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EDHデッキ紹介その127(Ashling the Pilgrim/巡礼者アシュリング)

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今回のEDHデッキ紹介は、以前のコラムでも何度か紹介している赤単アシュリング。

案外とこのジェネラルは人気があり、
時々更新してほしいという声から今のバージョンを。

以前に紹介したデッキは、以下を参照。

EDHデッキ紹介その102(Ashling the Pilgrim/巡礼者アシュリング)

EDHリストのみ紹介その7(Ashling the Pilgrim/巡礼者アシュリング)

今回のデッキは、
以前に紹介したデッキを踏襲しつつ、
新しい戦術を搭載している。
EDHデッキ紹介その102で紹介している戦術もいくつか搭載しているので、
そちらも参照を。

巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim
コスト:1赤
伝説のクリーチャー エレメンタル(Elemental) シャーマン(Shaman)
(1)(赤):巡礼者アシュリングの上に+1/+1カウンターを1個置く。
これがこのターンに解決されたこの能力の3回目である場合、
巡礼者アシュリングからすべての+1/+1カウンターを取り除く。
それはその個数に等しい点数のダメージを、各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ与える。
1/1
レア

相変わらずの
デッキ内容《》99枚でもデッキとして動く生物。
アシュリング以外でも基本土地99枚のデッキ内容でも動くデッキはありそうだが、
多分このカードが一番使っていて面白いだろう。
なにせ能力に無駄がない。

デッキは以下。

ジェネラル:《巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim

-インスタント 2枚-
煮えたぎる歌/Seething Song
紅蓮操作/Pyrokinesis

-ソーサリー 15枚-
力ずく/By Force
地震/Earthquake
信仰無き物あさり/Faithless Looting
マグマの洞察力/Magmatic Insight
横揺れの地震/Rolling Earthquake
破壊放題/Shattering Spree
汚損破/Vandalblast
安堵の再会/Cathartic Reunion
紅蓮地獄/Pyroclasm
苦しめる声/Tormenting Voice
焦熱の合流点/Fiery Confluence
チャンドラの灯の目覚め/Chandra’s Ignition
燎原の火/Wildfire
破壊的な力/Destructive Force
破滅の儀式/Rite of Ruin

-エンチャント 6枚-
炎の編み込み/Braid of Fire
紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar
呪文ショック/Spellshock
ラースの灼熱洞/Furnace of Rath
前哨地の包囲/Outpost Siege
双子神の指図/Dictate of the Twin Gods

-アーティファクト 31枚-
永遠溢れの杯/Everflowing Chalice
Jeweled Amulet
魔力の墓所/Mana Crypt
モックス・アンバー/Mox Amber
探検の地図/Expedition Map
魔力の櫃/Mana Vault
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
太陽の指輪/Sol Ring
通電式キー/Voltaic Key
旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble
秘儀の印鑑/Arcane Signet
冷鉄の心臓/Coldsteel Heart
友なる石/Fellwar Stone
緋色のダイアモンド/Fire Diamond
砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone
稲妻のすね当て/Lightning Greaves
精神石/Mind Stone
虹色のレンズ/Prismatic Lens
ヴァルカスの指輪/Ring of Valkas
星のコンパス/Star Compass
思考の器/Thought Vessel
連合の秘宝/Coalition Relic
魔道士封じの鎧/Magebane Armor
火と氷の剣/Sword of Fire and Ice
Gauntlet of Might
スランの発電機/Thran Dynamo
魔力の篭手/Gauntlet of Power
金粉の水蓮/Gilded Lotus
かごの中の太陽/Caged Sun
ニンの杖/Staff of Nin
不滅の太陽/The Immortal Sun

-プレインズウォーカー 5枚-
紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant
槌のコス/Koth of the Hammer
ヤヤ・バラード/Jaya Ballard

-土地 40枚-
乾燥台地/Arid Mesa
沸騰する小湖/Scalding Tarn
血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
樹木茂る山麓/Wooded Foothills
海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea
溺墓の寺院/Drownyard Temple
ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium
海門の残骸/Sea Gate Wreckage
露天鉱床/Strip Mine
地形形成装置/Terrain Generator
30《山/Mountain

