きる/Seize the Day》
《落盤/Cave-In》
《魂の再鍛/Reforge the Soul》
《世界大戦/World at War》
《燎原の火/Wildfire》
《大群の怒り/Fury of the Horde》
-エンチャント1枚-
《追い討ち/Aggravated Assault》
-アーティファクト26枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《通電式キー/Voltaic Key》
《友なる石/Fellwar Stone》
《砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《精神石/Mind Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《ルビーの大メダル/Ruby Medallion》
《思考の器/Thought Vessel》
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《統率者の宝球/Commander’s Sphere》
《謎の石の断片/Cryptolith Fragment》
《摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone》
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
《面晶体の記録庫/Hedron Archive》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《記憶の壺/Memory Jar》
-プレインズウォーカー2枚-
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
《炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller》
-土地32枚-
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《枯渇地帯/Blasted Landscape》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《裏切り者の都/City of Traitors》
《水晶鉱脈/Crystal Vein》
《鋭き砂岩/Sandstone Needle》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《発明博覧会/Inventors’ Fair》
19《山/Mountain》
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——————————
《永遠衆、ネヘブ》が戦場に出ている状態で、
戦闘前に全体ダメージ呪文を唱えて攻撃するのが基本。
戦闘後に出るマナ次第にはなるものの、
そこからの展開が本番。
例えば、
4人で対戦しているとして、
《火山の流弾/Volcanic Fallout》(すべてのクリーチャーとプレイヤーに2点のダメージ)を撃った後に戦闘、
《永遠衆、ネヘブ》の攻撃が通ると、
戦闘後メインで10マナ出る。
((2×3)+4=10)
「各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与える」モードを3回選んだ《焦熱の合流点/Fiery Confluence》を撃った場合は、
なんと22マナだ。
((2×3×3)+4=22)
5マナ前後を元手に、
一気にエルドラージ生物にまで手が伸びる。
《永遠衆、ネヘブ》のマナを出す能力は、
「あなたの戦闘後メイン・フェイズの開始時」
に誘発するが、
《連続突撃/Relentless Assault》などの追加戦闘呪文を唱えた場合、
追加戦闘後の追加メイン・フェイズも
「あなたの戦闘後メイン・フェイズ」
である。
つまり、
追加戦闘の度に大量のマナが出ることになる。
マナにものを言わせてのドロー呪文連打&大量展開が熱い。
このデッキならではのマナ加速としては、
《謎の石の断片/Cryptolith Fragment》が挙げられる。
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《謎の石の断片/Cryptolith Fragment》
コスト:3
アーティファクト
謎の石の断片はタップ状態で戦場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。各プレイヤーはそれぞれ1点のライフを失う。
あなたのアップキープの開始時に、各プレイヤーのライフがそれぞれ10点以下であった場合、謎の石の断片を変身させる。
《エムラクールのオーロラ/Aurora of Emrakul》
クリーチャー エルドラージ(Eldrazi) 反射(Reflection)
飛行、接死
エムラクールのオーロラが攻撃するたび、各対戦相手はそれぞれ3点のライフを失う。
1/4
アンコモン
キャストに3マナかかるタップインのマナアーティファクト、
というのは一見遅そうだが、
このデッキではなかなかの働きをしてくれる。
タップすることですべてのプレイヤーが1点のライフを失いつつ好きな色のマナを出せるので、
あらかじめマナを出しておくことで、
このカードだけで戦闘後に3マナ出る。
これからマナを出しつつ《永遠衆、ネヘブ》を唱えた場合、
