今回のEDHデッキ紹介は
《タズリ将軍/General Tazri》。
ゲートウォッチの誓いで登場した伝説の同盟者。
今回のデッキはCardshop SerraのスタッフIのデッキ。
Cardshop SerraのスタッフIがプレリリースに参加し、
プレリキットを開封して即、
貴重なプレリFOIL枠がこれである。
さらにこのスタッフI、発売日後のボックスから即、
貴重な神話レアFOIL枠がこれである。
カードの英語名が「ジェネラル・タズリ」である事と、
連続で《タズリ将軍》のFOILを引き当てた事から、
泣く泣くこれも何かの縁と、
これをジェネラルにデッキを作る事にしたそうだ。
《General Tazri/タズリ将軍》
コスト:4白
伝説のクリーチャー 人間(Human)同盟者(Ally)
タズリ将軍が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから同盟者(Ally)クリーチャー・カードを1枚探してもよい。
そうしたなら、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。
(白)(青)(黒)(赤)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールする同盟者クリーチャーは+X/+Xの修整を受ける。
Xは、それらのクリーチャーの中の色の数に等しい。
3/4
神話レア
5マナでパワー3。
この時点で将軍職を退任してもらいたい。
余程能力が高いのであれば話は別だが、
将軍様の能力は
・場に出たらライブラリーから同盟者サーチ。
・5色のマナ突っ込んで攻撃力UP。
前者は単純なアドバンテージ。
後者は単純にも程がある脳筋。
しかも能力に限界付き。
同盟者の色の数に等しいという事は最大は5だ。
同盟者の数に等しいと書いてあれば、
それなりに夢もあったのだが。
しかもこれで神話レア。
神話レアなのだから、
もう少し能力を高めに設定して欲しかった。
初の伝説の同盟者という触れ込みもあっただけに、
この将軍様では力不足感は否めない。
将軍様、大政奉還という言葉が日本にはあるのだよ。
わからなかったら辞書で調べようね、将軍様。
余談になるが、大政奉還は英語では
「restoration of imperial rule」
というらしい。
ついでと言ってはなんだが、
せっかくの統率者用の5色同盟者なのだから、
カードのコストも5色にして欲しかった。
その場合は最低でもパワーとタフネスも5で。
デッキは以下。
ジェネラル:《タズリ将軍/General Tazri》
-クリーチャー28枚-
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《Fyndhorn Elves》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《貴族の教主/Noble Hierarch》
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》
《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《獣呼びの学者/Beastcaller Savant》
《ヘイラバズのドルイド/Harabaz Druid》
《幻影の像/Phantasmal Image》
《ジュワーの多相の戦士/Jwari Shapeshifter》
《カラストリアの癒し手/Kalastria Healer》
《永遠の災い魔/Eternal Scourge》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《ソンバーワルドの賢者/Somberwald Sage》
《鏡の精体/Mirror Entity》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper》
《地割れの案内人/Chasm Guide》
《バーラ・ゲドの盗賊/Bala Ged Thief》
《海門の伝承師/Sea Gate Loremaster》
《ハグラの悪魔信者/Hagra Diabolist》
《ムラーサの紅蓮術士/Murasa Pyromancer》
《岸壁安息所の吸血鬼/Cliffhaven Vampire》
《アカデミーの学長/Academy Rector》
《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin》
-インスタント8枚-
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《上空からの視界/View from Above》
-ソーサリー12枚-
《Demonic Tutor》
《悪魔の意図/Diabolic Intent》
《新たな芽吹き/Regrowth》
《Timetwister》
《Wheel of Fortune》
《意外な授かり物/Windfall》
《複製の儀式/Rite of Replication》
《白日の下に/Bring to Light》
《時のらせん/Time Spiral》
《運命の操作/Manipulate Fate》
《Foresight》
《異界の進化/Eldritch Evolution》
-エンチャント6枚-
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《繁茂/Wild Growth》
《調和の中心/Concordant Crossroads》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《食物連鎖/Food Chain》
《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》
