Quantcast
Channel: Cardshop Serraのこらむ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1660

EDHデッキ紹介その67(Atarka, World Render/世界を溶かすもの、アタルカ)

$
0
0

今回のEDHデッキ紹介はタルキールブロックの龍王様。
龍王の称号を冠しているのはタルキール龍紀伝のほうだが、
今回の採用は運命再編のほう。
赤緑のデッキで、
自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed
歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels
以外に戦えるジェネラルを探してみよう!
という事で、
スタッフSが頑張ってみたデッキを紹介。

Atarka, World Render
Atarka, World Render/世界を溶かすもの、アタルカ
コスト:5赤緑
伝説のクリーチャー ドラゴン(Dragon)
飛行、トランプル
あなたがコントロールするドラゴン(Dragon)が1体攻撃するたび、
ターン終了時までそれは二段攻撃を得る。
6/4
レア

単純明快。
自身の能力で自身を強化可能なので、
実質のパワーが12。
2回殴ればジェネラルダメージ21点が成立する。
タフネスが4と若干心もとないが、
攻撃力は文句なしの数値。
7マナという重さから
1度でも除去されると次のプレイが難しいところが痛い。

飛行+トランプルなので二段攻撃も活かしやすく、
コストを除けば優秀な生物である。

デッキは以下。

ジェネラル:《世界を溶かすもの、アタルカ/Atarka, World Render

-クリーチャー40枚-
極楽鳥/Birds of Paradise
東屋のエルフ/Arbor Elf
エルフの神秘家/Elvish Mystic
Fyndhorn Elves
ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
ボリアルのドルイド/Boreal Druid
発生器の召使い/Generator Servant
献身のドルイド/Devoted Druid
ティタニアの僧侶/Priest of Titania
森のレインジャー/Sylvan Ranger
獣相のシャーマン/Fauna Shaman
根の壁/Wall of Roots
旅するサテュロス/Voyaging Satyr
桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
激情の共感者/Fierce Empath
ウッド・エルフ/Wood Elves
再利用の賢者/Reclamation Sage
ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter
ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
Elvish Spirit Guide
ソンバーワルドの賢者/Somberwald Sage
永遠の証人/Eternal Witness
失われた業の巫師/Shaman of Forgotten Ways
巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer
憤怒/Anger
炎のインプ/Fire Imp
背信のオーガ/Treasonous Ogre
ザル=ターの豚/Zhur-Taa Swine
歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels
森林の怒声吠え/Woodland Bellower
玉座の災い魔/Scourge of the Throne
進歩の災い/Bane of Progress
業火のタイタン/Inferno Titan
自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed
ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar
威厳の魔力/Regal Force
龍王アタルカ/Dragonlord Atarka
孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth

-インスタント5枚-
輪作/Crop Rotation
自然の要求/Nature’s Claim
俗世の教示者/Worldly Tutor
岩石樹の祈り/Stonewood Invocation
紅蓮操作/Pyrokinesis

-ソーサリー5枚-
緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith
Wheel of Fortune
調和/Harmonize
自然の秩序/Natural Order
歯と爪/Tooth and Nail

-エンチャント6枚-
楽園の拡散/Utopia Sprawl
繁茂/Wild Growth
適者生存/Survival of the Fittest
森の知恵/Sylvan Library
熱情/Fervor
ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya

-アーティファクト6枚-
金属モックス/Chrome Mox
Mana Crypt
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
魔力の櫃/Mana Vault
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
太陽の指輪/Sol Ring

-プレインズウォーカー3枚-
野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler
サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol

-土地34枚-
ドライアドの東屋/Dryad Arbor
古えの墳墓/Ancient Tomb
乾燥台地/Arid Mesa
血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
魂の洞窟/Cavern of Souls
真鍮の都/City of Brass
統率の塔/Command Tower
カープルーザンの森/Karplusan Forest
ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run
マナの合流点/Mana Confluence
霧深い雨林/Misty Rainforest
モスファイアの谷/Mossfire Valley
根縛りの岩山/Rootbound Crag
沸騰する小湖/Scalding Tarn
新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
吹きさらしの荒野/Windswept Heath
樹木茂る山麓/Wooded Foothills
踏み鳴らされる地/Stomping Ground
Taiga
ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle
ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx
先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
4《山/Mountain
8《森/Forest
——————————
説明はほとんど不要だろう。
何がなんでもジェネラルをプレイして殴れという構成。
8割方ジェネラル以外で勝ちに行くのが難しいくらいの構成。

