今回のEDH紹介こらむは《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》。
《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
コスト:青青青赤赤赤
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)・ウィザード(Wizard)
この呪文は打ち消されない。
飛行
あなたがカードを1枚引くたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
パルン、ニヴ=ミゼットはそれに1点のダメージを与える。
プレイヤーがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、
あなたはカードを1枚引く。
5/5
よく店主が使うお気に入りのジェネラルの一枚だ。
ただし、今回のリストは安価なカードのみで組んでいる。
以前から《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig》をよく配っているのだが、
その話題になった際にスタッフと
「別のジェネラルでやってみたらどうなるか?」
という話になった。
せっかくなので軽い説明を入れたこらむにしようという流れで執筆に。
デッキリストは以下。
ジェネラル:《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
-クリーチャー 15-
《星の大魔導師、ヴァドリック/Vadrik, Astral Archmage》
《遺跡潜り、ジョリー・エン/Jori En, Ruin Diver》
《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner》
《大クラゲ/Man-o’-War》
《大魔導師の名誉教授/Archmage Emeritus》
《精神の病を這うもの/Psychosis Crawler》
《地割れ潜み/Chasm Skulker》
《つややかな雄鹿/Burnished Hart》
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
《極楽の羽ばたき飛行機械/Ornithopter of Paradise》
《調和の神童/Harmonic Prodigy》
-インスタント 24-
《多元宇宙の警告/Behold the Multiverse》
《思考掃き/Thought Scour》
《暗記+記憶/Commit+Memory》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《衝動/Impulse》
《薬術師の眼識/Chemister’s Insight》
《断絶/Snap》
《撃退/Foil》
《脱出/Evacuation》
《至高の意志/Supreme Will》
《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
《記憶の欠落/Memory Lapse》
《選択/Opt》
《のぞき見/Peek》
《情報収集/Curate》
《共に逃走/Run Away Together》
《胸躍る可能性/Thrill of Possibility》
《削剥/Abrade》
《嘘か真か/Fact or Fiction》
《応じ返し/Snapback》
《ラルの発露/Ral’s Outburst》
《渦まく知識/Brainstorm》
《再造形/Resculpt》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
-ソーサリー 10
《オリークの誘惑/Tempted by the Oriq》
《啓示の終焉/Finale of Revelation》
《洞察の碑文/Inscription of Insight》
《紅蓮地獄/Pyroclasm》
《綿密な分析/Deep Analysis》
《導師の導き/Mentor’s Guidance》
《嵐風招来/Invoke the Winds》
《鴉変化/Ravenform》
《手練/Sleight of Hand》
《先触れ/Portent》
-アーティファクト 11
《太陽の指輪/Sol Ring》
《精神石/Mind Stone》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《火想者の器/Firemind Vessel》
《空色のダイアモンド/Sky Diamond》
《予言のプリズム/Prophetic Prism》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《複製する指輪/Replicating Ring》
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《デカンター・オヴ・エンドレス・ウォーター/Decanter of Endless Water》
《ネットワーク端末/Network Terminal》
-エンチャント 3
《テフェリーの永遠の洞察/Teferi’s Ageless Insight》
《蛙化/Frogify》
《好奇心/Curiosity》
-プレインズウォーカー 1-
《火花の学者、ローアン/Rowan, Scholar of Sparks》
-土地 35-
《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
《さまよう噴気孔/Wandering Fumarole》
