《Hot Springs》
コスト:1緑
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(あなたがコントロールする土地)
エンチャントされている土地は
「(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
このターン、それに与えられる次のダメージを1点軽減する。」
を持つ。
レア
絶望的に弱いアイスエイジのレア。
何を考えて作ったのかはサッパリわからない。
仮にコストが緑だけだったとしても、
《繁茂/Wild Growth》のほうが100倍強い。
そして《繁茂》はアイスエイジのコモンにも収録されているときたもんだ。
全くもってこのカードは立場がない。
一応書いておくと再録禁止リストにある。
再録されなくても99%の人は困らない。
カードは直訳で温泉。
「温泉入って温まると1点ダメージ軽減出来るよー」
と言いたいのだろうけれど、
それをレアで作るな。
せめてレアならキャントリップくらい付けておいて欲しかった。
いや、付けても使われる気がしないが。
これをコンセプトにデッキ作る奴なんて普通おらんぞ。
というようなカードだ。
いや、
「根本的に1点ダメージ軽減をコンセプトには出来ない」
と言ったほうがいいか。
かといって、
エンチャントレスデッキだったらいくらでも別のエンチャントがある。
今回のお話でもさすがにデッキを作るお話ではない。
このカードで真剣にデッキを作ろうという気持ちにはさすがになれない。
いかなMTG歴を持っていようとも、
《Hot Springs》の強さを語るのは無理。
最初から無いものは語れない。
なので、
ただ、温泉に行ってきた話をするだけ。
コロナのご時世で遠方に行くのは立場的にも健康的にもよろしくない。
というわけで行ってきたのは伊豆。
静岡県の東部はコロナの感染者は少ない。
だから大丈夫とは言い切れないけれども、
地球上のここなら大丈夫なんて場所はほとんどないのがコロナだ。
根拠に100%の自信は無いのだけれども、
コロナが海外で爆発して、
日本ではそこまでひどくなっていない理由には、
生活習慣があるのではないかと思う。
欧米諸国の生活では、
・だいたい家でも靴脱がない(外の菌を部屋の中にお持ち帰り)
・お風呂に入らずシャワーで済ます(外の菌を洗い流さない)
が多いと聞く。
どっちも日本人からすると「え?」となりそうな生活習慣。
土足は論外として、
お風呂のほう。
実はお風呂ってとても大切。
どこで聞いたか忘れてしまったが、
だいたいのウィルスは水温40度を超えたあたりで死ぬらしい。
風邪を引いた時に体温が37度~40度になる理由もこれだとか。
つまりは、
40度以上の湯船に浸かる事で保たれる健康があるという事。
これがシャワーではダメ。
理由は簡単で、
シャワーの水温を40度か41度で設定してあっても、
身体の表面を流れていくだけで身体の中には浸透しない。
あと、身体の美容面においても、
シャワー+石鹸で身体を洗うだと肌が荒れる。
湯船に20~30分浸かった上で身体を洗わない場合、肌は荒れにくいらしい。
これも理由があって、
石鹸で洗った場合に、
落とさなくても良いものまで落として肌が荒れるのに対し、
湯船に浸かって20~30分の場合だと、
肌の維持に必要なものまでは流れていかないのだとか。
というわけで温泉は身体に良い。
《Hot Springs》は使えないカードだが、
温泉はとても良い。
れっつごーおんせん。
突然決めた行動だったので、
「直前割引」
があってそれほど高くないホテル。
読み方を間違えると強盗みたいなキャンペーンのおかげで、
お土産買う等に使えるチケットもついてくると来た。
行ってみたホテルはとても変わったホテル。
マンションを改造したんじゃないか?
というような構造。
けれども過ごしやすさはなかなか。
広さもあってテーブルも大きい。
そのままEDH出来るいい広さのテーブルだ。
それが2つ。
8人分のイスまである。
つまりドラフトが出来る。
このホテル、最高にいい空間だ。
MTGプレイヤーのためのホテルじゃないのか?
