今回のEDHデッキ紹介は《旧き道のニーキャ/Nikya of the Old Ways》。
ラヴニカの献身で登場したクリーチャー。
今回のデッキ紹介はスタッフの作ったデッキを紹介。
《旧き道のニーキャ/Nikya of the Old Ways》
コスト:3赤緑
伝説のクリーチャー ケンタウルス(Centaur) ドルイド(Druid)
あなたはクリーチャーでない呪文を唱えられない。
あなたがマナを引き出す目的で土地を1つタップするたび、
その土地が生み出したタイプのうち望むタイプのマナ1点を加える。
5/5
レア
5マナ5/5の及第点。
ジェネラルダメージ21点を狙うには少しだけ力不足感はあるが、
土地から引き出されるマナが1マナ増えるという、
非常に強力なマナ加速能力を持っている。
ただ、
マナ加速能力の代償として、
クリーチャーでない呪文を一切唱えられなくなる。
つまり、マナブースト出来たマナは、
基本的には
・クリーチャー呪文に使う
・起動型能力に使う
のどちらかに使用することになる。
一応、
このジェネラルが出ている状態で土地から大量にマナを出し、
《旧き道のニーキャ》を生け贄にするなどして盤面からどかせば、
大量のマナを非クリーチャー呪文に使うことはできる。
デッキは以下。
ジェネラル:《旧き道のニーキャ/Nikya of the Old Ways》
-クリーチャー56枚-
《歩行バリスタ/Walking Ballista》
《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves》
《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《エルフの開墾者/Elvish Reclaimer》
《燭台の大魔術師/Magus of the Candelabra》
《献身のドルイド/Devoted Druid》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter》
《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
《ガラクの先触れ/Garruk’s Harbinger》
《刻み角/Manglehorn》
《ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《ウッド・エルフ/Wood Elves》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
《ソンバーワルドの賢者/Somberwald Sage》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《失われた業の巫師/Shaman of Forgotten Ways》
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
《ラムナプの採掘者/Ramunap Excavator》
《ケルドの心胆、ラーダ/Radha, Heart of Keld》
《獣に囁く者/Beast Whisperer》
《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
《秩序の大魔術師/Magus of the Order》
《生類の侍臣/Vizier of the Menagerie》
《オーガの戦駆り/Ogre Battledriver》
《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》
《蟻の女王/Ant Queen》
《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》
《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》
《絢爛なビヒモス/Regal Behemoth》
《進歩の災い/Bane of Progress》
《収穫の魂/Soul of the Harvest》
《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
《業火のタイタン/Inferno Titan》
《始原の賢者/Primordial Sage》
《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed》
《山背骨のドラゴン/Knollspine Dragon》
《威厳の魔力/Regal Force》
《ニクス咲きの古きもの/Nyxbloom Ancient》
《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
-エンチャント5枚-
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《繁茂/Wild Growth》
《大地の知識/Earthcraft》
《森の知恵/Sylvan Library》
《熱情/Fervor》
-アーティファクト3枚-
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《太陽の指輪/Sol Ring》
-土地35枚-
《Taiga》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《統率の塔/Command Tower》
《岩山被りの小道/Cragcrown Pathway》
《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《尖塔の庭/Spire Garden》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《ウギンの目/Eye of Ugin》
