今回のデッキ紹介は統率者2016の初4色レジェンド。
初という事で、
お店のスタッフと発売前からデッキを考えようという話になり、
早速そのうちの1つをお披露目。
《Atraxa, Praetors’ Voice/法務官の声、アトラクサ》
コスト:白黒青緑
伝説のクリーチャー 天使(Angel)ホラー(Horror)
飛行、警戒、接死、絆魂
あなたのターン終了ステップ開始時に増殖を行う。
4/4
神話レア
赤以外の4色を持つ初の伝説生物。
警戒(白)
飛行(青)
絆魂(黒)
接死(緑)
と、各色から特長を1つずつ持ってきましたー。
ついでになんかつけてみましたー。
こんなふうに適当に作ったんじゃないかと思われそうな天使さん。
4つの能力が案外と強いので、
攻めにも守りにもなかなかに出来る子ではある。
4マナで4/4なので、
そこそこには殴れそうだが、
ジェネラルダメージ21点に到達するには、
ちょっと時間がかかりすぎる。
それよりもターン終了時の増殖を活かす構築が望ましい。
案外気が付かない人が多そうだが、
エネルギーカウンターは増殖で増やせる。
ジェネラル:《法務官の声、アトラクサ/Atraxa, Praetors’ Voice》
-クリーチャー2枚-
《アカデミーの学長/Academy Rector》
《永遠の証人/Eternal Witness》
-インスタント8枚-
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《意志の力/Force of Will》
《差し戻し/Remand》
《Mana Drain》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《渦まく知識/Brainstorm》
-ソーサリー13枚-
《Timetwister》
《時間のねじれ/Time Warp》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《永劫での歩み/Walk the Aeons》
《時のらせん/Time Spiral》
《Demonic Tutor》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
《瞬間の味わい/Savor the Moment》
《意外な授かり物/Windfall》
《水の帳の分離/Part the Waterveil》
-エンチャント6枚-
《Moat》
《The Abyss》
《全知/Omniscience》
《リリアナの誓い/Oath of Liliana》
《ニッサの誓い/Oath of Nissa》
《倍増の季節/Doubling Season》
-アーティファクト18枚-
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《金属モックス/Chrome Mox》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《ゴルガリの印鑑/Golgari Signet》
《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》
《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《シミックの印鑑/Simic Signet》
《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
《鎖のヴェール/The Chain Veil》
《友なる石/Fellwar Stone》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia》
-プレインズウォーカー21枚-
《ドビン・バーン/Dovin Baan》
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
《精神を刻む者、ジェイス/Jace the Mind Sculptor》
《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》
《死の宿敵、ソリン/Sorin, Grim Nemesis》
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》
《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》
《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》
《野生語りのガラク/Garruk WildSpeaker》
《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage》
《ラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar’s Fury》
《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》
《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》
《幽霊暗殺者、ケイヤ/Kaya, Ghost Assassin》
《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》
《解放された者、カーン/Karn Liberated》
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
-土地33枚-
《Tundra》
《Savannah》
《Scrubland》
《Underground Sea》
《Tropical Island》
