今回のデッキ紹介は《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》。
以前の紹介記事はいつ頃だったかな?
と思って見てみたら、2019年の7月。
もう4年も前の記事だった。
4年も経てば結構なカードプールが増えていて、デッキもかなりの変化をしている。
ついでに以前よりも少々尖った構築に変えている。
お暇な方は過去の記事もご覧ください。
記事作成日:2019/07/19 EDHデッキ紹介その124(Niv-Mizzet, Parun/パルン、ニヴ=ミゼット)
《Niv-Mizzet, Parun/パルン、ニヴ=ミゼット》
コスト:青青青赤赤赤
伝説のクリーチャー ドラゴン(Dragon) ウィザード(Wizard)
この呪文は打ち消されない。
飛行
あなたがカードを1枚引くたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
パルン、ニヴ=ミゼットはそれに1点のダメージを与える。
プレイヤーがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、あなたはカードを1枚引く。
5/5
レア
コスト5以上ではかなり珍しい全て指定コストの伝説クリーチャー。
その分だけ能力は盛り盛りで、なんとこのカードはヴィンテージでも登場する程のフィニッシュ力を持っている。
EDHでも能力は高く、柔軟性も高い。
そして元祖の《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》と同じく、一発でゲームを決められるコンボを持てるところが強みの1つ。
何より心強いのは、
「プレイヤーがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、あなたはカードを1枚引く。」
この能力。
誘発条件が自分である必要がないところが魅力的。
対戦相手が複数いるEDHではこの能力は飛び抜けてドロー能力が高く、1枚もドロー出来ないなんて事は滅多にない。
デッキは以下。
ジェネラル:《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
-クリーチャー7枚-
《幽体のこそ泥/Ghostly Pilferer》
《二人組の見張り番/Tandem Lookout》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》
《調和の神童/Harmonic Prodigy》
《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
-インスタント27枚-
《渦まく知識/Brainstorm》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《否定の契約/Pact of Negation》
《呪文貫き/Spell Pierce》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《白鳥の歌/Swan Song》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《差し戻し/Remand》
《否定の力/Force of Negation》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《意志の力/Force of Will》
《誤った指図/Misdirection》
《運命のきずな/Nexus of Fate》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
《一瞬/Blink of an Eye》
《乱動への突入/Into the Roil》
《猿術/Pongify》
《洗い落とし/Wash Away》
《軽微なつまづき/Minor Misstep》
《断れない提案/An Offer You Can’t Refuse》
《目くらまし/Daze》
《応じ返し/Snapback》
《水没/Submerge》
《偏向はたき/Deflecting Swat》
《払拭/Dispel》
《紅蓮破/Pyroblast》
-ソーサリー12枚-
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《思案/Ponder》
《定業/Preordain》
《表現の反復/Expressive Iteration》
《Timetwister》
《Wheel of Fortune》
《意外な授かり物/Windfall》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《時間のねじれ/Time Warp》
《時のらせん/Time Spiral》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
-エンチャント2枚-
《好奇心/Curiosity》
《知恵の蛇の眼/Ophidian Eye》
-アーティファクト17枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《Jeweled Amulet》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《友なる石/Fellwar Stone》
《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》
《独創のタリスマン/Talisman of Creativity》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》
《多用途の鍵/Manifold Key》
-プレインズウォーカー1枚-
《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
-土地33枚-
《Volcanic Island》
《蒸気孔/Steam Vents》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《滝の断崖/Cascade Bluffs》
《統率の塔/Command Tower》
《焦熱島嶼域/Fiery Islet》
《大焼炉/Great Furnace》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《反射池/Reflecting Pool》
《教議会の座席/Seat of the Synod》
《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