瞬殺手段は、《世界を溶かすもの、アタルカ》がいる状況で、
歓楽の神、ゼナゴス》(パワー倍加+速攻)
岩石樹の祈り》(刹那で+5/+5と被覆)
玉座の災い魔》(追加戦闘フェイズ)
ザル=ターの豚》(+5/+4)
のどれか1枚があり、
攻撃が通れば、
ジェネラルダメージで1人確実に沈む。
大変なのは1人沈めても対戦相手はまだ残ること。
一番危険な相手or攻撃が通る相手を沈めても、
そこから火力不足に悩まされる事もしばしば。
岩石樹の祈り》以外では単体除去に弱いのも厳しい。

連続突撃/Relentless Assault
今を生きる/Seize the Day
などの追加戦闘系も考慮したそうだが、
最終段階で抜いたと聞いている。
ジェネラルの重さ故に後手に回った時に厳しいとも。
また、ジェネラルのタフネスが4しかないため、
燎原の火/Wildfire
破壊的な力/Destructive Force
のようなリセットが採用出来なかった。
「土地3枚生け贄&全クリーチャーに3ダメージ」
というソーサリーでもあればよかったのだが。

ジェネラルがプレイ出来ない場合や
ジェネラルが除去されてしまうと、
途端に柔軟性の無い赤緑のデッキになってしまう。
運が良く《失われた業の巫師》を起動出来たら御の字。
話は逸れるが、
失われた業の巫師》というカードの通称名は、
Cardshop Serraのスタッフ間では、
失われた業→失業
と略し、
巫師→わかりにくいから巫女
と換えて、

「失業巫女」

という名で定着している。
職をなくしたように見えるが気のせいだ。
このクリーチャーはマナは出せるが、
このクリーチャーが死んでも失業保険は出ない。
昨今のEDHの緑デッキならば、
高確率で採用しているエース級の生物。
ソンバーワルドの賢者》と能力が似ているが、
失業巫女のほうは好きな色の組み合わせのマナ2点という柔軟性と、
圧倒能力の強さがEDHではポイントが高い。
タフネスの3の高さも、
Pyroclasm/紅蓮地獄》を耐え切るため、
地味に強い部分だ。
タルキール龍紀伝では最初ガッカリ神話レアなお値段で、
まさに失業状態だったが、
ここ最近ではかなり認められて、
シングル価格も上がり、社会復帰出来ている。
クリーチャータイプが人間(Human)ではなくエルフ(Elf)だったら、
完全に文句なしの生物だっただろう。

人間やめちゃえばいいのに。

デッキについてのお話に戻ろう。
このデッキを作ったスタッフSは、
「社長(店主のこと)の作った
帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned
三日月の神/Kami of the Crescent Moon
 には絶対勝てないっす。
 1対1ならともかく多人数戦では、
 《歓楽の神、ゼナゴス》や
 《自由なる者ルーリク・サー
 のほうが真っ当に戦えます。」
と最終的にコメント。
実際に大艦巨砲主義デッキであり、
赤緑としてはコンボ潰し可能な《自由なる者ルーリク・サー》や、
破壊不能持ちで安定力の高い《歓楽の神、ゼナゴス》に比べて、
一撃の重さは大きいものの、柔軟性に乏しい。
デッキ紹介をしておいて何だが、
スタッフSと店主の共通見解は、
「うん、赤緑の筆頭ジェネラルには成れない気がするね。」
だった。
やはり7マナという重さが厳しい。
強ジェネラルと呼ばれる生物たちは、
コストが安い生物が多い。
そういったデッキに対抗するには7マナは少々厳しい。
しかし、《世界を溶かすもの、アタルカ》の持つ火力の高さは、
大艦巨砲主義が大好きな方々には大喜びだろう。
使えないジェネラルと烙印を押す事なく、
この龍王様を使ってみていただきたい。

ではまた。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1660

Trending Articles