ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。
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コレクター道7のような、最近値上がり著しいカード(ワクショ、ジェザム、バザールなど)のpsa鑑定枚数と考察をお願いします!
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というわけで、
Arabian Nights
Antiquities
Legends
あたりの人気カードの鑑定枚数を調べてみた。
–Arabian Nights–
《Bazaar of Baghdad》
PSA10 :10枚
PSA9 :50枚
PSA8.5 :3枚
PSA8 :59枚
店主はこのカードをいくら鑑定してもPSA9しか出なくて困っている。
持っている4枚のPSA鑑定済みの《Bazaar of Baghdad》は全てPSA9だ。
1枚くらいPSA10が欲しい。
PSA8の枚数とPSA9の枚数の合計で100枚超え、
PSA10は10枚というところからも、
状態が良くても中々PSA10が難しいのがよくわかる。
《Library of Alexandria》
PSA10 :21枚
PSA9 :69枚
PSA8.5 :3枚
PSA8 :53枚
このカードも困った事にPSA10を持っていない。
《Bazaar of Baghdad》よりはPSA10が出やすいようだが、
店主は現時点でこのカードのPSA10には縁が無いようだ。
このカードはオールドスクールでの需要の影響で値段が上がっている。
《Juzam Djinn》
PSA10 :24枚
PSA9 :69枚
PSA8.5 :2枚
PSA8 :58枚
近年のオールドスクール需要により、突然の価格高騰。
一時は15000円でも売れなかった品だったが、
今は10倍以上に。
実際にオールドスクールでは活躍。
人気の黒クリーチャーだが、
値段が高くて手が出ないという声もよく聞く。
このカードはPSA8を持っていたと思う。
–Antiquities–
《Candelabra of Tawnos》
PSA10 :6枚
PSA9 :35枚
PSA8.5 :3枚
PSA8 :19枚
《High Tide》のデッキ以外では、
それほど使われないカードのためか、
鑑定されている枚数も少なめ。
オールドスクールでもそれほど使われないので、
このカードは極端に高騰はしていない。
ただし、持っていて損はない1枚。
PSA10がついている枚数が6枚という少なさは少々驚き。
《Mishra’s Workshop》
PSA10 :29枚
PSA9 :69枚
PSA8.5 :1枚
PSA8 :46枚
店主がよく使っている土地。
PSA10の29枚のうち2枚は我が手に。
PSA9の69枚のうち2枚は我が手に。
さすがは人気カード、鑑定されている枚数も結構多い。
–Legends–
《Chains of Mephistopheles》
PSA10 :18枚
PSA9 :38枚
PSA8.5 :0枚
PSA8 :11枚
現実世界のファンタジーの悪魔の名前がそのまま使われている珍しいカード。
そういえばこのカードもPSA9しか持ってない。
PSA10の入手の難しさを感じる。
互換性のある強さのカードはほとんど無いという所からも、
このカードの存在は非常に稀有。
《Nether Void》
PSA10 :16枚
PSA9 :29枚
PSA8.5 :2枚
PSA8 :14枚
昔から黒好きが1枚は持っていたいカード。
過去には「黒の《ハルマゲドン/Armageddon》」という異名もあった1枚。
思ったよりは鑑定された枚数が少ない。
たしか店主はPSA9を持っていたと思う。
《The Abyss》
PSA10 :15枚
PSA9 :33枚
PSA8.5 :3枚
PSA8 :17枚
《Nether Void》同様黒好きが1枚は持っていたいカード。
Legendsのトップレアクラスでは、PSA10がついた枚数が一番少ない15枚。
オールドスクールの需要もあり、
The Deckと呼ばれるコントロールに採用する人もいる。
EDHでもこれを置くと面白いので黒好きでなくとも1枚持っていて損はない。
《The Tabernacle at Pendrell Vale》
PSA10 :17枚
PSA9 :38枚
PSA8.5 :3枚
PSA8 :20枚
10年くらい前から一気に価格が高騰した1枚。
今では全てのLegendsのレアを追い越してトップに君臨。
驚きの躍進。
MTGのカードは一度上がると滅多に下がって来ないので、
このカードはLegendsのトップレアのままだろう。
今後、持っている人が鑑定する数も増えるかもしれない。
《Moat》
PSA10 :26枚
PSA9 :49枚
PSA8.5 :1枚
PSA8 :18枚
やはり昔から人気のあるエンチャントは他のLegendsのトップレアより、
鑑定されている枚数が少し多い。
PSA10のついている枚数も多め。
オールドスクールでも使われるカードなので、
人気は変わらず、安定だろうと思われる。
言うまでもないのだが、
イタリア語LegendsはPSA鑑定できない。
2019年の時点で、
MTGのカードで鑑定可能な言語は、
英語版と日本語版(旧枠不可)だけ。
イタリア語の鑑定は出来るようになりそうにないので、
PSAのコレクションをする人は、必然的に英語版になる。
そして、
今後もオールドスクールやレガシー、ヴィンテージ、EDHが滅ぶ事はなさそうなので、
こういったArabian NightsからLegendsまでのカードの需要は無くならない。
そうなれば、状態の良いものをコレクションしたい人も当然に出てくる。
今、状態が良くて鑑定していないものは、
早いうちに鑑定しておくのも1つだと思う。
PSA鑑定について手間をかけずに鑑定したい方は当店へご相談下さい。
ではまた。
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コレクター道18
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