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EDHデッキ紹介その200(パルン、ニヴ=ミゼット) 2023年Ver

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今回のデッキ紹介は《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》。

以前の紹介記事はいつ頃だったかな?
と思って見てみたら、2019年の7月。
もう4年も前の記事だった。
4年も経てば結構なカードプールが増えていて、デッキもかなりの変化をしている。
ついでに以前よりも少々尖った構築に変えている。

お暇な方は過去の記事もご覧ください。
記事作成日:2019/07/19 EDHデッキ紹介その124(Niv-Mizzet, Parun/パルン、ニヴ=ミゼット)

Niv-Mizzet, Parun
Niv-Mizzet, Parun/パルン、ニヴ=ミゼット
コスト:青青青赤赤赤
伝説のクリーチャー ドラゴン(Dragon) ウィザード(Wizard)
この呪文は打ち消されない。
飛行
あなたがカードを1枚引くたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
パルン、ニヴ=ミゼットはそれに1点のダメージを与える。
プレイヤーがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、あなたはカードを1枚引く。
5/5
レア

コスト5以上ではかなり珍しい全て指定コストの伝説クリーチャー。
その分だけ能力は盛り盛りで、なんとこのカードはヴィンテージでも登場する程のフィニッシュ力を持っている。
EDHでも能力は高く、柔軟性も高い。
そして元祖の《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》と同じく、一発でゲームを決められるコンボを持てるところが強みの1つ。

何より心強いのは、
プレイヤーがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、あなたはカードを1枚引く。
この能力。
誘発条件が自分である必要がないところが魅力的。
対戦相手が複数いるEDHではこの能力は飛び抜けてドロー能力が高く、1枚もドロー出来ないなんて事は滅多にない。

デッキは以下。


ジェネラル:《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun

-クリーチャー7枚-
幽体のこそ泥/Ghostly Pilferer
二人組の見張り番/Tandem Lookout
粗石の魔道士/Trinket Mage
船砕きの怪物/Hullbreaker Horror
調和の神童/Harmonic Prodigy
遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance
波止場の恐喝者/Dockside Extortionist

-インスタント27枚-
渦まく知識/Brainstorm
精神的つまづき/Mental Misstep
否定の契約/Pact of Negation
呪文貫き/Spell Pierce
神秘の教示者/Mystical Tutor
白鳥の歌/Swan Song
秘儀の否定/Arcane Denial
サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift
差し戻し/Remand
否定の力/Force of Negation
大あわての捜索/Frantic Search
意志の力/Force of Will
誤った指図/Misdirection
運命のきずな/Nexus of Fate
激情の後見/Fierce Guardianship
一瞬/Blink of an Eye
乱動への突入/Into the Roil
猿術/Pongify
洗い落とし/Wash Away
軽微なつまづき/Minor Misstep
断れない提案/An Offer You Can’t Refuse
目くらまし/Daze
応じ返し/Snapback
水没/Submerge
偏向はたき/Deflecting Swat
払拭/Dispel
紅蓮破/Pyroblast

-ソーサリー12枚-
ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
思案/Ponder
定業/Preordain
表現の反復/Expressive Iteration
Timetwister
Wheel of Fortune
意外な授かり物/Windfall
荊州占拠/Capture of Jingzhou
時間操作/Temporal Manipulation
時間のねじれ/Time Warp
時のらせん/Time Spiral
時間の熟達/Temporal Mastery

-エンチャント2枚-
好奇心/Curiosity
知恵の蛇の眼/Ophidian Eye

-アーティファクト17枚-
金属モックス/Chrome Mox
Jeweled Amulet
魔力の墓所/Mana Crypt
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
オパールのモックス/Mox Opal
魔力の櫃/Mana Vault
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
太陽の指輪/Sol Ring
友なる石/Fellwar Stone
イゼットの印鑑/Izzet Signet
虹色のレンズ/Prismatic Lens
サファイアの大メダル/Sapphire Medallion
独創のタリスマン/Talisman of Creativity
秘儀の印鑑/Arcane Signet
宝石の睡蓮/Jeweled Lotus
アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe
多用途の鍵/Manifold Key

-プレインズウォーカー1枚-
覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils

-土地33枚-
Volcanic Island
蒸気孔/Steam Vents
乾燥台地/Arid Mesa
血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
溢れかえる岸辺/Flooded Strand
霧深い雨林/Misty Rainforest
汚染された三角州/Polluted Delta
沸騰する小湖/Scalding Tarn
樹木茂る山麓/Wooded Foothills
虹色の眺望/Prismatic Vista
滝の断崖/Cascade Bluffs
統率の塔/Command Tower
焦熱島嶼域/Fiery Islet
大焼炉/Great Furnace
マナの合流点/Mana Confluence
反射池/Reflecting Pool
教議会の座席/Seat of the Synod
シヴの浅瀬/Shivan Reef
産業の塔/Spire of Industry
硫黄の滝/Sulfur Falls
天上都市、大田原/Otawara, Soaring City
英雄の公有地/Plaza of Heroes
ウルザの物語/Urza’s Saga
神秘の聖域/Mystic Sanctuary
城塞の大広間/Great Hall of the Citadel
6《冠雪の島/Snow-Covered Island
2《冠雪の山/Snow-Covered Mountain


