今回のEDHデッキ紹介は青でぶ君。
ムーミンこと《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》。
店主のお気に入りジェネラル。
ツイッター質問箱から、お客様のメッセージでのお問い合わせまで、
「現在のバージョンを見たい」
というお声がいくつも挙がる大人気?の青でぶ君。
みんな、そんなにこの青でぶ君好きなの?と聞いてみたいくらい。
店主はこの青でぶ君大好き。
《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》
コスト:青青
伝説のクリーチャー スピリット(Spirit)
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、
そのプレイヤーは追加のカードを1枚引く。
1/3
レア
能力は以前にも書いた通りただの《吠えたける鉱山/Howling Mine》。
指定コスト青青で1/3とどう見ても殴りに行くには厳しい生物。
もっとも、
このデッキを使って何年も経つ店主は、
《魔力の篭手/Gauntlet of Power》をコピーして、
ジェネラルダメージ21点をたたき出した事があるが、
現実的ではない。
能力が基本的に全員に公平にアドバンテージを与えるものなので、
追加ターンで自分でアドバンテージを増やさない限り、
リスクを増やす危ない生物なので、
使い方は案外と難しい。
デッキは以下。
ジェネラル:《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》
-クリーチャー6枚-
《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
《吠えたけるゴーレム/Howling Golem》
《呪文探求者/Spellseeker》
-インスタント16枚-
《否定の契約/Pact of Negation》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《渦まく知識/Brainstorm》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《呪文貫き/Spell Pierce》
《白鳥の歌/Swan Song》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《遅延/Delay》
《記憶の欠落/Memory Lapse》
《差し戻し/Remand》
《マナ吸収/Mana Drain》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《意志の力/Force of Will》
《誤った指図/Misdirection》
《徴用/Commandeer》
-ソーサリー19枚-
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《親身の教示者/Personal Tutor》
《思案/Ponder》
《定業/Preordain》
《思い起こし/Call to Mind》
《一日のやり直し/Day’s Undoing》
《瞬間の味わい/Savor the Moment》
《Timetwister》
《意外な授かり物/Windfall》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《時間のねじれ/Time Warp》
《水の帳の分離/Part the Waterveil》
《時のらせん/Time Spiral》
《永劫での歩み/Walk the Aeons》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
《召し上げ/Expropriate》
《時間の伸長/Time Stretch》
《カーンの経時隔離/Karn’s Temporal Sundering》
-エンチャント2枚-
《気流の言葉/Words of Wind》
《精神力/Mind Over Matter》
-アーティファクト23枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《Jeweled Amulet》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
《通電式キー/Voltaic Key》
《友なる石/Fellwar Stone》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《吠えたける鉱山/Howling Mine》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《どん欲の角笛/Horn of Greed》
《鼓舞する彫像/Inspiring Statuary》
《寺院の鐘/Temple Bell》
《神話の水盤/Font of Mythos》
《パラドックス装置/Paradox Engine》
《モックス・アンバー/Mox Amber》
-プレインズウォーカー3枚-
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
-土地30枚-
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《Mishra’s Workshop》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《教議会の座席/Seat of the Synod》
23《島/Island》
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このデッキはアップデート版を見たいという人が案外と多いものの、
デッキそのものはそれほど変化がないというか、
勝ちパターンは以前とほとんど変わらない。
使い方も極端な変化は無し。
並べて追加ターン頑張って撃ちまくり、
どこかでコンボ決めてしまえ!
という動き。
あまり変化をしていない理由は、
基本コンセプトを変えていないからという理由が大きい事もあるが、
対戦数がそれほど多くないという理由も。
《三日月の神》を見せると、
「じゃあこっちも本気デッキで。」
と、
《悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master》
《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》
《オジュタイの達人、テイガム/Taigam, Ojutai Master》
《ギトラグの怪物/The Gitrog Monster》
《放浪の吟遊詩人、イーサーン/Yisan, the Wanderer Bard》
と、いつも遊ぶ方々が「本気」の危険生物たちを見せてくれる。
このモードになると殺伐バトルになるのは明白である。
いつも遊ぶ方々もそのデッキを持ちながら、
他のデッキの研究にも時間を割いているので、
本気デッキをくずさないものの、
いつもは他のデッキをプレイしていたりするから、という感じになっている。
ここ数年のセットの中で、
これだけは採用!
