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EDHデッキ紹介その117(Nezahal, Primal Tide/原初の潮流、ネザール)

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今回のEDHデッキ紹介は《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide》。
お客様のリクエストジェネラル。
実はこのカードは見た時に結構面白いと思っていたので、
リクエストが来た時にちょっぴり嬉しかった。

Nezahal, Primal Tide
原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide
コスト:5青青
伝説のクリーチャー エルダー(Elder) 恐竜(Dinosaur)
原初の潮流、ネザールは打ち消されない。
あなたの手札の上限はなくなる。
対戦相手がクリーチャーでない呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。
カード3枚を捨てる:原初の潮流、ネザールを追放する。次の終了ステップの開始時に、これをオーナーのコントロール下でタップ状態で戦場に戻す。
7/7
レア

7マナで7/7の青の数少ない・・・というか青い恐竜、現時点でこいつだけ。
能力はかなりまともで、
4つも能力がありながらデメリット1つも無し。
・打ち消されない。
・手札上限無くす。
・ドロー能力。
・除去耐性でしかも全体除去すら回避可能。
全く問題がないと言えるほどの性能。
パワー7というところもEDHでは良いところで、
3回パンチで倒せる7という数字は大きい。

ドロー能力はかなり強く、
EDHでは対戦相手が二人以上で、
普通はクリーチャーでない呪文はそれなり積んであるデッキばかりなので、
原初の潮流、ネザール》に向かって単体除去呪文を撃つだけで必ずドロー出来るため、
1度のドロー出来ないまま除去されてしまう事は少ない。
7マナというコストは高いものの、
今までの青のでかい伝説生物でここまでデメリットが無く、
メリット満載の生物は相当に珍しい。
青のでかい生物と言えば、
大半が海産物で目も当てられないような奴らばかりだ。
それに比べてこの恐竜ちゃんはなかなか出来る子である。
海から陸に上がったほうが強いのだろうか。

デッキは以下。

ジェネラル:《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide

-クリーチャー4枚-
瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
呪文探求者/Spellseeker
粗石の魔道士/Trinket Mage
聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx

-インスタント16枚-
否定の契約/Pact of Negation
渦まく知識/Brainstorm
神秘の教示者/Mystical Tutor
白鳥の歌/Swan Song
秘儀の否定/Arcane Denial
対抗呪文/Counterspell
サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift
遅延/Delay
マナ吸収/Mana Drain
差し戻し/Remand
大あわての捜索/Frantic Search
知識の渇望/Thirst for Knowledge
岸の飲み込み/Engulf the Shore
脱出/Evacuation
意志の力/Force of Will
時を越えた探索/Dig Through Time

-ソーサリー16枚-
ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
思案/Ponder
定業/Preordain
Timetwister
意外な授かり物/Windfall
荊州占拠/Capture of Jingzhou
時間操作/Temporal Manipulation
時間のねじれ/Time Warp
水の帳の分離/Part the Waterveil
時のらせん/Time Spiral
永劫での歩み/Walk the Aeons
全ては塵/All Is Dust
時間の熟達/Temporal Mastery
宝船の巡航/Treasure Cruise
召し上げ/Expropriate
時間の伸長/Time Stretch

-エンチャント4枚-
Mystic Remora
リスティックの研究/Rhystic Study
夢の潮流/Dream Tides
ペンドレルの霧/Pendrell Mists

-アーティファクト24枚-
金属モックス/Chrome Mox
永遠溢れの杯/Everflowing Chalice
Jeweled Amulet
魔力の墓所/Mana Crypt
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
オパールのモックス/Mox Opal
魔力の櫃/Mana Vault
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
太陽の指輪/Sol Ring
通電式キー/Voltaic Key
冷鉄の心臓/Coldsteel Heart
友なる石/Fellwar Stone
砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone
厳かなモノリス/Grim Monolith
精神石/Mind Stone
虹色のレンズ/Prismatic Lens
サファイアの大メダル/Sapphire Medallion
空色のダイアモンド/Sky Diamond
星のコンパス/Star Compass
思考の器/Thought Vessel
玄武岩のモノリス/Basalt Monolith
連合の秘宝/Coalition Relic
スランの発電機/Thran Dynamo
金粉の水蓮/Gilded Lotus