———-

以前に紹介したこらむ、EDHデッキ紹介その102と同じく、
クリーチャーを一切採用していない。
アシュリングを活かし、
アシュリングで勝ちたいデッキなので、
他のクリーチャーカードを全無視。
採用すれば強い生物はいくつもいるため、
わざわざクリーチャー0にはしなくても良い。
ただ、個人的な趣味でそういう構築にしている。

一応今回は、
紅蓮破/Pyroblast
沸騰/Boil
などのメインからの青対策系は全抜きし、
比較的普通の構築にしてある。
個人的にはメインからの青対策は結構好きなのだが、
前回のデッキとの違いがあったほうが良いと思い、
青対策系カードを抜いて構築。
入れてあっても困らない事は多い。
全く卓に青がいなかったとしても、
安堵の再会》《信仰無き物あさり》で捨ててしまえばいいので、
それほど気にならない。
時々無様な程に使えないタイミングがある事は否定出来ないが。

基本的なデッキの回し方は、以前紹介してきたデッキと同じく
》を出していきながらアシュリングを成長させ、
空いている人を殴りつつジェネラルダメージを狙い、
リセットの必要があった途端に爆発。
再度アシュリングをプレイし直し。
もとが2マナという低コストなので、
数回死んでも簡単に出る。
使った事のある人なら知っている事だが、
思った以上にアシュリングはジェネラルダメージ21点を狙える。
能力も全生物、全プレイヤーにダメージが行くので、
相手次第では素直にダメージレースだけの戦いに持ち込める。

マナアーティファクトが以前より充実しているため、
そのあたりのカードからデッキの採用カードを多少変えた。
秘儀の印鑑/Arcane Signet
が最たるもので、
単色デッキに限らずEDHの世界に大きく影響の出たマナアーティファクトだ。
緑以外の単色ではマナを伸ばすカードとして重要な1枚。
これ1枚出てくれただけでも相当に構築が楽になる。

アシュリングのデッキでは、
理想的な考えとしてはなるべく6マナまでは伸ばしたい。
6マナを構えておいて、
「いつでもアシュリングは爆発出来るぞ。」
という姿勢を見せながら、
自分の1つ前のプレイヤーのターンの終わりに2回だけ強化し、
自分のターンで殴ってダメージを稼ぐという流れが望ましい。
この6マナまでの伸びを助けてくれるマナアーティファクトはとても大切だ。
言うまでもない事ではあるが、
このデッキはジェネラル自身が自爆能力を持っているので、
結構何度でもジェネラルが死んでしまう。
再プレイを考慮する事まで見ても、
6マナは伸ばしたいライン。
6マナまであれば2度目の死までなら出し直し可能になる。

魔道士封じの鎧/Magebane Armor》と《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》も引き続き採用。
アシュリングが《魔道士封じの鎧》か《火と氷の剣》を装備していると、
自身の爆発能力や、《地震/Earthquake》《燎原の火/Wildfire》など、
自軍クリーチャーを巻き込む能力や呪文を使用しても、
対応して装備品が除去されない限り、アシュリングは死亡しなくなる。
この状態になると、

「3赤赤赤:全クリーチャーとプレイヤーに3ダメージ。」

という起動型能力がつくようなもの。
タフネス3以下のクリーチャーには生存権を許さず、
また、全プレイヤーにもダメージを与えていけるダメージソースに。
これらを倍ダメージエンチャントで増幅出来ると面白い。

以前もこんな事を書いた気がするが、
アシュリングは一番簡単にEDHデッキが作れる。
アシュリングだけ用意したら、99枚の《》でもデッキは回るが、
そこに持っているカードで活躍しそうなカードを差し替えて行くだけでOK。
他のデッキではこんな構築方法はほぼ出来ないだけに、
アシュリングは気楽に作れるEDHデッキだ。
高額カードも無理に買わなくてもよい。

エルフデッキとアシュリングはEDHのスタートには悪くない選択。
これからEDHを始めてみようという人、
こういうカードからちょっとずつやってみてはいかがだろう。

ではまた。


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