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EDHデッキ紹介その145(Selvala, Heart of the Wilds/野生の心、セルヴァラ)

今回のEDHデッキは、
お客様からの依頼もあったこともあり、
3度目の紹介となる《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》。

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Selvala, Heart of the Wilds/野生の心、セルヴァラ
コスト:1緑緑
伝説のクリーチャー エルフ(Elf) スカウト(Scout)
他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、そのパワーがそれ以外の各クリーチャーのパワーよりも大きいなら、
それのコントローラーはカードを1枚引いてもよい。
(緑),(T):好きな色の組み合わせのマナX点を加える。
Xは、あなたがコントロールするクリーチャーの中の最大のパワーの値に等しい。
2/3
神話レア

最初は白緑の方のセルヴァラを使っていたが、
こちらに切り替えてからはずっと単色セルヴァラ。
そろそろ5年くらい使い続けている。

単色で3マナという召喚のしやすさ、
ドロー能力とマナを生み出す能力を持つため、
非常に使いやすい。

1ターン目にマナクリーチャー、
2ターン目にセルヴァラ着地、
3ターン目からやりたい放題という動きが理想的。

なおこのセルヴァラさん、
今まではコンスピラシー:王位争奪にしか収録されていなかったが、
Mystery BoosterやJumpstartで再録されたので、
少し手に入れやすくなっている。
どちらもパックそのものの入手はちょっと大変だが。

単色エルフという事もあって、
安く構築する事も可能な優秀なジェネラル。

デッキは以下。

ジェネラル:《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds

-クリーチャー35枚-
東屋のエルフ/Arbor Elf
極楽鳥/Birds of Paradise
ボリアルのドルイド/Boreal Druid
銅角笛の斥候/Copperhorn Scout
エルフの神秘家/Elvish Mystic
フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought
クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger
ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote
狼の試作機/Lupine Prototype
マイアの超越種/Myr Superion
ティタニアの僧侶/Priest of Titania
スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
天光を求める者/Seeker of Skybreak
Elvish Spirit Guide
永遠の証人/Eternal Witness
激情の共感者/Fierce Empath
マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana
再利用の賢者/Reclamation Sage
森林守りのエルフ/Timberwatch Elf
ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth
世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater
狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller
ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth
進歩の災い/Bane of Progress
森林の怒声吠え/Woodland Bellower
ニクス咲きの古きもの/Nyxbloom Ancient
威厳の魔力/Regal Force
真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth
絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger
無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre
約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End

-インスタント8枚-
召喚士の契約/Summoner’s Pact
狂暴化/Berserk
輪作/Crop Rotation
自然の要求/Nature’s Claim
みなぎる活力/Vitalize
俗世の教示者/Worldly Tutor
激励/Invigorate
活性の力/Force of Vigor

-ソーサリー9枚-
緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith
動員/Mobilize
森の教示者/Sylvan Tutor
生命の遺産/Life’s Legacy
森の占術/Sylvan Scrying
異界の進化/Eldritch Evolution
起源の波/Genesis Wave
自然の秩序/Natural Order
リシュカーの巧技/Rishkar’s Expertise

-エンチャント8枚-
調和の中心/Concordant Crossroads
適者生存/Survival of the Fittest
森の知恵/Sylvan Library
よりよい品物/Greater Good
賦活/Instill Energy
Nature’s Chosen
楽園の拡散/Utopia Sprawl
繁茂/Wild Growth

-アーティファクト10枚-
金属モックス/Chrome Mox
水蓮の花びら/Lotus Petal
魔力の墓所/Mana Crypt
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
太陽の指輪/Sol Ring
稲妻のすね当て/Lightning Greaves
雲石の工芸品/Cloudstone Curio
千年霊薬/Thousand-Year Elixir
暗黒のマントル/Umbral Mantle

-土地29枚-
霧深い雨林/Misty Rainforest
新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
吹きさらしの荒野/Windswept Heath
樹木茂る山麓/Wooded Foothills
ドライアドの東屋/Dryad Arbor
ウギンの目/Eye of Ugin
ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle
家路/Homeward Path
ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx
虹色の眺望/Prismatic Vista
ワイアウッドの番小屋/Wirewood Lodge
18《森/Forest
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———-

前回の記事からデッキ内容に大きな変化はなし。
基本的な動きは、

EDHデッキ紹介その86(Selvala, Heart of the Wilds/野生の心、セルヴァラ)
EDHデッキ紹介その111(Selvala, Heart of the Wilds/野生の心、セルヴァラ)

