今回のデッキ紹介はスリヴァー。
100回もEDHデッキ紹介をしておきながら、
スリヴァーがまともに入っているデッキを紹介するのは、
これが初めてだ。
「世の中にはスリヴァーの大好きなお方はいっぱいいるというのに、
ずっとEDHデッキ紹介してませんね。」
とスタッフに言われて、
せっかくの100回目に書く事に。
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《Sliver Overlord/スリヴァーの首領》
コスト:白青黒赤緑
伝説のクリーチャー スリヴァー(Sliver) ミュータント(Mutant)
(3):あなたのライブラリーからスリヴァー(Sliver)・カードを1枚探し、
それを公開した上であなたの手札に加える。
その後あなたのライブラリーを切り直す。
(3):スリヴァー1つを対象とし、そのコントロールを得る。(この効果は永続する。)
7/7
レア
スリヴァーのサーチとコントロールが出来る5マナ7/7。
アドバンテージも得られるし、ジェネラルダメージ21点も狙える優秀生物。
能力の起動もタップいらずなので、
連続起動出来るうえに召喚酔いも関係なし。
《スリヴァーの女王/Sliver Queen》と並ぶ最高クラスの性能。
人気では《スリヴァーの女王》にはかなわないが、
性能では一切負けていない。
起動コストと横に並ぶ性能で《スリヴァーの女王》が勝るが、
柔軟性は《スリヴァーの首領》が上。
EDHのようなハイランダールールでは《スリヴァーの首領》の能力はかなり強い。
今回は魅力では《スリヴァーの女王》だが、
柔軟性重視で《スリヴァーの首領》をジェネラルに選定。
デッキは以下。
ジェネラル:《スリヴァーの首領/Sliver Overlord》
-クリーチャー32枚-
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《貴族の教主/Noble Hierarch》
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》
《鱗粉の変わり身/Mothdust Changeling》
《風乗りスリヴァー/Galerider Sliver》
《心鞭スリヴァー/Mindlash Sliver》
《板金スリヴァー/Plated Sliver》
《奇声スリヴァー/Screeching Sliver》
《横這スリヴァー/Sidewinder Sliver》
《先制スリヴァー/Striking Sliver》
《悪性スリヴァー/Virulent Sliver》
《花を手入れする者/Bloom Tender》
《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》
《酸性スリヴァー/Acidic Sliver》
《水晶スリヴァー/Crystalline Sliver》
《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver》
《ハートのスリヴァー/Heart Sliver》
《冬眠スリヴァー/Hibernation Sliver》
《マナ編みスリヴァー/Manaweft Sliver》
《活性スリヴァー/Quick Sliver》
《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling》
《失われた業の巫師/Shaman of Forgotten Ways》
《基底スリヴァー/Basal Sliver》
《火跡スリヴァー/Firewake Sliver》
《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》
《樹根スリヴァー/Root Sliver》
《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》
《スリヴァーの女王/Sliver Queen》
-インスタント12枚-
《否定の契約/Pact of Negation》
《渦まく知識/Brainstorm》
《輪作/Crop Rotation》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《白鳥の歌/Swan Song》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《エラダムリーの呼び声/Eladamri’s Call》
《召喚の調べ/Chord of Calling》
-ソーサリー11枚-
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《Demonic Tutor》
《異界の進化/Eldritch Evolution》
《無垢への回帰/Seeds of Innocence》
《Timetwister》
《戦争門/Wargate》
《Wheel of Fortune》
《白日の下に/Bring to Light》
《生ける屍/Living Death》
《時のらせん/Time Spiral》
-エンチャント8枚-
《訓練場/Training Grounds》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《繁茂/Wild Growth》
《石のような静寂/Stony Silence》
《森の知恵/Sylvan Library》
《肥沃な大地/Fertile Ground》
《侵入警報/Intruder Alarm》
《オーラの破片/Aura Shards》
-アーティファクト4枚-
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《無のロッド/Null Rod》
《パラドックス装置/Paradox Engine》
-土地32枚-
《Badlands》
《Bayou》
《Plateau》
《Savannah》
《Scrubland》
《Taiga》
《Tropical Island》
《Tundra》
《Underground Sea》
《Volcanic Island》
