2021年一発目のこらむは、
2020年に物議を醸した4色オムナスちゃん。
使ってみたら結構楽しくて、
非常に練りがいのあるジェネラル。
《Omnath, Locus of Creation/創造の座、オムナス》
コスト:赤緑白青
伝説のクリーチャー エレメンタル(Elemental)
創造の座、オムナスが戦場に出たとき、カードを1枚引く。
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、
このターンで初めてこの能力が解決されるなら、あなたは4点のライフを得る。
二度目なら、(赤)(緑)(白)(青)を加える。
3度目なら、創造の座、オムナスは各対戦相手と
あなたがコントロールしていない各プレインズウォーカーに、
それぞれ4点のダメージを与える。
4/4
神話レア
史上最速でスタンダード禁止を食らった、
曰く付きの生物。
なんだかかわいそうなのでEDHのデッキを組む事に。
今更あまり説明するようなものではない気もするけれども、
この4色オムナスは禁止されるだけあって能力は強い。
指定コスト4色である事がデメリットみたいなもので、
・場に出て1ドロー付き
・4マナで4/4
・上陸能力が3つもあり、全て優秀。
と文句無しのスペックを持っている。
特に上陸能力の2つ目が強い。
EDHで4マナ4/4はそれほど強い部類にはならないけれども、
3つ目の能力のおかげでダメージを与える力はそれなり。
ついでで相手のプレインズウォーカーにもダメージを飛ばせるところも強み。
デッキは以下。
ジェネラル: 《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》
-クリーチャー15枚-
《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》
《スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger》
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》
《むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth》
《乱動の座、オムナス/Omnath, Locus of the Roil》
《灯の分身/Spark Double》
《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》
《古の緑守り/Ancient Greenwarden》
《水底のドルイド、タトヨヴァ/Tatyova, Benthic Druid 》
《イリーシア木立のドライアド/Dryad of the Ilysian Grove》
《ラムナプの採掘者/Ramunap Excavator》
《永遠の証人/Eternal Witness》
-インスタント12枚-
《輪作/Crop Rotation》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《意志の力/Force of Will》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《否定の力/Force of Negation》
《活性の力/Force of Vigor》
《成長のらせん/Growth Spiral》
《未知な領域/Realms Uncharted》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
-ソーサリー21枚-
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《北方行/Into the North》
《不屈の自然/Rampant Growth》
《探検/Explore》
《三顧の礼/Three Visits》
《自然の知識/Nature’s Lore》
《意外な授かり物/Windfall》
《修復/Restore》
《遥か見/Farseek》
《時のらせん/Time Spiral》
《僻境への脱出/Escape to the Wilds》
《Wheel of Fortune》
《Timetwister》
《永劫での歩み/Walk the Aeons》
《時間のねじれ/Time Warp》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《召し上げ/Expropriate》
《時間の伸長/Time Stretch》
《カーンの経時隔離/Karn’s Temporal Sundering》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
-エンチャント5枚-
《森の知恵/Sylvan Library》
《踏査/Exploration》
《繁茂/Wild Growth》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《気流の言葉/Words of Wind》
-アーティファクト9枚-
《太陽の指輪/Sol Ring》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《どん欲の角笛/Horn of Greed》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《友なる石/Fellwar Stone》
《石成エンジン/Lithoform Engine》
-プレインズウォーカー3枚-
《レンと六番/Ren and Six》
《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
-土地34枚-
《統率の塔/Command Tower》
《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
《露天鉱床/Strip Mine》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《Taiga》
《Tundra》
《Tropical Island》
《Volcanic Island》
