新年早々、
お客様から面白いお題をいただいた。
—————
初めて投稿させて頂きます。
8年前に復帰してからレガシーを中心にプレイしてきましたが
この度オールドスクールを純正で組みたく
パワーナインを含めてカードを揃えていっております。
私のこよなく愛するマーフォークで参考デッキを掲載いただけないでしょうか?
タイムツイスター以外のパワーナインは揃えました。
その他のオールドスクールカードも順次揃えていっております。
どうぞよろしくお願い致します。
—————
オールドスクールでマーフォークを作れと。
オールドスクールで使えるカードセットには、
マーフォークはとても少ない。
これだけだ。
《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
《マーフォークの暗殺者/Merfolk Assassin》
《真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Trident》
《River Merfolk》
《海の歌姫/Seasinger》
《Svyelunite Priest》
《Vodalian Knights》
《Vodalian Mage》
《ヴォーデイリアの兵士/Vodalian Soldiers》
9種しかいないマーフォークでデッキを作れと。
しかも、
《海の歌姫》
《Vodalian Knights》
は生息条件(島)などという絶望的な能力がついている。
なにそれ?という人がいるだろうから説明すると、
生息条件(島)というのは、
「あなたのコントロール下に島が無いと死ぬ。」
「対戦相手のコントロール下に島が無いと殴れない。」
というデメリットの塊。
昔の一部のカードにだけ存在する救いようがない能力。
生息条件(島)は、
「お魚は水があるところしか行けないんだよー。」
というイメージで作られているという事なのだが、
いかんせん弱すぎて量産されなかったキーワード能力。
自分のコントロール下に島という条件はいいとしても、
対戦相手のコントロール下に島は、
相手が青だとは限らないのだからかなりきつい。
一応相手の土地を島にする方法はあるのだが、
まさかそんなカードを採用してまで使うのは実用的という言葉からは遠い。
なお、あまりにも弱いため、
生息条件は現在は廃語になっている。
《海の歌姫》は能力的には強いのだが、
本体は0/1だ。
《Vodalian Knights》は3マナで2/2。
強いわけでもない。
これらのカードで勝ちに行くのは厳しい。
他の奴らも極端に強い奴はいない。
1マナ1/1無能力
2マナ1/1無能力に等しい
2マナ1/2無能力
3マナ1/1無能力に等しい
こんなやつばかりだ。
戦える気がしない。
さて、どうすりゃいいんだろう。
やはりここは、
いきなり何を言い出すんだと思うだろう。
《魚の肝の油/Fishliver Oil》
コスト:1青
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)(これを唱える際に、クリーチャー1体を対象とする。このカードはそのクリーチャーにつけられている状態で戦場に出る。)
エンチャントされているクリーチャーは島渡りを持つ。(このクリーチャーは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
コモン
《マーフォークの暗殺者/Merfolk Assassin》
コスト:青青
クリーチャー マーフォーク(Merfolk) 暗殺者(Assassin)
(T):島渡りを持つクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
1/2
アンコモン
これやるしかないだろう。
恥ずかしいコンボだ。
ただし、どんな生物であろうと殺れる。
この時代にはプロテクション(青)なんていねえ。
さあ構築だ。
こういう構築は深夜のテンションでやるに限る。
これだからMTGはやめられねえ。
-クリーチャー12枚-
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《River Merfolk》
4《マーフォークの暗殺者/Merfolk Assassin》
-インスタント14枚-
4《対抗呪文/Counterspell》
3《魔力消沈/Power Sink》
3《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《解呪/Disenchant》
1《Ancestral Recall》
1《マナ吸収/Mana Drain》
-ソーサリー4枚-
1《Time Walk》
1《Timetwister》
1《Braingeyser》
1《回想/Recall》
-エンチャント3枚-
3《魚の肝の油/Fishliver Oil》
-アーティファクト5枚-
1《Black Lotus》
1《Mox Sapphire》
1《Mox Pearl》
1《太陽の指輪/Sol Ring》
1《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
-土地22枚-
1《イス卿の迷路/Maze of Ith》
1《Library of Alexandria》
4《露天鉱床/Strip Mine》
10《島/Island》
4《Tundra》
2《平地/Plains》
-サイドボード15枚-
1《Amnesia》
2《解呪/Disenchant》
3《青霊破/Blue Elemental Blast》
2《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
2《黒の防御円/Circle of Protection: Black》
1《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《ブーメラン/Boomerang》
2《海の歌姫/Seasinger》
—————
マーフォーク12体採用。
マーフォークを展開して、
《剣を鍬に》と前述の恥ずかしいコンボで除去、
あとはカウンターで守って殴りきれ!
という構成。
一応サイドボードには《海の歌姫》を採用。
相手が少しでも青ければ可能性がある。
青相手には《Amnesia》もサイドインして手札も潰そう。
もっとも、青相手はよく考えると、
《アトランティスの王》で島渡り出来るので、
ブロックされずに殴りきる事が出来そうな気もする。
《Moat》や《The Abyss》は《解呪》で割れるので問題無し。
たぶん戦える。
たぶん。
そしてデッキを作ってみてから気づいてしまった。
「タイムツイスター以外のパワーナインは揃えました」
と書いてあった。
デッキリストには《Timetwister》を採用しているけれども、
別に無理する必要無し。
このスロットは
《魔力消沈》
《剣を鍬に》
《魚の肝の油》
あたりを。
《破裂の王笏/Disrupting Scepter》
《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》
などを保険で1枚入れておくのも良し。
マーフォーク以外で勝つ事も構わないのであれば、
《支配魔法/Control Magic》
をメインやサイドに入れるのも選択肢。
あとは、《クローン/Clone》という選択肢もある。
相手の生物に化ける事も可能だが、
《アトランティスの王》に化ければ強い。
ただし4マナと重たいのがネック。
《クローン》に加えて《Vesuvan Doppelganger》まで採用という、
チャレンジャーな選択も出来なくはないけれども、
(このコピー生物でマーフォークコピーが前提。)
相当戦うのはきついような気がしたので、
この構成にはしなかった。
何が何でもマーフォーク!というのであれば、
青単でこの元祖コピー生物2種まで採用のマーフォークにするも良し。
そうするとこんな構成?
-クリーチャー18枚-
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《River Merfolk》
4《マーフォークの暗殺者/Merfolk Assassin》
4《クローン/Clone》
2《Vesuvan Doppelganger》
-インスタント9枚-
4《対抗呪文/Counterspell》
3《魔力消沈/Power Sink》
1《Ancestral Recall》
1《マナ吸収/Mana Drain》
-ソーサリー3枚-
1《Time Walk》
1《Braingeyser》
1《回想/Recall》
-エンチャント5枚-
2《支配魔法/Control Magic》
3《魚の肝の油/Fishliver Oil》
-アーティファクト4枚-
1《Black Lotus》
1《Mox Sapphire》
1《太陽の指輪/Sol Ring》
1《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
-土地21枚-
1《イス卿の迷路/Maze of Ith》
1《Library of Alexandria》
4《露天鉱床/Strip Mine》
15《島/Island》
-サイドボード15枚-
3《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》
3《青霊破/Blue Elemental Blast》
2《海の歌姫/Seasinger》
2《送還/Unsummon》
2《ブーメラン/Boomerang》
1《Amnesia》
1《破裂の王笏/Disrupting Scepter》
1《象牙の塔/Ivory Tower》
—————
お客様がコピー生物6枚持っているかどうかわかりませんが、
お好みならば是非こちらで!
ではまた。