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EDH簡易ルール説明

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WikipediaだとEDHのルールが頭に入りづらいです。
初心者でも分かるようなルール説明サイトを、
あれば教えていただけるとうれしいです。
初心者の定義は、普通のゲームの流れが一通り分かるぐらいのプレイヤーという感じで。
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Cardshop Serraの過去のこらむを見て!

EDHルール(2019年版)

と言いたいところだけれども、
とりあえずおさらいの気持ちで簡潔に。

まずEDHとは、

・4人戦が基本!
・デッキは100枚!
・基本土地以外は全部1枚制限!
・プレイヤーと談合OK!
・ライフ40点でスタート!

この5個を覚えておこう。

次に構築。
前述の5個の1つ、デッキは必ず100枚。
1枚は伝説のクリーチャーまたは、
統率者に指定可能と書いてあるプレインズウォーカーを選ぶ。

選んだカードを統率者と呼ぶが、
一般的な呼称ではジェネラルのほうが定着している。
絶対な決め事ではないので好きな方で呼べばOK。

で、この選んだジェネラルと同じ色で構築しよう。
ザックリ目安で

土地33枚
土地以外66枚

くらいを考えて作ろう。
慣れてきたら自分でバランスを考えよう。

ジェネラルと同じ色というのは、

・ジェネラルのマナコストとカードテキストにあるマナシンボル

という意味になっている。
どういう事かと言うと、

例えば、
ジェネラル:《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death》の場合。

死に微笑むもの、アリーシャ》は赤で、
カードテキストに白マナシンボルと黒マナシンボルがあるため、
白黒赤のカードとして扱う。

アリーシャのデッキに入れる事ができる:
耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》(黒と赤のマナシンボルがアリーシャと合っている)
未練ある魂/Lingering Souls》(マナコストの白とテキスト内の黒がアリーシャと合っている)

アリーシャのデッキに入れる事ができない:
蒸気孔/Steam Vents》(テキストに青マナシンボルがある)
セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》(テキストに緑マナシンボルがある)
番狼/Watchwolf》(このカードの色は白緑のため合っていない)
夜景学院の弟子/Nightscape Apprentice》(起動コストに青マナシンボルがある)

という事。

ただし、色を判別する際、テキストの注釈文は無視する。
例えば強請能力。


強請は、

強請(あなたが呪文を1つ唱えるたび、あなたは(白/黒)を支払ってもよい。
そうした場合、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたはその点数分のライフを得る。)

というテキストが書かれている。
テキスト内に白マナシンボルと黒マナシンボルが含まれているが、
これは注釈(説明文)なので、
この部分は無視して考える。

もし間違って構築してしまい、
プレイした際に誰かに指摘されたら、

「ごめんなさい。基本土地に変えます。」

の一言で問題解決。

次に、EDH特有ルール。

・ジェネラルから戦闘ダメージを合計で21点食らったら負け。

これは、各ジェネラルごとにカウントする必要がある。
前述の通り、4人戦が基本。
つまり、対戦相手3人の各ジェネラルごとにこのダメージをカウント。
例えば、

対戦相手Aの《ジャンドの暴君、カーサス/Karrthus, Tyrant of Jund》から7点、
対戦相手Bの《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》から8点、
対戦相手Cの《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》から12点をそれぞれ受けても、
それらは別々のジェネラルダメージ(統率者ダメージ)であるため、
ゲームに敗北しない。
カーサスから21点以上受けるか、ラフィークから21点以上受けるか、
アクローマから21点以上を受けるか。
どれかの条件を満たした時にゲームに敗北する。

なお、あまり無い事ではあるが、
自分のジェネラルのコントロールを誰かに奪われ、
自分のジェネラルから21点以上の戦闘ダメージを与えられたら、
当然敗北する。

次に禁止カードについて。

一応あるがあんまり気にしなくて良い。
現在の禁止カードは、

・「策略」のカード・タイプを持つ25種類のカード。
 (《代替案/Backup Plan》や《アドリアナの武勇/Adriana’s Valor》など)

・「アンティ」に関する9種類のカード。
 (《Darkpact》や《嵐のイフリート/Tempest Efreet》など)

・人種や文化に対し攻撃的なアート、テキスト、名前、またはそれらの組み合わせを持つカード。
 (《Invoke Prejudice》や《十字軍/Crusade》など)

・以下のカード。
Ancestral Recall
天秤/Balance
生命の律動/Biorhythm
Black Lotus
陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion
Chaos Orb
合同勝利/Coalition Victory
チャネル/Channel
引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant
Falling Star
Fastbond
閃光/Flash
けちな贈り物/Gifts Ungiven
グリセルブランド/Griselbrand
エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria
カラカス/Karakas
トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest
Library of Alexandria
限りある資源/Limited Resources
呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaser
Mox Emerald
Mox Jet
Mox Pearl
Mox Ruby
Mox Sapphire
一望の鏡/Panoptic Mirror
パラドックス装置/Paradox Engine
原始のタイタン/Primeval Titan
クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix
繰り返す悪夢/Recurring Nightmare
ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary
Shahrazad
隔離するタイタン/Sundering Titan
星の揺らぎ/Sway of the Stars
森林の始源体/Sylvan Primordial
Time Vault
Time Walk
修繕/Tinker
トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
企業秘密/Trade Secrets
激動/Upheaval
世界火/Worldfire
ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth’s Bargain

となっている。

これまた間違って使用していたら、

「ごめんなさい。基本土地に変えます。」

の一言で問題解決。
気楽にデッキを組むよろし。
EDHをプレイする人はこういうミスには寛容なので心配いらない。

EDHの中で大切な事は以下。

・プレイヤーと話しても構わないというルールである以上、
 嘘はつかないで遊ぼう。
・一緒に遊びましょうという人がいたら迎え入れてあげよう。
・4人戦なのだから、4回に3回は負けるんだなと思って気楽に。

これくらい。

EDHの良いところは沢山。

・どんなカードも1枚あればOKなので、
 無理なくデッキが組みやすい。

・1対1の時とは活躍するカードが違うので、
 EDHでのみ光るカードがいくつも存在する。

・誰かと100枚全部同じデッキなんて事は滅多にないので、
 自分だけの思い入れのあるデッキが組める。

・競技的になるより楽しむ気持ちでデッキを組む人が多いので、
 ギスギスせずに遊べる事が多い。

・スタンダード落ちのような心配がないので、
 持っているカードで好きにデッキが組める。

・世界的に流行っている遊び方なので、
 対戦相手に困らない。

こんな感じだ。
難しい事など何もない。
見たこと無いカードがあったら
「そのカードはどんな効果ですか?」
と聞けば必ず教えてくれるはず。

何よりもEDHプレイヤーの多くの人は、
「EDHを通してのコミュニケーション」
を求めている。
MTGの楽しさと人とのコミュニケーションを大切にしている。
だから迷っている人は何も心配せずに飛び込んでみてほしい。

ではまた。


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