今回も前回と同じく、
ツイッター質問箱でいただいた下記の質問に答えていく。
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各エキスパンションの最高のカードを教えてください。
α版、β版、アンリミテッドはBlack Lotus
アラビアンナイトはBazaar of Baghdad
アンティキティはMishra’s Workshop
といったところでしょうが、他はいかがでしょうか?
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今回は新枠以降のエキスパンションセット。
ミラディン:《虚空の杯/Chalice of the Void》
ダークスティール:《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
フィフス・ドーン:《永遠の証人/Eternal Witness》
セット全体がバランス崩壊気味だったので、
他の強いカードを挙げられないのが残念なくらい。
この頃のプラスマイナス5年くらいのセットで一番好きなセットだった。
神河物語:《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
神河謀反:《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
神河救済:《真髄の針/Pithing Needle》
この3つのセットは他のカードを挙げる余地は無さそう。
特に神河謀反。
「神河十手」というあだ名がつけられる程。
ラヴニカ:《闇の腹心/Dark Confidant》
ギルドパクト:《虚空の力線/Leyline of the Void》
ディセンション:《冥府の教示者/Infernal Tutor》
珍しく3セット全て黒。
どれも文句なしに強いカード達。
この3セットで一番好きなカードは《闇の腹心》だ。
黒らしくて非常に素晴らしいデザイン。
時のらせん:《心霊破/Psionic Blast》
次元の混乱:《滅び/Damnation》
未来予知:《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
数々の話題になったカード達。
時のらせんは、《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》もあるが、
最初に話題とトーナメントに上がった《心霊破》を1位に。
ローウィン:《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
モーニングタイド:《苦花/Bitterblossom》
シャドウムーア:《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
イーブンタイド:《滝の断崖/Cascade Bluffs》
プレインズウォーカーが最初に出たセットがやっと登場。
その中でもやはりジェイスがトップ。
出た当初からスタンダードでプレインズウォーカーが活躍して、
なかなかに興味深い環境だった。
アラーラの断片:《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
コンフラックス:《流刑への道/Path to Exile》
アラーラ再誕:《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
どのカードもレガシーやヴィンテージなどの、
エターナル環境にまで影響を与えたカード達。
今も活躍可能なカード達という点も評価が高い。
ゼンディカー:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
ワールドウェイク:《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
エルドラージ覚醒:《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
なんだかもうコメント不要レベルの御三方。
ミラディンの傷跡:《オパールのモックス/Mox Opal》
ミラディン包囲戦:《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
新たなるファイレクシア:《精神的つまづき/Mental Misstep》
なんだかもうコメント不要レベルの御三方パート2。
《精神的つまづき》に至っては、
「どうしてこのカード作っちゃったの?」
と言いたくなる程強い。
イニストラード:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
闇の隆盛:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
アヴァシンの帰還:《グリセルブランド/Griselbrand》
なんだかもうコメント不要レベルの御三方パート3。
そろそろ書いておかないと疑われそうだけど、
手抜きじゃないからね、コレ。
ラヴニカへの回帰:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
ギルド門侵犯:《演劇の舞台/Thespian’s Stage》
ドラゴンの迷路:《概念泥棒/Notion Thief》
《死儀礼のシャーマン》は誰もが文句無しの1枚だろう。
こんなに強い1マナ生物は他に類を見ない。
《演劇の舞台》と《概念泥棒》がかすれてしまうほど。
テーロス:《思考囲い/Thoughtseize》
神々の軍勢:《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
ニクスへの旅:《マナの合流点/Mana Confluence》
ここも同じようなもの。
《思考囲い》のせいで、他2枚がかすれてしまう。
いくら2ライフ損失とはいえ、
まさか《強迫/Duress》より強い1マナ手札破壊を出すとは思わなかった。
タルキール覇王譚:《宝船の巡航/Treasure Cruise》
運命再編:《僧院の導師/Monastery Mentor》
タルキール竜紀伝:《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》
ここもほぼ誰も文句言わなそうな感じのラインナップ。
《宝船の巡航》と《僧院の導師》に至ってはヴィンテージで制限されている。
特に《宝船の巡航》はコモンなだけに、
やっちまった感がある。
戦乱のゼンディカー:《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
ゲートウォッチの誓い:《反射魔道士/Reflector Mage》
このウラモグさんは初代とは違った強さがあって面白い。
《反射魔道士》はタイムアドバンテージの稼ぎ方が個性的。
イニストラードを覆う影:《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam》
異界月:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
《秘蔵の縫合体》はドレッジ専用に近いとはいえ強い。
リリアナは想像以上にレガシーでの活躍がめざましい。
カラデシュ:《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》
霊気紛争:《歩行バリスタ/Walking Ballista》
ここもほぼ文句無しの2枚ではなかろうか。
《歩行バリスタ》は通常使用でも強いが、
無限マナからのフィニッシュ手段にもなる。
《逆説的な結果》は作った人がコンボを意識して作ったとしか思えない強さ。
アモンケット:《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
破滅の刻:《虚ろな者/Hollow One》
ハゾレトはともかく、うつろん(《虚ろな者》のあだ名)は、
他にあんまり選択肢がなく、
このカードだけドレッジ等で使われるから。
イクサラン:《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
イクサランの相克:《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
このへんも他にあまり思いつかない感じで、ちょっと残念。
ガルタさんはEDH的には最高クラスに好きな生物。
EDHをやった事がない人に、ここからEDHデビューをしても良いと言えるカード。
ドミナリア:《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
ラヴニカのギルド:《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》
ラヴニカの献身:《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》
どれもスタンダード環境以外でも見る事がある優秀な奴ら。
《ハイドロイド混成体》はレガシーでも使われる事があるのが面白い。
本体をカウンターされても誘発型能力が生きる点が良し。
灯争大戦:《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
灯争大戦日本語版:《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》(天野喜孝)
エルドレインの王権:《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
この3つに説明はいらない気がする。
そこらじゅうで禁止されるオーコさん、
ヴィンテージで制限されるナーセットさん。
そして日本語版限定のあの絵のリリアナさん。
今回はここまで。
次回は基本セットやマスターズシリーズや特殊セット。
ではまた。