まじっく日本昔話その2。のクイズの回答編。
多数の応募者でもかなり多かったのは、
《Demonic Consultation》
《憎悪/Hatred》
のどちらかを使ったパターン。
しかしこのどちらも、
最初に提示した条件を満たせない。
条件は
・瞬殺コンボが成立したわけではない。
・デッキ登録ミスなどのジャッジキルのようなものでもない。
・1ターン目に死んだのは先手プレイヤー。
それから、
常識的な話ではあるので、
書く必要性を感じなかったので書かなかった事だが、
・2人のプレイヤーは何らかのミスを犯したわけではない。
一般的な対戦が行われて先手プレイヤーが敗北したのである。
1ターン目に勝敗が決したという事は、
後手のプレイヤーにはターンが回っていない。
(後手のターンであるのなら質問文にそう書いているという事。)
書き方が良くなかったのかもしれないが、
1ターン目、先手プレイヤーが、
普通にMtGのプレイをして、
双方プレイミスをしていない状況で、
先手のプレイヤーが敗北した。
という事。
あと、《魔力激突/Mana Clash》や《混沌のゲーム/Game of Chaos》で20点死亡。
というのも多かった。
確かに無いとは言わないのだが(笑)
さて、気になる答えは、
先手1ターン目、
《沼/Swamp》セット。
《暗黒の儀式/Dark Ritual》プレイ。
黒3マナから《悪疫/Pox》プレイ。
これで先手プレイヤーが死亡。
カンの良い人は気づいたかもしれない。
《悪疫》は、
《Pox/悪疫》
コスト:黒黒黒
ソーサリー
各プレイヤーは、自分のライフの端数を切り上げた3分の1を失う。
その後各プレイヤーは自分の手札にあるカードの端数を切り上げた3分の1を捨てる。
その後各プレイヤーは自分がコントロールするクリーチャーの端数を切り上げた3分の1を生け贄に捧げる。
その後各プレイヤーは自分がコントロールする土地の端数を切り上げた3分の1を生け贄に捧げる。
レア
という黒のなかなか変わったカード。
ライフ20点だと、
切り上げなので、7点ライフを失うことになる。
つまり、残り13点。
この13点はどうやって失われたか?
答えは下記の2種のカード。
《Psychic Purge》
コスト:青
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
Psychic Purgeはそれに1点のダメージを与える。
対戦相手1人がコントロールする呪文や能力によって、
あなたがPsychic Purgeを捨てさせられたとき、そのプレイヤーは5点のライフを失う。
コモン
ナニコレ?って言われてもおかしくないカード。
青なのにダメージ呪文で、捨てさせられたら謎の能力が誘発。
撃った事がある人なんて滅多にいなそうなカードなのだが、
太古の昔ではこれが《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》対策に入っていた事が本当にある。
《Guerrilla Tactics/ゲリラ戦術》
コスト:1赤
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
ゲリラ戦術はそれに2点のダメージを与える。
対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたがゲリラ戦術を捨てさせられたとき、
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
ゲリラ戦術はそれに4点のダメージを与える。
コモン
こちらは再録されていて、
日本語版も存在するので、
知っている人も多いかもしれない。
英語読みが「ゲリラタクティクス」なので、
日本では通称:ゲリタクと呼ばれる。
この2種が対戦相手の手札から捨てられた。
対戦相手は
手札7枚から三分の一(端数切り上げなので3枚)を捨てる際に、
《Psychic Purge》
《Psychic Purge》
《ゲリラ戦術》
と捨てた。
すると、先手プレイヤーは
5点ライフを失う
5点ライフを失う
4点ダメージ
で、合計14点のライフがなくなり、
《悪疫》の7ライフと合わせて一瞬にして敗北したのである。
実際に起きたのは上記3枚だが、
ライフ13点からの誘発なので、
《Psychic Purge》5点
《ゲリラ戦術》4点
《ゲリラ戦術》4点
の合計13点でも足りる。
なので、同条件のものなら正解。
応募者の方に
1ターン目
先手プレイヤーがダメージランドセット。
(《地底の大河/Underground River》or《硫黄泉/Sulfurous Springs》or《真鍮の都/City of Brass》)
《暗黒の儀式/Dark Ritual》(ライフ19)プレイ。
黒3マナから《悪疫》プレイ。
から相手が捨てたカードが
《ゲリラ戦術》3枚
でライフ19→12→0になって敗北
をしっかり書いていた方がいたので、
正解扱いに。
というより、この人以外に正解者がいなかった。
《Psychic Purge》にはさすがに辿り着けなかったようだ。
それから一人、
面白い答えを書いていた人がいたので、特別賞を設けた。
それは下記。
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クイズの答え
以下仲の良い2人のデュエルを想定しお楽しみください。
(Kさんと店主さん)
先手Kさん。
《沼》をセット
《水蓮の花びら/Lotus Petal》をキャスト
《水蓮の花びら》より赤マナを出し《炎の嵐/Firestorm》をキャスト。
→追加コストで《荒廃の下僕/Minion of the Wastes》を捨て対戦相手に1点ダメージ。
《沼》より黒マナを出し暗黒の儀式をキャスト。
《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》をキャストし墓地にある《荒廃の下僕》を戦場へ。
→19点ライフ支払い19/19速攻になります
《荒廃の下僕》でアタック!
K「これで20点!勝ちだな!」
店主「・・・浅すぎる墓穴だと2マナだから黒1マナ余ってるよな?」
K「うん?」
店主「マナバーン1点ね※」
K「・・・あ。」
店主「ライフは?」
K「19点支払ってるので0・・・負けました・・・」
※マナバーン:
フェイズの終了時にマナ・プールにマナが残っていた場合、
そのマナが失われるとともに、
失われた点数分のライフロスが発生するという、
当時存在していたルール。
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これは読んだ瞬間に爆笑。
回答者の方はKのドジっ子っぷりをよく理解しておられる。
ある意味で最高の回答だった。
全く正解者がいなかったらどうしようと思っていた時に、
ほぼ同条件の方と、
この面白い回答が来たので、
「ああ、このこらむ書いた意味があった!」
と思えて、とても嬉しかった。
というわけで、
正解者のT.Sさんと、
特別賞のK.Nさんに賞品を進呈!
2人ともおめでとうございます!
気が向いたらまたこういう突発プレゼントクイズやろうと思います。
ではまた。
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まじっく日本昔話その2。(回答編)
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