店主のこれだけは持っとけ!
今回はメルカディアン・マスクス編。
●メルカディアン・マスクス(1999年10月4日発売)
《祖先の仮面/Ancestral Mask》
《闇市場/Black Market》
《袖の下/Bribery》
《落盤/Cave-In》
《沿岸の海賊行為/Coastal Piracy》
《集団潜在意識/Collective Unconscious》
《黄塵地帯/Dust Bowl》
《高級市場/High Market》
《激励/Invigorate》
《カイレン式交渉/Kyren Negotiations》
《土地譲渡/Land Grant》
《誤った指図/Misdirection》
《粉みじん/Pulverize》
《リシャーダの港/Rishadan Port》
《鋭き砂岩/Sandstone Needle》
《殺し/Snuff Out》
《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》
《妨害/Thwart》
《市長の塔/Tower of the Magistrate》
《暴露/Unmask》
《交易路/Trade Routes》
《ぶどう棚/Vine Trellis》
《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer》
《泥炭の沼地/Peat Bog》
《カテラン組合の召喚/Cateran Summons》
再録組
《渦まく知識/Brainstorm》
《対抗呪文/Counterspell》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《解呪/Disenchant》
《石の雨/Stone Rain》
《魔力流出/Energy Flux》
《涙の雨/Rain of Tears》
再録組はとりあえず置いておくとして、
マスクスが初出のカード達のここは持っておこうという中で、
いくつか使い道を説明しておこう。
《誤った指図/Misdirection》
コスト:3青青
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある青のカード1枚を追放することを選んでもよい。
単一の対象を取る呪文1つを対象とし、その対象を変更する。
レア
《誤った指図》はEDHからヴィンテージ、レガシーまで幅広く。
どんなに少なくても1枚は確保しておきたい。
《土地譲渡/Land Grant》
コスト:1緑
ソーサリー
あなたの手札に土地カードが1枚も無いなら、
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、
あなたの手札を公開することを選んでもよい。
あなたのライブラリーから、森(Forest)カードを1枚探す。
そのカードを公開し、あなたの手札に加え、
その後ライブラリーを切り直す。
コモン
《土地譲渡》も似たようなものだけどそこまで採用率は高くない。
時々ひょっこりとレガシーやヴィンテージのコンボデッキに採用される。
《リシャーダの港/Rishadan Port》
土地
(T):(◇)を加える。
(1),(T):土地1つを対象とし、それをタップする。
レア
《リシャーダの港》はレガシー需要。
《暴露/Unmask》
コスト:3黒
ソーサリー
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、
あなたの手札にある黒のカード1枚を追放することを選んでもよい。
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。
あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
レア
《暴露》はレガシーとヴィンテージ。
他のカードはだいたいEDH需要のカード達。
《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》
コスト:(2)(赤)
伝説のクリーチャー ゴブリン(Goblin)
あなたのアップキープの開始時に、
あなたはあなたの墓地にあるゴブリンの太守スクイーをあなたの手札に戻してもよい。
1/1
レア
《ゴブリンの太守スクイー》は「捨てる」を起点としたデッキで、
大量のアドバンテージを稼ぐ装置としてヴィンテージでも見られる重要カード。
4枚持っていて損無し。
個人的に推す1枚は《殺し》。
《殺し/Snuff Out》
コスト:3黒
インスタント
あなたが沼(Swamp)をコントロールしているなら、
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、4点のライフを支払うことを選んでもよい。
黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
コモン
単体除去でピッチスペル。
条件もそれほどキツくない。
黒のEDHデッキならまずまずのカードでコモン。
それから、
使い道が「?」となりそうな1枚を挙げてあるのが、
《カテラン組合の召喚》
というカード。
《カテラン組合の召喚/Cateran Summons》
コスト:黒
ソーサリー
あなたのライブラリーから、傭兵(Mercenary)カードを1枚探す。
そのカードを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
アンコモン
単純に傭兵専門のチューターカード。
使い道は現状全然ない。
自分もドラフト以外で撃った事ないかもってくらい使った事ない。
んじゃなんでこのカードを
「これだけは持っとけ!」
に入れたのかというと、
このカードはちょっと可能性がある。
このカードは傭兵限定とはいえ、
1マナでチューター出来て必ず手札に入る。
これが重要。
世の中には多相という全クリーチャータイプを持つカードもあれば、
部族ソーサリーのように呪文でもクリーチャータイプを付与されているカードもある。
今後に出てくるであろうカードにもこれらはありえるし、
傭兵そのものも出てもおかしくない。
このカードは指定されている文章に、
「傭兵・クリーチャーカード」とは書いていない。
「傭兵カード」としか書かれていない。
だから、
部族インスタント(傭兵)だとか部族ソーサリー(多相)
といったものでもサーチOK。
最近では《飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide》のように、
「飢餓の潮流、グリストが戦場に無いかぎり、
これはこれの他のタイプに加えて1/1の昆虫(Insect)クリーチャーである。」
という一文があるカードも出てきている。
今後でこういう一文で傭兵であると指定されていれば、
《カテラン組合の召喚》でサーチ可能になるという事。
で、このカードは1マナ。
これ以上強くするように作りたかったら、
マナの部分をファイレクシアマナにするだとか、
そんな無茶でも言い出さない限り難しいという程マナコストが軽い。
つまりはこれ以上強力な上位互換カードは出にくく、
それでいて可能性を残しているカードだ。
EDHあたりで傭兵で一発コンボでも見つかった日には一気に評価の変わるカードだと言える。
10年以上前から言っている気がするけれども、
「これ以上強くデザイン出来ないだろうと思うカードは買い。」
というやつだ。
どっちにしても現状ではまだこのカードは安い。
ちょっぴりの余裕があれば1枚くらい買っておくのも1つ。
以上、マスクス終了。
このセットはピッチスペルがあるおかげで持っておいて損無しのカードがいくつかある。
ぶっとんで高いカードはほぼ無いので入手が困難という事も無いはず。
ではまた。
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