みなさんこんにちは、ウィンターです。
たまには普段MTGで遊んでいるときの様子を書いてみてほしい
という事でしたので、
今回は以前遊んだインベイジョン・ブロック構築の話を書こうと思います。
きっかけ
僕とSerraさんは以前は店舗で遊んでいました。
今は仕事の都合で自分が地元を離れており、
共通の友人と時間を合わせて月に1~2回ほど
温泉宿でMTG三昧旅をしています。
遊ぶ友人は基本的にインドアなので、
温泉!酒!MTG!そして寝る!
という観光って何だろうといった感じで遊んでいます。
今回もそろそろ計画立てようか、
ということになり日程を決めた後Serraさんからこんな一言が。
「次の回はインベイジョン・ブロック構築をやるぞ!」
前後の脈絡をすごい省略していますが、
唐突に言われたことだったのは覚えています。
僕らが遊んでいると日常茶飯事に突拍子もないことを言い出すのがSerraさん
ですので慣れたものです。
何も疑問に思わず、分かりましたと
二つ返事をしてカードリストとにらめっこを始めました。
実際にカードリストを見てみると、当時の環境で考えれば
1段カードパワーが上がったんだなと感じるものが多かったです。
また、シンプルで分かりやすいカードも多く変なことはしづらいなぁと感じました。
そこでどんな事をしようかと考えた時に目をつけたのが「ドメイン」デッキでした。
ドメインはインベイジョン・ブロックで初登場した
「たくさんの基本土地タイプをコントロールしていると強くなる」
カード群を生かしてコントロールするデッキです。
青と緑を中心とした5色で構築されるため、様々なパワーカードを採用可能です。
ちょうど現在(2022年)のスタンダードにもドメインが帰ってきていたので
ちょうどいいなと感じ作成することにしました。
デッキ構築
実際にカードリストを見ながら買い物をしてると少々困ったことが置きました。
「初版英語の在庫がどこにも無い。」
インベイジョン・ブロック構築自体が少し前に流行ったこともあり、
ドメインのメインエンジンになるカードや土地の初版がなかったのです。
再録版を使っても問題なかったのですが、
組むからには初版を使いたかったので苦労しました。
特にドローソースである《連合戦略》と防御手段である《集団監禁》が見つかりませんでした。
《連合戦略/Allied Strategies》
コスト:4青
ソーサリー
版図 ― プレイヤー1人を対象とする。
そのプレイヤーは、自分がコントロールする土地の中の基本土地タイプ1種につき、カードを1枚引く。
《集団監禁/Collective Restraint》
コスト:3青
エンチャント
版図 ― クリーチャーは、それらのコントローラーが自分がコントロールする、
あなたを攻撃するクリーチャー1体につき(X)を支払わないかぎり、あなたを攻撃できない。
Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
どうしたものかと思い、
当然当時現役でスタンダードをプレイされていたSerraさんに相談してみることにしました。
すると、困ったらこれを入れておけばいい
と即答でこのカードをオススメされました。
《予言の稲妻/Prophetic Bolt》
コスト:3青赤
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
予言の稲妻は、それに4点のダメージを与える。
あなたのライブラリーのカードを上から4枚見る。
それらのカードの中から1枚を選び、それをあなたの手札に加える。
残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
タフネス4以下を処理しつつ、後続を確保できるアポカリプス収録のカードです。
ドメインはデッキの構造上土地サーチが多くなるので、手札の量を稼いでも質が伴わないことが多いです。
大量ドローよりはこちらの方が強いように感じました。
これを取り入れて最終的に仕上げたデッキがこちらです。
インベイジョン・ブロック構築:ドメインバーン
-クリーチャー 1枚-
1《ドラコ/Draco》
-インスタント 16枚-
4《回避行動/Evasive Action》
4《俗世の相談/Worldly Counsel》
4《砕土/Harrow》
4《予言の稲妻/Prophetic Bolt》
-ソーサリー 21枚-
4《部族の炎/Tribal Flames》
3《死のわしづかみ/Death Grasp》
4《原初の成長/Primal Growth》
4《予言の稲妻/Prophetic Bolt》
4《秩序ある渡り/Ordered Migration》
1《虚空/Void》
1《次元の絶望/Planar Despair》
-エンチャント 1枚-
1《集団監禁/Collective Restraint》
-アーティファクト 1枚-
1《レガシーの兵器/Legacy Weapon》
-土地 24枚-
2《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