-アーティファクト10枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《威圧の杖/Staff of Domination》
《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
《出産の殻/Birthing Pod》
-土地34枚-
《Tropical Island》
《Savannah》
《Volcanic Island》
《Underground Sea》
《Taiga》
《Tundra》
《Scrubland》
《Bayou》
《Badlands》
《繁殖池/Breeding Pool》
《寺院の庭/Temple Garden》
《蒸気孔/Steam Vents》
《湿った墓/Watery Grave》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《同盟者の宿営地/Ally Encampment》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《統率の塔/Command Tower》
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
1《島/Island》
1《森/Forest》
—————————–
基本は同盟者がらみで勝ちに行く構成。
いくら《タズリ将軍》が大政奉還させたくなる性能であっても、
一応は同盟者サーチが可能なので、
使い物にならないわけではない。
5マナのチューターが強いかどうかは置いておくとして。
同盟者での勝ちパターンのいくつかをここに書いておこう。
1つめ。
《ハグラの悪魔信者/Hagra Diabolist》
《複製の儀式/Rite of Replication》キッカー込み。
《複製の儀式》で《ハグラの悪魔信者》のコピーが5体場に出て、
オリジナル含めてそれぞれコピーが場に出た時の能力が誘発し、
6体場に出ているので6点のライフロスが6回誘発する。
合計で6×6×5=180点のライフロスが誘発。
ややこしくて計算を間違えそうだが、
オリジナルに対しトークン5体→最低6体=30点。(5×6)
コピー5体に対しトークン5体→同盟者は最低6体=150点。(5×5×6)
と書けばわかりやすいだろうか。
《複製の儀式》はチューター系、
《ハグラの悪魔信者》はジェネラルでサーチ可能なので、
案外と決まる技だ。
2つめ。
《ヘイラバズのドルイド/Harabaz Druid》
《威圧の杖/Staff of Domination》
他の同盟者4体以上
無限マナと無限ドロー。
とどめは上記の《ハグラの悪魔信者》で倒すか、
《タズリ将軍/General Tazri》の能力を連続起動し、
全クリーチャーを強化してのパンチ。
3つめ。
《ヘイラバズのドルイド/Harabaz Druid》
《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》
《上空からの視界/View from Above》
他の同盟者2体以上
こちらはライブラリーが無くなるまで《ジェスカイの隆盛》を使える。
全体強化が入るので、そのままパンチしても良いが、
《Timetwister》さえあればライブラリー回復が可能なので、
余ったマナで展開してから《Timetwister》で、
おおむね他の無限コンボを決める事が可能。
補足で書いておくと
《新たな芽吹き》で《Timetwister》を回収して撃てば無限。
4つめ。
《食物連鎖》
《霧虚ろのグリフィン》か《永遠の災い魔》
ジェネラル
《食物連鎖》でのクリーチャー専用無限マナコンボから、
ジェネラルを何度も出し、
最終的にはライブラリーの中にある同盟者を全て出せる。
5つめ。
《鏡の精体》
《ワイアウッドの共生虫》
《ヘイラバズのドルイド》
《鏡の精体》で全クリーチャータイプを持たせ、
《ワイアウッドの共生虫》で自身を戻し、
《ヘイラバズのドルイド》をアンタップしてマナを出して、
《ワイアウッドの共生虫》を再度プレイ。
以下繰り返し。
決まれば無限マナと、
召喚酔いの無い同盟者のタップ能力使い放題。
《ハグラの悪魔信者》が出ていれば全員を倒せる。
このデッキの特筆すべきカードは、
《運命の操作》
《Foresight》
の2枚。
《Foresight》
コスト:1青
ソーサリー
あなたのライブラリーからカードを3枚探し、それらを追放する。
その後あなたのライブラリーを切り直す。
次のターンのアップキープの開始時に、カードを1枚引く。
コモン
《運命の操作》もほぼ同じ効果で、
《Foresight》は次のアップキープだが、
《運命の操作》は即カードを引くと書いてある。
どちらもライブラリーから3枚カードを追放するカード。
《Foresight》はアライアンスのコモンだが、
こんなカード忘れている人or知らない人のほうが多いカードだろう。
使い方は言うまでもなく、
《霧虚ろのグリフィン》と《永遠の災い魔》を追放する手段。
この2枚を引いても嬉しくないので、
さっさと追放したうえで、カードを1枚引ければ十分。
必要に応じて、対戦中に不要と考えられる3枚を追放するのも悪くない。
もう土地を引く必要はない!と思ったら、
土地を3枚追放するのも1つだ。
満を持して出したとまで言われた、
同盟者専用ジェネラルの《タズリ将軍》。
頑張ってデッキを作ったはいいのだが、
その作っている際には、
あまりにもひどいエピソードが1つ。
それはグーグル検索だった。
「タズリ将軍」でグーグル検索をすると、この結果。
最初の検索候補が「タズリ将軍 ゴミ」で、
下のほうに
「タズリ将軍 カスレア」
「タズリ将軍 8円」
ひどすぎる。
将軍に愛の手を。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その87(General Tazri/タズリ将軍)
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