《繁殖池/Breeding Pool》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《真鍮の都/City of Brass》
《統率の塔/Command Tower》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《反射池/Reflecting Pool》
《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
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基本の無限コンボは、
《スリヴァーの女王》
《宝革スリヴァー》or《マナ編みスリヴァー》
《ハートのスリヴァー》or《火跡スリヴァー》
《基底スリヴァー》
で無限マナ&無限トークン。
そのまま総攻撃か《酸性スリヴァー》で、
無限に出せるスリヴァートークンを投げつけて無限ダメージ。
一応解説を書いておくと、
《宝革スリヴァー》or《マナ編みスリヴァー》で、
全スリヴァーに「T:好きなマナを1つマナプールに加える」を付与。
《ハートのスリヴァー》or《火跡スリヴァー》で、
全スリヴァーに速攻付与。
《基底スリヴァー》で、
全スリヴァーに「自身生贄:マナプールに黒黒を加える」を付与。
この条件が揃ったら、
(ジェネラルの能力を起動すると簡単に揃う。)
《スリヴァーの女王》の能力でスリヴァートークンを出す。
そのスリヴァートークンをタップしてマナを出し、
さらにそのスリヴァートークンを生贄で黒黒も出す。
合計で3マナが出ているところから、
《スリヴァーの女王》の能力でスリヴァートークンを出す。
1マナ余った状態で上記を繰り返すと、
当然1マナずつ余るので無限マナに。
無限マナになっていれば、
《スリヴァーの首領》から全スリヴァーを出す事も出来るし、
《酸性スリヴァー》でスリヴァートークンを生贄に捧げて無限ダメージも出来る。
《侵入警報》
《パラドックス装置》
《訓練場》
のどれか1枚でもあると無限条件が変わるため、
かなりの速度で決まる。
または《種子生まれの詩神》があれば、
各対戦相手のアンタップステップに自分のすべてのパーマネントがアンタップするので、
先に《活性スリヴァー》をサーチ&プレイすることで、
素早いコンボの開始が可能。
地味と言えば地味だが、
ジェネラルと《アメーバの変わり身》で生物を奪う事も出来る。
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《Amoeboid Changeling/アメーバの変わり身》
コスト:1青
クリーチャー 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである)
(T):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まですべてのクリーチャー・タイプを得る。
(T):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まですべてのクリーチャー・タイプを失う。
1/1
コモン
この1つ目の能力で対戦相手の生物をすべてのクリーチャー・タイプに変える。
すべてのクリーチャー・タイプを持つということは、
それはスリヴァーでもあるということなので、
ジェネラルの能力でコントロールを奪える。
アメーバさんの能力はターン終了時までだが、
ジェネラルの能力は永続的にコントロールを得るので、
スリヴァーでなくなってもコントロールは得たままとなる。
ジェネラルとジェネラルからサーチ可能なアメーバさんなので、
それほど決める事は難しくない組み合わせ。
覚えておいて損無し。
デッキの変更点としては、
スリヴァーの各種で色々な調整が可能だ。
《巣主スリヴァー/Sliver Hivelord》
《スリヴァー軍団/Sliver Legion》
《念動スリヴァー/Telekinetic Sliver》
《休眠スリヴァー/Dormant Sliver》
《変容スリヴァー/Shifting Sliver》
この5種は入れてみるとかなりデッキの動きも変わって面白い。
特に《念動スリヴァー》はコントロール要素が加わるので、
デッキの質もかなり変化する。
《スリヴァー軍団/Sliver Legion》
《変容スリヴァー/Shifting Sliver》
の2種を採用すると、
殴る力が大幅にアップ。
ブロックする事も難しくなり、
パワーやタフネスは大幅に上がる。
この2枚と多少のスリヴァーが並んだら、
即座にゲームが決まるほどの打点が出せる。
こちらも使ってみる価値のあるスリヴァーだ。
このデッキはそれなりに高額カードも使用し、
チューターするカードもある程度採用している。
けれども、
EDHのスリヴァーデッキというものはそれほど難しく考えなくても楽しめる。
ジェネラルは
《スリヴァーの首領》
《スリヴァーの女王》
《巣主スリヴァー》
《スリヴァー軍団》
この4種から選ぶしか出来ないが、
他のカードについては、
・適当に持っているスリヴァーを片っ端から採用。
・とりあえず10種の印鑑入れる。
・多少緑に偏らせて《繁茂》《肥沃な大地》《遥か見/Farseek》など採用。
・時には多相持ちもスリヴァーなので採用する。
この4点をおさえておくだけでデッキになる。
困ったら寄せ集めするだけでデッキになるうえに、
それで結構なほど戦えるデッキになるのがスリヴァーの魅力。
そして、
スリヴァーシリーズはテンペストで初出して以来、
新しいスリヴァーが何度も登場しているところからも、
これからも多少は出てくれるものと予想出来る。
そのため、新しいスリヴァーが出るごとに選択肢も増える。
ゆっくり楽しめる良い生物だ。
EDHをやり込んでいる人から、
初心者の人まで、
幅広く楽しめるうえに、
練り込むだけの価値もある。
スリヴァーを使った事がない人は是非一度。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その100(Sliver Overlord/スリヴァーの首領)
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