長野EDHオフ会で使われた、
ミラージュの伝説生物EDH紹介の4つ目。
今回は黒単。
《Shauku, Endbringer/終末を招く者ショークー》
コスト:5黒黒
伝説のクリーチャー 吸血鬼(Vampire)
飛行
終末を招く者ショークーは、他のクリーチャーが戦場に出ている場合、攻撃できない。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは3点のライフを失う。
(T):クリーチャー1体を対象とする。それを追放し、終末を招く者ショークーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
5/5
レア
7マナで5/5飛行と少々物足りない感がありつつ、
「アップキープに3ライフ失う。」
「他の生物がいると殴れない。」
というハードなデメリットが2つ。
タップ能力は他に類を見ない程の強力さはあるが、
それを差し引いてもデメリットは相当にプレイヤーの足を引っ張る。
他の生物がいると殴れないというデメリットは、
ジェネラルダメージを狙うにはハードルがあまりに高く、
しかも、EDHという対戦相手が多い状況で、
他の生物を全滅させてから殴る事は、
とてもとても難しい。
全滅させた次のターンに誰かが生物を召喚する事など、
ごくごく普通の光景だ。
そして悠長にしていると毎ターン3ライフ損失で、
自分が死にかねないという崖っぷち状態。
このカードについてもデザインした奴を簀巻にして
ナイアガラの滝に叩き込んでやりたい。
デッキは以下。
ジェネラル:《終末を招く者ショークー/Shauku, Endbringer》
-クリーチャー4枚-
《つややかな雄鹿/Burnished Hart》
《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
《無慈悲な処刑人/Merciless Executioner》
-インスタント10枚-
《悪魔の布告/Diabolic Edict》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《喉首狙い/Go for the Throat》
《殺戮の契約/Slaughter Pact》
《四肢切断/Dismember》
《憎悪/Hatred》
《不憫の合流点/Wretched Confluence》
《腹黒い夢/Insidious Dreams》
-ソーサリー14枚-
《Demonic Tutor》
《もぎとり/Mutilate》
《血の署名/Sign in Blood》
《血統の切断/Sever the Bloodline》
《古えの渇望/Ancient Craving》
《再活性/Reanimate》
《死の雲/Death Cloud》
《時間の恐喝/Temporal Extortion》
《小悪疫/Smallpox》
《全ては塵/All Is Dust》
《法務官の掌握/Praetor’s Grasp》
《無垢の血/Innocent Blood》
《夜の囁き/Night’s Whisper》
《瀉血/Exsanguinate》
-エンチャント10枚-
《Dystopia》
《ネクロポーテンス/Necropotence》
《ネクロマンシー/Necromancy》
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
《虚空の力線/Leyline of the Void》
《極上の血/Exquisite Blood》
《血なまぐさい結合/Sanguine Bond》
《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》
《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
《抑圧/Oppression》
-アーティファクト26枚-
《Helm of Obedience》
《Jeweled Amulet》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
《ミシュラのアンク/Ankh of Mishra》
《暗黒のマントル/Umbral Mantle》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
《黒玉の大メダル/Jet Medallion》
《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《真髄の針/Pithing Needle》
《清純のタリスマン/Pristine Talisman》
《精神石/Mind Stone》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《探検の地図/Expedition Map》
《炭色のダイアモンド/Charcoal Diamond》
《通電式キー/Voltaic Key》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《鞭打ち悶え/Lashwrithe》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《友なる石/Fellwar Stone》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
-プレインズウォーカー1枚-
《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》
-土地34枚-
《さびれた寺院/Deserted Temple》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》
《演劇の舞台/Thespian’s Stage》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord》
《聖遺の塔/Reliquary Tower》
《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
22《沼/Swamp》
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ジェネラルがジェネラルだけにクリーチャーはとても少ない構成。
《タニーワ/Taniwha》のデッキのように、
嫌がらせエンチャント、アーティファクトが搭載されている。
実際に戦った時も、自分とこのデッキが嫌がらせエンチャントを置きまくり、
全員が苦しむという展開で全員が大笑いしていた。
そして、嫌がらせエンチャントの度が過ぎた事もあったのか、
2戦ともこの黒デッキは一番最初に沈む事となった。
構成としては黒単コントロールという感じなのだが、
いかんせんジェネラルのデメリットが大きい事もあり、
ライフを得る手段が強めに採用されている。
その影響もあってなのか、ライフを払うカードもいくつか採用されており、
とくに一般的なEDHプレイヤーはあまり知らないカードはこの1枚だろう。
《Dystopia》
コスト:1黒黒
エンチャント
累加アップキープ ― 1点のライフを支払う。
(あなたのアップキープの開始時に、
このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。
その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につき
アップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、
そのプレイヤーは緑か白のパーマネントを1つ生け贄に捧げる。
レア
MTG歴が20年近い人なら誰でも知っていると言っても過言でない1枚。
黒のカードが白や緑のエンチャントを対策する事が出来る、
非常に貴重な1枚である。
また、能力が「生け贄に捧げる」なので、
プロテクションにも左右されない強さがある。
ライフを払っていくという累加アップキープはあるが、
累加アップキープがマナでない分だけ維持をしやすい事もあり、
とても優秀な黒のサイドボードとして活躍した。
ひとまずはこのミラージュジェネラルで遊ぼうのEDHデッキ紹介は終了。
普段は自分の好きなジェネラルで遊んでいる方々も、
お友達と一緒に
「このブロックの伝説生物同士で対決!」
なんてやってみるのもオススメだ。
普段使わないジェネラルだけに新しい発見がいくつもある。
なお、このデッキのリストをけいたくんからもらった後、
《Helm of Obedience》
《虚空の力線》
なんていうコンボを仕込んでいた事がわかった。
(対戦中は一度も見ていない。)
これは決まればジェネラルも無関係に対戦相手のライブラリーが消滅する。
この《Helm of Obedience》なんぞ採用するスロットがあったら、
ジェネラルをより活用するために
《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
くらいは採用しておくべきところを、
こんなコンボに逃げた罪は重く、
次のこういうイベントの時にけいたくんは、
涙が出そうな程弱いジェネラルにする事が決定。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その81(Shauku, Endbringer/終末を招く者ショークー)
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