五日目前編はこちらから
もう《Black Lotus》の原画の話をしてしまったので、
この日の残りはんてもうほぼオマケなのだけど、
せっかくの旅行記なので最後まで全て書いていこう。
会場へ
《Black Lotus》の原画を見た後は、
Magic30の会場へ。
全くお買い物などをしていなかったので、
会場の公式販売ブースなどへ。
まずMagic30のイベントチケットを購入している人は、
プレイマットや一部のプロモカードがもらえる。
・《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
・《Richard Garfield, Ph.D.》
これを受け取り、
即座に交換のためにインフォメーションへ。
どうしてかと言うと、
このプロモカードが最初からほぼ折れ曲がっているから。
簡易的なバッグに入れてしまったためか、
手渡された時点でいきなり曲がっているのだ。
運のいい人は折れ曲がっていないが、
だいたいの人はPSA5以下の現実が待っている。
で、
これをインフォメーションに行って交換してもらえるのだが、
知らないといきなり泣き寝入りという恐ろしいイベント。
この事実を岡田さんから聞いていたので、
Kと店主は当然交換をしに。
交換するだけの量のプロモカード用意しているのなら、
もうちょっとこれ配るつもり無いのかな?
と思いつつ、
それよりも最初から交換対応になるような扱いをしなければいいのにという思いが先行する。
ところで、この交換対応された曲がったプロモカードは、
そのまま処分しちゃうのだろうか・・・。
多分皆思うところなのだろう、
「処分するくらいならよこせ。」
と。
そして、さらなる事実を岡田さんから聞く。
「シークレットレイアー、1つしか買えませんよ。
買ったチケットのIDで管理されていて、
1つしか買えないんです。」
随分とまぁ絞ってくるなぁ、WotC社。
ま、1つしか買えないなら記念に買おうか。
と公式ブースに行く。
店員さんからは、
「いくつ欲しい?」
と聞かれる。
あれ?岡田さん1つしか買えないんじゃなかったの?
後で話を聞いたら、
どうやら1日目と2日目は本当に1つしか買えなかったらしい。
待て。
1日目ないしは2日目で帰った人、
すんごい可哀想じゃないか?これ。
最初の内はID1つにつき1つしか売らず、
「ヤベエ、3日目にこんなに売れ残るとか思わなかった。
シークレットレイアーの限定解除するか。」
という話なのだろうか?
大丈夫なのか?WotC社。
こんな事を思いつつ10個くらい買う。
その後、一般ブースに行ってみた。
自分の中で「おお!」と思ったのは、
ヘリテージが来ていた事。
ヘリテージって何?という人のために書いておくと、
ヘリテージはアメリカの本拠を置くオークションハウス。
コイン、スポーツカード、コミック、コミックアート、
宝石、時計、映画等の作品関連の記念品など多岐に渡る品を取り扱う。
店主の記憶ではこのオークションハウスに、
・《Shahrazad》の原画
・β版の未開封パック
・《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》の原画(ダークスティール版)
が出品された事がある。
ある程度は既にMTGがこのヘリテージでも認知されているという事だが、
このMagic30の会場でブースを出して宣伝をしてくるという事は、
よりMTGの価値を世界が認めてきているという証左と言っていいだろう。
MTGのコレクションはより価値が出てきているという事だ。
素晴らしい。
再びラスベガスの街へ
こんな感じに会場を見て後は、
ホテルに戻ってちょっぴり仮眠。
大会に出ていた組とは夕食時にホテルで合流しようという事に。
行きがけに
FAT TUESDAY(デブの火曜日)
と書いてあるジュース屋さんを見つける。
見つけると言ってもこのベガス滞在中に何度も見て、
「名前すごいよねー。」
って話はしていたお店だ。
岡田さんに
「あれ、今を逃したらもう飲めないかもねぇ。」
なんて話をふったら、
「買いましょう。僕、出しますから皆で飲みましょう!」
とやたらでっかいサイズを皆で飲もうという事に。
サイズ名は「Monster Yard」と書いてある。
わからん飲み物を飲もうと二人で決めて、
Cat 5 Hurricane
(キャット・ファイブ・ハリケーン)
という飲み物に決定。
一口。
あれ?これお酒だ。
美味しいフローズンカクテルって感じだ。
柑橘系でフローズンなら大歓迎。
でも・・・道端でこれと同じ色したのを飲んでる人を何人か見たぞ。
彼らは皆、昼間っからこれを歩きながら飲んでいたのか?
さすが自由の国アメリカ。
ただ、この量をか。
だからデブの火曜日なのかもしれない。
ちなみにお値段25ドル。(約3750円)
肥満大国とも言われるアメリカ。
まあ、納得だ。
この演奏楽団は何かって?
インスタグラム真面目にやってるわけでもないのに
「インスタ映え!インスタ映え!」
って言っていた店主がいたからだ。
全員で楽器みたいな持ち方をして写真を撮る恥ずかしい大人4人。
勿論最初に楽器みたいな持ち方したバカは当然店主だ。
食事の話に戻すとやはりアメリカは
肉!
チーズ!
甘いもの!
お酒!
全体的に多め!
でも野菜少なめ!
だ。
これが毎日となればそりゃデブになる。
なお、アメリカの肥満率は3割超え。
簡単に言って3人に1人はデブ。
街中を見ていると3人に1人よりちょっと多くないか?