一発ゲームエンド戦略

おおまかな戦略は変わらず。
素早くニヴを着地させて、可能なら以下3枚のどれかで一発ゲームエンドを狙う
Ophidian Eye
知恵の蛇の眼
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが対戦相手にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。


Curiosity
好奇心
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが対戦相手にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。


Tandem Lookout
二人組の見張り番
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
二人組の見張り番が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーはそれぞれ「このクリーチャーが対戦相手1人にダメージを与えるたび、カードを1枚引く。」を持つ。


ニヴ着地させたら一周回ってくる間が一番の隙。
ここをピッチスペルで凌げばおおむね耐えやすくなる。
以前の構成よりインスタントを増やし、(というか優秀なインスタントが増えた)瞬間的な対応力を強化。
ニヴさえ出てしまえば、仮に上記の一発コンボが決まらずとも

  • 殴る
  • 追加ターン
  • 相手の呪文をこちらの呪文で捌く
  • 適当なドロースペルを撃つ

をやっているだけでも十分に勝ちきれる事も多々ある。
基本的に着地するとタフネス1への生存権を失わせる事も強みの1つ。

ジェネラル無関係の決まったら皆が投了するようなパターンでは、

自分の直前のターンのプレイヤーのエンドに《サイクロンの裂け目》超過。
メインで《覆いを割く者、ナーセット》+《Timetwister》。
(セブンドロー系ならなんでもOK)

これをやるとだいたいゲーム終了。
これだけなら青単で決められる事が強み。

自分でやっていて思うのだが、青のこういった優遇のされっぷりは昔からだけれども、ちょっとずるいと思ってしまう。
明らかに他の色との強さが違う。
EDHにおいてもその優遇は変わらずで、色のバランスは決してよろしくない。
とはいえ、プレイヤーとして強い色ゆえに使うのも事実なのだが。

新たに採用したカード

以前とのデッキの違いで、注意すべき点は《調和の神童/Harmonic Prodigy》だろう。

THarmonicProdigy
Harmonic Prodigy/調和の神童
コスト:1赤
クリーチャー 人間(Human) ウィザード(Wizard)
果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
あなたがコントロールしている、シャーマン(Shaman)か、これ以外のウィザード(Wizard)の能力が誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。
1/3
レア

モダンホライゾン2に収録されたカードで、これはウィザードの誘発が2回になる
ニヴはウィザード
で、
どういう事が起きるかと言うと、

ニヴと《調和の神童》がいる状況で、誰かがソーサリーかインスタントを唱える。
(ニヴの能力の誘発条件上誰でもいい。)

するとニヴのドロー能力が誘発。
これが2回になる。
とてもおいしい。
次にドローをした後、ニヴのダメージを飛ばす能力が誘発。
これが2回になる。
つまり、
「インスタントorソーサリーを1回撃つと2枚ドロー4ダメージになる。」
と理解すればOK。
ダメージを飛ばす能力はドローのたびに誘発するのでドローステップでもOK。
また、セブンドロー呪文の場合は少し動きに注意。
ここでは《Wheel of Fortune》で説明しよう。

自分が《Wheel of Fortune》を撃ったとする。
まずニヴのドローが2回になり、4ダメージが飛ぶ。
次に、《Wheel of Fortune》が処理され、
手札を全部捨てて新しく7枚引く。
当然7枚分のドローにニヴが誘発し、《調和の神童》能力で2回誘発。
ここで14ダメージが飛んでいく。
全ての手順の合計で18ダメージ飛ぶという事。

ちなみに《粗石の魔道士》と《遵法長、バラル》もウィザードなのでお忘れなく。
遵法長、バラル》は忘れがちな能力を持っていて、

「あなたがコントロールする呪文や能力が呪文を1つ打ち消すたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうしたなら、カード1枚を捨てる。」

という能力がある。
これ、ニヴではとても有用かつ手順を間違えないようにしないとならない。

ニヴ
調和の神童
遵法長、バラル
と並んでいるところにカウンター呪文を撃つと
(このカウンター呪文が決まったという話で)
まずカウンター呪文を撃った段階で1ドローが2ドローに変化し4ダメージ。
その後、バラルの能力が2回誘発。
1ドロー1ディスカードが2回になるという事。
ただしスタック上では処理が違うので、1ドロー1ディスカードを1回終わらせると、ニヴのダメージ飛ばす能力が2回誘発して2ダメージ。
その後、2回目のバラルの誘発で1ドロー1ディスカード。
ここにニヴのダメージ飛ばす能力が2回誘発して2ダメージ。

ざっとまとめて言うと、上記条件の場合、
「カウンター1枚撃って打ち消せれば、3枚ドローして2枚ディスカード、6ダメージ好きなところに飛ばせる。」
となる。
カウンターを1枚撃っていながら手札は減らず、なおかつ3枚引いて2枚捨てるなので、手札をより良く出来て、6ダメージを好きなように割り振りOK。
結構むちゃくちゃ出来る。
滅多に3枚とも揃わないとはいえ、決まれば相当に優位に立てる。

ニヴは重たいが、
調和の神童》:1赤
遵法長、バラル》:1青
どちらもコストの安い優秀なカード。
ニヴの構築には欠かせないと言ってもいいくらいのカード達。

ひとまずここでニヴを崩して別のデッキにしちゃう予定なのだが、またいつか誰かのリクエストあれば構築する日もあるかと。

ではまた。

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