今回のデッキ紹介は動物記でも書いてそうなお名前の人。
MTGのカードでも比較的珍しいドルイドを参照するカード。
ストーリーではブレイズに殺されるらしい。
しかも串刺しで。
MTGの世界によくいる
「畳の上で死ねない人」
の1人である。
《Seton, Krosan Protector/クローサの庇護者シートン》
コスト:緑緑緑
伝説のクリーチャー ケンタウルス(Centaur) ドルイド(Druid)
あなたがコントロールする、アンタップ状態のドルイド(Druid)1つをタップする:
あなたのマナ・プールに(緑)を加える。
2/2
レア
指定コスト緑緑緑で2/2と、
及第点もあげられない。
能力はあれども、
パワー&タフネスは《灰色熊/Grizzly Bears》よりコストパフォーマンスが悪い。
このパワーとタフネスではジェネラルダメージ21点も難しい。
能力は緑によくあるマナを出すタイプの生物だが、
条件が「ドルイドをタップ」なだけなので、
召喚酔い等は一切関係がない。
つまりは自身タップで緑が1つ出せるので、
緑緑緑でプレイして、即緑1つは出せるため、
実質は緑緑で出すようなものと言えなくもない。
能力を活かして構築をするとなると、
1マナのドルイドがどれだけ入るかも重要になる。
今回はデッキをわかりやすくするためにも、
ドルイドとそうでないクリーチャーを分けて紹介。
特にルール改正で後付でドルイドになったものがあるので、
このように紹介しないとデッキの概要をつかみにくい。
ジェネラル:《クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protector》
-ドルイド28枚-
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《アルゴスの古老/Argothian Elder》
《精励する農場労働者/Diligent Farmhand》
《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid 》
《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》
《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
《光り葉の大ドルイド/Gilt-Leaf Archdruid》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《Fyndhorn Elves》
《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》
《遺産のドルイド/Heritage Druid》
《クローサの拳カマール/Kamahl, Fist of Krosa》
《ラノワールのドルイド/Llanowar Druid》
《ケイラメトラの侍祭/Karametra’s Acolyte》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《石蒔きの秘儀司祭/Stone-Seeder Hierophant》
《ソンバーワルドの賢者/Somberwald Sage》
《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》
《土地守/Groundskeeper》
《ドルイドの抒情詩人/Druid Lyrist》
《クローサの旅人/Krosan Wayfarer》
《ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger》
《エルフの開拓者/Elvish Pioneer》
《ワイアウッドの媒介者/Wirewood Channeler》
《村の古老/Village Elder》
《オアシュラの耕作者/Oashra Cultivator》
《確約の神主/Promised Kannushi》
-ドルイド以外のクリーチャー15枚-
《生類の侍臣/Vizier of the Menagerie》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《威厳の魔力/Regal Force》
《大樫の守護者/Great Oak Guardian》
《収穫の魂/Soul of the Harvest》
《始原の賢者/Primordial Sage》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
《Elvish Spirit Guide》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
-インスタント5枚-
《輪作/Crop Rotation》
《みなぎる活力/Vitalize》
《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《自然の要求/Nature’s Claim》
-ソーサリー7枚-
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《垣間見る自然/Glimpse of Nature》
《動員/Mobilize》
《森の占術/Sylvan Scrying》
《自然の秩序/Natural Order》
《起源の波/Genesis Wave》
《巫師の天啓/Shamanic Revelation》
-エンチャント5枚-
《森の知恵/Sylvan Library》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《繁茂/Wild Growth》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《調和の中心/Concordant Crossroads》