くらいの気持ちにすらなる。
「あの人に全力タックルされたら俺は間違いなく死ぬ。」
と思うようなガタイのお姉さんを結構見る。
縦幅も横幅もとても店主ではかなわない。
こちとら1/1のクリーチャータイプ:人間・ウィザードだ。
6/6トランプル相手に勝てる道理はない。
お話を戻そう。
このキャット・ファイブ・ハリケーンにより、
乾杯する前からアルコールが全員に入っている状態になった我らは、
そのまま噴水ショーのある場所に移動。
夜の噴水ショーは昼とはまた違った雰囲気で素晴らしい。
こんな感じだ。
この場所は昼と夜に1度ずつ行く価値がある。
夕食はGORDON RAMSAY burger(ゴードンラムセイバーガー)へ。
ここはミシュラン星を何度も獲得した、
ゴードン・ラムセイという料理人のハンバーガーショップ。
昼間から行列の出来るお店で、
当然夕食時も行列が出来る。
それほどの行列ならば行ってみようと並んで入る。
イイ感じの炎の演出があるレストラン。
まずは飲み物。
既にお酒入っているけど飲み物。
ノータイムで
「Oh,Bloody Hell」
という名前に惹かれて注文。
文章からしてブラッディマリーに近い味と予想。
ハンバーガーも1人1つずつ違う味で注文。
「ラスベガス、最後の夜に!」
と言いながら乾杯。
Oh,Bloody Hellはだいたい予想した通りの味。
ハンバーガーも良い味で、
今まで食べたハンバーガーの中ではナンバーワン。
日本のハンバーガーとの差は
・大きさ
・肉厚
の2点。
なんと言うべきなのか、
繊細で本当にいい味を求めたら、
日本人が徹底的に質を求めたハンバーガーを作った場合、
多分すんごい美味しいのが出来るんだろう。
ただ、ハンバーガーだ。
アメリカらしさというかハンバーガーらしさというか、
「大胆で、大きくて、おおらかで、
この肉厚、チーズこそハンバーガー!」
というやつを食べたいならゴードンラムセイだ。
アメリカには日本にもあるチェーン店、
・マクドナルド
・バーガーキング
・ケンタッキー
などの他に
ファットバーガーというやつもある。
またFAT(デブ)かと言いたくなるが本当にある。
このあたりのチェーン店は明らかに日本よりもサービスが良い・・・
いや、量が多いだけなんだけど、サービスが良いって事にしておこう。
わかりやすく言っておなかいっぱいになる。
そういう場所とはちょっと違って、
ゴードンラムセイは味も良くて量もあるという感じ。
オマケで言っておくと一度くらいファットバーガーは行っておくと面白い。
ゴードンラムセイとは違ってもっとアメリカを感じられるだろう。
そんな事を考えながらハンバーガーを食べ、
お酒を飲む我々だが、友晴さんは開幕で既にグロッキー。
ビール飲んでちょっと食べて半分寝かけている。
店主とKと岡田さんは元気だ。
キャットファイブハリケーンを飲んで、
これらを食べながらもまだまだお酒は行ける勢いだ。
食べ終わった後はホテルに戻り、
とりあえずMTGプレイヤーとして、
これは回すよな!と言いながら、
カジノのWheel of Fortuneというスロットをやったりしつつ、
ホテルの部屋に戻る。
ラスベガス、最後の夜…?
友晴さんは寝てしまったので、
店主、K、岡田さんの3人はホテルに買い込んだ残ったお酒処理班。
お部屋でのんびりとEDHしたりお酒飲んだり。
「いい旅だった!」
「まさか《Black Lotus》の原画見られる日が来るとは!」
「色々な意味で楽しい旅になった!」
「何度か行ったアメリカの中で、
一番リピートしたい街はラスベガスだ!」
「ヴィンテージやオールドスクールで腕試しして楽しかった!」
「メシが思っていたより美味かった。」
こんな会話を3人でしていた。
実際に他の地域よりラスベガスはメシがマシなほうだと思う。
その分高いのかもしれないし、
高いのは単純に物価高騰と円とドルの相場の問題かもしれないので、
そこはわからない。
店主としてはハワイやグアムのようなリゾート地やシアトルなどに行ったが、
どこよりもリピートしたい街だと思った。
一週間くらいホテルから出ない旅なんてのも面白そうだと思わせる街、
なかなかこう思わせる場所は珍しい。
EDHは《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》を使い、
4ターン目に二人を張り倒して、
Kから
「オムナスはクソ。」
という褒め言葉をいただく。
そういえば持ってきたわりにEDHは一番プレイしなかった。
ヴィンテージが多分一番使ったデッキだった。
なんだかんだで昼間は大会やフリーでヴィンテージ、
夜も寝る前はだいたいヴィンテージ。
これだけやってもまだMTGしたいと思う店主とK。
我々はやっぱりMTG大好きなんだなと再確認。
明日は早めのチェックアウトなので、
それほど遅くならないうちに終わりにして就寝。
先に言っとこう。
ラスベガス旅行編はこれで終わらない。
前述の乾杯の音頭のように、
本来ならこの日はラスベガス最後の夜だった。
本来なら。
我らの旅にはまだまだ待ち構えているイベントがあった。
ではまた。
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