を参照のこと。

いくつか変わった部分を見ていこう。

まず、ついに《カメレオンの巨像》が抜けてしまった。

カメレオンの巨像》は、
最高点ダメージ記録のこらむでも紹介した通り、
このデッキにおいては凄まじいパワーになり得る。

しかし、それでも最終的には抜けた。
最大の理由は、
カメレオンの巨像》のパワーを上げても、
それだけで全員倒せるわけではないから。

超パワーの《カメレオンの巨像》で倒せるのはたった一人。
一番危険な対戦相手を倒せると言えば確かにその通りだが、
カメレオンの巨像》はトランプルを持たないため、
黒でないクリーチャーが1体ブロッカーとして立っているだけで止められてしまう。

無茶なオーバーキルを狙うよりも、
堅実な構築にしたほうが勝率が上がると見込んでの解雇。
ただし使っていて面白い事は間違いないので入れたままでも良し。

また、新顔として《ニクス咲きの古きもの/Nyxbloom Ancient》を採用。

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Nyxbloom Ancient/ニクス咲きの古きもの
コスト:4緑緑緑
クリーチャー・エンチャント エレメンタル(Elemental)
トランプル
あなたがマナを引き出す目的でパーマネントをタップするなら、
それは代わりにその3倍のマナを生み出す。
5/5
神話レア

コストは重いものの、
パーマネントをタップすることで生み出すマナを3倍に押し上げる。

こいつとジェネラル、
あとは《ラノワールのエルフ》あたりがいるだけで、
ガイアの揺籃の地》1枚から3×3で9マナ出る。
ただの《》やマナ・クリーチャーからも3マナ出せるため、
もしジェネラルが除去されていても、
こいつだけでエルドラージ呪文を簡単に唱えられる。

ジェネラルと組み合わせた場合、
戦場のクリーチャーがジェネラルと《ニクス咲きの古きもの》しかいない場合でも、
ジェネラルから15マナ出る。
これだけマナが出ればやりたいことは大抵できる。

今回のデッキには入っていないが、
秘宝のゴーレム/Relic Golem》も一考の余地あり。

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Relic Golem/秘宝のゴーレム
コスト:3
アーティファクト・クリーチャー ゴーレム(Golem)
対戦相手1人の墓地にあるカードが8枚以上でないかぎり、
秘宝のゴーレムでは攻撃もブロックもできない。
(2),(T):プレイヤー1人を対象とする。
そのプレイヤーはカードを2枚切削する。
(そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上からカードを2枚自分の墓地に置く。)
6/6
アンコモン

3マナで6/6という高いパワーとタフネス。
もちろんデメリットを持っており、
いずれかの対戦相手1人の墓地に8枚以上のカードがない限り、
攻撃やブロックができない置物となる。

ただし、このデッキにおいてはデメリットはあまり問題にならない。
パワー6が攻撃できるということより、
3マナでパワーが6ある点が重要。
これにより《野生の心、セルヴァラ》のマナ能力やドロー能力に大きく寄与する。
消失能力によって勝手に自壊しないという点では、
同じ3マナ6/6である《残虐無道の裂け目ワーム/Ravaging Riftwurm》のほぼ上位互換と言える。

また、対象プレイヤーのライブラリーを切削する能力がおまけについている。
秘宝のゴーレム》を戦闘に参加させるためにこの能力を起動することはまずないが、
ことEDHにおいては、
吸血の教示者/Vampiric Tutor》をはじめとする、
ライブラリーから条件に合うカードを探してライブラリーの一番上に置くカード、
いわゆる「教示者」系のカードが多用されている。

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相手が《秘宝のゴーレム》の能力に気づかずに教示者系の呪文を唱えたなら、
ドローされる前に、サーチしたカードを墓地に置いてやる事が出来る。
このゴーレムがいるだけで教示者系への牽制になるという事。

他にも、以下のカードもデッキに採用する候補。

原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger
エメラルドの魔除け/Emerald Charm
溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe
野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild
原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
夏の帳/Veil of Summer
慈善家の薬/Benefactor’s Draught
巨大猿、コグラ/Kogla, the Titan Ape
跳ね橋/Crashing Drawbridge
ハイドラの血/Aspect of Hydra
むかしむかし/Once Upon a Time

3回目の紹介となったセルヴァラさん。
2回目の紹介とデッキ内容はそこまで変わっていない。
それほどまでに強くて使いやすいという証明でもあるが。

2018年のセルヴァラを紹介したこらむでは、
「1~2年このジェネラルだけでも飽きないかもしれない」
と書いていたが、
本当にその通りになった。

飽きずに使えるこのジェネラル、
ぜひ試していただきたい。

ではまた。


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