今回のデッキ紹介は
戦乱のゼンディカーの新しい伝説生物、《怒りの座、オムナス/Omnath, Locus of Rage》。
このデッキはCardshop Serraのスタッフが作成。
《Omnath, Locus of Rage/怒りの座、オムナス》
コスト:3赤赤緑緑
伝説のクリーチャー エレメンタル(Elemental)
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、
赤であり緑である5/5のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
怒りの座、オムナスかあなたがコントロールする他のエレメンタルが1体死亡するたび、
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。
怒りの座、オムナスはそれに3点のダメージを与える。
5/5
神話レア
7マナで5/5は相当なへっぽこだが、
上陸能力と死亡誘発はそこそこに強い。
とは言うものの、
7マナのジェネラルともなると、
除去された際に出し直しがつらい。
7マナでパワー5ではジェネラルダメージも狙いにくい。
上陸能力と死亡誘発能力で素直にライフを削る方針以外は選択しにくい。
つまり「脳筋」である。
ブロッカーのいないプレイヤーをとことんまで殴らないと勝てない。
青い奴からとにかく殴ろう。
手心など加えようものなら盤上をひっくり返されて泣きを見るのがオチである。
「青い奴は罪!」
「墓地を利用する奴は罪!」
「大量除去を撃つ奴は罪!」
と言いながら、ありったけのパワーで殴らなければいけない。
言うまでもないが、
ジェネラルが死ぬ際に、ジェネラル領域に置いたら3点ダメージは飛ばない。
ジェネラル
《怒りの座、オムナス/Omnath, Locus of Rage》
-クリーチャー20枚-
《Elvish Spirit Guide》
《アルゴスの庇護者、ティタニア/Titania, Protector of Argoth》
《ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan》
《ウッド・エルフ/Wood Elves》
《オークの木こり/Orcish Lumberjack》
《テラストドン/Terastodon》
《ほくちの壁/Tinder Wall》
《ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
《進歩の災い/Bane of Progress》
《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
《彼方地のエルフ/Farhaven Elf》
《躁の蛮人/Manic Vandal》
-インスタント3枚-
《砕土/Harrow》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《輪作/Crop Rotation》
-ソーサリー27枚-
《Wheel of Fortune》
《スカイシュラウドの要求/Skyshroud Claim》
《ニッサの巡礼/Nissa’s Pilgrimage》
《ミジックスの熟達/Mizzix’s Mastery》
《レインジャーの道/Ranger’s Path》
《汚損破/Vandalblast》
《横揺れの地震/Rolling Earthquake》
《耕作/Cultivate》
《魂の再鍛/Reforge the Soul》
《三顧の礼/Three Visits》
《自然の知識/Nature’s Lore》
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《新緑の合流点/Verdant Confluence》
《生命の遺産/Life’s Legacy》
《調和/Harmonize》
《破壊的な力/Destructive Force》
《破滅の儀式/Rite of Ruin》
《爆発的植生/Explosive Vegetation》
《不屈の自然/Rampant Growth》
《北方行/Into the North》
《未開の狩り/Hunting Wilds》
《無垢への回帰/Seeds of Innocence》
《明日への探索/Search for Tomorrow》
《木霊の手の内/Kodama’s Reach》
《遥か見/Farseek》
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《燎原の火/Wildfire》
-エンチャント8枚-
《Gaea’s Touch》
《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》
《よりよい品物/Greater Good》
《開拓地の包囲/Frontier Siege》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《森の知恵/Sylvan Library》
《繁茂/Wild Growth》
-アーティファクト8枚-
《Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《金属モックス/Chrome Mox》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
-プレインズウォーカー1枚-
《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
-土地32枚-
《Taiga》
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《進化する未開地/Evolving Wilds》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《統率の塔/Command Tower》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《統率の灯台/Command Beacon》
11《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
4《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
——————————
黙ってジェネラルを置け。
置いたら殴れ。
除去されたら再度置け。
再度置いたら殴れ。
出来ないなら負け。
以上、説明終わり。
瞬殺コンボも無ければ、
これといって使い方の難しいカードも無い。
最速でジェネラルを着地させ、
《燎原の火》でも撃てたら最高。
特筆すべきカードはこれ。
《Verdant Confluence/新緑の合流点》
コスト:4緑緑
ソーサリー
以下から3つを選ぶ。同じモードを2回以上選んでもよい。
・クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
・あなたの墓地にあるパーマネント・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
・あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
レア
統率者2015で登場した同じモードを複数回選べるカード。
どれを選んでもこのデッキには噛み合う事が多いという良カード。
赤の合流点である、
《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
もEDHでは活躍の場が多いので採用してもよい。
赤の合流点は4マナでアーティファクトを最大3枚破壊可能。
状況次第では全クリーチャーに3ダメージを選択するだろう。
この統率者2015で出た「○○の合流点」というカードは、
白だけが異様なほど弱い。
モードの1つが「5ライフを得る。」と嬉しくない事が書いてある。
そのうえ「エンチャント1つ追放。」と柔軟性の無い事が書いてある。
一体何をしろと言うのか。
しかもそれでいてコストが3白白である。
モードの1つくらい《剣を鍬に/Swords to Plowshares》にしても罪は無いだろうに。
相変わらずEDH最弱の色として揺るぎない位置付けの白。
今回の合流点シリーズでも、白はその不遇の立ち位置を確固たるものにしている。
緑はコストは6マナと重いものの、
能力1つ1つは決して弱くないだけに使い道があるのが良い。
特に墓地から拾えるモードは柔軟性が高い。
撃てばほぼ確実にアドバンテージを得られる事も大きい。
なお、
ジェネラルを3回出して、3回除去されたら、
おもむろに携帯電話を取り出してアプリ起動。
もしくは小銭を握りしめて自動販売機へ移動。
卓上には、たった3つのメモ書きを書いておけばよい。
「OK、通します。」
「ドローしたカードは公開。
土地ならセットしてエンド。」
「くっ・・・殺せ!」
この3つのメモさえあればあとはオートパイロットモード。
なんて簡単なEDH。
ジェネラルの4回目など13マナも必要なのだ。
このデッキが13マナ出して4回目のジェネラルを出す頃には、
誰かが全員倒しているはずだ。
3回までならこのデッキにも勝てるチャンスはある。
4回目はプレイ出来ないと見ていい。
3回目のプレイでもかなり勝率は低い。
ジェネラル特化脳筋デッキの宿命である。
時々《統率の灯台》が仕事をしてくれるが、
それでも厳しい事に変わりはない。
《怒りの座、オムナス》はCardshop Serraではその名で呼ばれない。
戦乱のゼンディカー発売直後に突然にあだ名が決定した。
「ガチャピン」
である。
緑色でまるっこい生物というだけでこの名に決定・・・ですぞ。
緑と赤というところまで合っている・・・ですぞ。
(上陸するとムック登場。)
レッツプレイガチャピン。
ではまた。
↧
EDHデッキ紹介その70(Omnath, Locus of Rage/怒りの座、オムナス)
↧