せらの店主のこれだけは持っとけシリーズ。
今回は第4版。
記念すべき日本語版が発売されたセット。
同様にスペイン語、中国語、韓国語、ポルトガル語も第4版から。
MTGが一気に世界に羽ばたいた基本セット。
●第4版(1995年4月1日発売)
ここでは過去の「これだけは持っとけ!」シリーズにも書いたとおり、
リバイズドやアンリミテッドで回収出来ていないカードを羅列。
他にもアラビアンナイトやアンティキティーなどからの再録含め、
優秀カードを「そろそろおさえておこう」という感じになるので、
結構多めになっていくと思う。
この第4版の次に書くクロニクルでも同様。
ものによっては第5版以降に再録されているものもあるが、
イラストが変わってしまうものなどもあるので、
どれを手に入れてもオールドスクールで支障がないと言える、
リバイズド、第4版、クロニクルが間違いが無くて良い。
今回は量が多いので色別に説明を。
●白
《ハルマゲドン/Armageddon》
《天秤/Balance》
《十字軍/Crusade》
《解呪/Disenchant》
《宿命/Kismet》
《土地税/Land Tax》
《セラの天使/Serra Angel》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《白騎士/White Knight》
《神の怒り/Wrath of God》
白の基本中の基本という感じのカード。
破壊の白を象徴する3種である、
《ハルマゲドン》《神の怒り》《天秤》。
《ハルマゲドン/Armageddon》
コスト:3白
ソーサリー
すべての土地を破壊する。
レア
《神の怒り/Wrath of God》
コスト:2白白
ソーサリー
すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。
レア
《天秤/Balance》
コスト:1白
ソーサリー
各プレイヤーは、
コントロールする土地の数が最も少ないプレイヤーがコントロールする土地の数に等しい数だけ、
自分がコントロールする土地を選ぶ。その後、残りを生け贄に捧げる。
同じ方法で、各プレイヤーはカードを捨て、クリーチャーを生け贄に捧げる。
レア
《解呪/Disenchant》
コスト:1白
インスタント
アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
コモン
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
コスト:白
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
それのコントローラーは、そのパワーに等しい点数のライフを得る。
アンコモン
MTGの象徴、《Black Lotus》と双璧を成すカード《セラの天使》。
(ただ単純にMTGの象徴と言ったら《Black Lotus》で、
キャラクターとしての象徴と言ったら《セラの天使》という意味。)
《セラの天使/Serra Angel》
コスト:3白白
クリーチャー 天使(Angel)
飛行、警戒
4/4
アンコモン
あとは使う先が決まっているカードだけど、
一応持っておいても良いカード達。
他に挙げるとしたら、
《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
《黒の防御円/Circle of Protection: Black》
《緑の防御円/Circle of Protection: Green》
あたりをサイドボード用に。
●青
《青霊破/Blue Elemental Blast》
《支配魔法/Control Magic》
《対抗呪文/Counterspell》
《魔力流出/Energy Flux》
《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
《マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn》
《枯渇/Mana Short》
《魔力消沈/Power Sink》
《停滞/Stasis》
ほとんどオールドスクール用。
《魔力流出/Energy Flux》
コスト:2青
エンチャント
すべてのアーティファクトは
「あなたのアップキープの開始時に、あなたが(2)を支払わないかぎり、このアーティファクトを生け贄に捧げる。」
を持つ。
アンコモン
《青霊破/Blue Elemental Blast》
コスト:青
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・赤の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・赤のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
コモン
《マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn》
コスト:4青青
クリーチャー ジン(Djinn)
飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
5/6
レア
《魔力流出》と《青霊破》は色々な場所で使うナイスサイドボード。
《マハモティ・ジン》はオールドスクールでも少ししか使わないのだが、
とても身も蓋もない言い方をしてしまおう。
「どうせ安いから1~2枚持っとけ。」
●黒
《動く死体/Animate Dead》
《不吉の月/Bad Moon》
《黒騎士/Black Knight》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《生命吸収/Drain Life》
《アーグの盗賊団/Erg Raiders》
《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》
《精神錯乱/Mind Twist》
《麻痺/Paralyze》
《センギアの吸血鬼/Sengir Vampire》
《恐怖/Terror》
《動く死体/Animate Dead》
コスト:1黒
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)
動く死体が戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、
それは「エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)」を失い、