戦闘宣言をして戦闘後メインに移行すると、
即座に3マナを得られる点にも注目。
《永遠衆、ネヘブ》が実質2マナで唱えられるようなもの。
滅多にないだろうが、
もし《エムラクールのオーロラ/Aurora of Emrakul》に変身した場合、
これ1枚で10マナを出すこともできる。
他にも《暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots》がジェネラルのデッキであれば採用できる、
なかなか面白いカード。
また、戦闘の合間に余って消えそうなマナは、
《厳かなモノリス》や《玄武岩のモノリス》のアンタップに使うと無駄がないので覚えておこう。
さらにジェネラルを使った無限コンボも搭載。
状況にもよるが、
《追い討ち/Aggravated Assault》と《永遠衆、ネヘブ》の2枚だけで成立。
《永遠衆、ネヘブ》で攻撃して戦闘後に4マナ、
1マナ出して《追い討ち》を起動。
再戦闘で《永遠衆、ネヘブ》で攻撃、
これで戦闘後に8マナ出る。
《追い討ち》は5マナで起動できるため、
無限戦闘+無限マナ。
攻撃が通るたびに4マナずつ増えていく。
これを《永遠衆、ネヘブ》が戦闘で討ち取られない限り続けられる。
ターンを跨いでいるわけではないので、
《永遠衆、ネヘブ》へのチャンプブロックが何度か発生した場合、
合計で6ダメージを受けて死んでしまうことがある点には注意。
入れ替えカードの候補について。
ドローや追加戦闘に枠を取られているため、
赤いデッキでよく採用されるアーティファクト破壊が入っていない。
気になる人は、
《汚損破/Vandalblast》
《力ずく/By Force》
《破壊放題/Shattering Spree》
《グレムリン解放/Release the Gremlins》
あたりを投入しよう。
どれもそのまま撃ってもいいし、
十分なマナが出た状態で撃てば威力が増す呪文だ。
《熱情/Fervor》
《パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
も面白い。
召喚したばかりのクリーチャー(特にエルドラージ)
を追加戦闘で攻撃させることができる。
もし速攻との組み合わせを狙うなら、
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》や《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
をさらに追加で入れるのも悪くない。
赤はパーマネントへの対処法が限られているため、
一撃必殺や滅殺は重要な選択になる。
2枚目の《燎原の火/Wildfire》として、
《破壊的な力/Destructive Force》も良い。
《永遠衆、ネヘブ》のタフネスが6あるため、
どちらも気兼ねなく撃てる。
無人の荒野に《永遠衆、ネヘブ》だけという状況になれば、
かなり有利。
妨害を増やしたければ、
《血染めの月/Blood Moon》
《締め付け/Stranglehold》
《混沌のねじれ/Chaos Warp》
《破滅/Ruination》
《灰からの再興/From the Ashes》
あたりがおすすめ。
展開次第では20以上のマナが出ることもあるので、
《三つの願いの指輪/Ring of Three Wishes》
《次元の門/Planar Portal》
あたりも使えるかもしれない。
戦い方の都合上、
《帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned》がジェネラルのデッキと同様に、
対戦相手の人数が少ないと本領を発揮できない。
最初から3人以下での対戦である場合のほか、
途中で誰かが敗北した場合もマナ生成能力が落ちることになる。
(ダメージを与えたという事実が消えるわけではないので、
同じターン中であるなら、
退場したプレイヤーに与えたダメージ分のマナ加速は可能)
赤単色で大量マナを生み出せるジェネラルは他に存在しないため、
今までの赤単色デッキとは一味違った戦い方を楽しめる。
興味のある人は是非とも試してみてほしい。
ではまた。
【2017年12月03日】ヴィンテージ大会のおしらせ
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■大会概要
カードショップセラ・ヴィンテージトーナメント
場所:Cardshop Serra (店舗案内)
日程:12月03日(日)
参加費:2,000円
受付時間:12時00分~13時00分
開始時間:13時00分~
レギュレーション:ヴィンテージ
賞品:パック、プレイマット等
※:参加人数に応じて賞品は豪華になります。
大会終了後にEDH(統率者戦)の無料参加イベントもあります。
初心者の方にはデッキの貸し出しもしておりますので、ぜひお気軽にご参加ください!
ご質問は、担当・清水 までどうぞ。
電話:055-955-9447
メール:customer@cardshop-serra.com
■交通案内
静岡県沼津市平町9-1 松本ビル 2Fです。
JR沼津駅南口から沼津警察署に向かう途中にあるJA南駿手前の信号の右手側になります。
■お知らせ
・デッキに使用するカードを当日お買い求め予定の場合、購入希望カードを事前にメールでご連絡くださいませ。事前のご連絡が無い場合、売り切れ等の理由でご用意できない場合もございます。
・当ショップでは、カードの買取も行っております。ご不要なカードがございましたら、大会参加時にお持ちよりいただければ幸いです。
その他の大会予定はこちら