《凍沸の交錯/Frostboil Snarl》
《祖先の道/Path of Ancestry》
《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
《孤立した砂州/Lonely Sandbar》
《銀色険の橋/Silverbluff Bridge》
16《島/Island》
12《山/Mountain》
デッキ説明
ジェネラルである《パルン、ニヴ=ミゼット》は、
例外的な指定コストのカード。
指定コストがきついだけあって、
・「カウンターされない。」
・「誰かがインスタントかソーサリー撃ったらドロー。」
・「ドローしたら1ダメージ飛ばせる。」
と、能力は満載なうえに、
ドロー能力はかなり強力。
ドローが誘発する条件にプレイヤーの指定がないので、
自分がインスタントかソーサリーを撃ってもOK、
相手が撃ってもOK。
単純に
「パルンさえ出せれば戦える。」
言ってもおかしくないくらい強い。
なので、
デッキの使い方としては、
「頑張ってパルン出そう。」
にほぼ集約される。
軽いドロースペルを駆使して、
とにかく
「青青青赤赤赤」のコストを、
土地とマナアーティファクトで揃える事が真っ先の目標。
プレイングとして難しい事はあまり考えず、
ここを最初に意識する事を考えよう。
極端な事を言ってしまうのも何だけれども、
「《パルン、ニヴ=ミゼット》
出せなきゃあんま勝てないので、
とりあえず出す事考えよう。」
でいい。
他のカードで殴れるときは殴って少しでも相手のライフは詰めるべきだが、
なんだかんだでジェネラルありきのデッキは、
ジェネラルを出さない事には勝率が安定しない。
その中で、
この《パルン、ニヴ=ミゼット》はさっさと出してしまうメリットが大きい。
《パルン、ニヴ=ミゼット》さえ出してしまえば、
後は1枚か2枚のインスタントかソーサリーから、
手札が増えていく事が期待出来るから。
ジェネラルが出るまでに手札を使い果たし、
その後が続かない・・・なんて事もデッキによってはある。
それが《パルン、ニヴ=ミゼット》だとそんなに心配いらないのが良い。
相手から除去を撃たれたとしても、
除去がエンチャント、アーティファクト、クリーチャー
あたりのカードタイプから飛んでくるとどうしようもないが、
ソーサリーとインスタントで飛んでくる場合は最低でも1ドローは出来る。
1ドロー出来るだけでも息切れを防ぐ可能性は変わる。
加えてパルン本人が打ち消されない能力はかなり強い。
頑張ってプレイしたのにカウンターされちゃう心配が最初からいらないのは心強い。
という事で、
慣れないうちは
「《パルン、ニヴ=ミゼット》を出す事」
だけを意識するくらいでOK。
実際にこのデッキを真剣にチューンすると化け物のごとく強くなれるのだが、
最初からそんな事考えなくてよい。
いや、言い方を変えれば、
「チューンしたらその領域に辿り着ける強さを秘めたジェネラル。」
と言われるくらいなので、
のんびりとそこを目指していくという形式をとればよいと言うべきか。
強化案
強化していく上で安価で強いカードとしては、
マナ・アーティファクト
《独創のタリスマン/Talisman of Creativity》
《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
ドロースペル
《強迫的な研究/Compulsive Research》
《定業/Preordain》
《思案/Ponder》
クリーチャー破壊
《猿術/Pongify》
《急速混成/Rapid Hybridization》
このようなカードが挙げられる。
困ったらドロースペルとマナ出るアーティファクト採用だ。
土地は毎ターン置けたらありがたいので、
あまり枚数を削らないほうが良い。
滅多に無いとはいえ、
6ターン目に6枚目の土地置いてそのまま《パルン、ニヴ=ミゼット》もありえる。
あまり土地を減らして構築すると、
土地3~4枚で止まってマナアーティファクトも足りずで前に進まない事もある。
なんだかんだと言っても、
土地とアーティファクトで8マナくらいまで伸びていると、
なんでもかんでもある程度出来る状態になるのと、
引いたカードから次の行動へ繋げやすくなる。
そのために土地は35枚くらい積んだままでも問題ない。
ここでも、ジェネラルにドロー能力がついていると安定しやすいというのがある。
なお、
青のドロースペルが強力である事を重視しているため、
土地の比率は青マナに偏る構築になる。
青マナさえ確保出来れば、
赤マナを引きに行けるという理屈から。
あとはドロースペルをうまく使えれば指定コスト6個をクリア出来るはず。
と、おおまかな動きの説明は以上。
終わりに
今回は《パルン、ニヴ=ミゼット》で考えてみた。
他のジェネラルはどうだろうか…
《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》君は土地や本人で値段のハードルが高い…
現実化は大分難しそうだ。
《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ/Raggadragga, Goreguts Boss》は…
無限コンボは消えてしまうが、
マナクリと大型クリーチャーを調整すればいけないだろうか?
《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig》は余裕だ。
というかすでにやっているようなものだが。
また要望があればやってみよう。
ではまた。
The post EDHデッキ紹介その195(パルン、ニヴ=ミゼット) first appeared on MtG買取/販売店【Cardshop Serra】.