-プレインズウォーカー1枚-
精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon

-土地34枚-
溢れかえる岸辺/Flooded Strand
霧深い雨林/Misty Rainforest
汚染された三角州/Polluted Delta
沸騰する小湖/Scalding Tarn
古えの墳墓/Ancient Tomb
ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
ならず者の道/Rogue’s Passage
屍肉あさりの地/Scavenger Grounds
Soldevi Excavations
The Tabernacle at Pendrell Vale
24《島/Island



————————
無限コンボ一切無しの武闘派デッキ。
デッキの勝ち手段は非常にシンプル。
原初の潮流、ネザール》出して殴り切る以外ほとんど勝てない。
7/7の性能で3人を3発殴る事を主目的にした構成。
ジェネラルの根本的な能力は高いので、
置くことさえ出来れば仕事はしてくれる。
欠点らしい欠点はトランプルや飛行のような回避能力系が一切無い事。
殴り合いをする分にはバニラ生物と変わらない。
ブロッカーが多いと対戦相手に攻撃が通らずに苦労する。
ならず者の道》があればなんとか、といったところ。
囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》の採用も考えてもよい。

他のダメージ手段が脆弱な魔道士さんと、
聖別されたスフィンクス》&《精霊龍、ウギン》くらいしかないので、
何がなんでも《原初の潮流、ネザール》で殴るつもりで。

このデッキはクリーチャーが全然並ばないうえに、
ジェネラルが7マナと重たいので、
The Tabernacle at Pendrell Vale》を採用。
ただ、このカードの近年の値上がりはちょっと洒落にならないので、
持っていない人は無理して入れなくても問題無し。
入れるものに困ったら《》1枚追加でもOK。
イス卿の迷路/Maze of Ith》も一考の価値あり。

デッキとしては強ジェネラルクラスと戦うとちょっとキツい事もあるが、
何せ除去耐性能力とドロー能力は相当に高く、
一度出すと案外と除去されない事と、
置いてから1~2ターンの間にドローもおおむね出来る。
置いてから一切の追加ドローが出来ない時=対戦相手が生物と土地しか置いてこない時
という状態なのでそれはあまり怖くないとも言える。
そして本体が打ち消されないので、
かなり気楽に7マナフルタップでプレイ可能。
極端に言って手札2枚残しさえすれば、高確率で生き残ってくれる。
ダメな場合は《叫び大口/Shriekmaw》や《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》のような、
クリーチャーで除去を狙ってくる場合に手札が2枚以下になっている時。
これは回避不可能。
こういった例外状況を除けば、
このジェネラルは除去がとても難しい生物。

それから、
店主のデッキは青と言えば追加ターン呪文を大量にぶち込む癖があるが、
強い事も理由の1つとはいえ、店主が追加ターン呪文が大好きなだけでもある。
もし持っていない場合はいくつもの代用は効くので、
デッキを参考にする際にそれ程気にしないほうが良い。
思い起こし/Call to Mind
復習/Relearn
デジャ・ヴュ/Deja Vu
などの回収呪文で補っても構わないし、
カウンターを多めに積むのも1つ。
また、《原初の潮流、ネザール》の能力と一応かみ合うので、
マッドネスカードの採用も少々面白い。
あとは装備品のいくつかは採用を考えてもよい。
ただ、装備品は多くしても装備先が少ないので、
それほど多くはしないほうが無難。

ちなみに《原初の潮流、ネザール》は6マナ以上の青単の伝説生物では、
ほぼ最強、と言えるくらいに強い。
ちょっと限定した条件ではあるが、
使っていてかなり楽しく強い生物なので、
最近のジェネラルでは《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》とこれがオススメ。
同じサイクルでは赤の《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm》も面白い。
白と黒は見なかったことにしよう。

ではまた。


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