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
3《山/Mountain》
12《森/Forest》
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ジェネラルを出すと非クリーチャー呪文を唱えられなくなるので、
可能な限りクリーチャーを詰め込んだ構成。
非クリーチャー呪文は厳選しており、
エンチャント、アーティファクトから8枚のみ採用。
それらのほとんどは軽量のマナ加速や速攻付与装置。
統率者レジェンズからは《秩序の大魔術師》を採用。
《秩序の大魔術師/Magus of the Order》
コスト:2緑緑
クリーチャー 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(緑),(T),秩序の大魔術師と他の緑のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:
あなたのライブラリーから緑のクリーチャー・カード1枚を探し、戦場に出す。
その後、あなたのライブラリーを切り直す。
3/3
レア
《自然の秩序/Natural Order》のクリーチャー版。
《自然の秩序》はジェネラルが出ていると唱えられないが、
こちらはクリーチャーなので展開可能。
召喚酔いに影響されるので即効性はないものの、
インスタントタイミングで緑のクリーチャーをサーチできるのは優秀。
このデッキでは
《進歩の災い》
《威厳の魔力》
《龍王アタルカ》
《自由なる者ルーリク・サー》
《失われた業の巫師》
《溜め込み屋のアウフ》
あたりが戦場に出てくる候補になる。
《自由なる者ルーリク・サー》については、
相手が呪文を唱えたことに対して戦場に出したとしても6ダメージの誘発はしない。
それでも能力そのものは強く、コンボ開始直前にサーチした場合は、
コンボの足止めとなる事も。
《溜め込み屋のアウフ》は小型クリーチャーではあるものの、
すべてのアーティファクトの起動を封じるので、
《秩序の大魔術師》のサーチ先として常に選択肢に入る良カード。
マナアーティファクトに頼っているデッキを封殺する手段になる1つ。
クリーチャーは大別して、
・マナを出したり土地をアンタップするクリーチャー
・ライブラリーから土地を出すクリーチャー
・ドローなどのシステムクリーチャー
・アーティファクト破壊などの妨害クリーチャー
・大型のアタッカー
で構成されている。
ジェネラルが出ていると、
クリーチャー以外の呪文が唱えられなくなるため、
マナ加速や妨害を可能な限りクリーチャーで補っている。
なるべく早くにジェネラルを着地させ、
次のターンに土地から大量のマナを出して、
大型クリーチャーを展開するのが基本的な動き。
大型クリーチャーを出して殴るのがコンセプトのため、
無限コンボはあまり搭載していない。
しかし皆無でもなく、
ジェネラル+《大地の知識》(ジェネラル着地より前に唱える必要あり)+《蟻の女王》+《森》
で無限トークン。
ジェネラルの代わりに《ニクス咲きの古きもの》がいる場合、
無限マナ+無限トークン。
《薄暮見の徴募兵》や《歩行バリスタ》があれば、
そのまま全員倒せる。
とはいえエンチャントをサーチできる手段は入っていないので、
一応決まることもある、という程度。
実際には大型クリーチャーで張り倒すことの方がずっと多いだろう。
非クリーチャー呪文を可能な限り少なくしているが、
ジェネラルがいない状態でも戦えるように、
少しだけ呪文を入れるのもあり。
ジェネラルが出ているとプレイできなくなるリスクを承知したうえで、
《Candelabra of Tawnos》の採用も一考の余地あり。
《Candelabra of Tawnos》を先置きした状態でジェネラルを着地させると、
一気にエルドラージにまで手が届くほどの大幅なマナ加速が見込める。
なお、デッキにはクリーチャー版である《燭台の大魔術師》が入っている。
クリーチャーはお好みで、
《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》
《水晶壊し/Gemrazer》
《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》
《グルールの憤怒獣/Gruul Ragebeast》
《雷足のベイロス/Thunderfoot Baloth》
《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》
《クローサの拳カマール/Kamahl, Fist of Krosa》
あたりと入れ替えてもいい。
最近は《船殻破り/Hullbreacher》や《敵対工作員/Opposition Agent》が猛威を振るっている。
これらのクリーチャーはタフネスが2なので、
ダメージで破壊できる《炎のインプ/Fire Imp》などを入れるといいかもしれない。
《船殻破り》は自分よりも周りのプレイヤーの方が苦しみそうだが、
《敵対工作員》は早めに除去したいところ。
クリーチャーや土地のサーチが多めに入っているうえ、
フェッチランドにも反応してしまうのがきつい。
早期に展開されてしまうと、
このデッキにとってはかなり辛い。
このジェネラルはクリーチャー以外の呪文が唱えられなくなるという大幅な制限はあるものの、
その分爆発力は高い。
《Taiga》などの高額カードが含まれているが、
安いカードと入れ替えれば、
それほどお金をかけずに構築が可能。
このデッキに限らず、
緑メインのデッキはお安く構築できることもあり、
ぜひ初心者におすすめしたい。
ではまた。