今回のEDHデッキは、
お客様からの依頼もあったこともあり、
3度目の紹介となる《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》。
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《Selvala, Heart of the Wilds/野生の心、セルヴァラ》
コスト:1緑緑
伝説のクリーチャー エルフ(Elf) スカウト(Scout)
他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、そのパワーがそれ以外の各クリーチャーのパワーよりも大きいなら、
それのコントローラーはカードを1枚引いてもよい。
(緑),(T):好きな色の組み合わせのマナX点を加える。
Xは、あなたがコントロールするクリーチャーの中の最大のパワーの値に等しい。
2/3
神話レア
最初は白緑の方のセルヴァラを使っていたが、
こちらに切り替えてからはずっと単色セルヴァラ。
そろそろ5年くらい使い続けている。
単色で3マナという召喚のしやすさ、
ドロー能力とマナを生み出す能力を持つため、
非常に使いやすい。
1ターン目にマナクリーチャー、
2ターン目にセルヴァラ着地、
3ターン目からやりたい放題という動きが理想的。
なおこのセルヴァラさん、
今まではコンスピラシー:王位争奪にしか収録されていなかったが、
Mystery BoosterやJumpstartで再録されたので、
少し手に入れやすくなっている。
どちらもパックそのものの入手はちょっと大変だが。
単色エルフという事もあって、
安く構築する事も可能な優秀なジェネラル。
デッキは以下。
ジェネラル:《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》
-クリーチャー35枚-
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
《銅角笛の斥候/Copperhorn Scout》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
《スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger》
《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
《狼の試作機/Lupine Prototype》
《マイアの超越種/Myr Superion》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
《天光を求める者/Seeker of Skybreak》
《Elvish Spirit Guide》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf》
《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》
《むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth》
《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》
《狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller》
《ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth》
《進歩の災い/Bane of Progress》
《森林の怒声吠え/Woodland Bellower》
《ニクス咲きの古きもの/Nyxbloom Ancient》
《威厳の魔力/Regal Force》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
-インスタント8枚-
《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
《狂暴化/Berserk》
《輪作/Crop Rotation》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《みなぎる活力/Vitalize》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《激励/Invigorate》
《活性の力/Force of Vigor》
-ソーサリー9枚-
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《動員/Mobilize》
《森の教示者/Sylvan Tutor》
《生命の遺産/Life’s Legacy》
《森の占術/Sylvan Scrying》
《異界の進化/Eldritch Evolution》
《起源の波/Genesis Wave》
《自然の秩序/Natural Order》
《リシュカーの巧技/Rishkar’s Expertise》
-エンチャント8枚-
《調和の中心/Concordant Crossroads》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《森の知恵/Sylvan Library》
《よりよい品物/Greater Good》
《賦活/Instill Energy》
《Nature’s Chosen》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《繁茂/Wild Growth》
-アーティファクト10枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《雲石の工芸品/Cloudstone Curio》
《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
《暗黒のマントル/Umbral Mantle》
-土地29枚-
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
《ウギンの目/Eye of Ugin》