《Bayou》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《真鍮の都/City of Brass》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《湿った墓/Watery Grave》
《寺院の庭/Temple Garden》
《神無き祭殿/Godless Shrine》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《繁殖池/Breeding Pool》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《The Tabernacle at Pendrell Vale》
《反射池/Reflecting Pool》
《統率の塔/Command Tower》
《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
《発明博覧会/Inventors’ Fair》
2《島/Island》
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赤が抜けた状態のプレインズウォーカーデッキ。
案外と決め手に欠ける事があるのが難点。
ジェネラルの能力はとても活かしやすく、
ターン終了時の増殖でプレインズウォーカーの忠誠値を増やせる。
ターン終了のタイミングとはいえ、
ジェネラルが出てそのターンに一応の仕事をしてくれる事はありがたい。
いくつかのプレインズウォーカーの能力は-1なので、
何も無ければ毎ターン連続で-1だけをし続ける事も出来るようになる。
《ジェイス・ベレレン》
《荒ぶる波濤、キオーラ》
《ドビン・バーン》
あたりが毎ターン使えるドローエンジンに化ける事は大きい。
また、地味ではあるが、
《永遠溢れの杯》
《霊体のヤギ角》
の2つのカードは、
X=1で置いてあってもジェネラルの増殖で増やせる。
地味とは書いたものの、
ジェネラルが数ターン生きていると、
相当なマナを出すマナアーティファクトに化ける。
今回のデッキは
《Moat》
《The Abyss》
《The Tabernacle at Pendrell Vale》
というレジェンドの高額カードが採用され、
クリーチャー対策が強くなっている。
特に
《The Abyss》
《The Tabernacle at Pendrell Vale》
の2つは《アカデミーの学長》と相性が良く、
《アカデミーの学長》を置いた1ターン後に、
何もしなくても《アカデミーの学長》を墓地に置ける。
あとは好きなエンチャントを持ってくれば良い。
《The Tabernacle at Pendrell Vale》はエルフやゴブリンのような、
横に並ぶデッキに対して非常に強い。
《The Abyss》はジェネラルが真っ先に着地するデッキに強い。
そして一応無限ターンも搭載。
パーツは、
《永遠の証人》
撃っても追放されない追加ターンカード
《滞留者ヴェンセール》
が基本なのだが、
《滞留者ヴェンセール》ではなく、
《幽霊暗殺者、ケイヤ》でも代行可能。
自分が2ライフを失うというリスク付きだが、
デッキの構成上、どこかでライフを得る、
またはその前に勝てる事も多いだろう。
そもそもジェネラルが絆魂持ちなので、
ライフを得る手段には困らない。
加えて、
《滞留者ヴェンセール》で《永遠の証人》を追放する場合と、
《幽霊暗殺者、ケイヤ》で《永遠の証人》を追放する場合で、
1つだけ大きく違うところもある。
それは《The Abyss》を張っていても成立するか否か。
《滞留者ヴェンセール》のほうは《The Abyss》を回避する手段無し。
そのため《The Abyss》を張って無限ターンを成立させるためには、
毎ターントークンを出すプレインズウォーカーを用意しなければならない。
(もしくは《The Abyss》を剥がす。)
《幽霊暗殺者、ケイヤ》のほうは、
アップキープに《The Abyss》と《幽霊暗殺者、ケイヤ》の能力がスタックに乗る。
呪文や能力が対象を指定している場合、
スタックに乗る時点で対象を決めなければならない。
《The Abyss》の能力は対象を指定しているので、
スタックをどのように積んだとしても、
《幽霊暗殺者、ケイヤ》で帰ってくる《永遠の証人》が破壊されることはない。
(対象を決める際に《永遠の証人》は場に存在していない。)
他にも
《求道者テゼレット》
《鎖のヴェール》
+アルファで
無限にプレインズウォーカー能力起動も可能。
+アルファは条件が様々で、
・《永遠溢れの杯》の蓄積4以上。
・《霊体のヤギ角》の蓄積4以上。
・《求道者テゼレット》のアンタップのアーティファクト1枚と、
《野生語りのガラク》のアンタップ土地2枚で合計4マナ以上出る事。
が主な条件。
わかりやすい条件としては、
・《鎖のヴェール》をアンタップする事。
・プレインズウォーカー能力で《鎖のヴェール》起動の4マナを確保する事。
プレインズウォーカー能力を使い放題になれば、
後は各種大マイナス能力でおおむね勝利する事が出来る。
今回の4色伝説生物の中ではプレインズウォーカーと相性が良いので、
この《法務官の声、アトラクサ》を選んだが、
他の4色の伝説生物でもプレインズウォーカーデッキは相当に面白そうだ。
赤がらみのある4色伝説生物でも組んでみたい。
特に《大渦を操る者、イドリス/Yidris, Maelstrom Wielder》が、
コストの重たいプレインズウォーカーとの相性が非常に良い。
次のデッキ紹介ではプレインズウォーカーデッキではないが、
《大渦を操る者、イドリス》を紹介予定。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その90(Atraxa, Praetors’ Voice/法務官の声、アトラクサ)
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