と言えるカードが2枚。
1枚はこれ。
《Expropriate/召し上げ》
コスト:7青青
ソーサリー
動議-あなたから始めて各プレイヤーは「時」または「金」のいずれかに投票する。
「時」1票につき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
「金」1票につき、その票に投票したプレイヤーがオーナーであるパーマネント1つを選び、
それのコントロールを得る。
召し上げを追放する。
神話レア
コンスピラシー2のカードの中では、
トップクラスのEDH専用機。
そして相変わらず最近のデザインの追加ターンカードは、
どういうわけか必ず追放されてしまう。
そうまでして使い回しを防ぎたいのだろうか。
《召し上げ》を撃ったら、
言うまでもなく自身は追加ターン(時)を選び、
残りのプレイヤーは状況次第。
ただ、撃つと対戦相手3人がおおむね、
「ゲーム終了でいいですか?」
となるので、
撃ったら勝てるカードみたいなもの。
各プレイヤーから一番重要なパーマネントを奪うか、
追加ターンか
という能力なので、
単純に「勝ち。」と書いてあるのとあまり変わらない。
自分もこれを撃たれて結構な回数で、
「ゲーム終了でいいですか?」
を言った事がある。
《マナ吸収/Mana Drain》から序盤に撃てたら最高。
もう1枚はこれ。
《カーンの経時隔離/Karn’s Temporal Sundering》
コスト:4青青
伝説のソーサリー
(伝説のソーサリーは、
あなたが伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしているときにのみ
唱えられる。)
プレイヤー1人と土地でないパーマネント最大1つを対象とする。
そのプレイヤーは、このターンの後に追加の1ターンを得る。
そのパーマネントをオーナーの手札に戻す。
カーンの経時隔離を追放する。
レア
バウンスがおまけについた追加ターン。
伝説のクリーチャーかプレインズウォーカーをコントロールしていないと唱えられない、
というデメリットはあるが、
ジェネラルが出ていれば問題なし。
というよりも、
ジェネラルや《ジェイス・ベレレン》などの、
ドローを行える伝説のパーマネントがない状態で、
追加ターン呪文を唱えようとすることがあまりない。
また、バウンスする対象を何か選んでおけば《誤った指図》されないというのも利点。
(《誤った指図》は単一の対象を取る呪文しか対象にできないため。)
あとは思ったよりも仕事をしてくれる子は《遵法長、バラル》。
インスタントとソーサリーのコストを下げる事に加えて、
カウンター時の1ドロー1ディスカードの能力も役に立つ。
このルーティング能力は意外と忘れやすい能力だが、
これを1回使えると使えないで相当に勝負に変化はある。
《遵法長、バラル》があると、
1青のコストのカウンター呪文が、
青だけになるので、
隙の無い状況を作りやすい。
コスト2の生物としては相当優秀。
2枚目の《サファイアの大メダル》だと思えばよし。
高いカードではないので、
そういった意味でもオススメ出来る。
このこらむを執筆している時点ではまだ入っていないが、
基本セット2019のBox購入特典プロモカードである《運命のきずな/Nexus of Fate》はデッキに入れる予定。
《運命のきずな/Nexus of Fate》
コスト:5青青
インスタント
このターンに続いて追加の1ターンを行う。
運命のきずながいずれかの領域から墓地に置かれるなら、代わりに運命のきずなを公開し、オーナーのライブラリーに加えて切り直す。
プロモカード
以上、それほど変化していない青でぶ君のデッキでした。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その118(Kami of the Crescent Moon/三日月の神)
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