-アーティファクト9枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《雲石の工芸品/Cloudstone Curio》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《探検の地図/Expedition Map》
《造命師の動物記/Lifecrafter’s Bestiary》
-土地30枚-
《Thawing Glaciers》
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《さびれた寺院/Deserted Temple》
《ワイアウッドの番小屋/Wirewood Lodge》
20《森/Forest》
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プレイ中に最も気をつけるべきは、
「どのカードがドルイドであるか。」
という事。
非常にこれが問題で、
「昔はクリーチャータイプ・ドルイドではなかったが、
ルール変更でドルイドが追加され、
さらにそのカードは再録されていない。」
というカードになると、
パッと見でドルイドであるかどうかわからない。
(自分は覚えていても対戦相手がわからない事のほうが多そうだ。)
忘れていたりわからなかったりだと、
勝てる勝負を捨ててしまう事もある。
結構な回数再録されていて昔からある《ラノワールのエルフ》さん。
これがドルイドになっている知っている人、
どれだけいるのだろうか。
「ラノエル?ああ、タイプエルフだけでしょ。」
なんて思う人のほうが多いはずだ。
同型である
《エルフの神秘家》
《Fyndhorn Elves》
この2種を含めて3人ともドルイドである。
デッキにはエルフの数を参照するカードもあれば、
ドルイドの数を参照するカードもある。
この2つの種族の事をよく理解してプレイしなければならない。
「どのカードがエルフであるか。」
もかなり重要。
エルフが関係する代表的なカードでは、
《ティタニアの僧侶》
《エルフの大ドルイド》
《遺産のドルイド》
《ワイアウッドの共生虫》
など。
ドルイドを参照するカードであり、
一応の勝ちパターンでもあるカードでも注意が必要な1枚がこれ。
《Gilt-Leaf Archdruid/光り葉の大ドルイド》
コスト:3緑緑
クリーチャー エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
あなたがドルイド(Druid)呪文を唱えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
あなたがコントロールするアンタップ状態のドルイドを7つタップする:
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするすべての土地のコントロールを得る。
3/3
レア
ドルイド呪文なら1ドローが出来て、
ドルイド7体タップで対象プレイヤーの土地を全て奪える。
100%な勝ち手段にはならないが、
土地を奪ってしまえばかなり状況は傾く。
うまくすれば対戦相手3人の土地全てを奪う事も。
土地を全部取られてゲームを続ける人は少ないはずなので、
勝ち手段となりえるカードだ。
とはいえ、ドルイド7体は並べるのは楽ではないし、
なかなか決まらない。
しかし、必ず採用しておきたい1枚。
数少ないドローソースでもあるので、
重たくても採用されるドルイド。
あと、このカードはエルフでもある。
《ティタニアの僧侶》でのマナの数にも影響するので忘れないように。
ちなみに、
何度も対戦した人ならともかく、そうでない人からは、
「そのカード何ですか?」
というお言葉をよくいただけるカードだ。
このデッキは基本の動きはジェネラル着地からの大展開なのだが、
これが案外と難しい。
ジェネラル着地後、
1マナドルイドプレイ→そのドルイドタップして緑マナ→1マナドルイドプレイ
と連続的にプレイ出来る事はあれども、
息切れをしてしまうかどうかを考えながらプレイしなければならない。
手札にドローエンジンがあれば良いが、
失敗すると大展開するだけして手札0で何も出来ず、なんて事も。
そのタイミングにリセット系を撃たれてしまうと、
そこからの復帰が難しい。
出来る事なら、
《垣間見る自然》や《始原の賢者》からの展開が望ましい。
対戦相手のリセット呪文からの復帰、
または大展開したは良いもののトドメまで行きつけない、
といった事に陥ると、
そこから止まったまま相手にきっちり対応されてしまう事がある。
完璧なデッキや最強のデッキは無いので、
全てのデッキに言える事ではあるけれども、
このデッキは息切れをしてしまうとそこからの復帰はどうしても力が弱い。
これは大半のクリーチャー展開をする緑デッキの宿命なので、
このデッキに限ったわけでもないが。
現状採用していないが、
ドローエンジンの候補に
《系図の石版/Slate of Ancestry》もある。
大展開時にこれがあると心強いが、
リセット後だと目も当てられないカードになる。
プレイに4、起動に4の合計8マナなので、
決して軽いカードではない事も難点の1つ。
大展開をしても1ターン後でないと起動出来ない可能性も多々あり、
100%入るカードと言い切れないが、
弱いというわけでもないラインの難しい1枚。
緑の種族デッキと言えばエルフが代表である事は疑いようもないが、
エルフ以外の種族デッキの中でもドルイドはかなりに出来る種族だ。
時にはドルイドをお試ししてみてはいかがだろう。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その108(Seton, Krosan Protector/クローサの庇護者シートン)
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