「エンチャント(動く死体により戦場に出たクリーチャー)」を得る。
エンチャントされているクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に戻し、
動く死体をそれにつける。
動く死体が戦場を離れたとき、
そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
エンチャントされているクリーチャーは-1/-0の修整を受ける。
アンコモン
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
コスト:黒
インスタント
(黒)(黒)(黒)を加える。
コモン
《憂鬱/Gloom》
コスト:2黒
エンチャント
白の呪文は、それを唱えるためのコストが(3)多くなる。
白のエンチャントの起動型能力は、それを起動するためのコストが(3)多くなる。
アンコモン
《灰は灰に/Ashes to Ashes》
コスト:1黒黒
ソーサリー
アーティファクトでないクリーチャー2体を対象とし、それらを追放する。
灰は灰にはあなたに5点のダメージを与える。
アンコモン
こちらも大半はオールドスクール用なのだが、
《動く死体》や《暗黒の儀式》など、
どこへ行っても活躍するオールラウンダーもいる。
サイドボード用を見るなら、
《憂鬱/Gloom》も考えておこう。
あとは1枚《灰は灰に/Ashes to Ashes》も押さえても良い。
《精神錯乱/Mind Twist》
コスト:X黒
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。
そのプレイヤーは、カードをX枚、無作為に選んで捨てる。
レア
ちなみに《精神錯乱》を1枚、
それ以外をテキトーに揃えて39枚、
ここに沼20枚で簡易オールドスクールが出来上がる。
これが出来るのは5色の中で黒単だけ。
第4版だけでオールドスクールデビュー可能という事。
あ、オマケで1枚くらいなら《夢魔/Nightmare》もあり。
《夢魔/Nightmare》
コスト:5黒
クリーチャー ナイトメア(Nightmare)・馬(Horse)
飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
夢魔のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたがコントロールする沼(Swamp)の数に等しい。
*/*
レア
《マハモティ・ジン》と同じで、
「どうせ安いから1~2枚持っとけ。」
なので。
●赤
《ボール・ライトニング/Ball Lightning》
《火の兄弟/Brothers of Fire》
《地震/Earthquake》
《火の玉/Fireball》
《野火/Flashfires》
《ゴブリンの王/Goblin King》
《稲妻/Lightning Bolt》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《粉砕/Shatter》
《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》
《石の雨/Stone Rain》
こちらは《稲妻》以外はやっぱりだいたいがオールドスクール用。
《稲妻》はEDHではあまり見かけないが、
それ以外では黎明期から現在まで、
大人気、大活躍の最高の赤カードと言っても過言ではない。
《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》
コスト:4赤赤
クリーチャー ドラゴン(Dragon)
飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
(赤):ターン終了時まで、シヴ山のドラゴンは+1/+0の修整を受ける。
5/5
レア
《チビ・ドラゴン/Dragon Whelp》
コスト:2赤赤
クリーチャー ドラゴン(Dragon)
飛行
(赤):チビ・ドラゴンはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
この能力がこのターンに4回以上起動されていた場合、
次の終了ステップの開始時にチビ・ドラゴンを生け贄に捧げる。
2/3
アンコモン
《シヴ山のドラゴン》はオールドスクールで1枚刺しを見かける。
《セラの天使》ほどではないにせよ、
昔から人気の高いクリーチャーカード。
MTGを語る際に外せない1枚として持っておく気持ちで。
同じくドラゴンで、
《チビ・ドラゴン/Dragon Whelp》もアリだ。
Amy Weberさんの描くとても可愛いドラゴン。
コスト4なのでオールドスクールでの飛行生物として使われる事もある。
可愛いだけではないという事。
あとオールドスクールのゴブリンを見るなら、
《ゴブリン気球部隊/Goblin Balloon Brigade》を。
赤単でゴブリン以外を見るなら、
《鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs》も考慮か。
●緑
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《チャネル/Channel》
《崩壊/Crumble》
《砂漠の竜巻/Desert Twister》
《エルフの射手/Elvish Archers》
《巨大化/Giant Growth》
《ハリケーン/Hurricane》
《賦活/Instill Energy》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《森の知恵/Sylvan Library》
《津波/Tsunami》
《疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish》
《繁茂/Wild Growth》
第4版の緑って何1つとしてパワーファイターがいない。
《大地の怒り/Force of Nature》を挙げても良いのだが、
このカードは緑単専用機だ。
《大地の怒り/Force of Nature》
コスト:2緑緑緑緑
クリーチャー エレメンタル(Elemental)
トランプル(攻撃しているこのクリーチャーは余剰の戦闘ダメージをプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
あなたのアップキープの開始時に、あなたが(緑)(緑)(緑)(緑)を支払わないかぎり、
