今回のデッキ紹介は、
先日のヴィンテージ大会後に行われた、
アルファ・フォーティの大会の優勝デッキ。
デッキは純正ではなく、
Unlimited版までの再録は認めるCSSルール。
-クリーチャー7枚-
7《大気の精霊/Air Elemental》
-インスタント9枚-
1《Ancestral Recall》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《心霊破/Psionic Blast》
-ソーサリー4枚-
1《分解/Disintegrate》
1《火の玉/Fireball》
1《Time Walk》
1《Timetwister》
-アーティファクト10枚-
1《Black Lotus》
1《Mox Pearl》
1《Mox Sapphire》
1《Mox Jet》
1《Mox Ruby》
1《Mox Emerald》
4《太陽の指輪/Sol Ring》
-土地10枚-
7《島/Island》
3《山/Mountain》
シンプルに青赤で殴って焼くデッキ。
カウンターも一切無し。
そして説明不要だけれども、
《Volcanic Island》のα版はミスにより収録されておらず、
仮にUnlimited版を持っていても使用不可なので、
土地は基本土地のみ。
デッキの動きはとてもシンプルで、
高速で《大気の精霊》を出して殴る事と火力。
《Black Lotus》経由でなくても、
早ければ2ターン目に《大気の精霊》が着地だ。
一例では、
1ターン目《島》セットから《太陽の指輪》でエンド。
2ターン目《太陽の指輪》から《太陽の指輪》を出し、
《島》セットで合計5マナから《大気の精霊》を出す。
3青青のコストが2ターン目に揃えば良いので、
2ターン目までにどれかのモックス1枚が手札に来るでも良し。
優勝時には
《大気の精霊》を2体並べて《Time Walk》からの、
フルアタック&フルタップX火力といった激しい動きで勝利していた。
ちなみにこのデッキの製作者は、
《大気の精霊》が大好きで、
《大気の精霊》だけはα版。
しかも、
α版の《大気の精霊》を14枚持っている。
本人は、
「やろうと思えば、
14《大気の精霊》
26《島》
という純正デッキなら、
αの《島》さえ買えば出来た。」
と言っている。
もっともこのデッキの場合、
5ターン目に《大気の精霊》が出る以外の動きが出来ないので、
相当に弱くなるが。
デッキの面白さだけで言えばこっちのほうが面白い。
また、CSSルールでなら、
-クリーチャー10枚-
10《大気の精霊/Air Elemental》
インスタント8枚
1《Ancestral Recall》
3《送還/Unsummon》
4《心霊破/Psionic Blast》
-ソーサリー2枚-
1《Time Walk》
1《Timetwister》
-アーティファクト10枚-
1《Black Lotus》
1《Mox Pearl》
1《Mox Sapphire》
1《Mox Jet》
1《Mox Ruby》
1《Mox Emerald》
4《太陽の指輪/Sol Ring》
-土地10枚-
10《島/Island》
青単のこの形も出来たと言っている。
なお、この男、
Summer版《大気の精霊》PSA9も持っている。
Summer版《大気の精霊》は、世界に
PSA9:1枚
PSA8:1枚
PSA5:1枚
しかない。
そんなにいるとは思っていないが、
《大気の精霊》コレクションでは世界一である。
これを超えるとしたらあとは原画しかない。
原画はどこにあるのだろう。
それにしても、
「Unlimited版まで解禁。」
のCSSルールでアルファ・フォーティをやってみて、
みんなデッキ組めない、
または同じようなデッキになる心配をしていたが、
全然そんな事はなく、
個性溢れるデッキが飛んできて、
非常に面白い1日になった。
なかなかこんなデッキにチャレンジできる人は少ないだろうけれども、
いつかはアルファ・フォーティの世界も試していただきたい。
世界最高のTCGのであるMTGの
ヴィンテージ、オールドスクールと並ぶの最高峰の遊び方を、
自身の手で感じてみてほしい。
ではまた。