前回お話した7枚ジェネラルを入れたサンプルデッキを今回はご紹介。
色は黒赤。
なお、伝説7種を入れて、
デッキバランスを崩しにくいのは赤緑や白緑。
黒赤はとってもクセの強いカードが多いので、
デッキの強さがジェネラル次第でかなり変わってしまう。
(だからこそあえて黒赤を選択。)
単色では緑単は全くと言って良いほどバランスを崩さない方法もある。
緑の伝説のエルフだけで7種以上あるので、
ただのエルフデッキでもこの遊び方が成立する。
ざっと書いておくと、
《光り葉の将帥、ドゥイネン/Dwynen, Gilt-Leaf Daen》
《葉の王エラダムリー/Eladamri, Lord of Leaves》
《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》
《グリッサ・サンシーカー/Glissa Sunseeker》
《Kaysa》
《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer》
《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》
《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》
《自然の伝令、イェヴァ/Yeva, Nature’s Herald》
これら全て伝説エルフなので、
全力採用してエルフデッキを組むという方法もある。
《グリッサ・サンシーカー》が相手依存型なので、
これだけ抜いたとしてもまだ8枚あるところが強い。
さて、お話を戻して黒赤のデッキのご紹介。
ジェネラル:下記の7種から1つ。
-クリーチャー19枚(そのうち1枚はジェネラル)-
《地下牢の管理人、グレンゾ/Grenzo, Dungeon Warden》
《無慈悲なる者ケアヴェク/Kaervek the Merciless》
《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》
《激情の薬瓶砕き/Vial Smasher the Fierce》
《血の魔女リゾルダ/Lyzolda, the Blood Witch》
《戦争に向かう者、オリヴィア/Olivia, Mobilized for War》
《暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots》
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》
《業火のタイタン/Inferno Titan》
《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
《躁の蛮人/Manic Vandal》
《無慈悲な処刑人/Merciless Executioner》
《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers》
《死を運ぶソクター/Deathbringer Thoctar》
《叫び大口/Shriekmaw》
《炎のインプ/Fire Imp》
-インスタント8枚-
《Contagion》
《殺戮の契約/Slaughter Pact》
《四肢切断/Dismember》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《紅蓮操作/Pyrokinesis》
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《致命的な一押し/Fatal Push》
-ソーサリー16枚-
《死の雲/Death Cloud》
《再活性/Reanimate》
《無垢の血/Innocent Blood》
《犠牲/Victimize》
《破壊的な力/Destructive Force》
《地震/Earthquake》
《戦慄掘り/Dreadbore》
《ヤヘンニの巧技/Yahenni’s Expertise》
《壊滅/Devastation》
《紅蓮地獄/Pyroclasm》
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《汚損破/Vandalblast》
《Wheel of Fortune》
《燎原の火/Wildfire》
《夜の囁き/Night’s Whisper》
《Demonic Tutor》
-エンチャント5枚-
《動く死体/Animate Dead》
《騒乱の大祭/Havoc Festival》
《ネクロマンシー/Necromancy》
《リリアナの誓い/Oath of Liliana》
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
-アーティファクト15枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《通電式キー/Voltaic Key》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《Jeweled Amulet》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《友なる石/Fellwar Stone》
-プレインズウォーカー3枚-
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
《巧妙な偶像破壊者、ダレッティ/Daretti, Ingenious Iconoclast》
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
-土地34枚-
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《Badlands》
《血の墓所/Blood Crypt》
《溺墓の寺院/Drownyard Temple》
《真鍮の都/City of Brass》
《統率の塔/Command Tower》
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
《偶像の石塚/Graven Cairns》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
《反射池/Reflecting Pool》
《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge》
《燻る湿地/Smoldering Marsh》
《硫黄泉/Sulfurous Springs》
《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
6《沼/Swamp》
4《山/Mountain》
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基本としては黒赤の大量破壊。
どのジェネラルになるか次第で多少なり戦い方は変わる。
戦い方が変わってしまう際に無駄カードが出てしまう事もあるので、
アライアンスのピッチスペルである、
《紅蓮操作/Pyrokinesis》
《Contagion》
の2種を採用。
ジェネラル候補だった伝説生物たちは、
このどちらのピッチスペルのコストにも使える。
いらない時は気にせず追放してしまおう。
このピッチスペル採用は、
ジェネラル複数でデッキ組んでみよう
のデッキでは採用しておくと便利。
どうにもならない時の解決に必ずなるわけではないにせよ、
入れておくと案外使い物になるカードがある。
一例では《恭しきマントラ/Reverent Mantra》が良い例。
撃たれると「えっ?」となる。
このデッキは追加で入れるとすれば《落盤/Cave-In》が良い。
序盤の小憎たらしいタフネス2以下を消し飛ばそう。
そして黒赤と言えばやはり《騒乱の大祭》である。
このカードは必須だと断言まではしないのだが、
個人的にはとても評価は高い。
《Havoc Festival/騒乱の大祭》
コスト:4黒赤
エンチャント
プレイヤーはライフを得られない。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、
そのプレイヤーは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。
レア
置いたが最後、相当な勢いで全員のライフを奪い、
どんなにぐだぐだになっている戦いであろうとも、
即座に短期決戦に早変わりする漢気溢れるエンチャント。
EDHでは
・殴り忘れ
・プレイヤー同士のにらみ合い
・大量破壊カードによる戦線の停滞
などの理由から、
ゲームが長引いてしまう事も多々ある。
しかし、このカードを置いて長引く事は無いだろう。
この《騒乱の大祭》が着地から、
《騒乱の大祭》が5ターン破壊されないままで、
全員が生き残っているなどまずありえない。
ライフが全く減らされていない状態から、
このエンチャントを置かれて5ターンなら、
40→20→10→5→2→1
となるのである。
5ターンもこのエンチャントが置かれていたら、
初期ライフのままであろうと1まで減る。
必ず一人や二人脱落するはずである。
とても危ないエンチャントであるがゆえに、
「うん、置いた奴から倒そう。」
となる事も多いので、
諸刃の剣のようなカードでもある。
置くときは
「ガンガンいこうぜ」
でないといけない。
間違っても
「いのちだいじに」
では真っ先に殺される。
ただし、
「あのエンチャントあったほうが面白いから、
他の奴を先に倒そう!」
と考えるプレイヤーも出てくるので、
一概に危険とも言えない。
デッキの7種のジェネラルのうち、
最も使いやすかったのは《殺戮の神、モーギス》。
置いて壊れない事と、
リセット系呪文との相性、
《騒乱の大祭》との相性など、
全体的にもっとも楽に戦える1枚。
《無慈悲なる者ケアヴェク》は楽しいものの、
一度除去されたあとの重さが痛い。
この複数ジェネラルを用意するデッキを作るなら、
「伝説のクリーチャー・エンチャント 神(God)」
と書かれたカードはとりあえず採用しておくと面白いので、
お薦めの1枚。
単色または2色にしかエンチャント神はいないものの、
それぞれに特徴があってとても面白い。
また、
エンチャント神でなくとも、
こうして複数のジェネラルを使ってみて、
新しい発見に出会える事も少なくない。
何事も経験と思って、
一度作ってみてほしい。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その95(黒赤7種ジェネラル)
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