大地の怒りはあなたに8点のダメージを与える。
8/8
レア
《マハモティ・ジン》同様にお値段が底辺ちゃんなので、
1枚くらい持っていてもいいとは思う。
他のカードはコストも安い優秀どころ。
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
コスト:緑
クリーチャー エルフ(Elf)・ドルイド(Druid)
(T):(緑)を加える。
1/1
コモン
《森の知恵/Sylvan Library》
コスト:1緑
エンチャント
あなたのドロー・ステップの開始時に、あなたは追加のカードを2枚引いてもよい。
そうした場合、あなたの手札にあるこのターン引いたカードを2枚選ぶ。
それらのカードそれぞれについて、4点のライフを支払うか、
そのカードをあなたのライブラリーの一番上に置く。
レア
《繁茂/Wild Growth》
コスト:緑
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(土地)
エンチャントされている土地がマナを引き出す目的でタップされるたび、
それのコントローラーは追加で(緑)を加える。
コモン
《極楽鳥/Birds of Paradise》
コスト:緑
クリーチャー 鳥(Bird)
飛行
(T):好きな色のマナ1点を加える。
0/1
レア
半分はオールドスクール用だが、
《ラノワールのエルフ》《森の知恵》《繁茂》《極楽鳥》の4つは、
レガシーやEDHで大活躍。
《森の知恵》は昔よりも今の方が評価が高い。
《疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish》
コスト:緑緑
クリーチャー 人間(Human)・モンク(Monk)
プロテクション(黒)
各終了ステップの開始時に、
このターン疾風のデルヴィッシュが対戦相手にダメージを与えていた場合、
その上に+1/+1カウンターを1個置く。
1/1
アンコモン
《砂漠の竜巻/Desert Twister》
コスト:4緑緑
ソーサリー
パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
アンコモン
《疾風のデルヴィッシュ》は黒対策カードだが、
オールドスクールではメイン採用もありえる。
《砂漠の竜巻》もメイン1サイド1くらいの採用はありえる。
無理するほどでもないカードだが、
アンコモンで安いカードなので悪くはない。
●茶
《ミシュラのアンク/Ankh of Mishra》
《黒の万力/Black Vise》
《破裂の王笏/Disrupting Scepter》
《友なる石/Fellwar Stone》
《吠えたける鉱山/Howling Mine》
《象牙の塔/Ivory Tower》
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》
《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
《拷問台/The Rack》
《トリスケリオン/Triskelion》
こちらも大半はオールドスクール用。
《魔力の櫃/Mana Vault》
コスト:1
アーティファクト
魔力の櫃はあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは(4)を支払ってもよい。
そうしたなら、魔力の櫃をアンタップする。
あなたのドロー・ステップの開始時に、魔力の櫃がタップ状態である場合、
それはあなたに1点のダメージを与える。
(T):(◇)(◇)(◇)を加える。
レア
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
コスト:4
アーティファクト
(4),(T):カードを1枚引く。
レア
《破裂の王笏/Disrupting Scepter》
コスト:3
アーティファクト
(3),(T):プレイヤー1人を対象とする。
そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
あなたのターンの間にのみ起動できる。
レア
《魔力の櫃》はEDH、ヴィンテージでの使用が多い。
《ジェイムデー秘本》と《破裂の王笏》は2枚ずつあればド安定。
メインに1枚ずつ、サイドに1枚ずつ、なんて構成をしばしば見かける。
●土地
《露天鉱床/Strip Mine》
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
《露天鉱床/Strip Mine》
土地
(T):(◇)を加える。
(T),露天鉱床を生け贄に捧げる:土地1つを対象とし、それを破壊する。
アンコモン
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
土地
(T):(◇)を加える。
(1):ターン終了時まで、
ミシュラの工廠は2/2の組立作業員(Assembly-Worker)アーティファクト・クリーチャーになる。
それは土地でもある。
(T):組立作業員クリーチャー1体を対象とする。
ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受ける。
アンコモン
この2枚だけは何も考えずに4枚。
オールドスクール中心とはいえ何も考えずに4枚!
アンティキティ版を買わないのなら、
迷わず第4版で4枚!
前述の黒単を作る際に、
黒いカード削ってこれら突っ込んで
黒いカード36枚
土地24枚(沼16枚)
の構成もアリなくらい強い。
(いや、余裕があったら《ネビニラルの円盤》くらい入れたいが。)
この構成含めて、
第4版だけで組める黒単オールドスクールはかなり楽々。
以上、第4版。
リバイズドまでのセットで「これだけは持っとけ!」に挙げなかったので、
このセットで一気にカードが多くなった。
今までにも書いてきた通り、
ヴィンテージ、オールドスクール、レガシー、EDHに重きを置いているので、
このあたりはきっちり押さえておくのがベスト。
もちろん中には再録に再録が重なり、
モダン、パウパーなどの遊び方でも活躍するカード達もある。
第4版にはそういった基礎中の基礎カードが多い。
長くMTGを楽しむための基礎だと思って揃えよう。
お次のクロニクルもそれは同じ。
ではまた。
The post せらの店主のこれだけは持っとけ!#13(第4版編) first appeared on MtG買取/販売店【Cardshop Serra】.