と勝手に思い始めている。
しかもベッドルームはしっかり別部屋にある。
で、温泉に行った。
そこであってはいけないものを見てしまった。
本来、日本のスタンダードな温泉に存在してはならないもの。
その、なんといいましょうか。
お肌にお絵描きをしていらっしゃる方が。
ええと、お肌に拡張アートですか。
な、なかなかに和風テイスト溢れるイラストですね。
そういう行為は望ましくないと公式(ホテル)が言っているのに。
(MTGの公式大会でも拡張は望ましくないと公式が言っています。)
スタンダード(温泉)での禁止カードです、禁止カード。
お肌の3割が拡張アートですよ。
不正があったらジャッジに申告がMTGの基本なのですが、
ジャッジ(フロント)への申告しているの見られたら、
何されるかわからない恐怖。
一歩間違えば身体中の穴という穴を拡張されかねない。
そんな拡張アートはノーサンキュー。
「ステキなアートですネ!」
なんて話しかける勇気なんてあるわけない。
温泉内にいる子供も拡張アートを見て衝撃を受けている。
そりゃあそうだろう。
お肌の拡張アートを見るのなんて人生初かもしれないのだ。
カタギとして生活をしていたら、
普通はお目にかかる事の無いものだ。
店主も全身の3割なんてものは初めて見た。
というか全身を見る機会などあるわけもないから、
当たり前と言えば当たり前だ。
スタンダード(温泉)にあってはいけないものなのだから。
ウーロ君やオーコよりいちゃいけないやつだ。
最終的にどうしたかと言えば、
ジャッジ(フロント)に申告して失格退場。
ルールは大切。
ところでこういう人って、
次からブラックリストに載ったりするのだろうか。
次の日。
5km以上離れた別の宿へ。
こちらも直前予約で安くなっていたところ。
ただしHPでの掲載内容から想像を絶するハズレっぷりだった。
伊豆なのに温泉がない。
ホテル?の部屋は、
築30年は超えている平屋建て12畳+古臭いお風呂+トイレ。
もともとが借家かと思うような作りだ。
普通のお家と同じような玄関があり、
同じ建物が敷地内にいくつもある。
この敷地の広さで、
このレイアウトと設備はなかなかにガッカリだ。
携帯電話も場所によっては圏外。
おいおい冗談だろう?
と言いたくなるような有様だ。
温泉無ェ!
wifi無ェ!
車もそれほど走って無ェ!
サービス無ェ!
ベッドも無ェ!
ドリンク一本200円!
夕食が!
メシマズで!
山を降りての買い出しだ!
電話も無ェ!(フロントへの電話が本当に壊れていた)
氷も無ェ!(フロントで聞いたら高いからやめとけと言われた)
カップ麺はご馳走だ!
俺らこんな伊豆いやだ
俺らこんな伊豆いやだ
という歌詞が頭をよぎる。
(わからない人は「吉幾三/俺ら東京さ行ぐだ」でググろう。)
本気で帰ろうかと思った。
(車で2時間くらいで帰れる距離。)
この部屋?ホテル?
のひどいところは、
備え付けの冷蔵庫すら無かった。
山を降りて買い出しに行って買ってきた飲み物と氷は外に放置。
室内よりは寒いだろうという事で、
仕方なくの天然の冷蔵庫。
実際に買ってきてから数時間しても氷が残っていたが、
何も嬉しくない状態。
冷蔵庫くらいどうにかならんかったのか。
今時、
wifi無し、電波無し、
冷蔵庫無し、フロントのサービス無し、
そして伊豆なのに温泉無し、
こんな場所に当たるとは思わなかった。
ここは本当に宿なのかと疑ってしまう。
これでも一泊1万超え。
古臭いラブホテルでもここまでひどくないと思う。
二度とこの宿には行かぬと心に誓いつつ、
諦めて早々にお酒を飲んで就寝。
以上。
突然のあんまり意味の無い温泉レポート終了。
2件目がハズレだったけれども、
1件目のところは快適でとても良かった。
1件目と2件目の宿泊費がほぼ同じというのが不思議。
1件目は「ヤのつく自由業の方」さえいなければ、
とても満足度の高いホテルだったので、
いつかMTGプレイヤーと一緒にMTGをしに遊びに行きたいと思った所。
コロナが落ち着いたら一緒に遊んでくれる方募集。
ではまた。