今回のEDHデッキ紹介はお客様のリクエスト。
統率者2015のほうのエズーリさん。
《Ezuri, Claw of Progress/進化の爪、エズーリ》
コスト:2緑青
伝説のクリーチャー エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
パワーが2以下のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、
あなたは経験(experience)カウンターを1個得る。
あなたのターンの戦闘の開始時に、
あなたがコントロールする他のクリーチャー1体を対象とし、
それの上に+1/+1カウンターをX個置く。
Xは、あなたが持つ経験カウンターの総数に等しい。
3/3
神話レア
統率者2015の経験カウンターシリーズの1つ。
能力は決して弱くないものの、
自身の能力で自身を強化出来ない。
他に一体でも生物がいないと能力を発揮出来ない。
そのため、自身のパワーが滅多な事では上がらないので、
ジェネラルダメージ21点は期待しないほうが良い。
だが、能力は強化型なので、
ライフ削り切りを狙う動きは十分に考えられる。
経験カウンターを得る条件は他の経験カウンターカードよりも緩く、
パワー2以下であればトークンでもOK。
そのため一瞬で5個以上を入手する事も難しくなく、
他の経験カウンターの生物よりも能力を活かしやすい。
デッキは以下。
ジェネラル:《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress》
-クリーチャー29枚-
《Elvish Spirit Guide》
《Fyndhorn Elves》
《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》
《ヴィリジアンの社交家/Viridian Joiner》
《ウッド・エルフ/Wood Elves》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
《円環の賢者/Gyre Sage》
《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》
《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
《ワイアウッドの養虫人/Wirewood Hivemaster》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《花を手入れする者/Bloom Tender》
《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《愚鈍な自動人形/Mindless Automaton》
《献身のドルイド/Devoted Druid》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》
《時の賢者/Sage of Hours》
《水深の魔道士/Fathom Mage》
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
《清廉潔白な判事/Immaculate Magistrate》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《冷淡なセルキー/Cold-Eyed Selkie》
-インスタント11枚-
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《意志の力/Force of Will》
《差し戻し/Remand》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《呪文貫き/Spell Pierce》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《遅延/Delay》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《輪作/Crop Rotation》
-ソーサリー11枚-
《Timetwister》
《意外な授かり物/Windfall》
《永劫での歩み/Walk the Aeons》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《時のらせん/Time Spiral》
《時間のねじれ/Time Warp》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《森の占術/Sylvan Scrying》
《水の帳の分離/Part the Waterveil》
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
-エンチャント9枚-
《タッサの二叉槍/Bident of Thassa》
《ドルイドの保管庫/Druid’s Repository》
《沿岸の海賊行為/Coastal Piracy》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《気流の言葉/Words of Wind》
《大地の知識/Earthcraft》
《調和の中心/Concordant Crossroads》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《繁茂/Wild Growth》
-アーティファクト7枚-
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《出産の殻/Birthing Pod》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
-土地32枚-
《Tropical Island》
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《真鍮の都/City of Brass》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《統率の塔/Command Tower》
《内陸の湾港/Hinterland Harbor》
《反射池/Reflecting Pool》
《繁殖池/Breeding Pool》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
7《島/Island》
7《森/Forest》
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説明不要と言ってもいい勝ち手段は
《時の賢者》
ジェネラル
経験カウンター5以上
の3つを揃えての無限ターン。
同様に、
《清廉潔白な判事》
《時の賢者》
エルフ合計5体以上
でも無限ターン。
《永遠の証人》からの無限ターンを仕込みたい場合は、
《ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth》
《移ろいの門/Erratic Portal》
を入れれば良い。
このデッキならではのドローエンジンは、
《水深の魔道士》
《愚鈍な自動人形》
《冷淡なセルキー》
の3枚。
どれもジェネラルの能力でドローを加速させられる。
追加したいなら、
《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》
も面白いが、若干重いのが難点だ。
この中なら《水深の魔道士》が一番条件が簡単でドロー枚数も多い。
能力は以下に。
《Fathom Mage/水深の魔道士》
コスト:2緑青
クリーチャー 人間(Human) ウィザード(Wizard)
進化(クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、
そのクリーチャーのパワーかタフネスがこのクリーチャーよりも大きい場合、
このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
水深の魔道士の上に+1/+1カウンターが1個配置されるたび、
あなたはカードを1枚引いてもよい。
1/1
レア
進化でカードを引ける事もあるが、
ジェネラルの能力で大量にカードを引くエンジンになる。
《進化の爪、エズーリ》がジェネラルなら、
100%採用と言っても差し支えがない程だ。
殴り要員+ドロー要員として、
なかなかの活躍をしてくれる1枚。
経験カウンター稼ぎように、
《錯乱した隠遁者》を採用しているが、
経験カウンター稼ぎをもっと重視するなら、
《はじける子嚢/Saproling Burst》
《リスの巣/Squirrel Nest》
の採用を考えると良い。
《リスの巣》は《大地の知識》との無限もあるので、
経験カウンター無限も可能という1枚。
このデッキを使って対戦したほぼ全ての人に言われた言葉。
「そのデッキ、《トレストの密偵長、エドリック》でいいですよね?」
使っている自分もそう思っていましたよ。
ええ。
最大の問題点はやはり息切れ。
単純に攻撃するだけで、
経験カウンターの分だけ強化される点は大きいのだが、
追加ターンで押し切れない事は多々ある。
パンチ力に欠けるというべきか、
決定打に欠けるというべきか。
下手に倒し切れないまま相手にターンが渡ると、
リセットか返しの猛攻を受ける。
リセットを食らうと復帰が難しい事も多々あり、
そうなると途端にサンドバッグになってしまう。
相手が少しでも止まってくれていれば、
数ターンかけて全員を殴り切る事も出来るが、
なかなかそれを許してもらえない。
ドローエンジンがきっちりハマり、
追加ターンにつながれば全く問題はないのだが、
そうなると、
「ジェネラルは《トレストの密偵長、エドリック》でいい。」
という結論になりがち。
《トレストの密偵長、エドリック》が禁止にでもなってしまえば、
このジェネラルにも立つ瀬があるというところ。
お客様に依頼されて、
二ヶ月強はデッキを練り、
弱くも強くもカードを換えてプレイしてみたものの、
やはり青緑最強生物を謳われるジェネラルには遠く及ばない感があった。
決して弱くはないのだが、
どうしても決めの一手の手前で止まるのは厳しい。
ただ、使っている分にはかなり楽しいジェネラルである。
プレイングの勉強になるところもあって、
使っていてとてもプレイのしがいのあるジェネラルだった。
なお、デッキに
《トレストの密偵長、エドリック》
《首席議長ゼガーナ》
を採用しておけば、
ジェネラルを入れ替えて遊ぶ事も出来るので、
カジュアルに楽しみたい場合はこの方法も。
ではまた。
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EDHデッキ紹介その82(Ezuri, Claw of Progress/進化の爪、エズーリ)
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