今回のEDHデッキ紹介は《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》。
《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》
コスト:2黒赤
伝説のクリーチャー・エンチャント 神(God)
破壊不能
あなたの黒と赤への信心が7未満であるかぎり、殺戮の神、モーギスはクリーチャーではない。
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーがクリーチャー1体を生け贄に捧げないかぎり、
殺戮の神、モーギスはそのプレイヤーに2点のダメージを与える。
7/5
神話レア
信心無しでは殴れないとはいえ、
置けばアップキープごとに仕事をしてくれる。
信心を達成して殴れば3発で人を沈められるが、
下手にクリーチャー化しないほうが除去されない事も多いので、
あえて信心を達成させないほうが良い事もある。
注意しなければいけない点は、
ルール改正により、
クリーチャーを生け贄に捧げない場合の2点ダメージが、
以前はプレインズウォーカーに飛ばせたものの、
現在は飛ばせなくなっている。
以前であればプレインズウォーカーの生存権を奪いに行けたのだが、
ダメージを移し替えられなくなったので弱体化してしまった。
残念。
デッキは以下。
ジェネラル:《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》
-クリーチャー4枚-
《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
《無慈悲な処刑人/Merciless Executioner》
《凶兆艦隊の荒廃者/Dire Fleet Ravager》
《死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead》
-インスタント6枚-
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《紅蓮操作/Pyrokinesis》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《終止/Terminate》
《四肢切断/Dismember》
《煮えたぎる歌/Seething Song》
-ソーサリー15枚-
《力ずく/By Force》
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《再活性/Reanimate》
《汚損破/Vandalblast》
《Demonic Tutor》
《夜の囁き/Night’s Whisper》
《ジョークルホープス/Jokulhaups》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《死の雲/Death Cloud》
《抹消/Obliterate》
《横揺れの地震/Rolling Earthquake》
《毒の濁流/Toxic Deluge》
《ビルタズの妙技/Virtus’s Maneuver》
《Wheel of Fortune》
《消耗した全能/Fraying Omnipotence》
-エンチャント16枚-
《血の長の昇天/Bloodchief Ascension》
《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
《底なしの奈落/Bottomless Pit》
《リリアナの誓い/Oath of Liliana》
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
《呪文ショック/Spellshock》
《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》
《前哨地の包囲/Outpost Siege》
《悪意に満ちた幻視/Spiteful Visions》
《The Abyss》
《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》
《痛ましい苦境/Painful Quandary》
《穢れた結合/Polluted Bonds》
《荒れ狂う嵐の儀式/Rite of the Raging Storm》
《騒乱の大祭/Havoc Festival》
-アーティファクト22枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《Jeweled Amulet》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《ミシュラのアンク/Ankh of Mishra》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《友なる石/Fellwar Stone》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《精神石/Mind Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
《思考の器/Thought Vessel》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
-プレインズウォーカー3枚-
《巧妙な偶像破壊者、ダレッティ/Daretti, Ingenious Iconoclast》
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
《炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained》
-土地33枚-
《Badlands》
《血の墓所/Blood Crypt》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《真鍮の都/City of Brass》
《統率の塔/Command Tower》
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》
《特別観覧室/Luxury Suite》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《迷宮の宮殿、リックス・マーディ/Rix Maadi, Dungeon Palace》
《産業の塔/Spire of Industry》
《硫黄泉/Sulfurous Springs》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
6《沼/Swamp》
6《山/Mountain》
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基本はジェネラル+ダメージ系エンチャントでゴリ押し。
瞬間的に決められてしまうコンボデッキ相手は少々きついが、
展開してからコンボ、
何度も呪文を重ねてのコンボ相手は置くエンチャント次第で封殺可能。
こちらがコンボを一切搭載していないので、
勝ち手段はダメージ以外は無し。
とにかく相手のライフを減らすためのエンチャントやジェネラルで押しつつ、
生物は可能な限り除去していこう。
ジェネラル
《双子神の指図》
《ラースの灼熱洞》
《騒乱の大祭》
《呪文ショック》
あたりが置いてあるとリセット後にかなりの速度でライフが無くなる。
とくに《呪文ショック》はあまり馴染みの無い人もいるかもしれない。
《Spellshock/呪文ショック》
コスト:2赤
エンチャント
プレイヤー1人が呪文を唱えるたび、呪文ショックはそのプレイヤーに2点のダメージを与える。
アンコモン
呪文を唱えたらとにかく2点ダメージ。
クリーチャー呪文であろうとそうでなかろうと2点ダメージ。
青いデッキの人や《森の知恵/Sylvan Library》を置いた悪人相手に、
プレイヤーがばしばし殴りかかり、
こういうカードがさらっと置いてあると
「あとX回呪文唱えたら死ぬ。」
の状態になる。
《双子神の指図》
《ラースの灼熱洞》
とからむと呪文1回のダメージが倍化されるので、
40ライフスタートのEDHであろうとも、
唱えられる呪文回数は結構な制限をくらう事になる。
黒と赤のカードは基本的にエンチャントを破壊出来ないので、
嫌がらせをするためのエンチャントを置いたら、
自分で剥がす手段が無い。
そして、ジェネラルがクリーチャー化しても破壊不能持ちというところを利用して、
嫌がらせエンチャントとジェネラルを置いて《死の雲》で締めるというのが一番。
お好みであれば、
《燎原の火/Wildfire》
《破壊的な力/Destructive Force》
《滅殺の命令/Decree of Annihilation》
などのリセットも。
勝負が長引きやすい欠点はあれど、
エンチャントやプレインズウォーカーを残してリセットはだいたいの人の手が止まる。
ただし《滅殺の命令》だけは気をつけないといけない。
サイクリングした場合ならただの《ハルマゲドン/Armageddon》だが、
素撃ちした場合にジェネラルがクリーチャー化していると、
呪文の効果が
「すべてのアーティファクトとクリーチャーと土地と、
すべての墓地にあるすべてのカードと、
すべての手札にあるすべてのカードを追放する。」
のため、破壊不能持ちでも追放されてしまう。
デッキのダメージ手段の多くは、
「俺も痛いがお前も痛い。
俺が倒れる前にお前が倒れれば勝ち。」
という、
黒赤らしいカードなので自分のライフも結構な勢いで減る。
それだけにリセットをかましても案外早く勝負がつく事もある。
仮に自分が先に死んだとしても、
それまでに結構なライフを削れる事が多いので、
残ったプレイヤー同士でダメージで勝負がつく事も少なくない。
そして何より、
こういうライフをゴリゴリと削るカードだらけの構成のデッキは使っていて面白い。
《The Abyss》は高額カードで、
持っていない人もいるかもしれない。
あれば非常に面白いカードだが、
無理していれなくてもよい。
《The Abyss》は置いてあると
「これを除去しない限り動けないジェネラル」
が出るのが大きい。
こういう相手の動きを邪魔するデッキでは欲しいところだが、
無くてもいろいろな邪魔エンチャントで楽しめる。
代わりが思いつかないときはリセットを1枚足すのも良いが、
さらに男らしく《悪疫/Pox》という手段もある。
EDHでは青と緑をよく使う店主だが、
こういう「後先考えない黒赤」もかなり好きなデッキの1つ。
《Wheel of Fortune》
《The Abyss》
それとマナアーティファクトの一部以外は、
案外安く作れる構成なので、
興味を持ったら遊んでみていただきたい。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その119(Mogis, God of Slaughter/殺戮の神、モーギス)
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