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オールドスクールデッキ紹介その5(再販のみ構成赤緑)

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お客様より、
「以前紹介された赤単以外で、
 オールドスクールのデッキを、
 高額カード無しで作れないでしょうか?」
という問い合わせをいただいた。

前回は赤単色だったので、
今回は赤緑にしてみよう。
Taiga》を採用するけれども、
これを高額だと思った場合は、
森/Forest》と《山/Mountain》を2枚ずつ入れるか、
真鍮の都/City of Brass》や《露天鉱床/Strip Mine》の採用を。

前回の赤単同様に、
ルールはチャネルファイアボールルール。
全てのカードを再録有り(イラストは同じ。)で作成。

-クリーチャー20枚-
4《アーナム・ジン/Erhnam Djinn
4《密林の猿人/Kird Ape
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4《アルゴスのピクシー/Argothian Pixies
4《巨大戦車/Juggernaut

-インスタント6枚-
2《巨大化/Giant Growth
4《稲妻/Lightning Bolt

-ソーサリー9枚-
4《稲妻の連鎖/Chain Lightning
2《火の玉/Fireball
1《ハリケーン/Hurricane
1《地震/Earthquake
1《新たな芽吹き/Regrowth

-アーティファクト3枚-
2《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk
1《太陽の指輪/Sol Ring

-土地22枚-
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory
4《Taiga
2《真鍮の都/City of Brass
7《森/Forest
5《山/Mountain

-サイドボード15枚-
4《赤霊破/Red Elemental Blast
1《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk
2《粉砕/Shatter
2《崩壊/Crumble
3《野火/Flashfires
3《津波/Tsunami

————————

このデッキの中で、
「これなに?」
と言われそうなのは、

アルゴスのピクシー》だろうか。

Argothian Pixies

Argothian Pixies / アルゴスのピクシー
コスト:1緑
クリーチャー フェアリー(Faerie)
アルゴスのピクシーは、アーティファクト・クリーチャーによってはブロックされない。
アーティファクト・クリーチャーがアルゴスのピクシーに与えるすべてのダメージを軽減する。
2/1
コモン

アンティキティで登場したコモンカードで、
クロニクルに再録されている。
値段もお安い。
能力はプロテクション(アーティファクト)に近い。
2マナで2/1と及第点ライン。

店主が好んで使うオールドスクールの茶単はこれ1枚で結構きつくなる。
アルゴスのピクシー》に殴られてもブロック出来ないし、
ブロッカーに回られるとどのクリーチャーでも攻撃が通らない。
しかも《トリスケリオン/Triskelion》の能力でも倒せない。
白騎士/White Knight》と《黒騎士/Black Knight》には勝てないが、
オールドスクールの世界ではこの生物は十分に仕事が出来る。

サイドボードの
野火》と《津波》は4枚ずつでもOK。
白と青には全力で対策をしに行くのも1つ。
どちらの呪文もデュアルランドにも効果があるので、
破壊出来る土地が2枚出ていたら撃つくらいでも構わない。
通れば勝てるという程でもないが、
確実に足が止まる。

もし、資産的に余裕があるなら採用したいカードは以下。

Wheel of Fortune
Ifh-Biff Efreet

どちらも1枚ずつで良い。
あるだけで結構違いのある1枚。

稲妻の連鎖》が高い!という人は、
地震》と《ハリケーン》を1枚ずつ足して、
巨大戦車》か《エルフの射手》を足そう。
悩んだら《エルフの射手》を4枚採用もアリ。
それもめんどくさい!と思ったら、
火の玉》と《分解/Disintegrate》をいっぱい。
クリーチャーで殴りながら、
X火力で押すという選択。

オールドスクールの世界には《意志の力/Force of Will》がないので、
相手がタップアウトしている時はカウンターを警戒する必要はない。
状況にもよるが、
X火力をマックスで撃てるタイミングは案外あるので、
殴りながらきっちり本体に叩き込むとそれなりに戦える事が多い。

オールドスクールはどうしても貴族の遊び?
なんてイメージを持つ人も多いが、
こういうデッキ構成でデュアルランドを採用しないとなると、
デッキの値段がモダンやスタンダードよりも安くなる。
そういう意味では誰でも入れるレギュレーションだと言える。
デュアルランド以外の高額カードも
「屈指のコレクターの条件」のこらむにもあるが、
だいたいのデッキを組めるなんて人はほとんどいないので、
試しにやってみる姿勢は大切だ。
何よりもカードプールが1993年、1994年のカードという、
MTGの最初期の時代を味わう事が何よりも面白い。
MTGが一番の趣味だというのなら、是非とも推したい遊び方だ。

ではまた。


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