2《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3《沼/Swamp》
8《森/Forest》
2《平地/Plains》
4《島/Island》
3《山/Mountain》
-サイドボード 15枚-
3《破壊的な流動/Destructive Flow》
2《虚空/Void》
2《終止/Terminate》
1《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch》
3《破滅的な行為/Pernicious Deed》
3《次元の絶望/Planar Despair》
1《沼/Swamp》
あえて言うならドメインバーンというデッキになりました。
《予言の稲妻》が4点、《部族の炎》が最大5点、
《死のわしづかみ》がX点火力になり、
後続の火力を《予言の稲妻》で探すことが出来ます。
《部族の炎/Tribal Flames》
コスト:1赤
ソーサリー
版図 ― クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
部族の炎は、それにX点のダメージを与える。
Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
《死のわしづかみ/Death Grasp》
コスト:X白黒
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
死のわしづかみは、それにX点のダメージを与える。あなたはX点のライフを得る。
基本的には土地を伸ばして火力で焼き切る構成です。
端数は《秩序ある渡り》のトークンで帳尻を合わせましょう。
《秩序ある渡り/Ordered Migration》
コスト:3白青
ソーサリー
版図 ― あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプ1種につき、
飛行を持つ青の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークンを1体生成する。
《集団監禁》が1枚なのは手に入ったものがSerraさんに融通してもらった1枚だけだったからです・・・
実際に遊ぶ方は採用枚数を増やしましょう。
コントロール対面やドメイン相手以外では活躍してくれるのでオススメです。
というわけでデッキも作成し当日を迎え、いざ対戦!すると・・・
対戦会当日
トレンチ(赤白青のコントロール)とドメインしかいない。
環境が謎の偏り方をするまさかの事態にSerraさんもびっくり。
そしてどう考えてもこの環境で腐るカード筆頭の《集団監禁》が1枚しかない自分はにっこり。
おかげさまで即席のデッキでも十分楽しむことが出来ました。
自分以外の参加者の方は、当時のスタンダードを現役で楽しんでいた方が多かったので
そちらも見学させていただきました。
みなさん慣れているのかプレイの判断が早かったですが、
特にSerraさんは断トツの速さでした。
特に印象的だったのは《嘘か真か》の選ぶ速さが尋常じゃなかったことです。
《嘘か真か/Fact or Fiction》
コスト:3青
インスタント
あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚公開する。
対戦相手1人はそれらのカードを2つの束に分ける。
あなたは一方の束をあなたの手札に加え、もう一方をあなたの墓地に置く。
インベイジョンで初登場した特殊なドロー呪文です。
デッキの上から5枚を公開し、
相手に2つに分けてもらった後にどちらかを手札に加えるカードです。
シンプルに考えるとインスタントで少なくとも3枚はドローできるカードで、
ヴィンテージでも制限された時期が存在する強力な1枚です。
このカード、打たれた側は盤面や自分の手札の状況を踏まえて、
カードの分け方を考える必要があります。
打つ側も最後に束を選ぶタイミングで、
相手が何を考えて束を分けたのか考慮したうえで選択する必要があります。
そのため打つ側も打たれる側も非常によく考える必要があるカードです。
そんな《嘘か真か》ですが、Serraさんが相手に打たれて分ける速さも、
Serraさんが唱えて分けられた束を選ぶ速さも他の人と比べて段違いでした。
Serraさん曰く、
「《嘘か真か》の選ぶ速さでマジックの上手さが分かる。」
とのことでした。
実際にSerraさんが負けたゲームはほとんどが土地事故だったので、
あらためてSerraさんのMTGの上手さを実感しました。
終わりに
こんな感じでSerraさん含めてどこかに集まってはMTGをしています。
EDHだけでなくレガシーをやることも今回のようにルールを決めて遊ぶこともあり、
他では中々出来ない遊び方も出来ます。
興味のある方はSerraさんに一声かけてみてはいかがでしょうか。
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