せらの店主のこれだけは持っとけ!#8は
MTG史上色々とやらかしたセット、フォールン・エンパイア。
刷りすぎて投げ売りされたとか、
黒の時代を作ったとか、
ワイバーンバックエラーとか、
他のセットとは違う方向にやらかしたセット。
●フォールン・エンパイア(1994年11月15日発売)
このセットでの「これだけは持っとけ!」は、
《Aeolipile》
というアーティファクト。
《Aeolipile》
コスト:2
アーティファクト
(1),(T),Aeolipileを生け贄に捧げる:
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
Aeolipileはそれに2点のダメージを与える。
アンコモン1
一番最初にデザインされた、
「置いておく火力。」
というカード。
オールドスクール需要以外に何も無いが、実用性はある。
白単や黒単で相手の白騎士や黒騎士を焼くために使える。
コモンでは強いところをおさえておけばOK。
《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》
《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》
《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade》
《High Tide》
《Order of the Ebon Hand》
《Order of Leitbur》
この6種は絵違いもあるので、
絵柄を全種揃えておくのも楽しい。
日本語名が存在するカードは当然再録されている。
英語名しかないものは英語版のみ。
ハッキリ言ってしまうと全部コモンで高くないので、
気にせずフォールン・エンパイア版4枚を買ってしまってOKだと思う。
そういえば未だ再録されていない3種については、
どこかで再録されてもおかしくない性能のわりに、
未だに再録されていない不思議カード。
地味に強いところでは、
《Goblin Chirurgeon》
がイチオシ。
《Goblin Chirurgeon》
コスト:赤
クリーチャー ゴブリン(Goblin)・シャーマン(Shaman)
ゴブリン(Goblin)を1体生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とし、それを再生する。
0/2
コモン1
このカードはここにしかない。
使う先がEDHやオールドスクールのゴブリンぐらいしかないが、
このカードと同じ能力を持つカードは一切無いので、
コモンながら馬鹿に出来ない。
無いならばおさえておいても良い。
あと、
《Basal Thrull》
もこのセットにしかいない黒のマナ生物。
《Basal Thrull》
コスト:黒黒
クリーチャー スラル(Thrull)
(T),Basal Thrullを生け贄に捧げる:(黒)(黒)を加える。
1/2
コモン1
EDHで採用される事がある程度だが、
高いカードではないのでつまんでおくも良し。
総じてこのセットは高額カードがない。
トーナメントレベルのカードがコモンに集中している。
本当に時々、
《Deep Spawn》という謎のザリガニを、
オールドスクールのリアニメイトデッキで使う事がある。
さすがにこのカード「これだけは持っとけ!」とは言わない。
このザリガニが無くて困るって事は多分ない。
さて、#8まで書いてオールドスクールの範囲が終了。
とはいえ、
本当の意味では次を書いてこそオールドスクールの範囲。
お次はリバイズド。
ではまた。