今回のEDHデッキ紹介はお客様のリクエスト。
コンスピラシーの伝説生物。
名前がかっこいいが、
どんな人なのかはよくわからない。
《Marchesa, the Black Rose/黒薔薇のマルチェッサ》
コスト:1青黒赤
伝説のクリーチャー 人間(Human) ウィザード(Wizard)
廃位(このクリーチャーが最多あるいは最多と同点のライフを持つプレイヤーを攻撃するたび、
これの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
あなたがコントロールする他のクリーチャーは廃位を持つ。
あなたがコントロールする+1/+1カウンターが置かれたクリーチャー1体が死亡するたび、
次の終了ステップの開始時に、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。
3/3
神話レア
4マナ3/3と及第点ギリギリくらいの性能。
一応自身を強化させる能力と、
自身さえも復活させる能力があるので、
それなりのパンチ力を出す事も出来る。
自分のライフを削りつつ廃位条件を満たせれば、
ジェネラルダメージも夢ではないくらいの能力。
勝ち手段としては、
+1/+1カウンターを乗せてリセット呪文で、
1つの勝ちパターンとして成立する。
土地や他のパーマネントを破壊するカードとの組み合わせで、
一発で勝利まで繋がる可能性があるのは大きい。
デッキは以下。
ジェネラル:《黒薔薇のマルチェッサ/Marchesa, the Black Rose》
-クリーチャー26枚-
《媒介のアスプ/Vector Asp》
《屍百足/Necropede》
《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
《疫病のマイア/Plague Myr》
《解剖妖魔/Flensermite》
《荒廃の工作員/Blighted Agent》
《疫病のとげ刺し/Plague Stinger》
《ファイレクシアの消化者/Phyrexian Digester》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
《剃刀の豚/Razor Swine》
《胆液の鼠/Ichor Rats》
《敗血のネズミ/Septic Rats》
《囁く死霊/Whispering Specter》
《伝染病の屍賊/Contagious Nim》
《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader》
《核をうろつくもの/Core Prowler》
《死体の野犬/Corpse Cur》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《病毒のドレイク/Viral Drake》
《黒割れのゴブリン/Blackcleave Goblin》
《ファイレクシアの槽母/Phyrexian Vatmother》
《肉食いインプ/Flesh-Eater Imp》
《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
《ダクの複製/Dack’s Duplicate》
《法務官の手/Hand of the Praetors》
《荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon》
-インスタント6枚-
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《残響する真実/Echoing Truth》
《四肢切断/Dismember》
-ソーサリー9枚-
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《汚損破/Vandalblast》
《Demonic Tutor》
《夜の囁き/Night’s Whisper》
《加工/Fabricate》
《苦い真理/Painful Truths》
《毒の濁流/Toxic Deluge》
《Wheel of Fortune》
《ジョークルホープス/Jokulhaups》
-エンチャント4枚-
《熱情/Fervor》
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
《語られざる印/Unspeakable Symbol》
《堕落した良心/Corrupted Conscience》
-アーティファクト19枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《Jeweled Amulet》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
《頭蓋囲い/Cranial Plating》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《融合する武具/Grafted Wargear》
《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
-プレインズウォーカー2枚-
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
-土地33枚-
《Badlands》
《Underground Sea》
《Volcanic Island》
《大焼炉/Great Furnace》
《教議会の座席/Seat of the Synod》
《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《真鍮の都/City of Brass》
《統率の塔/Command Tower》
《ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs》
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge》
《硫黄泉/Sulfurous Springs》
《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
《地底の大河/Underground River》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《蒸気孔/Steam Vents》
《湿った墓/Watery Grave》
《血の墓所/Blood Crypt》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
1《沼/Swamp》
—————————–
コンセプトは見ての通り、毒殺が中心。
自分のライフを削って、
廃位条件を満たして、
毒生物で殴る。
これが基本。
当然の事ながら、
毒の数次第で警戒される度合いがかなり変わる。
廃位とジェネラル能力のおかげで、
単純な破壊には強いものの、
追放するタイプの除去や、
攻撃不可エンチャント等は弱点になるが、
限られた枚数しか飛んでこないと見れば、
これはそれほどの弱点にはならない。
弱点というべきか、
少々きついのは全員を倒す事。
単純にライフを削る事に比べたら、
毒という条件は毒10個だけが条件なので、
多少は楽なのだが、
それでも全員という条件はやはり厳しい。
勝ちに行くには、
・コンボ系のジェネラルは真っ先にフルアタックで倒せ。
・青、緑の色を見たらコンボの次に倒せ。
という、
EDHではお約束のような話ではあるが、
これをきっちりやるしかない。
EDHではついつい殴り忘れや、
「あ、この人だけ攻めるのはいかんかな?」
なんて思って手心を加えてしまう事が多々ありえるが、
そういう事を考えず、
危険なニオイの相手から倒すようにする事で、
少々でも勝率を上げる事は大切だ。
ただし、
「この人を倒した場合、
残ったあの人を自分だけで倒せるだろうか?
デッキ的にはあのデッキは相性が悪いぞ。
(または状況的には)
どうしよう?」
という問題も出る事がある。
コンボ系と違って、
1人1人倒さなければならないデッキはどうしてもこの点が難しい。
デッキの変更点としては、
インスタントで毒を付与する、
《汚れた一撃/Tainted Strike》
の採用は悪く無い。
毒がないと思っているジェネラルからの、
突然の毒殺という事がありえる1枚。
除去系を増やすのであれば、
《無垢の血/Innocent Blood》
《無慈悲な処刑人/Merciless Executioner》
《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
などの全体に影響が出るタイプが良い。
後者2つならば、
ジェネラル能力でこちらは戻ってくる事が出来るのを有効利用する手段もある。
あとはリセット系を増やすというのも1つ。
ジェネラルの能力でクリーチャーは死ににくいので、
リセット系はそれなりに相性が良い。
入れるのであれば、
《死の雲/Death Cloud》
《壊滅/Devastation》
がオススメ。
どちらもプレインズウォーカーとアーティファクトが残る点が良い。
(エンチャントも残る。)
《死の雲》のほうは手札を攻められるところが強い。
撃って自分の生物は帰ってきて、
全員の手札と土地と生物を潰していれば、
高確率で勝利出来るだろう。
青黒赤のEDHデッキとしては、
なかなか毛色の違うデッキを今回は紹介してみた。
興味が湧いたら使ってみてほしい。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その85(Marchesa, the Black Rose/黒薔薇のマルチェッサ)
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