ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。
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Guruランドの原画が全て日本に辿り着いたって冷静に考えると凄くないですか?
ミューさんの魔王パワーで3枚引き寄せたにしても残り2枚もおそらく他の人が引き寄せたのって
日本のマジック蒐集家って魔王が多すぎると思うんですが……
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ほっほっほ。
違うのです、お客様。
魔王は一人だけですよ、お客様。
ファンタジーの世界でも魔王が沢山なんて事は滅多に無いものです。
かの大人気漫画、ドラゴンクエスト・ダイの大冒険でも大魔王様はただ一人。
対抗は冥竜王ヴェルザー様がおります。
ヴェルザー様は冥竜王であり、魔王を名乗っておりませぬ。
魔界の王はバーン様のみでございます。
こういう話題は
わたくしめの中では常識でありましたので、
今更話すような事でもないと思っておりました。
「お前の常識は一般の非常識だよ。」
と、時々言われるのですけれども、
こういう情報も言われないとお話しないものなのです。
つまりは質問箱というのはこういう時に案外と助かっているのです。
「自分にとっての当たり前の知識や情報が、
想像以上に他人が知りたい情報。」
という事が往々にしてあるのです。
ですので、
お客様、気になるお話はお問い合わせや質問箱でいつでも遠慮なく。
MTGの事で知っている事ならわたくしめは何でもお話しいたします。
さて、お話をグルの原画の方にいたしましょう。
冒頭で結論から入った通り、魔王は一人なのです。
大魔王ミュー様ただ一人でございます。
おわかりでしょうか。
そう、Guruランドの原画は大魔王様がお一人で集められたのです。
大魔王様がそのうちの
Guru《森/Forest》と
Guru《平地/Plains》を
眷属の者二人にそれぞれお与えになったに過ぎません。
お与えになったのちに何年もしてから残りの
Guru《島/Island》
Guru《沼/Swamp》
Guru《山/Mountain》
をわたくしめに託してくださったのです。
バーン様が魔界の王であるのなら、
ミュー様は日本のマジック界の黎明期の王、略してマ王でございます。
「マジックの深い深い世界と魔界なんてどっちも似たようなもんだろ?」
ですと?
そういう見方もございますね。
マ界も魔界も似たようなものでございます。
なお、大魔王様は何年か前にこのようにおっしゃっておりました。
「せらちゃん、MTG展にGuru《平地》の原画が飾られているって話だけど、
見に行ったら中心部分よく見てごらん。
昔のままなら、絵の具が剥げている部分があると思うよ。」
あのMTG展の会場に行き、
Guruの原画の絵の具の剥げを確認しに行った人は、
わたくしめただ一人だったと思うのです。
そして、ありました、剥げが。
大魔王様の言葉通りでした。
原画をしっかりと見た事がある人でなければ言えない一言だったという事です。
さすがは大魔王様でした。
その言葉に一切の偽りなし。
大魔王にふさわしい一言でした。
Guruランドは数ある基本土地の中でも屈指の人気を誇るイラストでございます。
値段だけで言えばどの基本土地よりも高額でございます。
Guruランドが世に出た当初でもこれは変わらぬものでした。
イラストのインパクトの強さが大きかったのでしょう。
さすがは人気絵師:Terese Nielsen様。
Terese Nielsen様の作品の中でも、
この5枚は屈指の出来栄えと言って差し支え無いでしょう。
それをお一人で集められるお力、
言葉で表現するのが難しいほどです。
大魔王様は魔界(マ界)からお離れになって随分と時間が経っていますが、
わたくしめは今をもってなお、この御方にはかなわぬと思うばかりでございます。
MTGを始めてからさほど経たずして大魔王様に出会えた事は、
我がMTG人生においてとてつもない知識と経験になりました。
そして大魔王様からGuruランドの原画を託されてからは、
魔族(マ族)として恥ずかしくない生き方をしたいと思っております。
それから、可能であれば、
いつかはわたくしめが大魔王の称号を引き継げたらと思っております。
ではまた。
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