今月のK。
Cardshop Serraに来てくれるKという男のデッキを紹介しつつ、
その言動や行動を書き綴るコーナー。
毎度の事ながらKはCardshop Serraのレガシー大会に出場。
東京在住にもかかわらず、
静岡まで来てくれるのでとても嬉しい。
Serra「今回のデッキは?」
K「青単ダンダーン。」
Serra「何故《ダンダーン/Dandan》?」
K「どうせ対戦相手なんて全員青いからな。メインで《ダンダーン》。」
Serra「今回もドレッドノート入れた?
《ダンダーン》3枚生け贄から召喚しようよ。」
K「いや、今回は《氷の中の存在/Thing in the Ice》を採用。」
Serra「そうか、ちょっと残念だなぁ。」
K「《氷の中の存在》にはドレッドノート先生の後釜を担ってもらう。」
結局ドレッドノートの事は結構好きらしい。
そういえば、普通《ダンダーン》なんて言われても、
カードの効果がわからない人のほうが多いはず。
こんなカードだ。
《Dandan/ダンダーン》
コスト:青青
クリーチャー 魚(Fish)
ダンダーンは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしていないかぎり、攻撃できない。
あなたが島をコントロールしていないとき、ダンダーンを生け贄に捧げる。
4/1
コモン
一昔前までは「生息条件(島)」と書かれていたカード。
生息条件のルールは、
その生息条件の後に書いてある基本土地タイプをコントロールしてなければ死。
対戦相手がその基本土地タイプをコントロールしてなければ殴れない。
というデメリットの塊。
勘違いする人が多いのだが、
《ダンダーン》はイラストの船の事ではなく、
水中にいる魚のほうである。
「《ダンダーン》採用するくらいなら、
《霜歩き/Frost Walker》でいいんじゃない?」
と言われそうだが、
Kは《ダンダーン》が大好きのようだ。
デッキ名:青単ダンダーン。
-クリーチャー11枚-
4《ダンダーン/Dandan》
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
3《氷の中の存在/Thing in the Ice》
-インスタント22枚-
4《海賊の魔除け/Piracy Charm》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《目くらまし/Daze》
3《Force of Will》
3《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
2《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
1《狡猾な願い/Cunning Wish》
1《ブーメラン/Boomerang》
-ソーサリー8枚-
4《思案/Ponder》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
-エンチャント2枚-
2《広がりゆく海/Spreading Seas》
-土地17枚-
4《不毛の大地/Wasteland》
5《島/Island》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
-サイドボード15枚-
1《Force of Will》
1《誤った指図/Misdirection》
1《水没/Submerge》
1《基本に帰れ/Back to Basics》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《侵襲手術/Invasive Surgery》
1《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1《外科的摘出/Surgical Extraction》
1《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
2《呪文貫き》
2《寒気/Chill》
2《広がりゆく海》
色々と突っ込みたい箇所はあるが、
それは置いておこう。
それよりも、特筆すべきは、
4回戦目のペアリングが終わり、
今まさに試合開始というあたりで、
突然のKの一言。
「ジャッジー、
どこかにビーフジャーキー落ちてませんか?」
またやったよこの人は。
世界中のMTGプレイヤー探しても、
試合開始前にジャッジにこんな台詞言った人なんて、
後にも先にもアンタだけだろうよ。
毎度の事ながら、
どうして何の台本も仕込みもなくこういう一発をやらかしてくれるのか。
今更言うまでも無い事なのだが、
もちろんの事、彼はすでに酒を飲んでいる。
ただし酔っ払っていようと、
酔っ払って無かろうと、
彼の言動は特に変わらない。
どっちにしろ面白おかしい事に変わりはない。
なお、ビーフジャーキーはお店のスタッフが無事発見。
この日は、大会終了後にフリーで店主と対戦。
店主のデッキは、どこにでもあるような続唱青黒緑。
-クリーチャー16枚-
4《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4《断片無き工作員/Shardless Agent》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《悪意の大梟/Baleful Strix》
1《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
-インスタント12枚-
4《突然の衰微/Abrupt Decay》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Force of Will》
-ソーサリー7枚-
4《祖先の幻視/Ancestral Vision》
3《Hymn to Tourach》
-プレインズウォーカー3枚-
1《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
-土地22枚-
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《Underground Sea》
3《Bayou》
2《Tropical Island》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《島/Island》
1《森/Forest》
1《沼/Swamp》
店主の25勝2敗で圧倒的な結果であった。
大会終了後は彼とフリーで対戦した後、
2人で呑みに行く流れが定番である。
最近では他のレガシー参加者からも、
「この方、もしかしてこらむのKさん?」
と言われたりしつつ、
他の方も一緒に呑みに行く事もある。
そんなKと会ってみたい、呑んでみたい人は、
Cardshop Serraのレガシー大会へ。
今年になってからはずっと来てくれているので、
高確率でKに会える事だろう。
ではまた。
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今月のKその5
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