《産業の塔/Spire of Industry》
《硫黄の滝/Sulfur Falls》
《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》
《英雄の公有地/Plaza of Heroes》
《ウルザの物語/Urza’s Saga》
《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
《城塞の大広間/Great Hall of the Citadel》
6《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
一発ゲームエンド戦略
おおまかな戦略は変わらず。
素早くニヴを着地させて、可能なら以下3枚のどれかで一発ゲームエンドを狙う。
《知恵の蛇の眼》
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが対戦相手にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
《好奇心》
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが対戦相手にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
《二人組の見張り番》
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
二人組の見張り番が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーはそれぞれ「このクリーチャーが対戦相手1人にダメージを与えるたび、カードを1枚引く。」を持つ。
ニヴ着地させたら一周回ってくる間が一番の隙。
ここをピッチスペルで凌げばおおむね耐えやすくなる。
以前の構成よりインスタントを増やし、(というか優秀なインスタントが増えた)瞬間的な対応力を強化。
ニヴさえ出てしまえば、仮に上記の一発コンボが決まらずとも
- 殴る
- 追加ターン
- 相手の呪文をこちらの呪文で捌く
- 適当なドロースペルを撃つ
をやっているだけでも十分に勝ちきれる事も多々ある。
基本的に着地するとタフネス1への生存権を失わせる事も強みの1つ。
ジェネラル無関係の決まったら皆が投了するようなパターンでは、
自分の直前のターンのプレイヤーのエンドに《サイクロンの裂け目》超過。
メインで《覆いを割く者、ナーセット》+《Timetwister》。
(セブンドロー系ならなんでもOK)
これをやるとだいたいゲーム終了。
これだけなら青単で決められる事が強み。
自分でやっていて思うのだが、青のこういった優遇のされっぷりは昔からだけれども、ちょっとずるいと思ってしまう。
明らかに他の色との強さが違う。
EDHにおいてもその優遇は変わらずで、色のバランスは決してよろしくない。
とはいえ、プレイヤーとして強い色ゆえに使うのも事実なのだが。
新たに採用したカード
以前とのデッキの違いで、注意すべき点は《調和の神童/Harmonic Prodigy》だろう。
《Harmonic Prodigy/調和の神童》
コスト:1赤
クリーチャー 人間(Human) ウィザード(Wizard)
果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
あなたがコントロールしている、シャーマン(Shaman)か、これ以外のウィザード(Wizard)の能力が誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。
1/3
レア
モダンホライゾン2に収録されたカードで、これはウィザードの誘発が2回になる。
ニヴはウィザード。
で、
どういう事が起きるかと言うと、
ニヴと《調和の神童》がいる状況で、誰かがソーサリーかインスタントを唱える。
(ニヴの能力の誘発条件上誰でもいい。)
するとニヴのドロー能力が誘発。
これが2回になる。
とてもおいしい。
次にドローをした後、ニヴのダメージを飛ばす能力が誘発。
これが2回になる。
つまり、
「インスタントorソーサリーを1回撃つと2枚ドロー4ダメージになる。」
と理解すればOK。
ダメージを飛ばす能力はドローのたびに誘発するのでドローステップでもOK。
また、セブンドロー呪文の場合は少し動きに注意。
ここでは《Wheel of Fortune》で説明しよう。
自分が《Wheel of Fortune》を撃ったとする。
まずニヴのドローが2回になり、4ダメージが飛ぶ。
次に、《Wheel of Fortune》が処理され、
手札を全部捨てて新しく7枚引く。
当然7枚分のドローにニヴが誘発し、《調和の神童》能力で2回誘発。
ここで14ダメージが飛んでいく。
全ての手順の合計で18ダメージ飛ぶという事。
ちなみに《粗石の魔道士》と《遵法長、バラル》もウィザードなのでお忘れなく。
《遵法長、バラル》は忘れがちな能力を持っていて、
「あなたがコントロールする呪文や能力が呪文を1つ打ち消すたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうしたなら、カード1枚を捨てる。」
という能力がある。
これ、ニヴではとても有用かつ手順を間違えないようにしないとならない。
ニヴ
《調和の神童》
《遵法長、バラル》
と並んでいるところにカウンター呪文を撃つと
(このカウンター呪文が決まったという話で)
まずカウンター呪文を撃った段階で1ドローが2ドローに変化し4ダメージ。
その後、バラルの能力が2回誘発。
1ドロー1ディスカードが2回になるという事。
ただしスタック上では処理が違うので、1ドロー1ディスカードを1回終わらせると、ニヴのダメージ飛ばす能力が2回誘発して2ダメージ。
その後、2回目のバラルの誘発で1ドロー1ディスカード。
ここにニヴのダメージ飛ばす能力が2回誘発して2ダメージ。
ざっとまとめて言うと、上記条件の場合、
「カウンター1枚撃って打ち消せれば、3枚ドローして2枚ディスカード、6ダメージ好きなところに飛ばせる。」
となる。
カウンターを1枚撃っていながら手札は減らず、なおかつ3枚引いて2枚捨てるなので、手札をより良く出来て、6ダメージを好きなように割り振りOK。
結構むちゃくちゃ出来る。
滅多に3枚とも揃わないとはいえ、決まれば相当に優位に立てる。
ニヴは重たいが、
《調和の神童》:1赤
《遵法長、バラル》:1青
どちらもコストの安い優秀なカード。
ニヴの構築には欠かせないと言ってもいいくらいのカード達。
ひとまずここでニヴを崩して別のデッキにしちゃう予定なのだが、またいつか誰かのリクエストあれば構築する日もあるかと。
ではまた。
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