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《家路/Homeward Path》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《ワイアウッドの番小屋/Wirewood Lodge》
18《森/Forest》
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前回の記事からデッキ内容に大きな変化はなし。
基本的な動きは、
EDHデッキ紹介その86(Selvala, Heart of the Wilds/野生の心、セルヴァラ)
EDHデッキ紹介その111(Selvala, Heart of the Wilds/野生の心、セルヴァラ)
を参照のこと。
いくつか変わった部分を見ていこう。
まず、ついに《カメレオンの巨像》が抜けてしまった。
《カメレオンの巨像》は、
最高点ダメージ記録のこらむでも紹介した通り、
このデッキにおいては凄まじいパワーになり得る。
しかし、それでも最終的には抜けた。
最大の理由は、
《カメレオンの巨像》のパワーを上げても、
それだけで全員倒せるわけではないから。
超パワーの《カメレオンの巨像》で倒せるのはたった一人。
一番危険な対戦相手を倒せると言えば確かにその通りだが、
《カメレオンの巨像》はトランプルを持たないため、
黒でないクリーチャーが1体ブロッカーとして立っているだけで止められてしまう。
無茶なオーバーキルを狙うよりも、
堅実な構築にしたほうが勝率が上がると見込んでの解雇。
ただし使っていて面白い事は間違いないので入れたままでも良し。
また、新顔として《ニクス咲きの古きもの/Nyxbloom Ancient》を採用。
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《Nyxbloom Ancient/ニクス咲きの古きもの》
コスト:4緑緑緑
クリーチャー・エンチャント エレメンタル(Elemental)
トランプル
あなたがマナを引き出す目的でパーマネントをタップするなら、
それは代わりにその3倍のマナを生み出す。
5/5
神話レア
コストは重いものの、
パーマネントをタップすることで生み出すマナを3倍に押し上げる。
こいつとジェネラル、
あとは《ラノワールのエルフ》あたりがいるだけで、
《ガイアの揺籃の地》1枚から3×3で9マナ出る。
ただの《森》やマナ・クリーチャーからも3マナ出せるため、
もしジェネラルが除去されていても、
こいつだけでエルドラージ呪文を簡単に唱えられる。
ジェネラルと組み合わせた場合、
戦場のクリーチャーがジェネラルと《ニクス咲きの古きもの》しかいない場合でも、
ジェネラルから15マナ出る。
これだけマナが出ればやりたいことは大抵できる。
今回のデッキには入っていないが、
《秘宝のゴーレム/Relic Golem》も一考の余地あり。
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《Relic Golem/秘宝のゴーレム》
コスト:3
アーティファクト・クリーチャー ゴーレム(Golem)
対戦相手1人の墓地にあるカードが8枚以上でないかぎり、
秘宝のゴーレムでは攻撃もブロックもできない。
(2),(T):プレイヤー1人を対象とする。
そのプレイヤーはカードを2枚切削する。
(そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上からカードを2枚自分の墓地に置く。)
6/6
アンコモン
3マナで6/6という高いパワーとタフネス。
もちろんデメリットを持っており、
いずれかの対戦相手1人の墓地に8枚以上のカードがない限り、
攻撃やブロックができない置物となる。
ただし、このデッキにおいてはデメリットはあまり問題にならない。
パワー6が攻撃できるということより、
3マナでパワーが6ある点が重要。
これにより《野生の心、セルヴァラ》のマナ能力やドロー能力に大きく寄与する。
消失能力によって勝手に自壊しないという点では、
同じ3マナ6/6である《残虐無道の裂け目ワーム/Ravaging Riftwurm》のほぼ上位互換と言える。
また、対象プレイヤーのライブラリーを切削する能力がおまけについている。
《秘宝のゴーレム》を戦闘に参加させるためにこの能力を起動することはまずないが、
ことEDHにおいては、
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》をはじめとする、
ライブラリーから条件に合うカードを探してライブラリーの一番上に置くカード、
いわゆる「教示者」系のカードが多用されている。
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相手が《秘宝のゴーレム》の能力に気づかずに教示者系の呪文を唱えたなら、
ドローされる前に、サーチしたカードを墓地に置いてやる事が出来る。
このゴーレムがいるだけで教示者系への牽制になるという事。
他にも、以下のカードもデッキに採用する候補。
《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
《エメラルドの魔除け/Emerald Charm》
《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
《野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild》
《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》
《夏の帳/Veil of Summer》
《慈善家の薬/Benefactor’s Draught》
《巨大猿、コグラ/Kogla, the Titan Ape》
《跳ね橋/Crashing Drawbridge》
《ハイドラの血/Aspect of Hydra》
《むかしむかし/Once Upon a Time》
3回目の紹介となったセルヴァラさん。
2回目の紹介とデッキ内容はそこまで変わっていない。
それほどまでに強くて使いやすいという証明でもあるが。
2018年のセルヴァラを紹介したこらむでは、
「1~2年このジェネラルだけでも飽きないかもしれない」
と書いていたが、
本当にその通りになった。
飽きずに使えるこのジェネラル、
ぜひ試していただきたい。
ではまた。