《Savannah》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《蒸気孔/Steam Vents》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《寺院の庭/Temple Garden》
《繁殖池/Breeding Pool》
《雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds》
《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
1《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
1《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
2《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
3《冠雪の島/Snow-Covered Island》
—————
回り出せば一気に相手を倒せる事も多いものの、
4色マナを揃えないとジェネラルが着地出来ないので、
プレイングがとても難しい。
マナさえ事故を起こさなければ、
何かしらが絡み合って面白い動きをしてくれる事は間違いない。
とても簡単なところでは、
ジェネラルが出ているとライフを気にしなくて良い。
《森の知恵》は
「毎ターン8ライフ払います!」
で構わない程気楽に払える。
1枚目の土地が出れば4ライフもらえる能力のおかげで、
フェッチランド、ギルドランドのライフ支払いも特に気にならず。
凶悪な事が出来るカードとしては、
《気流の言葉》が一番。
《気流の言葉/Words of Wind》
コスト:2青
エンチャント
(1):このターン、次にあなたがカードを引く代わりに、
プレイヤーはそれぞれ自分がコントロールするパーマネントを1つ、オーナーの手札に戻す。
レア
・追加セットランドが出来るカード
・《気流の言葉》
・《どん欲の角笛》or《水底のドルイド、タトヨヴァ/Tatyova, Benthic Druid》
+ジェネラル
で結構色々な事が出来る。
例えば、
まずセットランドしてジェネラル能力で4ライフ。
《どん欲の角笛》で1ドロー。
このドローを1マナ払って《気流の言葉》に置換。
全員パーマネントを戻す際に、自分はタップ状態の土地を選択。
追加セットランドが出来るカードで土地セット。
ジェネラル能力で4マナが出て、
《どん欲の角笛》で1ドロー。
このドローをまた《気流の言葉》に置換。
同様に土地を手札に戻す。
さらに追加セットランドが可能ならセット。
ジェネラル能力で4点ダメージばらまき。
ドローは当然《気流の言葉》に置換。
同様に土地を手札に戻す。
この手順が出来た時、
自分は一切のデメリット無しで、
(ドローの置換のみで)
4ライフ、4マナを得て、
各対戦相手はパーマネントを3枚戻し、4点ダメージ。
各対戦相手のプレインズウォーカーに4点ダメージ。
となる。
追加ターンを1回でも出来ると、
各対戦相手はさらに3枚パーマネント戻し。
また、
《永遠の証人》
撃って墓地に置かれる追加ターン呪文
《気流の言葉》
での無限ターンに加えて新しい方法も。
《永遠の証人》のところを、
《神秘の聖域》でも可能になった。
《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
土地 島(Island)
((T):(青)を加える。)
あなたが他の島(Island)を3つ以上コントロールしていないかぎり、
神秘の聖域はタップ状態で戦場に出る。
神秘の聖域がアンタップ状態で戦場に出たとき、
あなたの墓地からインスタントかソーサリーであるカード1枚を対象とする。
あなたはそれをあなたのライブラリーの一番上に置いてもよい。
コモン
こちらの強みは、
《神秘の聖域》は土地タイプ島を持っているため、
フェッチランドで持ってくる事が可能なところ。
この《神秘の聖域》は中々に凶悪で、
こんな形の無限ターンも出来る。
《神秘の聖域》
《露天鉱床》
追加セットランド出来るカード
撃って墓地に置かれる追加ターン呪文
《世界のるつぼ》や《古の緑守り》のような墓地からセットランド出来るカード
これでも無限ターン。
手順は下記のように。
まず追加ターン呪文を撃つ。
《神秘の聖域》を置いて墓地にある追加ターン呪文をライブラリーのトップに。
《露天鉱床》で《神秘の聖域》を破壊。
追加ターンに入り、
ドローステップで先程トップに置いた追加ターン呪文をドロー。
メインフェイズで追加ターン呪文を撃つ。
墓地にある《神秘の聖域》と《露天鉱床》をセット。
以下繰り返しで無限ターン。
手札が一切増えないし、進まないけれども、
ジェネラルがいるとブロッカーがいない人は殴り倒せるし、
毎回4ライフもらえるので無限ライフにもなる。
2枚目のセットランドをした時点で4マナ出るので、
追加ターン呪文のマナの払い以外でも動きやすい。
この状態になったら「なにかあと1枚」があれば終わる。
(プレインズウォーカーが1枚や追加ドロー手段等)
ある程度どのカードが来てもジェネラルがマナを出す能力があるおかげで、
必ずジェネラルが絡んで動きが面白いなる点は大きいものの、
ジェネラルとの組み合わせでの動きに一定量特化しているため、
相手への妨害手段が少なめで防御力は低め。
というよりも、ジェネラルを出すのに色指定がきつく、
ジェネラルを出してナンボという事が前提になることで、
妨害手段が必然的に限られてしまう。
あとは2ターン目にジェネラル着地はほぼ無理で、
3ターン目着地から4ターン目に暴れだす事が基本になるので、
早く動かれた際は隙だらけ。
相手が先に動くか、
こちらが爆発力を見せるかの博打。
それでいて4色デッキなのでプレイングは難しい。
ただしデッキの動きは面白く、
個人的には大のお気に入り。
登場からたった17日でスタンダード禁止を食らった4色オムナスさんだが、
EDHの世界では楽しく活躍してくれるジェネラルに転身。
スタンダードでは禁止された威力をいかんなく発揮してくれる。
時間さえあればもうちょっと違うバージョンも作ってみたい。
あ、それから最後に言うのもなんだけれども、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ではまた。